はじめに 活動停止から10年
異様な楽しさの不思議
レポなのに、いきなり自分の感慨から始まることをお許しください… と言いつつ。
報告者は、それなりに長いハロヲタ歴を持っています。モーニング娘。の現場にも、℃-ute の現場にも、一時期はシーズンごとに “通う” レベルで参加していました。近年でも、個人的に気になっているメンバーのイベントにはなるべく参加するようにしていますし、ハロプロのお祭り的なライブには足を運び、多くのグループの画期となる記念のコンサートには、やっぱり顔を出します。つばきファクトリーについては、割と細かいリリイベにも皆勤レベルで参加していた時期もありました。
そのいずれも、非常に楽しく、個別系イベントで不本意な結果に終わった時でさえ、まず足を運んだことを後悔するようなことはありませんでした。言うまでもありませんよね。道重さゆみさんがリーダーになる前から(現在にいたるまで)、モーニング娘。のステージはカッコ良いと思っていましたし、2011年下半期以降の℃-ute のステージには、魅せられていました。
でも。
それでもね、Berryz工房の現場は、本当に楽しかった。
当サイトでも何度か述べたように、翌日になって自分の頬が筋肉痛になっていることで初めて、ライブ当日は、ずっと自分がニコニコしていたってことに、ようやく気がつくように、ほんとに楽しかった。
いろんな現場に顔を出していても、ステージ上のライブやイベントを楽しんでいても、フトした瞬間には、明日の仕事のことだったり私生活上の悩み事が脳裏をよぎることはあります。場合によっては “ああ、俺、こんなことしてる場合じゃないのになぁ…” みたいなフレーズが、同時並行して脳内を流れながら、ステージに集中しようとしている… ってことも、ないわけじゃありません。
でも。
それでもね、Berryz工房の現場は、本当に楽しかった。本当に、Berryz工房の現場は、ほんとのほんまに楽しかったんですよ。何と言うか、大人になって初めて、「楽しい」ということの本義を知ったレベルで。
もちろん、それぞれのグループのファンの方々は、それぞれ自分が推すグループの現場こそ至高と思われているでしょう。
それを打ち消そうとか、論難しようとか、そういう意図ではないことを強調しつつ、報告者であるわたくし、歴代のモーニング娘。も、℃-ute も、そして つばきファクトリーも、心から大好きで熱く推していた(いる)次第ですが、それでもね、Berryz工房の現場は、本当に楽しかったんですよ。ほんまに!
何が言いたいかと言いますと、2025年を迎えて、あの感動的な武道館公演から10年と2か月を経て、5月の10日に、須藤茉麻さん、夏焼雅さん、熊井友理奈さんが、横浜のランドマークホールで、ライブを敢行してくれたんですけど、これがまた異様なくらいに楽しかったってことを言いたいのです。
必ずしも久しぶりの Berryz工房ってわけじゃありません。たとえば当記事末に関連記事のリンクを掲載していますが、それを一瞥するだけでもおわかりのように、この10年、熊井ちゃんや雅ちゃんのステージには、可能な限り足を運んできました。茉麻のお芝居だって、それなりに出向いていますけど、何より熊井ちゃんのディナーショーや雅ちゃんのステージでは、しっかり Berryz工房の楽曲が歌われてきたので、個々の Berryz楽曲について “うわあ!ひさしぶりだ!” ってことは、あんまりないわけです。
それでも、5月10日の横浜のランドマークホールは、不思議なほど楽しかったのです。
それぞれに30歳を超えたメンバーたちは、しかし、往時の可愛らしさを(むしろ現役時代こそ、そういう意味での “可愛らしさ” を前面に出すことはなかったのに)隠そうとせず、同時に大人の美しさを “これでもか” と発揮して、非常に魅力的です。本人たちも「ちょっと恥ずかしい」というブリブリなアイドルっぽい衣装に身を包み、かつては夏焼さんだけだったはずの “絶対領域の輝き” を3人とも解き放ちながら(↓)登壇してくれたからでしょうか、不思議なほど楽しかった。

いや、生バンドによる演奏が活き活きとしていて、これまでとは違ったBerryzサウンドに包まれたからでしょうか。
あるいはそうではなくて、久しぶりに横浜の地に集った往年のベリヲタたちが、当時のコールを生々しく蘇らせていたからでしょうか。
いやいや、舞台経験を活かして表現力が増したよって自己申告する須藤茉麻さんが、冷静に淡々とMCをぶった切る(©夏焼雅)男らしいステージ進行を見せながら、しかし、ちょっとした表情の隅っこから嬉しさが漏れ出ているからでしょうか。
いやいやいや、熊井ちゃんや茉麻と並んじゃうと、なんか小っちゃくて可愛さが増してる夏焼雅さんが、しっかりと往時の振り付けを再現する中で、身体全体で嬉しい嬉しいと言っているかのように、ピョンコピョンコ跳ねるような足運びだったからでしょうか。
いやいや、いやいや、たとえば『胸さわぎスカーレット』で、矢を射るような仕草の熊井友理奈さんが、本気で女神さまのようで、まじめに美しくて、楽しそうに笑う時の表情が、あの “くしゃっと” した笑顔でありながら、菩薩さまのように、まことに神々しかったからでしょうか。
… と、いろいろと要因を考え出すことは出来るんですが、なんだかどれも妥当ではないようにも思います。
あくまで印象で申し訳ないんですけど、どこまでも陽性で、カラっと明るく、ぐちぐちしたところが一切なく、明るく晴れやかなBerryz工房のライブは、ともかく、なんでだかわからないけれど、ほんとに、まったくもって、否応なく、不思議なほど楽しかったのでした。
熊井ちゃんは、バースデーイベントとディナーショーを予定している夏まで、この日のライブの余韻を保つようにとご挨拶してくれますが、実際、とんでもない余韻で、冷静にレポできるか心許ない次第です。(それはいつも、ってことは言わないように)
Berryz工房スッペシャルライブ ~HAPPY! Stand Up~
といったわけで繰り返し、2025年5月10日の土曜日、横浜のランドマークホールにて、Berryz工房(須藤茉麻、夏焼雅、熊井友理奈)がライブを敢行します。昼公演、夜公演の都合2回まわし。
ランドマークホールって、ドリンク代が必要なので「ホールじゃないよね?」と思いつつ、それ以上に、フラットな会場なので、ステージから数列くらいじゃないと視界が厳しいことでも知られますが、昨年のライブ(→「Berryz工房、20年の履歴に並走できた喜びを満喫した 20th Anniversary Live~そのすべての愛にサンキュー~」)同様、現地に集ったベリヲタ諸氏が『恋の呪縛』で、さっとフリコピの一環として一斉にしゃがむので、その瞬間、晴れ晴れと視界が開けるのでした。
その『恋の呪縛』での一斉しゃがみは、往年のベリヲタのみならず、報告者の観察の限り、とても活動停止前からのファンだったとは思えぬ若い観客も、一緒になって しゃがんでいたので、しっかりファン層は新陳代謝中であるようです。往年の古参ファンとしても安心ですね。
晴れ晴れ… というなら、当日の5月10日は、事前の天気予報では雨だったところ、お昼を過ぎるころから傘の必要がない状況に。茉麻もMCで話してくれていましたが、”さすがの晴れ女たち” といったところです。こういうところも、Berryz工房のどこまでも陽性でカラっと明るい印象につながっているのかも。
というわけで、以下にセトリと概要を掲示して、個々の感想については下までスクロールしてからページを切り替えて。
Berryz工房スッペシャルライブ ~HAPPY! Stand Up~ 2025.05.10(土)横浜ランドマークホール 開場15:00 開演15:30 |
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生バンドをバックに 01・『抱きしめて 抱きしめて』 02・『胸さわぎスカーレット』 矢を射る熊井ちゃんの美しさ! ご挨拶MC Berryzは晴れ女&ベリちゃんバンド紹介♪ 03・『付き合ってるのに片思い』 04・『ファイティングポーズはダテじゃない!』 05・『Loving you Too much』 06・『秘密のウ・タ・ヒ・メ』 MC 可愛いブロックでした♪ 茉麻「可愛いのは曲が?私たちが?」 セトリをどんなふうに決めたか 雅「もめずに平和に♪」 熊井ちゃん「あの曲ないじゃん!」→雅「ラストのMCで」→すっかり忘れられる グッズのTシャツ ここにいない4人のイニシャルも♪ 07・『青春バスガイド』 08・『雄叫びボーイ WAO!』 09・『本気ボンバー!!』 こ、こんな盛り上がるっけ?? MC イナイレのお話&汗かき熊井ちゃん&Dr STONE 開封の儀 推し活っていいよね&雅「甘々な茉麻」 10・『HAPPY! Stand Up』 11・『MADAYADE』 12・『世界で一番大切な人』 この曲は、ほんとに、すばらしい! MC 客席煽り ラストスパート! 13・『ジリリ キテル』 ナツヤキミヤビ きてる~~~!! 14・『恋の呪縛』 15・『世の中薔薇色』 雅ちゃん一瞬歌詞が… 16・『一丁目ロック!』 最高の盛り上がりでランドマークが揺れる! ↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓ 「Berryzいくべ!」が、だんだん整ってくる 17・『スッペシャル ジェネレ~ション』 ◆ご挨拶 熊井ちゃん MADAYADEのリアクション|本当にライブするのか実感が…|一曲一曲大切に|余韻を夏まで!(バースデーとディナショーやります!) ◆ご挨拶 夏焼さん 薔薇色、難しすぎじゃね?|アラハタシ|みんな、今日はふらふらになって帰ってね ◆ご挨拶 茉麻 現役時代よりもお芝居の経験を活かして表現力がアップしてる須藤茉麻をよろしく! 18・『友情 純情 oh 青春』 Berryz最高→エンジョイ三唱→おつかれさまあさ→エンジョイ三唱→おやすみやび→エンジョイ三唱 |
Berryz工房スッペシャルライブ ~HAPPY! Stand Up~ 2025.05.10(土)横浜ランドマークホール 開場18:15 開演18:45 |
01・『抱きしめて 抱きしめて』 02・『胸さわぎスカーレット』 熊井ちゃん、ほんまに美しいな ご挨拶MC 今年も出来て嬉しい&ベリちゃんバンド紹介♪&あだ名が「アラハタシ」→「りょうたん」へ 03・『付き合ってるのに片思い』 04・『ファイティングポーズはダテじゃない!』 05・『Loving you Too much』 06・『秘密のウ・タ・ヒ・メ』 MC 可愛い楽曲多いよね|熊井「ファイティング、小学生だよ、うちら」 フリを確認するのに昔のMVを見ていたが、もう自分たちが可愛くて! 思ってたよりキーが低いよね初期の曲|衣装が可愛い 熊井「ニーハイが涼しい♪」 グッズ 心なしか客席がカラフルじゃなくなった(笑) 雅「茉麻、MCをスパっと切るからなあ♪」 07・『青春バスガイド』 08・『雄叫びボーイ WAO!』 09・『本気ボンバー!!』 こ、こんな盛り上がるっけ?? MC イナイレのお話 ご飯は行くけどお酒を飲みには行かない3人、こないだ珍しく3人で深い時間まで一緒に居た ベロベロの雅ちゃんは、本人曰く「色っぽいと思うよ♪」 茉麻がお尻触るのは、酔っていようと素面だろうと、一緒 茉麻「ミヤもお尻は触るけど、熊井ちゃんのは、なんか違うんだよ」 トマトは摂取してないけど、ビール2杯でトマトみたいに真っ赤になる熊井ちゃん 10・『HAPPY! Stand Up』 11・『MADAYADE』 12・『世界で一番大切な人』 この曲は、ほんとに、すばらしい! MC 客席煽り ラストスパート! 13・『ジリリ キテル』 ナツヤキミヤビ きてる~~~!! 14・『恋の呪縛』 15・『世の中薔薇色』 雅ちゃん昼公演のリカバー 16・『一丁目ロック!』 ↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓ 17・『スッペシャル ジェネレ~ション』 ◆ご挨拶 熊井ちゃん 毎回ライブやるたびに音楽楽しんでるなあ私って思う|みんないろんな推しがいると思うけど、Berryz が一番だよね|余韻を夏まで(再度繰り返しバースデーとディナショーやるよ♪) ◆ご挨拶 夏焼さん 最近、あんまりライブできてなかった|3人で、もっとファンクラブイベント、いろいろやりたいから、みんな来てね! ◆ご挨拶 茉麻 10年前の武道館で「こんな素敵な空間を守れなくて、ごめんなさい」と言いましたが、今日はみなさんに「10年間、こんな素敵な空間を守ってくれて、ありがとう」って、ゆいたいです 18・『友情 純情 oh 青春』 Berryz最高→エンジョイ三唱→おつかれさまあさ→エンジョイ三唱→おやすみやび→エンジョイ三唱 |
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