飯窪春菜、卒業公演の武道館で明るく明日に向って歩みを進める

ダブルアンコールの “我がモーニング娘。人生に一片の悔いなし!” って、どこの世紀末覇者だと思いましたよね。しかも、これ、ほんとに嬉しそうに言ってましたね。
アンコールとセレモニーを終えて裏に引っ込んで “ああ、もう終わっちゃったと寂しかったから、また呼んでもらって嬉しかったです” と述べたとおりに、この日、モーニング娘。を卒業した10期メンバー飯窪春菜さんは、ダブルアンコールを実に晴れ晴れとした表情で迎えていました。

飯窪さんのことだから、どんな意味で “晴れ晴れ” としていたのか諸説あるところですけど(笑)、それでも、明らかに清々しく晴れやかな表情だったかと思います。

終始前向きだった 飯窪春菜 卒業公演

モーニング娘。の秋ツアー『モーニング娘。’18 コンサートツアー秋~GET SET,GO!』のファイナルとして、12月16日の日曜日に、珍しく(!)週末に開催された武道館公演にて、10期メンバー飯窪春菜さんが、モーニング娘。を卒業しました。この飯窪さんの卒業をもって、モーニング娘。どころか、ハロプロ全体に大きなインパクトをもたらして、その20年の歴史の中で大きくハロプロを中興せしめた9期10期が、ついに半減することになります。

それは、途中のメドレーでメンバーが適宜入れ替わって、それぞれに小休止するタイミングが…まったくなくて、セレモニーの飯窪さんソロと、アンコールの新曲で飯窪さんが参加しない曲を除いて、全メンバーがステージに出ずっぱりの体力勝負ともなった激しいライブでした。

それにしても良いライブでした。

こう述べると、卒業メンバーを推していたファンの方にしてみれば、納得いかない想いを抱かれる方もいらっしゃるでしょうけど、このところ、モーニング娘。を卒業するってことが、とても前向きなものになっているように思えます。なにかしら “事件” があって緊急避難的に卒業するわけでもなく、モーニング娘。として、やり残したことが感じられる卒業でもなく。

10期メンバーの卒業は、工藤遥さんの場合も、次の自分に繋がる明るい前向きなものでした。12期の尾形春水さんの場合でも、多くのファンが優しく はーちん を送り出すような、落ち着いた、良い卒業ライブだったし、尾形春水さんのモーニング以降の日々を、たくさんのファンが祝福できるようなものだったと(個人としては)思っています。

今般の飯窪さんの卒業も、そんな傾向に輪をかけて前向きで、むしろ明日からの飯窪さんが楽しみになるような、そんな卒業でした。

その飯窪春菜卒業公演のセトリやセレモニーについては、まとめて後述することにして、いくつか印象的だったことを最初に点描風に。

髪を切ってボブにした石田亜佑美

上に、前向きで明るい卒業だと述べたばかりで恐縮ですが、同期を送り出すにあたっては何かと乱れがちな石田亜佑美さん、髪を短く切ってボブにしていましたね。

ボブにしていた石田さんが、現在のメンバーの中ではむしろ背が小さい方なのに、それでもステージで目立ちまくっていたのは特筆したいところです。石田さん、鞘師さんが卒業した2015年から2016年にかけて、あたかも “鞘師さんの抜けたモーニングは、私が支える” とでも思っていたのか、どんなステージであっても迫力がものすごく、どうしたって着目しないではいられぬ気迫に満ちていました。
そんな燃える火の玉のような気迫と迫力は、このところ、少し控えめになっていて、もちろん出るべきところでは誰よりも前に出るけれど、最近ではその出るべきところと、そうでないところを、しっかり区別しているみたいで、そうでないところでは自分は引いて、後輩を前に出したりもするようになっていたりします。その上で、短く髪を切ってボブ石田となっていた今般の武道館…やっぱり石田さん、めっちゃ目立ちます。短いボブなのに、毛先から飛び散る汗の飛沫すら見えるようです。

小田さくらのソロからスタート

今般の武道館ライブは『自由な国だから』からスタート、すなわち、小田さくらさんの短いソロフレーズからスタートします。
小田ちゃんと言えば、もちろん稀代のボーカリストであることは、みなさん承知のことかと思いますが、ある時期から小田ちゃんのボーカルは、さほど突出したものではないように聴こえていました(個人の感想です)。それは、小田ちゃんの水準に多くのメンバーが追いついたことによって、あたかも小田ちゃんが居てくれたおかげでモーニング全体のボーカルレベルが向上したかのようだと、そう思っていたんですよ。

でも、この出だしの短いフレーズで、わかります。
やっぱり小田ちゃんの声は聴いていて心地良いです。

一旦、そう思ってみれば、小田ちゃんの歌唱が、さほど突出しているように見えなかったのは、上に石田さんについて述べたのと同じような事情、すなわち、引くべきところでは自分は引いて、全体のハーモニーを底支えすることにより重きを置いているから…と、そんな風にも見えるほど。

小田ちゃんが、そんな具合に全体の調整にも回れることで(他にも譜久村聖さんも、そんな風に調整してることがありますよね)、たとえば佐藤優樹さんの野性味溢れる(演出とも思えぬ)奔放で豪快なパフォーマンスが、全体から浮き上がることもなく、かえって佐藤まーちゃんのステージ技術が映える形で繰り出し得るようになっているかと。

どーやって着替えた??

今般のライブも、5、6通りの衣装を駆使して繰り広げられたわけですが、3曲目の『Are you Happy?』で、どうやって着替えたのかわからないほど一瞬で(全員ステージにいたまんまでしたよね?)衣装チェンジします。

この早着替えに目を見張った次第ですが、これまた、一旦、そう思ってみてみれば、たとえば武道館の左右のウィングにスタンド席間近まで広く展開して、楽しげに、そして自由にアドリブでジャンプしてたりリズムを刻んでいたりしてるようでいても、一旦収束してメインステージに集結すると、その楽しげで、アドリブかとも思えた自由な様子のままに、細かい立ち位置の入れ替えなどにも対応していて、本気で驚嘆します。メンバーによっては、後ろを見ないでバックステップで立ち位置を入れ替えたり。

…いや、気迫の出しどころを自在に選び始めた石田さんに、全体のハーモニーすら掌の上で操作し出した小田ちゃんのボーカルに…かくも精巧なステージ運びを実現しているメンバーたち。なんだ、こりゃモーニング娘。は安泰じゃないですか!

全メンバーが飯窪に向ってエールを

ライブも序盤をくぐり抜けて、6曲目『Only you』に差し掛かったところで、”エール フォー ユー” とばかりに、そんな磐石の全メンバーが飯窪さんに向ってエールを送ります。

これは、おそらく飯窪さんにとってはサプライズで、飯窪さん以外のメンバーたちによって企画された “エール フォー ユー” だった模様で、飯窪さんの驚いている表情が大きくスクリーンに抜かれます。
他にも、メドレー中の17曲目『恋愛レボリューション21』では、メインステージのグラウンド部分上手側で野中美希さんの、下手側で生田衣梨奈さんの、軽いアクロバットが披露されてる間に、メインステージの3階部分に集合してる10期の3人…って場面があって、全体を通じて、こうした憎い演出が多々。

歌やダンスだけではない、互いに支え合うという一段ハイレベルな技量を備えつつある現メンバーに、こうしたメンバー愛あふれる演出を施してくれるスタッフにまで恵まれて、なんだ、こりゃ2019年のハロプロも磐石じゃないですか!

横やんのスカートをめくっている佐藤まーちゃん

来年3月に発売がアナウンスされたベストアルバム、今般のライブでは、そのアルバムに収録予定の新曲もいくつか披露されます。

そんな新曲である『恋して見たくて』(表記不明)の披露にあって、フォーメーション的にお隣どうしだった横山玲奈さんと佐藤優樹さん。2人ともセンターステージから下手側のウィングへの張り出し部分に位置して、センターに近いほうから 佐藤 → 横山 の並び。そして間奏でも何でもなく、まったくもって曲中のど真ん中で、横やんの(衣装の)スカートを、後ろを振り向きざまにピラっとめくってる佐藤まーちゃん。

いや衣装だから、スカート風の腰のフレアーの下には、ちゃんと短パンを装着してるってのに、それでも佐藤まーちゃんにスカートめくりされると、ちゃんと腰を引いて、パフォーマンスが止まって、しっかり驚いてみせる横山玲奈さんでした(って、当然、驚いているわけですけども)。遠くステージを臨んでいながら、特にスクリーンに抜かれたわけでもなくとも、佐藤まーちゃんが、悪い顔して笑っていたのが見えたようにも思います。

もうね、なんだか、ほんとにいろんな意味で、こりゃモーニング娘。は、この先も揺るぎないじゃないですか!(← これは違うか?)

飯窪春菜 卒業公演 セレモニー

あちこち話題が散漫に飛び散ったかのようですが、そんな魅力的なメンバーたちが、卒業を迎える飯窪さんに個々にメッセージを送るセレモニーもまた、いろんな意味で、あれこれ錯綜することになります。ただ、飯窪さんも、飯窪さんにメッセージを送るメンバーたちも、それぞれに涙は流しますが、それでも悲しい涙ではなく、やっぱり明るく前向きなものだったかと思います。

セレモニーは、最初にリーダーの譜久村聖さんから花束が渡され、以降、14期メンバーから加入歴の浅い順に、一人一人、飯窪さんにメッセージを渡していきます。

森戸知沙希
モーニングに参加する前から、いろいろ面倒を見てもらって遊びにも連れて行ってくれたと、プライベートでの関わりも含めて、飯窪さんに感謝を伝える森戸ちゃんですが。
ただ、森戸ちゃんのメッセージのラストで、恒例のハグに移行するんですけど、あまりにも長時間に及ぶハグに、周囲から「長い!長い!」「公私混同しないで!」と突っ込みが入ります。ってか、セレモニーじゃなくても、ライブ中だって、上手側ウィングにせり出した位置で、フォーメーション上の位置がお隣になったときに、思いっきり森戸ちゃんをハグしてましたからね、飯窪さん。
横山玲奈
いろんな例を挙げて、飯窪さんは周囲を明るくしてくれると述べる横山さんは「さすがモーニング娘。の さんまちゃんだと」言ってコメントを締めます。と、飯窪さん「ここ武道館だから!」と、それはラジオだけにしておいてと言わんばかりの “予定調和” を見せて、挙句、横山さんに目配せまでする(ところを武道館全体に敢えて見せつける)始末。
なるほど、横やんの言うとおり、ベタに流れるほど、飯窪さんは周囲を明るくしてくれる模様です。
加賀楓
加賀ちゃんもまた、いろんな例を挙げて、飯窪さんの人間関係調整役の卓越ぶりをコメントします。いろいろとメンバーの間がギスギスしたりすると、率先して場を笑いに持っていくのが飯窪さんなんだとか。
と、そこらへんは、実は軽い導入部分であって、そんな風に飯窪さんは私の “ヲタ話” にも付き合ってくれたと続きます。漫画やプラモデルだけでなく、相当に “濃いヲタ” であることが知られている加賀ちゃん、そうした “自分が好きなことについて語り倒してるのが大好き” なんだとかで、そんな話に飯窪さんが付き合ってくれたのが嬉しかったと。今後も “ヲタ友” としてよろしく というメッセージは、卒業セレモニー史上でも稀有なコメントだったのでは。
羽賀朱音
羽賀ちゃんのコメントからは、12期の教育係としての飯窪さんの姿が垣間見えます。
羽賀ちゃんのコメントから察せられるところでは、飯窪さん、かなりきっちり、12期にダメ出しして叱っていたようですね。だからこそ “褒められたときは嬉しかった” とも羽賀ちゃんは述べていて、ダメ出しして叱る一方、ちゃんと褒めるところは褒めていたようで、しっかり者の仕切り屋のようでいて、意外に突っ込み待ちのポンコツさんだと、そんなふうに飯窪さんのことを思っていたのに、なんだ、どうやらファンに見せないところでは、本気でしっかり者だった模様です。
牧野真莉愛
こういう場合に、作文した内容をそのまんま暗記してきたものを棒読み風に押す真莉愛んラブリンさん、今般も「飯窪春菜さんへ」から「~以上、牧野真莉愛」まで、虚空に浮かぶ原稿用紙をしっかり読み上げます。率直に自分の言葉でコメントしちゃうと、上手に感情をコントロールできないんでしょうね。
卒業セレモニーでは、すっかりお馴染みの棒読みラブリンですから、みんな微笑ましくその模様を鑑賞してるわけですが、朗読中に飛び出した「かっとばせー!はるなん!」には、とりあえずバッティングのフリをしてみせる飯窪さんも、さすがに困って苦笑い。
野中美希
最初に「泣きません」と宣言してからコメントを始めた野中さん、途中、何度も危うい切所を乗り越えながら、 ついに最後まで泣かないで飯窪さんへのメッセージを言い切ります。で、メッセージを終えてハグしようとする刹那、野中さんはマイクに拾われないつもりで一言、「言えたっ!」と。この、思わず漏れてしまったかのような「言えたっ!」の一言と一緒に、飯窪さんの懐に飛び込んでいった野中さん、可愛かったですね。
小田さくら
もちろん “今では、すっかり仲良くなった” という落着が前提だから安心して聴いていられるんですけど、”加入当初、正直、この子、無理かもって思ってましたよね?” といった “ぶっちゃけ” から入るコメントは、やっぱり微妙に冷や汗ですよね。メンバーの関係性については、ファンの側もいろいろと承知していたり読み込んだりしているわけですけど、こういう機会を捉えては、そうしたファンの踏まえる前提を、あるいは踏襲し、あるいは裏切って、上手にネタにするのも年季の入った熟練かと。
佐藤優樹
相変わらず、書き起こしたりしてみると “何を言ってるかわからない” けれど、言いたいことは伝わってくる佐藤まーちゃんのコメントです。
10期の中でも年上だから、(とりわけ佐藤まーちゃんに対しては)何かと五月蝿かったであろう飯窪さんのことは、”マネージャーと同じくらい嫌い” だったと口を滑らせては、”いや、マネージャーさんも好きだけど” とか慌てたりしています。いろんな飯窪さんの様子を見ていて、ずっと前から “はるなん と、もっとたくさん話していれば良かった” と、今では後悔しているんだと言う まーちゃんです。Dマガのバックステージ映像なんかでも、あんだけ仲良しの10期なのに、それでもまだ “もっとたくさん話していれば良かった” と思えるのは、飯窪さんの引き出しの多さを物語るものか、佐藤まーちゃんの成長を物語るものか。
石田亜佑美
繰り返しになりますが、同期を送り出すにあたっては何かと乱れがちな石田さん、もう泣きそうで、それでも泣くまいとして、表情がアイドルらしからぬ方向で歪んでいます。そんな風に表情を歪めながら、懸命に伝えるべきことを伝えようとしている石田さんを、後ろで控えている9期の先輩がボソっと私語で揶揄したものか、飯窪さんへのメッセージから地続きのまま急に後ろを向いて「ねぇ、今、おばあちゃんみたいって言った?」と抗議します。
Dマガだったり、SATOYAMA の糠床選手権だったり、どんな些細な企画であろうとも、石田さんが絡めば必ず数段面白くなるのは、みなさんご承知のことかと思いますけど、それはきっと、心の声を飾らずに漏れ出させる石田さんの得難いキャラがあってこそ。
生田衣梨奈
卒業セレモニーでは(厳粛な空気に耐えられなくてか?)いつも以上に独自のボケに走ってはスベってきた生田さんですが、昨今(工藤さんの卒業あたりから)ついに真面目に卒業する後輩(← !)を送り出すようになりました。そして飯窪さんの卒業にいたって、ついに真面目に送り出すどころか、言いたいことがあふれて、ちゃんとした日本語にならないといった様子まで露呈しちゃいます。こんな エリポンを目にする日が来ようとは。
それでもコメントの締めに放った「はるなんの未来は、衣梨が保証するけん」の一言は、きっとセレモニー史に刻まれたのではないかと。
譜久村聖
心臓のバクバクに耐えきれず、「先に(ハグ)行って良い?」と、メッセージの前にハグを済ませた9代目、実は非常に “はっちゃける人” であることを、お知らせされちゃいます。でも、そんな様子は、実はDマガのバックステージ映像を見慣れたファンにすれば、とっくによく知っていることかと思ったら、山野ホールの楽屋での出来事(メイク道具でドミノをしていた)なんかが暴露されて、なるほど、そんなリーダーの稚児めいた姿は飯窪さんだからこそ引き出せたものかとも。

確かに飯窪さんにも、飯窪さんにメッセージを送るメンバーにも、目に光るものはありました。飯窪さんに至っては、スクリーンに抜かれる端正な横顔に、アゴまで伝ってこぼれ落ちる大粒の水滴も確認できたりします。それでも、こんなに前向きで、メンバーも途中で自分なりのボケも差し挟めるほど、カラっと明るいセレモニーは、過去に例をみないのではないかと思ったりなどするのです。

飯窪春菜 2018.12.16 卒業公演 セットリスト

上に述べてきたことの他にも、アンジュルム和田彩花さんのお手紙朗読があったり、微妙な寸劇風のインターミッション動画(宇宙船漂流ピンチ)があったりと、盛りだくさんのステージでしたが、やはりライブこそ、アップフロントの本領ってことで、そのセトリなど。

OA:眼鏡の男の子 by BEYOOOOONDS
01.自由な国だから —小田さくらソロスタート—
02.君さえ居れば何も要らない
MC 飯窪 バーチャルアイドル プロデュースの件 + スベる生田
03.Are you Happy?
04.Tokyoという片隅
05.そうじゃない
06.Only you —“エール フォー ユー” で全メンバーが飯窪に向ってエールを—
07.ブレインストーミング
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【宇宙船漂流ピンチ 予備燃料ロック解除クイズ】
そもそも、なんで宇宙を旅しているの?
A:石田亜佑美が安いスーパーをさがすため
B:羽賀朱音の思いつき
C:佐藤優樹のわがまま
D:飯窪春菜の思い出作り
→ 正解は「D」
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08.憧れのStress-free
09.邪魔しないで Here We Go!
10.笑えない話
11.ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番
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ハロプロリーダー和田彩花のお手紙朗読
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12.フラリ銀座
13.冷たい風と片思い
14.そうだ!We’re ALIVE
15.LOVEマシーン
16.ザ☆ピース
17.恋愛レボリューション21 —アクロバットからの10期見つめ合い—
18.Go Girl ~恋のヴィクトリー~
19.恋して見たくて【新曲】 —横やんのスカートをめくっている佐藤まーちゃん—
20.ロマンスに目覚める妄想女子の歌
21.Moonlight night ~月夜の晩だよ~
22.What is LOVE?
————↓↓↓アンコール↓↓↓————
【飯窪春菜 卒業セレモニー】
感謝のお手紙朗読
23.恋ING —飯窪ソロ—
セレモニー
最初に譜久村が花束贈呈から…
森戸 → 横山 → 加賀 → 羽賀 → 牧野 → 野中 →
→ 小田 → 佐藤 → 石田 → 生田 → 譜久村(上段参照)
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23.Y字路の途中
24.I surrender 愛されど愛【新曲】 —飯窪のぞく—
25.One・Two・Three
26.わがまま 気のまま 愛のジョーク
———↓↓↓ダブルアンコール↓↓↓———
飯窪あいさつ

ソロの『恋ING』なんて、飯窪さんが、ここまで聴かせてくれるだなんて、嬉しい驚きでした。

長いモーニングの歴史ですから、思い入れのある時期、ヲタ心に響く楽曲というのは、ファンもそれぞれにあるでしょうけど、投稿者としては、やはりメドレーの『LOVEマシーン』から『恋愛レボリューション21』までの流れが厳しかった。
それらの曲がリアルタイムでリリースされた時期には、まだ誰も “この世界” に居なかったメンバーたちが、今、武道館の大きな舞台の上で、堂々と、気持ちよさげに、”自分たちの楽曲として” 高らかに歌いあげるこの場面に、いろんなものを刺激されます。
そして、その大いなる流れの一貫として、今、10期メンバー飯窪春菜が卒業し、次の自分へと向います

*****

最初から年上だったのに、歌もダンスも、”何もできない” 自分が辛かったと飯窪さんは述べます。
しかし、飯窪春菜は、何もできないままの自分を、そのままにしては置きませんでした。だって、こんな激しいセトリを、ちゃんとモーニングの看板を背負ってパフォーマンスし切ったじゃないですか。

この先の芸能活動について、飯窪さんの芸能界における人脈の凄まじさに、一部にその “計算高さ” を指摘して眉をひそめる向きがあることも事実ですが、計算された結果としての人脈なんて多寡が知れてますよね。不器用な飯窪さんの率直な人柄が愛されたからこその人脈であることは、かくも消耗する厳しいセトリにあって、しっかりハローの旗艦として武道館を勤め切ったことでも明らかですよね。それは、この日の武道館に飯窪さんの晴れ姿を見にやって来た多くの著名人から、残念ながら仕事で現場にはこれなかったけれど、仕事先で飯窪さんに言及してくれた “師匠” の姿まで、そのことを裏支えしてくれる事実に事欠かぬほど。

加入当初から年長だったのに、”何もできない” 自分が辛かったと述べた美しい少女は、今、麗しい女性となって、すばらしいパフォーマンスを見せてくれて、ステージを降りました。

飯窪春菜さん、卒業、おめでとう。
心から「おめでとう」と言える卒業式を、ありがとう。明日からの はるなん の活躍も楽しみにしています。

まあ、さっそく各種SNSを初めて盛んに存在をアピールしてるくらいだから、あんまり卒業しちゃった感じはしないんだけどもね(笑)

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(文=kogonil)

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