こぶしファクトリー藤井梨央 予定された「卒業」を前に専属契約終了

夏のハロコンを最後の舞台として、こぶしファクトリーとハロプロからの卒業がアナウンスされていた藤井梨央が、その予告された卒業の期日を待たずにファンの前から姿を消すことになった。

このたび、こぶしファクトリーのメンバー、藤井梨央との専属マネージメント契約を終了したことをお知らせ致します。

公式サイト ニュース こぶしファクトリー 藤井梨央に関するお知らせ より

公式のお知らせによれば、何やら「ハロー!プロジェクトのルールに反する事案」が発覚し、その改善に向けて話し合いが持たれていたところ、その行間から、事前にアナウンスされた卒業の期日まではお互いに(事務所と藤井と)守るべきラインについて何らかの合意があったようだが「その際に取り交わした約束が果たされなかった」ことから、専属マネジメントの途中解約に至ったとのことだ。

このお知らせを受けて、「隠れて交際していた恋人がいたのではないか」とか、卒業のアナウンスに先だってイベントなどで精彩を欠く態度が目立っていたことから「最後の舞台となる夏のハロコンのリハーサルをサボり続けたのではないか」とか、「大学で、飲み会に参加しちゃったんじゃないか」とか、”何があったのか” について、様々な憶測が乱れ飛んでいる。

しかし、かつて保護者側と相当に激しいトラブルがあったのではないかと見られるメンバーに次いで、「責任あるマネージメントを継続することが困難」という文言が使用されていること、さらには藤井本人との話し合いだけではなく「本人及び親権者と協議した上で」と、保護者との話し合いがあったことまで示唆されていることから、リハーサルをサボったとか飲み会に参加したといった ”本人の態度” を越える何かがあったのではないかとも見られる。

ただ、過去の例から、とりわけ先に「責任あるマネージメント」の文言を使われたメンバーの場合などにも顕著なように、実際に “何があったのか” は、今後も明らかになることはないだろう。かつて、ファンであるという℃-ute のライブに、特別に一人だけで関係者席で見学させてもらっていたり、ハロショのイベントに優先的に呼ばれていたりと、こぶしファクトリーの中でも、むしろ事務所的に推されていたようにも見えただけに、この結果は残念だ。

こぶしファクトリーは、この8月22日に『OTODAMA SEA STUDIO 2017』での単独ライブも決まったばかりだ。リーダーの広瀬彩海は、おそらく必要以上に重く責任を感じてか、自分自身、相当に傷付いているだろうに、それでも、来るべき卒業に向けて準備し調整していたであろうファンを気遣う切々とした報告をアップしている。(公式ブログ みなさんこんばんは。広瀬彩海です。

決して明らかにはされないだろう “何があったのか” について拘泥することなく、まだまだ若い年齢であってみれば私たちファン以上に大きな衝撃を受けながら、それでも、きっと前を向こうとしている こぶしファクトリーの7人が、この出来事を乗り越えてくれることを切に願いたい(それすら酷であるとは思う)。

やむを得ないとはいえ、様々な背景を詮索させるようなアナウンスをした以上は、まだまだ幼くもあり、成長の過程で心身共に脆弱に揺れ動くことが明らかなメンバーたちへの十分な配慮もまた、事務所に期待したいところだ。

(文=椿道茂高)

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