つばきファクトリー浅倉樹々 3rd シングルリリースイベントにて復活の第一歩を!

腰椎椎間板ヘルニアの療養のためパフォーマンスが制限されていた、つばきファクトリー浅倉樹々が復活した。

浅倉がパフォーマンスに復帰したのは、2017年11月23日、埼玉は大宮ステラモールにて実施されていた3rdシングルのリリースイベントにて。つばきファクトリーの3rdシングルは、2018年2月21日での発売がアナウンスされていた。

浅倉は、つばきファクトリーがメジャーデビューして間もなくの2017年の6月には、腰の故障でパフォーマンスから離脱していた。ハロー!プロジェクトには、これまでもヘルニアで一時ステージから離れたメンバーはいたが、そうした過去の例に比べても浅倉の故障は長引いていた。7月後半のイベントからはトークや握手会には復帰していたものの、やはりパフォーマンスには参加できず、浅倉が つばきファクトリーのエース候補とも見なされていただけに、つばきファクトリーの単独イベントの幅を狭める一因ともなっているのではないかとすら見られてもいた。

その浅倉が、この11月23日の3rdシングルのリリースイベントから、パフォーマンスに復帰した。握手会だけではなく、楽曲のパフォーマンスに浅倉が参加したのだ。
これまで握手会には参加しているとはいっても、それでも腰を慮って、浅倉一人着席しての参加だったが、先日(2017年11月5日)の昭島市モリタウンで開催されていたイベントでは、他のメンバーと同じようにスタンディングで握手会に参加していたことから、腰の状態が快方に向っているのではないかとも見られていたところだった。

浅倉がパフォーマンスに参加し、半年以上ともなる久方ぶりに つばきファクトリーが9人体制の十全な形での披露となったのは、来年のリリースが告知されている新曲の『低温火傷』。アンジュルムで四文字熟語のタイトルが多数リリースされていることなどからファンは様々に面白がっているが、11月23日大宮ステラモールで初披露された同曲は、ポップでありながら情緒的な旋律で、実にハロプロらしい楽曲に仕上がっている。

浅倉がついにパフォーマンスに参加したとはいえ、それでも完全に安心してしまうのは、まだ早いようだ。当日のイベントに参加していたファンは、こう語る。
「久しぶりに樹々ちゃんがダンスしているのを見ることができて嬉しかったですが、樹々ちゃんがパフォーマンスに参加したのは『低温火傷』の一曲だけでした。他の曲のときは、これまで同様、ステージの横から見学していましたね。
それに握手会も、他のメンバーが衣装の高いヒールのまま握手している一方、樹々ちゃんは、底の平らな運動靴に履き替えていましたし、握手の流れが一瞬でも途切れたときには、腰を回したりして運動していました。やっぱり、まだ本調子じゃないんだと思います。」

まだパフォーマンスに参加できるのが新曲の一曲だけであることは、イベント終わりの挨拶のタイミングで浅倉本人が触れ、今後、参加できる楽曲を増やしていきたいと述べたようだ。そして、療養中もくじけることなく頑張れたのは、待っていてくれたファンのおかげだとして、「パフォーマンスに参加できない間も、待ってるよって言ってくださったみなさんのおかげで、がんばれました」と述べて浅倉は涙を見せた。

コメントこそ定型的だが、感極まって涙を流す様子に、現場にいた多数のファンはその真情を感じ取って

「コメントの内容は定型的ですが、思わず泣き出しちゃった樹々ちゃんの様子からはその真情が伝わってきて、心動かされるものがありました。」(前出のファン)

浅倉の調子も、ゆっくりとではあれ上向きなようで、来年2月の新曲発売に向けて、いよいよ つばきファクトリーが本来の潜在的な可能性を開花させるときを迎えることになりそうだ。

(文=椿道茂高)

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