たどりついた単独武道館公演
ハロプロのグループが単独で大きな会場で公演するにあたっては、とくにそのグループを専心的に追っているファンだけが現場に駆けつけるのではなく、他のグループのファンも、会場を埋めるために現場の風景の一部たるべく駆けつけるのが恒例になっており、これを指して “ハロプロ互助会” などと言われたりしておりますが…
ライブ終盤、23曲目の『Good Luckの胸騒ぎ』での、会場からのファンのレスポンスは、もはや互助会なんてレベルじゃないよね。この日、九段下の日本武道館を埋めたファンの大部分は、それこそ、OCHA NORMA を愛してやまないファンであったかと。
この武道館公演(10/15)に先立つ10月3日に、メンバーたちは特番配信で武道館の公演に向けた思いを語っていたんですけど、複数のメンバーが、自分たちがこれから披露するであろう武道館公演について「良い意味でハロプロっぽくない」といった趣旨の発言をしておりました。… が、むしろ報告者的には、かなりハロプロらしい、ブロックごとの、きちんとした構成のステージだったかと思います。同じ特番で、「自信をもってお届けできる」と、そうメンバーが言っていたことには、しっかり頷くとしても。
上の互助会的なところから他のグループにも関わる点を少し続けるなら、たとえば米村姫良々さん、デビューから武道館に立つまでには時間がかかったとおっしゃいます。デビューから武道館単独までにかかった時間ってことなら、つばきファクトリーの方がもっと、そして℃-ute や Berryz工房の方が、より時間がかかっているわけです。しかし、おそらく、そうした客観的な経過時間ではなく、メンバーたちの主観において、OCHA NORMA が要した時間は大きかった。そして、そのことに絡めて、もっと言えば、つばきファクトリーがなかなか芽が出ずに苦しんでいた時期、ベリキューが季節ごとのホールツアーを巡っていた時期(ベリは一時、秋ツアーが開催されない時期があったけど)、それらの時期から比べて現在では状況が大きく変化しています。現役各グループの多くのメンバーが正規のメンバーとして昇格する前に長い研修生歴を経験していること、モーニング娘。以外のほとんどのグループが順次単独武道館を経験して、何かしらの節目ごとに大きなステージを踏むことが通例化していること、そうした背景が異なるところで、むしろ OCHA NORMA のメンバーこそ、当人たちの焦燥は、おそらく想像に絶するところがあったんじゃないかなと思います。
ええ、そんなわけで、2025年の10月15日の水曜日、先輩たちに伍して、ついに単独武道館公演を迎えた OCHA NORMA です。
10月3日の Hulu 特番あれこれ
繰り返し、武道館本番に先立って、その意気込みを語る特番が10月3日に配信されました。そこでは、メンバーたちが、いろいろと語ってくれたわけです。
やっぱりね。
事前にメンバーたちが、いろいろと語ってくれたことを踏まえますと、武道館公演についても一層、こちらの見方も腰が据わると言いますか、何と言うか…
武道館で披露する楽曲について、「ハロプロに今までなかったブチギレ曲」などと述べているところがありまして、これは後で述べる当日のセトリの、特定のブロックのことかしらとか、今になって思い返したりしています。いやブチギレ曲って、ハロプロのメンバーから叱られたり怖い顔をされることに無上の喜びを感じる報告者にとってはご褒美ブロックとなったところです。はっはっは。
他にも、「メジャーデビューまで長かった」的な振り返りが語られたりしました。
上に “当人たちの焦燥” みたいなことにも触れましたが、オリジナルの研修生内ユニットのメンバー(斉藤円香・米村姫良々・窪田七海)が、きっと「人生の最後にはミステイクが流れる」とか語っているのは、なかなかに沁みるところです。その前後で飛び出した、「いろんな人とケンカした」って発言については、もう少し掘り下げて欲しかった部分もあったりしますけれども。
そして何より、初の単独武道館に向けて、結成からこれまでの時間を振り返っている中で、やはり2人のメンバーの卒業について触れているところは、ファンの想像や憶測を絶するものがあります。複数のメンバーから、2名が卒業した後のライブについて、8人体制となって初のツアー初日の不安が語られたこと、さらには「10人で作ってきた OCHA NORMA だから、これからも守って行かないと」という趣旨のことが述べられたことは、特筆したいところです。
そして、そんな自分たちの振り返りを経て、それでメンバーたちは、25周年記念の代々木ライブで、道重さゆみさんと田中れいなさんのバックで『大きい瞳』をパフォーマンスできたことが嬉しかった、と述べます(→「ハロプロ25年の積み重ね 光る演出、細部まで 『Hello! Project 25th ANNIVERSARY CONCERT』」)。その上で、「ハロプロで良かった」と。
ええ、互助会だなんて言っちゃいましたけど、若いグループのメンバーから、「ハロプロで良かった」みたいな言葉を聞かされちゃうと、長年ハロプロのファンをやってるこっちは、それだけでいろいろと涙腺的に厳しい状況に追い込まれる次第です。
OCHA NORMA 2025 LIVE at BUDOKAN ~#OCHAnnel~
はい、そんなわけで繰り返し、2025年10月15日の水曜日、九段下は日本武道館で、OCHA NORMA 初の単独武道館公演が開催されました。
上に、先輩たちのバックダンサーをつとめることが出来て嬉しかったと述べた特番での発言に触れましたけども、米村姫良々さん、武道館でのステージ上で、たまに、田中れいな さんに見えませんでした?
なんか知らない間に、すっげえ可愛くなっていて、やっぱりアップフロントのエライ方々の慧眼に敬服する昨今です。
斉藤円香さん、ず~~っと、どことなく嗣永桃子さんに似てると思っていたんですけど、こんな垂れ目だっけ?
なんか髪を短くしてから異様に可愛さが前面に出てるんですけど、大丈夫ですか、自分!
北原もも さん、ずっと幼い研修生風味が強かった新グループ内で、一足早く幼さを脱して誰よりも先に大人っぽさを獲得していたのに、なんか、急に あどけないです。あと、ライブ中盤の眼鏡ももちゃんには、しっかり腰を抜かしてきました。
中山夏月姫 さん、研修生に加入したとき(こちら →「ハロプロ継承 ~先輩たちを解き放つ後輩たち~ 【レポ】 Hello! Project 研修生発表会 2017 3月 〜Marching!〜 in Zepp Tokyo」)から、ずっと美人さんですが、このところ美人さん度合いに迫力が加わっております。
広本瑠璃さん、他のメンバーが、自分の歌割を終えたところで表情を笑顔だったりに切り替えたりするのに、広本さんは、あんまり変化がありません。なんか平常運転って感じで、全体のパフォーマンスを底支えしてくれています。
個人的に、年の差ラジオで収録に遅刻してきた時の様子も大好きなんですけど、広本さん、年の差ラジオのパートナー、ザ・ギースの尾関さんも武道館に来てくれていたみたいですね。… って、尾関さんだけじゃなく、けっこう、これまでいろんなお仕事を一緒にさせていただいた関係者さんがたくさん観覧に来てたみたいです、OCHA NORMA。… こういうところ、お仕事先で愛されるあたりも、どこかしらハロプロっぽい感じが強めです。
窪田七海さん、キュルルンなしでも、なんか良い表情するよね。
こんなに嬉しそうにしてる表情が、「嬉しそうだ」って、そのまんま形容できるのも、珍しいのでは。
上に、中山さんについて、美人さん度合いに迫力が伴ってきたと述べましたが、筒井澪心さん、なんか歌割的にもパフォーマンス的にも、グループのセンター的な位置取りに、ドカンと迫力が加わった感が。
そして、西﨑美空さん。
実は、自分でも “なんで?” って、自分に対して思うんですけど、ずっと眼を奪われていました。なんか… 美人… っていうのとは違う?いや、違わないけど、これまで報告者が魅せられてきたOGや現役メンバーとは微妙に異なって、なんか “近寄ったら危険” な感じで、ずっと眼が離せませんでした。
西﨑さん、めっちゃ魅力的です。
上に “グループのセンターであることに迫力が加わった” と述べた澪心ちゃんですが、複数の楽曲で、澪心ちゃんの斉唱を西﨑さんが引き取って、その 筒井澪心 → 西﨑美空 の流れで完成するような印象的なパートがありまして、その点でも、西﨑さん、めっちゃ魅力的でしたよ。
…と、そんなメンバーたちの躍動する初めての単独武道館公演、そのセトリはこんなところですよと掲示しつつ、下までスクロールしたらページを切り替えて、ライブの流れに沿って印象的だったところを。
OCHA NORMA 2025 LIVE at BUDOKAN ~#OCHAnnel~ 日本武道館 2025年 10月15日(水) 18:00 開演 |
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OA・『未来ハジマリ』(ロージークロニクル 村越さんお休み) → 間奏の振り付け(内側を蹴り上げるのを繰り返す)見ちゃうよね! → 葉純ちゃん小っちゃいね&松原ユリヤさんがどんどん美人さんに! オープニングVTR → さすがチャンネル(OCHAnnel)いろんなVTRをつないで、これまでの来歴からの… メンバー紹介 01・『お祭りデビューだぜ!』 → いきなりセンターステージ 楽曲テイストと衣装のギャップに軽く一撃されて → しかし、いきなり煽るよね ご挨拶 MC ついに初の武道館です! 【PARTY TIME】 02・『ヨリドリ ME DREAM』 03・『ウチらの地元は地球じゃん!』 「ウチらの地元は武道館!」 04・『学校では教えてくれないこと』 05・『ちょっと情緒不安定?…夏』 澪心ちゃん → 西﨑さんのオープニング VTR → 衣装チェンジ 06・『わかってるっつーの!』 07・『ウットーシー!』 08・『黙ってついてこい!』 MC 会場煽り 【UNIT SONG SHOW】 09・『イージーイージー』(斎藤円香・広本瑠璃・窪田七海) 10・『1/2』(中山夏月姫・西﨑美空) 11・『Peek a Boo』(米村姫良々・北原もも・筒井澪心) 12・『ミステイク』(オリジナル研修生ユニットから全員へ) → ずっと見て来たファンは感涙では? VTR コントやってみた 始まらないジャンケンからの広本さん!→ 衣装チェンジ 13・『デート前夜狂想曲』 眼鏡ももちゃん! 14・『素肌は熱帯夜』 15・『Super Duper Sugar Power』 16・『Hello! 生まれた意味がきっとある』 なんて正しい曲! 17・『友達天体図』 VTR インターミッション的な… ダンスパフォーマンス 米村・北原 → 広本 → 筒井 → 西﨑・窪田 → 斉藤・中山 → 全員 18・『女の愛想は武器じゃない』 澪心ちゃん → 西﨑さんのオープニング再 19・『ちはやぶる』 20・『ラヴィ・ダヴィ』 西﨑さんのドヤ顔! MC 澪心ちゃんの語りからの、窪田さんキュルルンビーム(はっはっは) → 斎藤(上手)、広本(センター)、中山(下手)のコール&レスポンス合戦 21・【New Song】『想定内!』 22・『宇宙規模でダイスキ宣言!』 23・『Good Luckの胸騒ぎ』 24・『恋のクラウチングスタート』 → 米村「デビューから3年、ついに武道館に立てました!」 ↓↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓↓ 25・【初披露】『今日を胸に飾って』 ソロパートの連なりが素晴らしい MC 本日の感想を! 26・『シェケナーレ』 明るく楽しい雰囲気でフィナーレ! メンバーからのメッセージがスクリーンに |
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