はじめに UP-FRONT ~すべてわかってる粋な事務所~
2023年は25周年の記念イヤーということで、2023年9月9日~10日の土日、なにかと思い出深い “国立代々木競技場 第一体育館” にて、『Hello! Project 25th ANNIVERSARY CONCERT』が開催されました。
9日の土曜日は『Theme Of Hello!』と副題を掲げ、現役各グループによる、往年のカバー曲から各グループの最新曲までを披露して、現役メンバーたちの魅力と力量、そしてハロプロの過去と未来を通覧できる、それはそれは素晴らしいライブとなったようです(参考|9日のセトリ)。
そして10日のライブは『ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!』と副題を掲げ、昼公演と夜公演の2回まわし。それぞれ、ACT I、ACT II として、OG祭りとなります。ACT I では、主にモーニング娘。の6期メンバーまでのOGが、現時点で参加可能な全メンバーといった感じで勢揃いします。ACT II では、ベリキュー(Berryz工房、℃-ute)以降の卒業メンバーたちが、これも可能な範囲で、めっちゃ参加しており、大きなドラマも産まれました。
もう、当日、10日に代々木の会場前に行った段階で “保田大明神” といった、あまりにも懐かしいのぼりや、最近はあまり見なくなった法被などで標準武装している古参が目立ち、いきなり “開場を待つ現場の雰囲気” からして、近年のものとは様子が違ったりして。
はじめにのはじめに 代々木を揺るがす大歓声
今般の25周年記念ライブは、なんかアップフロントという事務所が(あれこれ言われながらも)いろんなことを “わかっている” 粋な事務所だったという印象が強いのでした。今更で申し訳ないんですが。
その粋なところは数あれど、まずは最初に、10日の夜公演である ACTⅡ で、代々木第一体育館を揺るがせた大歓声について。それは つばきファクトリーと、つばきファクトリーOGである小片リサさん、浅倉樹々ちゃんによって巻き起こされたものでした。
この大歓声は真面目に凄くて、それなりに現場に通っている報告者も、実際、驚きました。会場を揺るがすような大歓声でこれに匹敵するものとなると、2019年にモーニングのOG鞘師里保さんが凱旋して現役や先輩たちと共演したときが、ようやく思い当たるくらいかと。
いえ、10日のライブの模様は生配信されましたし、有志による SNS でのレポは、ライブ終わりから盛んに投稿されていましたので、ほとんどの方は、この日の代々木で何が起こったかはご存知だと思うんですけど、報告者としては、大歓声までの落差について触れたいところ。
ACTⅡ、冒頭から現役グループによる往年のカバー曲連打(この選曲だけで、すでにギブアップであることは言うまでもない|後掲のセトリ参照)に続けて、かなり盛り上がったところで、宮崎由加さん、須藤茉麻さん、矢島舞美さんによる MC を経て(もう、こ、この MC だけですでにギブアップで…以下同文)小片さんのソロ曲が披露されます。
最初はこれ、小片さん的にはキツイよなあ、って思ったんですよ。
披露される小片さんのソロ曲(『虹を超える』)は、とても良い曲だし、それはずっと小片さんの現場にも通っていたところから自信をもって言えることです(→ エンタメアライブを小片さんで検索)けども、すでに9日からずっと、往年の超響く名曲のカバーで盛り上がり続けてきた25周年記念ライブにあって、ハロプロファンに、それほど広く周知されているわけでもない(未音源化の)小片さんのソロ曲だなんて、ちょっと小片さん、可哀想だなって思ったのです。
もちろん、会場はライトオレンジのペンライト一色で、ちゃんと楽曲の展開に合わせてペンライトをふっています。けれど、未音源化ってこともあり、コロナ禍中にソロ曲として(限定された小片さんオリジナルのライブでのみ)披露していたので、コールも入れようがなくて、声出し解禁後の往年の楽曲カバーってことで会場からのコールが凄まじい25周年記念コンサートにあって、このソロ曲は厳しいな、小片さん頑張ってるな… って思っていたのです。
さらには、一部には、やっぱり小片さんについて、いろいろ思うファンも居るってこともあり(この報告者は小片リサさんを愛する者であると言い訳して、まずは、ちょっとだけ迷ったけれど、その前提となる経緯を下記の関連リンクにて)どうにも、小片さん的には、なかなかにキツイ状況だな、と。
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そんな前置きがあった上での、あの大歓声だったってわけです。
ソロ曲を歌い終わったあと、そのまま残ってる小片さんに、つばきファクトリーが合流します。リトキャメを除く、さにこ までの、いわば、つばきオリジナルメンバーが小片さんに合流します。そんな中… 小片さんのドレス風衣装によく似た衣装のメンバーがいるな… って思ったら、なんと浅倉樹々ちゃんが!
おそらく、樹々ちゃんと小片さんが同じステージにいるって認識が会場に浸透するまでに、少し時間があったようにも思うんですが(ひょっとして主観的に印象を歪めているかもですが)、しばし静かになったところで、響いて来たのが『初恋サンライズ』のイントロ!
この段階で、ものすごい歓声でしたよね。ってか悲鳴に近いくらい。代々木が揺れました。小片さんが「こんなきもちはじめて」って、かつての自分のパートをしっかり言ったときの悲鳴も、もの凄かった。
途中、センターステージに向けての花道に一列に展開するところで、小片さんと樹々ちゃんが隣り合ってる場面が続いて、そこが正面の大スクリーンにしっかり抜かれて、この時の歓声も凄まじかった。そりゃあ山岸理子ちゃんが、うっかり花道を駆け過ぎて定位置を大きく行き過ぎちゃって、苦笑いしながら駆け戻ってくるのも、無理もないってところ(→ 理子ちゃんブログ|現場でもはっきりわかったよ♪)。
サンライズのアウトロで、センターステージに移動していた小片・浅倉・つばきオリメンに、リトキャメが合流して来たな… と思ったところで、そのまま12人で、つばき鉄板の『今夜だけ浮かれたかった』を。
小片リサさんと浅倉樹々ちゃんが共演することも。2人の衣装がよく似ていたところも。その共演の楽曲に『初恋サンライズ』を選ぶところも、その最初の共演にはリトキャメが参加しないことも。そして、リトキャメも含めて最後に12人でパフォーマンスしたところも。
なんだか、ファンが欲していたツボを的確に突いてくるような、わかってる感というか、”粋” って感じです。つばきパートを終えた MC で、小片さんも樹々ちゃんも、そろって MC に呼ばれていながら、この会場を大きく揺るがせた共演については特に触れずに流してる辺りも、なんか事務所から「まあまあ、そんな大騒ぎしなさんな」って言われてるような。
ええ、この大歓声に向けてのソロ曲披露であったわけで、大興奮のドラマを終えてふり返ってみれば、それなりに意図された(しかも、しっかり宣伝として印象に残る)ソロ曲披露だったのかな、と。
そうですね、それは勝手なファンの思い込みかもしれません。
でも、『サンライズ』の開始段階で、小野瑞歩さんも小野田紗栞さんも泣いていたから、この共演はファンが思う通りの意味なんだと思うのです。
※ ちなみに新沼希空ちゃんが、ずっと左足にバンテージみたいなものを付けていたのは、あれは衣装の飾りなのか、それとも何か負傷してたのか、気になって夜しか眠れないのです。
その他にも “ありがたい” 辺りが、いろいろと
他にも、ACTⅠ、ACTⅡ区別しないで印象だけで述べちゃうと、その “わかってるなあ” って場面は多かったです。いや、わかってるっていうよりも、むしろ “ありがたい” って感じ。
上述の つばきパートでの大歓声に匹敵していたのが、こぶしファクトリーの『念には念』のカバー。 この こぶしファクトリーの楽曲は、Juice=Juice がカバーします。もちろん、井上玲音さんが諸々の歌割を担当するわけで、その個々のパートで湧き起る歓声ったら、凄かったし、今尚、根強い こぶしファンが多く生息していることも明らかになりました。
また、モーニングのレジェンド、道重さゆみさんと田中れいなさんが、『大きい瞳』をパフォーマンスするにあたって、正面の大スクリーンに楽曲が紹介される際には、ちゃんと亀井絵里さんの名前があったりします。どころか、前世紀からの編年体的に各年度の画像がインサートされてたライブ全体のオープニングVTR自体、かなりファンの心に厳しいもので、古くから直近まで、この代々木の会場に参加が叶わなったメンバーの顔もチラホラ見えたりします(村上さんとか山木さんが見えたよね!)。報告者が個人的に厳しかったのが、2014年の段階のもので、その2014年に卒業した道重さゆみさんと、活動停止を公表した Berryz の佐紀ちゃんのVTRが、それぞれ並んで表示された一瞬、かなり体液を漏らさないようにすることに体力を奪われた次第。
いや、ミニモニ。再現にあたって、アンジュルムの松本わかなちゃんと つばきの豫風瑠乃ちゃんがセレクトされていたり、それぞれの公演に参加するメンバーとして事前に告知されたものと異なる部分があったり(あぁ!{れいな、雅ちゃん、愛理さん}の完全再現など)、2期から6期までのメンバーで『恋愛レボリューション21』をやってくれたり、石川梨華さんが「ホイッ!」ってやってくれたり、言うまでもなく、先輩OGと絡む後輩現役メンバーたちだったり、もう、なんか、いろんなものが脳内を駆け巡って、まともな感想が出て来ないくらい。
ベリキューの『超HAPPY SONG』にいたっては、Berryz参加組(須藤茉麻・夏焼雅・熊井友理奈)と、℃-ute 参加組(矢島舞美・鈴木愛理)が、それぞれ別々のステージで、それぞれ『Because happiness』と『幸せの途中』を歌って、楽曲の進展に応じて、ステージ上でも合流する流れとか、考えたスタッフさんには菓子折りもってご挨拶に行きたいほどです。
ほんとにハロヲタで良かったと、今でもまだ泣いてるほどですが、こんな調子では終わらないので、いったんページを切り替えて、10日の昼公演(ACTⅠ)から振り返ります。
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さて、ページを切り替えて10日の詳細を記す前に、9日のセトリを掲示して。
(ページ切り替えは下までスクロールしたら、ありますよ)
9日のセトリ
Hello! Project 25th ANNIVERSARY CONCERT 2023年9月9日 (土) 開場14:00/開演15:00 Theme Of Hello! |
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