中島早貴、より広い世界を知るために、留学準備で芸能活動休止へ

キッズとしてオーディションに合格し(同期のみんなと仲良くなるための “あめちゃん” を親御さんに持たされて事務所まで通っていたり、ロケバスから落ちて、たまたま持っていたアイスモナカに救われたりしながら)活動して19年、人見知りだった可愛らしい女の子は、より広い世界が見たいと留学を志した。

元℃-ute の中島早貴が、海外留学(と、それにそなえた語学学習)のため、芸能活動をこの12月末で一時休止する。この活動休止の経緯とご挨拶は、所属事務所の公式サイトから中島の各種 SNS まで、一斉に公開されている。

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いつも中島早貴を支えて下さってありがとうございます。
この度、海外留学をさせていただくことになり、少しの間活動を休止させて頂きます。

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中島は、2017年の℃-ute 解散後も、多くの舞台に参加し(そうした舞台のなかでも、後輩たちを支援する役回りを勤めることも多かった|参考「演技を上書きするアンジュルムの圧倒的な個性 演劇女子部『夢見るテレビジョン』」)、現役時代にも圧倒的参加率を誇った SATOYAMA Movement を引き継ぐような形で、環境省の森里川海プロジェクトにも参加しており、そうした幅広い活動の中から、視野を広げ、より大きな世界の体験を求め、”留学” といった選択に至ったようだ。

中島早貴といえば、その活動の後半期にあっては(とりわけ2012年『美しくってごめんね』ツアーから翌2013年に追加公演があった『神聖なるペンタグラム』ツアー以降)圧倒的なステージパフォーマンスの冴えを以て、アイドルが憧れるアイドルとして、まさにアイドル界を牽引した℃-ute の要(かなめ)とも目されるメンバーだった。どんなに気を抜いてフザケていようとも、その正中線のブレないダンスは、℃-ute を超えて、ハロプロの20年を超える歴史にあっても(Berryz工房 清水佐紀と並んで)屈指のレベルで、愛らしい表情からは想像も出来ぬダイナミックさを誇った。そのステージパフォーマンスの要であっただけでなく、チーム内のメンバー関係にあっても重要な役割を果たし、ドジっ娘リーダーとして愛された矢島舞美の最高のサポート役として傍に寄り添い、矢島舞美の魅力が大きく開花するにあたって中島の存在を忘れることはできない(矢島の “やらかし” の犠牲者としても)。また、グループ内に剣呑な空気が流れた場合に、つねにその空気を和ませるのも(あえて買って出た場合でも、いろいろ被害を被って結果的にそうなった場合でも)中島だった。

℃-ute 解散後も、ハロプロのステージやDVD企画で進行役として声がかかることも多く、上述の環境省プロジェクトに関連してか、実家で父親の指導の元、農作業に従事する姿もインスタグラムのアカウントで公開されており(中島のアカウント)、その農業アイドルとしてのこの先の展開が期待されてもいた。

現役アイドル時代は、人一倍引っ込み思案で人見知りだった中島は、℃-ute 解散後、飾らぬ率直なところを見せており、その愛らしい表情も併せて、前代未聞の農業アイドル、地場に愛され現場に愛され実作業者に愛される地域アンバサダー兼務のマルチなタレントとして、その将来が嘱望されていたのだった。そんなところでの活動休止宣言という次第。

しかし、心配には及ばないようだ。
当の中島本人も、芸能活動こそ休止するものの、SNS はマイペースに更新を続けると明言しているし、所属事務所に至っては、留学後の芸能活動再開までお知らせする始末。

人見知りで引っ込み思案だった中島の方の “さきちゃん” は、きっと大きな広い世界を見てきて、幾重にも大きくなった魅力を携えて、ファンの元に戻ってきてくれるだろう。

日本での活動はできなくなりますが、SNSはマイペースに更新しようと思っていますので引き続き温かい目で見守って頂けると嬉しいです。

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帰国後には、その経験を活かして芸能活動を再開する予定ですので、引き続き、応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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(文=椿道茂高)

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