つばきファクトリー メンバーもファンも最高だった秋の大感謝祭

非常に唐突で申し訳ありませんが、最初に印象的だったシーンを。
この日(2017年11月5日)は、つばきファクトリー小片リサさんの誕生日当日ということで、昭島市のモリタウンで開催されていたイベントの第三部は、小片さん自ら企画した『小片リサプロデュース公演』とのこと(詳細は後述しますね)。その公演の終わりのご挨拶で、小片さんは、自分のプロデュース(すなわち自分のやりたいこと)に協力してくれたメンバーに「ありがとう」とお礼を述べます。と、ご挨拶の並びで小片さんのお隣だった新沼希空ちゃん、小片さんから「ありがとう」と言われて、「もーー、全然、超OK」とでも言うかのように、あの独特の表情を変えないまま、軽く小片さん側に向いてVサインで応じます

後述するあれこれのシーンも含め、つばきメンバーの仲の良さを感じさせる良いシーンでした。仲の良さって言うか、なんか、お互いにプロとしての信頼って言うか。

つばきファクトリー 秋の大感謝祭

2017年11月5日の日曜日、昭島市のモリタウン「MOVIX前ガーデンステージ」にて、つばきファクトリーのイベントが開催されました。ちょこちょこと対バンライブとかイルミネーション点灯式などありましたけども、しっかり単独イベントとしての「つばき現場」に飢えていたと思われる つばきヲタにとっては干天の慈雨ともなった、そんなイベントは、「12:30~」「15:00〜」「17:30〜」の3回まわし。
それぞれにサブタイトルがついていたり、「秋の感謝祭」と銘打たれていたりと、あのヲタの記憶に刻まれた4月のつくばでのイベントを思い出した人も多かったのではないかと(参考:つばきファクトリー結成記念日に示されたモノとは ~結成2周年感謝祭! in イオンモールつくば~)。

と、そんなイベントのサブタイトルは、こんな感じ。

第一部 つばきファクトリー オリジナル曲公演!!ミニライブ&握手会
第二部 つばきファクトリー 1st&2ndシングル思い出公演!!ミニライブ&握手会
第三部 小片リサプロデュース公演!!!ミニライブ&握手会

各部のイベント冒頭の口上で、アルビ兄さんと呼ばれる「前説のお兄さん」は、「今日のイベントはCD在庫処分と世間で言われてますが、新たにプレスしました!上司に在庫増やしてどうすんだと言われました!」という、ぶっちゃけから、オフィシャルでは書けない本音まで、熱く語った上で、必ず「つばきの感謝祭にして、小片リサの生誕祭です!」と、集まったファンを煽ります。

というわけで、いつも長文だから(ごめんなさい)結論から言えば、4月のつくばでのイベントに勝るとも劣らぬ、素晴らしいイベントとなりました。とりわけ「つばきファンにとって」というわけではなく(と思いたい)、ハロプロを愛するすべての者にとって、ハロプロが「続いていく」ことに何がしかの情動の動きを感じるすべての人にとって、この日のモリタウンでのイベントは、素晴らしいものだったのではないでしょうか(詳しくは後述)。

用意されていたCD完売のお知らせ(イベント前に)

前説のお兄さんも「新たにプレスしました!」って言っていたのに。

当日、握手会参加にあたって購入が必要なCDの販売開始予定時刻は「9:30~」と告知されていました。もちろん、その時間に合わせてモリタウンに向かうも、すでに数十人の待機列が出来ていたりして。
気温は低いから冬仕様の厚着で出動しつつ、待機列中、動けないでいるところに差す日差しが暑くて、体温調節に(わたくしの自律神経系のみなさんが)苦慮する中、なんと「一回のお会計で購入できるのは5枚まで」といったアナウンスが。

一般にマナー的にあまり望ましくないと思われる行為(明記しないけれども)への対策かしら?などと思いながら、とりあえずの一巡めで、投稿者は、第一部1枚、第二部2枚、第三部2枚、みたいな感じで購入して、改めて(通常のリリイべ参加プロトコルとして)購入列の最後尾に並び直します。
と、まもなく二巡目の購入にさしかかろうというところで、用意のCDが、なんとすべて売り切れ。

上記から、言うまでもなく、何というのか「お強い」ファンの方が、一時に何十枚も一気に購入したといったこともなく、何というのか「濃い」ヲタが(良き整理番号を求めて)何巡もして大量に購入していたとか、そういったこともなく、ナチュラルに売り切れ。
後から来られた方の中には、せっかくの久しぶりのイベントなのに、購入できなかったファンも多かったものと思われますが、このように品行方正な手順によって「完売御礼」ということは、これは、慶雅すべきことなのかどうか(投稿者的には「慶雅」に6割ほど傾きがち)。

第二部であったか、前説のお兄さんがCD完売に触れると、優先観覧エリアからは微妙なブーイングが(ガチの攻撃的なブーイングではなく、どことなく温和でイベント盛り上げ系のレスポンスとして)。それを受けて、前説のお兄さんも「今後の参考にします」と。

午前11時前後には恒例の公開リハーサル。レッスン着で登場してくるメンバーたちですが、リハーサルでは『独り占め』と『ハナモヨウ』を披露してくれました。

第一部
つばきファクトリー オリジナル曲公演!!

予定の時刻が迫り、前説のお兄さんが口上を述べ、オリジナルのオープニングSEが響き、いよいよイベントがスタートします(しかし、つばきイベのオープニングSEって、上がるよね。高音のギターソロ直前の低いドラム連打あたり)。
しかし、この第一部、いろいろと嬉しい驚きがたくさんありました。

第一部 つばきファクトリー オリジナル曲公演!!ミニライブ
『Just Try!』衣装
01.初恋サンライズ –樹々ちゃんセリフ代替は小片さん–
02.Just Try!
03.うるわしのカメリア
04.就活センセーション
05.笑って
06.ハナモヨウ
第一部 握手会
浅倉岸本小野田新沼谷本小野山岸小片秋山

第一部は、メジャーデビュー以来の6曲を、ストレートに。
やっぱり『初恋サンライズ』とか、ほとんど鉄板化してるわけですが、個人的には『うるわしのカメリア』が、ものすごく好き。つばきファクトリーの「麗しさ」に乗せて奏でられるに至って、全ハロプロ歴代の中でも(個人的には)10指に入るかと。
と、お久しぶりのイベントにて、自分たちの楽曲を存分に披露するステージで、なんだかメンバーたちも嬉しそうです。

次代のハロプロ ダンスシーンを牽引する 山岸理子

この日の山岸理子ちゃんは、初めてするんだと云うサイドポニー(これは小片リサさんのご要望=プロデュースだった模様:しかもそれに気づいてない理子ちゃん)。それでなくとも可愛い理子ちゃんが、とびっきり可愛かったのも、この初めての髪型のおかげかもしれません。いや、お顔がすっとしてきて、かつての「丸あるい」感じが薄くなった分、愛らしい目元や全体の表情が、あまりにも「可愛い」方向に進化しすぎな理子ちゃんです。

そんな理子ちゃん、なんだか表情に余裕が見えます
って、正直に述べると、この日の理子ちゃんは、なんだかとっても可愛くて(いや、いつも可愛いんだけども)「なんでだろう」と思ううちに、その表情の余裕に気がついた次第。リーダーの表情から、今現在の「つばき」内の雰囲気がなんとなく良さそうな印象まであったりするほど。

そして理子ちゃんについて特筆したいのは、やっぱりダンスです。
小っちゃい身体で、遠目に見ても、映像で見ても、軸がブレない躍動感が素晴らしいと言えば、先に COTTON CLUB で復活した清水佐紀さんや元℃-ute の中島早貴さんが思い浮かびますが…居ましたね、ここに、後継者が。ちゃんと。
もちろん理子ちゃんはずっとダンスが得意だったわけですけど、この日見せてくれた「表情の余裕」から、ダンスの端正さも、一層鮮明だったかと。
嬉しい驚き、その1ってことで。

笑顔なテレパス 小野瑞歩

嬉しい驚き、その2は、小野瑞歩さん。

それは、握手会でのこと。
いかに対応が手厚い つばきの握手会とはいえ、全員整列の流し握手ですから、メンバーもファンも、お互いに大脳を経由しない思ってもみないような発言が飛び出すことも、ままあったりします。
「いつも握手してくれて、ありがとう」という定型文でその場をやり過ごす投稿者に対して、あるとき、小野瑞歩さんは、例によってニコニコしながら「是非またお会いできる日を」みたいなことを言います。いや、ラジオのパーソナリティを勤めてるからなのか、台本を読んでいるかのような。で、自分で言っちゃってから、ストックフレーズの中から反射的に飛び出して来たような言葉に、自分でも「変なことを言っちゃった」と自覚した小野瑞歩さん、変なことを言ってしまったこと自体に照れて、一層ニコニコと。
この瞬間、投稿者と小野さんの間で、”今のやり取りは変てこだったよね”、”ですよねえ” 的なところが一瞬で共有されて、ほとんど流されながら、すでに小野瑞歩さんとは手を離しながら、それでも目が合っていてお互いに照れ笑いな感じで。
「握手会での応答」といったところでは謎の定型文の応酬でしかなかったけれど、その「謎の定型文の応酬」について目線で会話できたという次第で、あれですよ、みなさん、きっとテレパシーってあるんじゃね?とか思いません?
わたくし、思いましたよ。

グリップの強さに隠されていたもの 小野田紗栞

そんな小野瑞歩さんについては、言うまでもなくニコニコとした笑顔に癒されずにはいられぬわけですけど。さおりんこと小野田紗栞さんの笑顔が可愛らしいことも、嬉しい驚きでした。って、気づくの遅いっすよね。

小野田さんといえば「握手会とはファンの手を破壊する会だ」と勘違いしてるのではないかと思えるほどのグリップの強力さに注目が集まっていましたが、「さおりんとお出かけするときも手は繋がない」などと、メンバーからもネタにされたりして、小野田さんなりに気にするところもあったのか、最近、かつての強力な握力は鳴りを潜めています。
そしたら全然普通の握手になっちゃうかと思いきや、これまでのグリップの強力さばかりに気を取られていたから、あまり印象に残っていなかった(も、申し訳ない)あどけない上目使いの愛らしい笑顔に、今になって改めて衝撃を受けている投稿者です。
小野田さおりん、けっこう背が小っちゃいから、上目使い具合も甚だしいんですよね。可愛いっすよね。

ついに一矢報いた 谷本安美

握手会で何巡もした結果、ついに言うことがなくなってしまって、ほとんど大脳を経由しないで発言しちゃうことが(とりわけ、対応の厚いつばきの握手会の場合)ありますよね。そんな大脳を経由していないときに限って、小片さんに「大好きです」とか言ってしまって、お隣から大爆笑されて、小片さんに不躾なことを言ってしまったこと以上にキョドってしまったことがありました。また別のときには、希空ちゃんに「浴衣のチェキ会、楽しみにしていますね」と声をかけたら、お隣から「浴衣のキソちゃんは確実に可愛いですよ」と口を挟まれて驚かされたりと、投稿者の場合、つばきファクトリーの握手会にあっては、谷本安美さんには、いろいろと虚を衝かれて黒星先行で、忸怩たるものがあったのでした。

この11月は、安美ちゃんもバースデーイベントがあったりするので、投稿者は安美ちゃんに「お誕生日のイベント、行くからね。楽しみにしてるからね」と、こう声をかけます。このモリタウンでのイベントは、小片さんのお誕生日当日で、翌日には小片さんのバースデーイベントがひかえています。そんな背景から、この日の握手会で「イベント楽しみにしているね」といったファンからの声は、基本、小片さんに集中すると思って油断していたであろう安美ちゃん、「うええええ」とビックリしています。
(重ねて第二部の握手会でもそう畳み掛けたところ、やっぱり安美ちゃんは驚いていて、ようやく立ち直って「待っていますね」と言ってくれたのは、第三部の握手会のみ)

ふはははは。
今まで、つばきの握手会では、いろいろと虚を衝かれ、挙動不審な上にも不審な挙動をさせられてきた投稿者が、谷本安美さんに、ついに一矢報いた瞬間でした。

またこれは第三部の終わりのご挨拶でのことですが、小片さんプロデュース公演ということで、「小片リサちゃんの好きなところ言いまーす!この白い脚!」と攻めた谷本さん(こう言いながら、小片さんの脚を指差しで)。
ですが、この握手会の様子からは、安美ちゃんは、けっこう、逆に責められると弱いのかもしれません。

浅倉樹々 復活の予兆??

嬉しい驚きといえば、もちろん浅倉樹々ちゃん。

イベントは楽曲先行でスタートしていたから(オープニングのSEの後、いきなり『初恋サンライズ』が始まる)、ああ今日も樹々ちゃんは休みなのかなあと思っていたら、2曲終えてのご挨拶のMCのタイミングで、とことことステージに出てきます。優先エリア内の観客からも「樹々ちゃん、いるじゃん!」と、思わず声が出ちゃってる方もいたりして。

だけじゃなく、なんと握手会では、これまでみたいに一人だけ座っての参加じゃなくて、他のメンバーと同様、スタンディングでの参加です。
自分が握手するタイミングを遅らせたいと優先エリア内に居ながらも握手列にしばらく加わらないファンも多数いたりして、毎度、握手会スタート前の優先観覧エリア近辺は、比較的雑然とするわけですが、あちこちから「樹々ちゃん、立ってる!」との声が。
投稿者も思わず、直接樹々ちゃんに「立ってるけど、大丈夫なの?」とか聞いちゃいました。貴重な握手の機会を使って。そしたら、もう、あの、満面の笑顔で「はいっ!大丈夫です!」と応えてくれる樹々ちゃん。

ってか、それだけじゃなく、第二部の握手会の準備中(メンバー整列中)には、スタンディングどころか、腰をぐるんぐるんグラインドさせる浅倉さん家の樹々ちゃんです。そのストロークの大きさに、待機中の握手列がどよめくだけでなく、お隣の並びの小片さんが「大丈夫?」と聴いてるほど(くちびるの動きによる)で、投稿者は、またもや貴重な握手の機会を、この驚きを改めて当人に確認することに浪費してしまう始末。

…もしかして、もしかしたら、浅倉樹々ちゃんについて、近々、嬉しいお知らせを聞くことができるのかもしれません。いや、知りませんけども。

第二部
つばきファクトリー 1st&2nd シングル思い出公演!!

第二部では、これまで全国各地で開催してきたイベントの中で、メンバーにとっても思い出に残ったことをもう一回やってみよう!という趣旨。
そこで、ライブの合間に『愛してるゲーム』および『サンライズ大喜利』が披露されます。

って、この第二部は、楽曲パートよりも、この『愛してるゲーム』および『サンライズ大喜利』の方が時間的に長かったかもしれないほどで、ライブの合間に余興のネタを、というよりは、ゲームの合間にミニライブ、といった趣。
第二部終わりで前説のお兄さんが「時間長めにやっちゃって」と一言「ごめんなさい」を述べるくらいに。

『愛してるゲーム』、『サンライズ大喜利』の仕様

さて、そんな思い出のゲームの概要は、こんな感じ。
愛してるゲーム』は、メンバーが差し向かいになって、お互いに「愛してる」「もう一回」と言い続け、延々続く「愛してるよ」「もう一回!」の応酬の中で、照れちゃったら負けというゲーム。
グーパーじゃんけんで、「岸本、小野、小片、山岸」チームと、「秋山、谷本、小野田、新沼」チームに分かれます(チーム内の名前順は、対戦への登場順)。お互いの勝負は、浅倉樹々ちゃんがジャッジしますが、最後に優勝者と樹々ちゃんも勝負します。
その勝負の如何は、下記イベントのまとめにリスト化しますが、個人的に印象的だったのは3点。

その第一は、谷本安美ちゃんの勝負弱さ。もう、安美ちゃんって、めちゃくちゃ “良い奴” に違いありませんね。
第二は、小片、小野田の、S嬢対決。これは、真面目に手に汗握る好カードとなりました。どこかで延長戦を希望したいところ(Dマガの企画希望)。
そして第三は、ガチのマジでアレなんじゃないかという新沼希空ちゃん。と、これは後述。

続けて、『サンライズ大喜利』は、『初恋サンライズ』の「こんな気持ち、初めて」的なセリフを、メンバーが思い思いに言い換える大喜利大会。今回は、それぞれのセリフを誰に言ってもらいたいかも含めて考えたということで、詳細は、イベントのまとめにリスト化しておきます。
最終的に誰のセリフが良かったかをメンバー相互の指差しで決定します。

第二部 つばきファクトリー 1st&2ndシングル思い出公演!!ミニライブ
FCイベントでのワンピースなど
01.うるわしのカメリア –理子ちゃん失敗–
思い出のあれこれ 『愛してるゲーム』
02.笑って
思い出のあれこれ 『サンライズ大喜利』
03.独り占め
04.Just Try!
05.ハナモヨウ
06.初恋サンライズ 『サンライズ大喜利』優勝の小片さんセリフにて
愛してるゲーム
〇 岸本 VS 秋山 × 秋山が笑ってしまう
〇 岸本 VS 谷本 × 谷本一撃で撃沈
× 岸本 VS 小野田 〇 伯仲するも小野田の競り勝ち
× 小野 VS 小野田 〇 小野田、余裕の勝利
ー 小片 VS 小野田 ー S嬢対決で伯仲の引き分け
× 山岸 VS 新沼 〇 攻め技として「接触」を繰り出す新沼
× 浅倉 VS 新沼 〇 新沼の優勝
サンライズ大喜利
  • 山岸が小片に言わせたい
    「誕生日のプレゼントはいらないから、私のずっとそばに居てほしい」
  • 小片が新沼に言わせたい
    「アイドルやってる瞬間が一番最高なの」
  • 新沼が谷本に言わせたい
    「みぃ と一緒にキャッチボールしよ?」
  • 谷本が岸本に言わせたい
    「ゆめ、ほんまは一番可愛いんやで?」
  • 岸本が浅倉に言わせたい
    「樹々さ、不器用だからわかんないけど、がんばって欲しいな」
    あれ?ちょっと違うからもう一回
    「樹々、不器用だから何て言って良いかわかんないけど、大好きだよ」
    岸本さんの言うセリフを覚えきれない樹々ちゃん
  • 浅倉が小野に言わせたい
    「私、お化け屋敷、得意なの!」(つばきDマガ4 富士急参照)
  • 小野が小野田に言わせたい
    「ぬかしてやるー!!」(ハロDマガ52 大運動会参照)
  • 小野田が秋山に言わせたい
    「ほんとは、もっとお肉食べたいの」
  • 秋山が山岸に言わせたい
    「ほんとうは今すぐ寝たいの」(その後、眠くないとご立腹の理子ちゃん)
第二部 握手会
浅倉小片山岸岸本谷本小野秋山小野田新沼

樹々ちゃんが岸本さんから託されたセリフを覚えきれずに、ちゃんと言えないところも、その結果を受けて「要するに樹々ちゃんが不器用だって、そのことは伝わったから大丈夫」と挫けない岸本さんも、いろいろ見えて楽しい一幕でした。

小癪な愛され最年少 秋山眞緒

さて『サンライズ大喜利』の優勝者を決める指差しにあたって、なんだか謎な方向を指してしまう小片リサさんはともかく(このあたりのテンパり方が、Dマガ Vol.4 の高飛車で、カメラを見失うところにも似てますよね)、みんなで指さした先を口頭でも確認します。
で、秋山さん、自分が指さした先を「おがた」と(そう秋山さんに言われて、微妙に秋山さんを睨む小片さん)。

こちらは第三部でのことなんですが、終わりのご挨拶で、その日が誕生日だった小片さんに触れて、「まるちゃん…まちがえた!おがた!」と秋山さん。そしたら、そのまんま秋山さんを踏襲するかのように、希空ちゃんも小野さんも、小片さんのことを「おがた」と呼び捨てにします。で、会場全体の「おがたコール」などもあって、この日のイベントは非常に感動的な終幕を迎えるわけですが、そのすべての端緒は、第二部の『サンライズ大喜利』優勝者指名における秋山さんの「おがた」呼ばわりからなのではないかと。

上に『愛してるゲーム』で、小片、小野田のS嬢対決を心ゆくまで見てみたいと述べましたが、同様に、楽屋で(愛されてる自覚と仲良しである安心の上で)お姉さんメンバーたちにぞんざいな軽口を叩く秋山眞緒さんの密着なんかも(そして、そんな秋山さんに対するお姉さんたちの対応も)、是非とも企画としてお願いしたいところ。

妖しく攻めるのはガチ? 新沼希空

これまでのリリイべで思い出に残ったものとして挙げられた『愛してるゲーム』、一方のチームの大将として登場してきた新沼希空ちゃんは「わたしは攻めますよ」との宣言に続けて「愛してる」の攻撃ターンで、対戦相手の理子ちゃんに艶かしく接触します。腕や肩、腰などに手を回すだけに留まらず、顔を近くに寄せたり、理子ちゃんの顎を指で(あたかもキス準備動作のように)くいっと(「あごクイ」っていうの?)。
仲良しの安美ちゃんやカントリーの山木梨沙さんに対する態度だったり、いろいろと怪しい兆候が見え隠れする希空ちゃんですが、もしかして、もしかしたら、マジもんかも知れません。それはそれで、一部のファンの要望に、必要以上に応えることになるのかな、と。

で、一方的に希空ちゃんに攻められまくりな理子ちゃんは、しかし平然と希空ちゃんの接触攻撃に耐えて「もう一回」と応じていたんですが、この均衡を破ったのは、味方であるはずの小片さん。理子ちゃんを鼓舞するつもりの「ほら、理子ちゃんも攻めて!」という小片さんの一言に、自分も希空ちゃんに接触に出ようとするんですが、それこそが恥ずかしかったみたいで、希空ちゃんに接触しようとして崩れた理子ちゃんは、照れて笑ってしまいます。
そういうわけで希空ちゃんの勝ち。

最後は、勝負に参加せず、ずっと判定員を勤めていた浅倉樹々ちゃんと、勝ち抜いてきた新沼希空ちゃんの対戦というエキシビジョン・マッチ。
もちろん、樹々ちゃんに対して激しめに責めまくる希空ちゃん。果敢に希空ちゃんとの対戦に挑む樹々ちゃんでしたが、そこはやはり経験の浅さ(何の?)が出たか、希空ちゃん圧勝ってことで。

第三部
小片リサプロデュース公演!!!

すっかり日が落ちて辺りが暗くなった第三部開始時刻。お待ちかねの「小片リサプロデュース公演」です。
イベント口上に前説のお兄さん、「ぶっちゃけ、ナイスガールトレイニーとして秋葉原で公演してたときから知ってます。それが、19歳になりプロデュース公演するまでになりました」とか述べちゃったりして。
繰り返し、毎回、イベント前の口上で、「つばきからの感謝祭と、そして小片リサ生誕祭です!」と述べていたのも伏線的に効いていて、この口上には、涙腺に根性を入れなければならぬヲタも複数あったかと。

この第三部にあっては、セトリのみならず、衣装から、メンバーの髪型から、一式すべてが小片リサプロデュース(小片さんのやりたい放題)だった模様。って、このセトリに、是非ともご注目くださいな。

第三部 小片リサプロデュース公演!!!ミニライブ
『ハナモヨウ』衣装 最初のMCのマイクは新沼希空
01.キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜(℃-ute)
02.マイラブ(Buono!)–小野、小野田、秋山–
03.Loveイノベーション(モーニング)–山岸、小片、新沼、谷本、岸本–
04.天真爛漫(スマイレージ)
05.メロディーズ(GAM)–小片、岸本–
06.笑っちゃおうよ BOYFRIEND(Berryz工房)
07.有頂天LOVE(スマイレージ)
第三部 握手会
浅倉山岸新沼谷本小野小野田小片岸本秋山

はたして小片さんへの気持ちは? 岸本ゆめの

セトリ中、小片さんと岸本さんは、GAM(松浦亜弥、藤本美貴)から『メロディーズ』を披露。
曲中のフリで、小片さんの脚をなぞる仕草をするところもあり、曲披露の後で、岸本さん自ら、そこらへんに触れてニヤニヤする場面も。イベントに向けての練習についても、小片さんと岸本さんの二人だけでの練習に照れちゃったりすることもあったとかお話してくれます。

でも岸本ゆめのさんは、先日のハロショ千夜一夜では、小片さんに対してツンを貫いていたりしまして。「小片リサさんのことは、好き?それとも大好き?」という質問に「大好き」とは答えなかったり、「一緒に買い物に行きたいメンバーは?」や、「メンバーと一日一緒に遊ぶなら?」といった質問にも、小片さんを挙げることはなく、ついには、「理子ちゃんと小片リサさんの、どっちを取るんですか?」というファイナルアンサーを迫る質問にも、むしろ理子ちゃんを愛してるかのようなことを述べてみたり…。
この千夜一夜を受けて、投稿者は、つばきが秘める「小片リサ悲恋物語」の公開を心待ちにしてもいた次第ですが、このモリタウンのイベントでは、小片さんの脚をなぞる仕草について、キャッキャしながら喜んで説明してみせたりする岸本さん。『サンライズ大喜利』での「ゆめ、ほんまは一番可愛いんやで?」じゃありませんが、ほんまに一番乙女で、だから一番ツンデレなんではないかと。

果たして、つばき劇場にあって公開を待っているのは「片想い小片の悲恋物語」なのか、「浪速娘が、毒舌女に恋するまで」なのか。
…もちろん、次回公開は、新沼希空主演「ガチでマジなアレ」でも可ってことで。

最高だった、つばきファクトリーとつばきファン

と、そういう「楽しかった」ところばかりを特筆してしまいましたけれど、改めて、上に掲載した第三部の小片リサプロデュース公演のセトリをご覧下さい。

と「ご覧下さい」とか冷静に述べてますけど、いきなりの『キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜』で、もう泣いちゃった投稿者です。ほんとに、すばらしかった。

セトリそのもの、選曲そのものも、すばらしかった。
若いつばきメンバーたちが、懸命に、それでも嬉しげに、先輩の楽曲を自らに引き受けてパフォーマンスしていることも、すばらしかった。

けれども、それ以上に。
この日のモリタウンに「つばきヲタ」として集まったファンは、あるいは元々は、それぞれにモーニングのファンだったり ℃-ute のファンだったり、スマイレージのファンだったりしたのでしょう。投稿者の場合はベリヲタです。
それが、つばきヲタとして、つばきファクトリーのイベントに来てみれば、若く初々しい魅力的なメンバーが嬉しげに先輩の楽曲を引き受けていて…で、そんな楽曲披露に合わせて、とんでもない大音響で(ホールでも武道館でもアリーナでもなく、ショッピングモールの野外ステージだってのに)あの日のコールが復活するではありませんか。
あの日、ステージの上のスマイレージに向けて、℃-ute に向けて、大声で叫ばれたコールが、今、若き つばきファクトリーのメンバーへ向けて、モリタウンの野外ステージを揺るがせます

こうしたファン側の誠実な対応…というか、先輩の楽曲を引き受けようとしてくれる若いメンバーへの敬意と感謝…というか、在りし日のあのコールを力いっぱい再現する優先観覧エリア内のファンたちを含めて、小片リサプロデュース公演、ほんとうに、すばらしかったのでした。
って、『笑っちゃおうよ BOYFRIEND』のイントロが流れてきたとき、ほんとに耐えられなくて嗚咽を漏らす直前だったことは秘密です。

それでも崩れぬ 小片リサ

前説のお兄さんが第三部のイベント前に「ぶっちゃけ、ナイスガールトレイニーとして秋葉原で公演してたときから知ってます。それが、19歳になりプロデュース公演するまでになりました」と、かなりウェットな(しかし熱い)口上を述べたことは前述のとおり。

さすがにこの言葉に続いて登場してきた小片さんの目には何やら光るものがあったように見えなくもなかったけれど(投稿者の希望的観測かも)、終始崩れず、楽しげにイベントを完遂させます。

最後のご挨拶では、冒頭で描写したとおり、希空ちゃんがVサインで応えたように、自分のプロデュースで、自分がやりたいことを追求した公演に、徹底的に協力してくれたメンバーにお礼を言う小片さんでした。それに応えてメンバーからも小片さんへ、お誕生日のお祝いも含めて、メッセージが順番に。上述の、谷本さんが「小片リサちゃんの好きなところ言いまーす!この白い脚!」と攻めたのも、この場面。多くのメンバーが、小片さんを「おがた」と呼び捨てにしたのも。

そんなご挨拶を終えて、ステージから手を振りながら、メンバーは引っ込もうとしますが……そんなタイミングで、会場から沸き起こる「おがたコール」。昭島市を揺るがせんばかりの大コールに、小片さんは健気にもコミカルに応じながら、なんだかコールに応じて謎の動きを発動してしまって、ついにDマガでの壊れ方をステージでも、ちょっとだけ見せてくれたりします(別の意味で)。

スタッフからも、メンバーからも、客席からも、お祝いされて、それでも「泣かないよ」と言っていた小片さん。ほんとうに嬉しそうに笑っていました。ちょっと鈴木愛理化してたけども。

*****

個々のメンバーについて嬉しい驚きがあったり、担当してくれるスタッフさんの熱い思いが垣間見えたり、楽屋のノリを面白くファンにも公開してくれたり、先輩の楽曲を嬉しげに披露してくれたり、そんな様子を全力で応援するファンがいたり、そんなファンを嬉しそうに迎えてくれたり…そして、かつては「薄幸」とまで言われ表情が固いとされたメンバーが、とびっきりの笑顔と、それから若干壊れた様子までステージで披露してくれて。

昭島市モリタウンMOVIX前ガーデンステージで、サブリーダー小片リサさんの誕生日当日に開催された つばきファクトリーの秋の感謝祭は、またひとつ、ファンの心に嬉しい思い出を刻んだようです。

(文=kogonil)

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