つばきファクトリープレミアム ~浅倉樹々卒業スペシャル~
いつもは、こういう記念のライブって、ちゃんと現場でメモして、そのメモを元に、レポ記事を準備していたんですけども。率直に言います。今回、ぶっちゃけ、メモ、できませんでした。… それほど、鮮烈なステージだったんですけども、ですから以降、記憶で書くので誤記があったら、すいません。
リーダーズが整列して樹々ちゃんの思い出を語った端っことは真逆の、一番上のステージ(← あってる?)から2列になって中央のメインステージまで、つばきファクトリーがペンライトを掲げて行進してきます。むしろ静かな雰囲気で。ここは、主観的で申し訳ないけど、どこか宗教的ともいえるような荘厳な印象です。メンバーたち、異口同音に、つばきファクトリーから卒業を見送るのは初めてのことだと、あちこちで発言していますが、そのための緊張もあってのことか、非常に静粛な印象だったんですけど… 合ってます?
と、そんな、つばきスペシャルパートの構成は、こんな(↓)感じ。
ひなフェス2023 つばきファクトリープレミアム ~浅倉樹々卒業スペシャル~ |
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↓↓↓↓↓ つばきファクトリープレミアム 浅倉樹々卒業スペシャル ↓↓↓↓↓ ペンライト掲げて、つばきファクトリー登場 13.『初恋サンライズ』 14.『17才』 15.『青春まんまんなか!』 今日の意気込み 豫風さんから順番に 16.『笑って』 17.『春恋歌』 18.『私がオバさんになっても』 19.『愛は今、愛を求めてる』 衣装チェンジVTR 2022年の活動振り返り …そして、「次のステージへ」 20.『イマナンジ?』 21.『意識高い乙女のジレンマ』 22.『弱さじゃないよ、恋は』 23.『低温火傷』 MC 希空ちゃんが何らかのトラブル? 24.『ガラクタDIAMOND』 25.『間違いじゃない 泣いたりしない』 26.『アドレナリン・ダメ』 27.『今夜だけ浮かれたかった』 28.『君と僕の絆 feat.KIKI』 ↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓ ドレス姿で樹々ちゃん登場 29.『You’re My Friend feat.KIKI』(Buono!) 樹々ちゃんソロから全員へ 樹々ちゃんお手紙朗読「さよならじゃなく行って来ます」 メンバーから樹々ちゃんへのメッセージ 30.『ハッピークラッカー』 ↓↓↓↓↓ダブル・アンコール↓↓↓↓↓ 樹々ちゃん肉声で「ありがとうございました!」 |
そんな荘厳な雰囲気も、一発目(『初恋サンライズ』)のイントロで吹き飛びます。やっぱりこれは(← サンライズね)つばきの代名詞かな、と。いきなりアガりますよね。(← つばきファン限定かしら?)
八木栞ちゃんが強めのゴツい編み込みをしていて眼を惹きます。… って、この公演に入る前に、すでに述べたように、SATOYAMA イベント側をさまよっていたんですけど、日帰り旅企画のメインステージもチラ見していて、そのタイミングでは普通の髪形だった八木ちゃん、短い時間で、あそこまでキツめに編み込んできたのかと、それだけで気合の入り様が違う様子。
この『初恋サンライズ』の終息タイミングで、初期メンバー(Rakky☆)を中央ステージに、そして上下(左右?)の端に、さにこチームとリトキャメと、加入時期ごとにメンバーが3つのブロックに分かれ… ってところで、中央に向かって山岸理子ちゃん大ダッシュです。まだ声出し解禁じゃないのに、周囲のファンからざわざわと「理子ちゃん間違えた?」って声が。しかし、それすらも(必死にガチ大ダッシュしてる様子も含めて)理子ちゃんらしくて和んだことは言うまでもありませんね。
そのまま、初めてのインディーズお披露目楽曲である『17才』につながります。
四面に対峙する四つのスクリーンには、その初披露時の真っ白な衣装の6人のVTRが。もちろん、みんな幼く愛らしいだけでなく、小片リサさんも、しっかりVTRの中に。
続けてインディーズのラインナップから『青春まんまんなか!』へ。
つばきのインディーズ時代の楽曲が好きだという福田真琳ちゃんの鬼気迫る勢いに気付くのも、このタイミングで。なんか “キリリ” というオノマトペがぴったり来るような雰囲気の真琳ちゃんです。… つばきリトキャメ、ほんとうに明日のハロプロを背負う逸材かと。
ここでようやくご挨拶のMC。
大ダッシュした理子ちゃんの促しで、今日の意気込み(↓)を豫風さんから。
今日の意気込み 概要 | |
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豫風瑠乃 | 12人最後のステージ、全力で! |
福田真琳 | 浅倉さんに髪形を決めてもらいました! |
八木栞 | 12人体制最後のつばきを心に刻んで! |
河西結心 | 12人ラストの集大成を! |
秋山眞緒 | つばき愛、届けます! |
小野田紗栞 | 最期までハッピースマイルで! |
小野瑞歩 | 聴こえてくる樹々の歌声を心に! |
浅倉樹々 | ポニーにしました♪ |
岸本ゆめの | 熱く行きます! |
谷本安美 | 樹々を眼に焼き付けてね! |
新沼希空 | 最高の思い出を! |
山岸理子 | 一瞬、一瞬を楽しみたい! |
この意気込み以降、MCで区切られたブロックが、つばきファクトリーの歴史をなぞるように時系列にそった楽曲ごとのブロックとなっているのが印象的です。
まずはメジャーデビューから間もない頃の、『笑って』と『春恋歌』が印象的なブロックへ。
16.『笑って』 17.『春恋歌』 18.『私がオバさんになっても』 19.『愛は今、愛を求めてる』 |
時系列に沿ってと言いつつ、インディーズ時代の『私がオバさんになっても』と、最近の『愛は今、愛を求めてる』が含まれてますけども。はっはっは。
その『私がオバさんになっても』ですが、当欄でも何度か言及したかと思いますが、この楽曲を、つばきファクトリーに継承させようと決めたアップフロントのエライ方には、心から、ありがとうと言いたい。元来、清楚で初々しい透明なイメージがあった つばきファクトリーが、みんな20歳を超えて大人の美しい女性へと驚くほどの成長を見せている今現在、リトキャメの4人を迎えて、それで…「♪若い子には負けるわ」と歌うわけですから、この楽曲自体が、ハロプロの “継承” というモメントを見事に表現しているだけでなく、現在のリトキャメを迎えてお姉さんになったメンバーたちが歌っている姿に、まだまだ拙く幼かった当時の面影が重なるわけですから、もう、いろんなものを堪え切れないわけです。この一節の文章が乱れるほどに。
そんな、つばきのイメージを初期の段階で形作ってくれた『私がオバさんになっても』でファンの心にいろんなものが溢れた後で披露される『愛は今、愛を求めてる』が、いかに強烈であったか、言葉の無力を感じざるを得ないほど。
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ここでメンバーたちは衣装チェンジ。
そのインターバルを、(記念日のライブから武道館、灼熱など)2022年の活動を振り返るVTRがつなぎます。これが、過去の振り返りってわけで哀愁ただよう切ないもの… では、まったくなくて、つばきファクトリーと、浅倉樹々の、この先の「次のステージ」を明るく展望するものであったことは、皆様、是非とも、後日発売されるであろう映像商品をお求めの上でご確認いただきたいところです。
そんな、スタッフと事務所の「つばき愛」(©秋山眞緒)を感じざるを得ないVTRでしたけど、その中で振り返られた武道館公演(参考 → 2022年つばき武道館レポ)での『だからなんなんだ!』の小野田さんの無表情がドアップになったのは、それでなくとも感情が揺れ動いていた幕張メッセに集ったファンの心に、大きな波をもたらしたとか。
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続いては、9人体制時の麗しさ強めな系列から『イマナンジ?』、『意識高い乙女のジレンマ』へと。
20.『イマナンジ?』 21.『意識高い乙女のジレンマ』 22.『弱さじゃないよ、恋は』 23.『低温火傷』 |
9人体制時の麗しさ強めの楽曲がしっかり奏でられるからこそ、続く『弱さじゃないよ、恋は』による “麗しさだけじゃなく、殻を破った つばきファクトリーの強さ” が感じられるってのは、これ意図された演出なんでしょうか。その流れで、9人体制時の強めな楽曲でもある『低温火傷』へと流れて、この辺りで、今般のセトリの構成が考え抜かれていることに思い至ります。
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続けて後半戦へと向かう前に、インターバルのMC。
理子ちゃん「季節を感じる」とか話してますが、希空ちゃんが何らかのトラブルで一瞬引っ込んで、みんなトークで尺を稼いで希空ちゃんを待ちます。リトキャメ、もうすぐ2年だね… とか。
これも、きっと後日公開されるであろうバックステージ映像を楽しみにしたいところです。過去の武道館では、イヤモニが壊れたまんま数曲歌い切ったという希空ちゃんですが、わたくし個人的なところを述べさせてもらえれば、希空ちゃん推しってこともあって、ここで一旦希空ちゃんがステージから駆けおりた時点で、ちょっとだけ寿命が縮んだことは秘密で。
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そして「いよいよ後半戦」といったメンバーの煽りもあって、ここらで、ひなフェスの構成を大きく逸脱して、つばきファクトリー超プレミアム公演であることが予感されつつ、いよいよリトキャメ加入後の楽曲メインのブロックへ。
24.『ガラクタDIAMOND』 25.『間違いじゃない 泣いたりしない』 26.『アドレナリン・ダメ』 27.『今夜だけ浮かれたかった』 28.『君と僕の絆 feat.KIKI』 |
つばきファクトリーは、ミドルレンジで使い勝手がいい良曲に恵まれてるなって思ってましたけど、必殺の超強力な『アドレナリン・ダメ』は当然として、『ガラクタDIAMOND』も、『間違いじゃない 泣いたりしない』も、めっちゃ強力で腰を抜かします。
さらには、『今夜だけ浮かれたかった』の大斉唱パートでは、岸本ゆめの、浅倉樹々、小野瑞歩、小野田紗栞の斉唱メンバー4人が中央ステージに残って、互いに向かい合って斉唱パートを朗々と。ここだけでも ハロステ か何かで配信してくれないかと。
そして、本編の最後(この段階で28曲目であることにビックリ)で、これまでのいろんな記念日のライブでも温存されていた『君と僕の絆 feat.KIKI』を披露です。
一発目の歌割のところで、樹々ちゃんが若干歌詞を繰り返しちゃうところがあって、樹々ちゃん卒業公演のレポなんだから、そんなこと敢えて記すべきではないとも思ったんですけども、樹々ちゃんフィーチャー曲だからスクリーンに大きく抜かれている樹々ちゃんは、しかし、堂々と揺るぎなく歌っていたということを強調したくて言及しちゃいました。
そう、卒業公演だったんです。上に述べてきた つばきプレミアムのセトリの流れの中でも、危ないメンバーは、危ういタイミングは、いくつかありました。報告者の現場での限定的な認識だけでそうなんですから、実際には、かなり落涙的には危うい場面が多かったことでしょう。けども、当の樹々ちゃんは、しっかり前を向いてパフォーマンスしていたことを、繰り返し。
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ここで本編のステージは終了し、以降はアンコールとなります。
一気に記述し切ろうと思ったんですけど、記事もここでもう一度ページを切り替えて。
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