心身の不調を訴えパニック障害と診断されて、治療に専念することでアンジュルムの活動を休止していた相川茉穂のコメントが、公式の経過報告と共に公開された。
メンバーの相川茉穂ですが、
引き続き、アンジュルムの活動をお休みさせていただきます。
診断された「パニック障害」の症状は、徐々に快方に向かっております。公式サイト ニュース アンジュルム 相川茉穂に関してのお知らせ より
異例のお知らせ
このお知らせは、心配していたアンジュルムや相川のファンだけでなく、「公式のお知らせは基本的に凶報である」と思い込んでいたハロプロファン全体に驚きを持って受け止められたようだ。
というのも、これまで活動休止状態にあるメンバーについて、どれほどファンが心配していようとも、その様子が知らされることはなかったからだ。最終的に「復帰」となるのか、それとも「復帰断念」となるのか、ある日突然その結果だけが告知されることが通例だった。
多くのファンは、公式のお知らせに対して、この意味で常に緊張感を持って対峙していたとすら言える。
それが、今回のアンジュルム相川茉穂については、現状の経過を、非常に丁寧に、意を尽くして報告している。
事務所社長からのアナウンスだけでなく、相川本人からのコメントも添えられ、同様の内容で本人のブログ(いつも応援して下さっている皆さんへ。)も更新された。
相川茉穂を待つファンの声
今回の告知では、状況は「徐々に快方に向かって」いること、相川本人も「アンジュルムの活動は続けていきたい」と考えていることなど、ファンにとって嬉しい内容がアナウンスされている。
必ずしも最終的な結論が出ているわけではなく「もうしばらく様子を見させてほしい」ということだが、丁寧に現状が語られ、多くのファンが内心身構えていたような “フェードアウトしたまま、いつのまにか脱退” といったコースは、懸念する必要がなくなったようだ。
今回のお知らせは、こう結ばれている。
待っていてくださっている皆さん、引き続きお待たせすることになりますが、
もうしばらく待っていて下さると嬉しいです。アンジュルム 相川茉穂
公式サイト ニュース アンジュルム 相川茉穂に関してのお知らせ より
まだ復帰は確定していないこと、本人も不安を抱えていることなど、必ずしも「朗報」とばかりも言えない部分もあるが、このように丁寧に現状を報告した上で、事務所も本人も復帰を視野に入れている前向きな雰囲気が感じ取れるからか、ファンも、むしろ安堵の声を漏らしている。
天体観測を趣味としていた相川は、休養前には愛用の望遠鏡について熱弁をふるう姿も見られた。今回のお知らせでは、大学に通って写真を専攻していると、意外な事実が明かされているが、「大学、通ってるんかい!」と驚く一方、「じゃあ、アンジュのカメラマンは、もう決まったね」とか、「どんなカメラ使ってるの?」と、相川茉穂が、それなりに自分らしい日々を穏やかに送っているらしきことを、ファンは喜んでいるようだ。
ハロプロの新体制はこんなところにも?
今回の異例の経過報告について、長年ハロプロをウォッチしてきたファンは、こう語る。
「従来であれば、どれほどファンが心配しようとも、頑なに情報を遮断していたアップフロントですが、その姿勢に変化が兆しているのは、良い傾向かもしれません。
考えてみれば、これほどスマホやタブレットが普及している時代です。どんなに隠そうとしても、ちょっと外を出歩いたときに撮影されてしまって拡散されかねないわけですし、多くのファンが、匿名掲示板だけでなく、いろんな形のSNSで日々情報収集から情報発信に関与している時代でもあります。
不都合がない限り、下手に情報を隠すよりも、むしろ積極的に “正直に” 開示していく方が、メンバーを守るという意味でもセキュリティ上、合理的だとも言えます。
それが “正直に開示する” だけでなく、しっかりファンの方を向いているように感じられるのが嬉しいですね。先にWeb配信番組で、終了が惜しまれていたコーナーが復活したりと、これまで事務所には届かないと思われていたファンの声も、それなりに拾われているのかと思える例もあって、もしかしたら、セキュリティ上の合理性が考慮されただけじゃなく、本格的に、その姿勢が変化しているのかもしれません。」
こうした公式のアナウンスにあって、一時期、途絶えていた代表取締役の西口猛氏の記名も、このところ復活している。
ハロー!プロジェクトの新体制は、こんなところにも及んでいるのかも知れない。
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