Juice=Juice 宮崎由加、来年25歳の春にJuice=Juice 及びハロー!プロジェクトを卒業

Juice=Juice のリーダー宮崎由加が、2019年春のライブツアーをもって Juice=Juice 及びハロー!プロジェクトを卒業することがわかった。公式サイトでニュースが公開され、本人の公式ブログが更新されているだけでなく、Web配信番組の一貫として宮崎本人によるメッセージまで公開されている。

Juice=Juiceの宮崎由加ですが、2019年春のライブツアーをもってJuice=Juice及びハロー!プロジェクトを卒業することになりました。

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本人も述べるように、卒業となる2019年をもって Juice=Juice のスターティングメンバーとなってから6年を迎える宮崎だが、長年のハロプロのファンからは、それでもいかにも短いという声も聞えてくる。

宮崎は、 公式のニュースで言及されているように2012年「第2回FOREST AWARD NEW FACE オーディション」で奨励賞を受賞し、Juice=Juice に参加する以前からも、SATOYAMAユニットとして清水佐紀や光井愛佳と共に『GREEN FIELDS』を結成したり、地上波深夜番組の『ハロー!SATOYAMAライフ』のロケなどにも頻繁に登場していた。とりわけ、『ハロー!SATOYAMAライフ』のロケにおいては、当時の ℃-ute 矢島舞美や中島早貴と一緒になることも多く、緊張して自己紹介すらママならぬ宮崎を矢島や中島が優しくフォローするといった場面も多数、市販の『ハロー!SATOYAMAライフ』のDVDに収められている。

そうした元℃-ute 矢島の影響もあったものか、Juice=Juice が結成されてからも、ほんわかした雰囲気をまとって、あまり前に出て仕切ることこそ少なかったものの、ほんわかしているからこそメンバーに一目置かれ、その発言が重きを為すという、しっかりとした立派な(時に企画を放り投げるほど自由でもある)ハロプロのリーダーらしいリーダーを務めてきた。ことにメンバーの植村あかりとの蜜月は、同じくメンバーの高木紗友希から「グループ内恋愛禁止」と指摘されるほど有名で、それぞれに一癖あるメンバーたちをよくまとめ、Juice=Juice を結成3年にして単独武道館を射止めるほどのユニットへと育て上げてきた。

現在はハロプロ内に複数名を数えることが出来る “あざかわ” の本家としても、個別握手会などにおける “ファンの育成” 手腕においても、さらには “ウグイス嬢のモノマネ” など、宮崎が個人メンバーとしてもハロプロにもたらしたインパクトは、枚挙に暇がない。

Juice=Juice が2017年に新メンバーを迎えてからは、カントリー・ガールズとも兼任となった梁川奈々美を可愛がり、庇護し、上述のような蜜月を誇った植村とは、梁川の扱いをめぐって対立しかねないほど(植村は、甘やかすと本人のためにならないと、梁川に対して、しっかり厳しいお姉さんをやろうとしていた)。それほど、新しいグループの形を見据えて、きちんとリーダーをやろうとしていた宮崎の姿を印象深く見ていたファンは多い(繰り返し、初期に℃-ute 矢島舞美と密接に接する機会があったことが影響しているのではないかと見る向きも多い)。

そう、この宮崎の卒業をもって、梁川の卒業を控える Juice=Juice は、この春で一気に2人の大事なメンバーを送り出すことになる。

モーニング娘。そしてアンジュルムは、すでに新メンバーの加入だけでなく、ファンにもメンバーにも親しまれたメンバーの卒業という経験を複数重ねて、メンバーの新陳代謝を続けながら、その都度、新しく刷新されたグループが存続していくという形が出来上がっており、そのこと自体を、メンバーもファンも受け入れている(からこそ、グループとして、ほとんど永続可能な形となっている)。これに第三のユニットとして Juice=Juice が続くことになるのかどうか、その意味でも宮崎の卒業は大きな意味を持つことになるだろう。

新メンバーを迎え8人体制となったところから、2019年の春に梁川とリーダー宮崎を送り出し、いよいよ Juice=Juice はハロプロのユニットとして、その存続の形が問われる正念場を迎えることになるのかも知れない。

思えば、そんなモーニング娘。とアンジュルムとの間にあった Berryz工房と℃-ute は、メンバー入れ替えによる新陳代謝という形を取れなかったが故に、それぞれ活動停止や解散というラストを迎えることになった。”だからこそファンの心の中で、Berryz工房と℃-ute は永遠になったのだ” とする意見も根強いが、グループが存続するからこそ、現役メンバーの背後に、常に、そこに居ないはずのOGが重なって、その意味でこそ “ファンの心の中で永遠になる” こともまた、ハロプロの醍醐味でもある。

2012年に「FOREST AWARD NEW FACE オーディション」の奨励賞を受賞してハロプロに加入してきた子狸にも似た愛らしい顔立ちをした石川県出身で8番ラーメンが大好きな女の子は、7年間のアイドル時代を駆け抜けて2019年の春ツアーを以て、Juice=Juice 及びハロー!プロジェクトを卒業する。

その卒業する宮崎由加本人は、卒業後も芸能活動を続け、ファンの前から姿を消すわけではないようだ。

上に言及した Berryz工房や℃-ute の元メンバー、および先頃モーニング娘。を卒業して即刻自身の存在を強くアピールしている飯窪春菜などに比べて、今後の宮崎の “アイドル以降” の活動がどのようなものとなるのか、後に続く後輩たちの道しるべとしても、楽しみにしていたい。

(文=椿道茂高)

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