梁川奈々美 卒業公演は、カントリー・ガールズ & Juice=Juice 合同ライブ

カントリー・ガールズ と Juice=Juice を兼任し、先だって来春での卒業がアナウンスされた梁川奈々美の卒業公演が決まった。2019年3月11日の月曜日、Zepp Tokyo で開催される Juice=Juice と カントリー・ガールズの合同ライブが梁川の卒業の花道として準備される。

Juice=Juice&カントリー・ガールズ LIVE 〜梁川奈々美 卒業スペシャル〜コンサート&イベント イベント詳細 Juice=Juice&カントリー・ガールズ LIVE 〜梁川奈々美 卒業スペシャル〜

公式サイトのニュースで告知されているだけではなく、梁川当人も、カントリー・ガールズ と Juice=Juice それぞれのブログでファンにお知らせしてくれている。

来年2月14日、Zepp Namba
3月11日、Zepp Tokyoにて
カントリー・ガールズ&Juice=Juiceのライブを行わせていただくことが決まりました!
Country Girls オフィシャルブログ 卒業 梁川奈々美

2019年2月14日 Zepp Namba
2019年3月11日 Zepp Tokyoにて
「Juice=Juice&カントリー・ガールズ LIVE」を行わせていただくことが決まりました!
Juice=Juice Officail Blog ご報告です 梁川奈々美

しかしながら、このアナウンスについては、梁川の卒業公演が決まったと、そう手放しで喜ぶばかりではない微妙なファンの声が漏れ聞こえてくる。

卒業がアナウンスされてからの梁川の様子やブログの更新頻度に着目し、さらには Juice=Juice との兼任が、梁川卒業の少なくとも一部の理由になっているのではないかとする向きからは、合同のライブとなっていること自体に納得できない旨の意見も散見できる。とりわけ卒業発表以降の様子を重視するカントリーファンからは、カントリー・ガールズとして送り出したかったとする声が根強いようだ。

また、とりわけ兼任に否定的な見解を持っているわけではない向きからも、Juice=Juice とカントリー・ガールズが合同ライブを開催するのに、そのために用意された箱が Zepp であることに違和感を表明する向きもある。ハロプロのグループ史上最短で武道館を射止め、現時点でパフォーマンスのスキルにあってはハロプロ最強と評する者も珍しくない Juice=Juice と、かの嗣永桃子の(茶番)遺伝子を濃厚に受け継ぎ、一時期はその “可愛らしさ” だけの一点突破で、ハロプロファンを席捲したカントリー・ガールズが、いやしくも合同でライブを開催するなら、少なくとも中野サンプラザや、それに匹敵する舞台を準備すべきではないかというのだ。

このように、今回告知されたライブを以て卒業を迎える梁川について思いを募らせる向きも、むしろ Juice=Juice やカントリー・ガールズというグループに軸足を置くファンも、それぞれに、今般の卒業ライブには、手放しでは歓迎できない、ある種の違和感を拭いきれないところがあるようだ。

そうしたファンの違和感は非常に理解できるところだが、やはり、この合同ライブは楽しみだとする意見も当然ある。違和感を抱く者と同じ理由によって、すなわち、ステージ技術の Juice=Juice と、愛らしさの塊であるカントリー・ガールズがコラボすることで、いったいどんなシナジーが実現されるか、純粋に楽しみでならないとする意見もまた、同じように了解できるのではないだろうか。

確かに、その期待されるシナジーにとって Zepp は狭いという意見もわかる。だが、ショッピングモールのイベントスペースやライブハウスから、武道館や さいたまスーパーアリーナまで、どんな場所であろうとも、そこにメンバーを愛するファンが集うならば、その場を最高のパフォーマンスで彩ってきたのがハロプロだ。おそらくは梁川を愛する多くのファンが(梁川ファンも、カントリーファンも、Juice ファンも)集うであろう Zepp Tokyo は、ファンからもメンバーからも愛された不器用な饒舌娘である “愛され やなみん” の有終の美を飾る花道として相応しく盛り上がり光り輝くだろう。
少なくとも、そう思いたいではないか。

2019年3月11日の Zepp Tokyo のステージをもって、梁川奈々美は、カントリー・ガールズ、Juice=Juice 及びハロー!プロジェクトを卒業する。

(文=椿道茂高)

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
詳しくはこちらを御覧ください『寄稿について

Sorry, the comment form is closed at this time.