はじめに
たとえば懐かしの『美女学』だったり昔のDVDの企画なんかで、ロケ先で一般の方を前にハロメンが(ファンから見たなら)「内」向きのネタをやり始めてしまって、「いたたまれないっ!」って思ったことはないでしょうか。
画面の端で見てくれている人たち…たとえば何かの飲食店とかのロケで、「内向けのネタ」で盛り上がるハロメンを、遠巻きに見てくれてるお店の従業員のみなさんとか、液晶のこっち側で見ていて「あー、なんか申し訳ない」って思うことはありませんでしたでしょうか?
番組のスタッフが呼び集めたんだろうけれど、内心「やれやれ」と思って見ているんじゃないだろうか、と。
「外」の人の冷めた視線を、勝手に忖度してしまって、メンバーが冷めた視線にさらされる(と思い込む)ことに、過度にメンバー側に(間違って)共感した結果、「いたたまれない」と頭を抱える。
こうしたファン側の困惑は、はっきり間違いであると、投稿者は愚かにも、ようやく思い至りました。いかに「内向けのネタ」で盛り上がろうとも、リアルにその場に存在しているハロメンを目の当たりにしたならば、思わず笑みを漏らして、暖かい眼差しで見つめないわけにはいかないから。それは、ファンであろうがなかろうが(まだ思い込みが続いていることは秘密)。
と言いますのも、カントリー・ガールズ山木梨沙さんのソロ イベントに参加してきたから。
いやー!山木梨沙さん、可愛かったわ!!
Greeting 山木梨沙 発売記念イベント 第2回公演
2016年1月29日、Greeting シリーズのソロ ブルーレイ発売を記念して、赤羽橋はパシフィックヘブンにて、カントリー・ガールズ山木梨沙さんのイベントが開催されました。こちらの、20:00 スタート2回目の公演に参加してきました。
パシフィックヘブンについては、こちらで軽く触れていますので参照希望中。
実は、山木さんのソロイベントに参加するのは、ハロショのカントリー広場と(レポは投稿してなかったけれど)昨年のTFMホールでのお誕生日イベントに続いて、これで3回目。
しかし、ファンが求める映像作品を制作してくれて、それを然るべき対価と交換して入手した段階で、取引としては終了しているはずなのに、このように「おまけ」的に、その映像の中で微笑んでくれていた愛らしいメンバーとリアルに接することができるイベントまで開催してくれるなんて、どこまでサービスが良いんだとか思いますよね。
ありがとうございます。
山木さんのソロイベントは、2回まわしのスケジュール。
投稿者が当選できたのは、20:00 開始の2回目のイベントのみとなります。
開始時間の20分前に受付開始とのことで、その時間を目指してパシフィックヘブンへ向かいます。
写真付きの本人確認用証明書と、対象商品である山木さんのブルーレイを発送した証明メールをたずさえて。受付で各種書類を確認してもらったら、その場で(名簿と照合の上、事前に割り振られていたであろう)座席番号を渡されてパシフィックヘブン内へ。
やっぱり感動する きちんとお約束を守る態度
座席には、イベント中に使用される質問記入用紙が準備されていて、こうした質問コーナーは、もうすっかり定番ですね。
質問用紙は、その場でイベント開始までの短い時間に(事前に「質問考えてきてね」的な告知があったわけでもないので)みなさん慌ただしく頭をひねって記入し、そのままスタッフさんがボックスに回収していきます。イベント本番では、そのボックスから、繰り返し、そのまんま山木さんがランダムで質問を選んでいきます。
多くのお誕生日イベントやこうしたソロのイベントなどで、同様に自由記入の質問コーナーがある場合は、参加者が提出してからステージ上に登場するまでの数十分、質問ボックスは参加者の目の前から消えているので、その合間にスタッフによる取捨選択が行われていないとは言い切れない部分もあるわけですけど、今般の山木さんイベントの場合は、参加者がざわざわイベント開始を待っている同じ場所でもって、回収してたスタッフさんも質問ボックスも待機しています。
こうした流れの中で、ファンのみなさんから寄せられた質問を事務所側がスクリーニングしたわけでもなく、ランダムにメンバーが選んだ中で「下品」な質問がないという事実。
過去に投稿者が参加したものでは、道重さゆみさんのバスツアーの事例で、かなり微妙な質問があったりして、ちゃんと道重さんは答えてくれたけれど、DVDからはさすがにカットされたり、Berryz工房のバスツアーで質問内容にベリメンがご立腹だったり、小田さくらさんとの関係を問う質問を一切スルーして答えない石田亜佑美さんとかいう例こそあったけれど、いわゆる…、その…、なんと言うか…、一般的に想像されるような…、「下品な」方向性のものが、やっぱり一切ありませんよね。
「あたりまえだろ!」とか、「空気読むだろ、ふつう」とか、みなさん思われるかもしれないけれど、毎度、この事実に、私はいつも感嘆している次第。
後述するように、やっぱりスタッフ側やメンバーは、基本的にファンを信頼してくれている。そして何よりも、いろいろネット上で細かく不平不満は噴出しつつも、ファンも、そうした信頼によく応えていると。
立ち止まって考えるに、これはひょっとして感動的なことなんじゃないかと思う投稿者です。
希空ちゃんとおそろいで
さて、そんな中(どんな?)、お待ちかねの山木さんが登場。
なんと私服にての登壇ということで、白のニットセーターに紺色?のジャンパースカート、そして黒のタイツという装いで、ストレートの長髪を軽く束ねた姿で登場です。
ジャンパースカートは、つばきファクトリーの新沼希空ちゃんとお揃いとのことで、先だって一緒にお買いものに出かけた際に、「仲良しの証」として、お揃いのものを買ったんだそうです。
TMFホールのお誕生日イベントでも、VTRで希空ちゃんのサプライズがありましたもんね。
毎度のように書いていることですが、液晶越しでは大事な何かが欠落するのか、プラズマ越しでは左右上下の比率が変化するのか、リアルで目にするメンバーは、ほんとにちっちゃくて可愛くてビビります。山木さんも、DVDやWebで見ているときには、そうは思わないのに、めっちゃ小さくて、びっくりします。
オフショット裏話 やっぱり恥ずかしい
最初のコーナーは、イベント対象商品である山木さんのソロ ブルーレイの撮影裏話。
当日は雨が降っていて撮影できるかどうか心配だったとか、あの先輩のサポートは私には与えられなかっただとか、オフショットのスライドショーを自ら操作しながら、山木さんは楽しげにお話してくれました。
先に、同じくカントリー・ガールズの森戸知沙希さんが、Greeting のソロ ブルーレイを発売した時に、山木さんは「見せて」と迫って、「恥ずかしいから嫌だ」と森戸ちゃんに断られたんだそうです。「なんでよ!」と、ずっとご不満だった山木さんですが、自分がこうしてソロのブルーレイを撮影してみて、森戸ちゃんの気持ちがわかったとか。
自分でも、このイベントのために、ようやく前日になってブルーレイを見たのだと山木さん。「恥ずかしい」から、やっぱりなかなか自分では見れないでいたのだと。イベントの前日は、改めて自分の映像作品を見るのも気恥ずかしい感じがしたので、こたつに入って別のことをやりながら、横目でチラチラ見ていたのだ、と。
森戸ちゃんからは、山木さんのブルーレイを貸してねと言われているとのことですが、「丁重にお断りする」所存だと。
さて、どのイベントでも思うことですが、山木さんはイベントまわしが、ほんとに上手ですね。
言葉を噛んだり、ちょっとフレーズに詰まったりしても、それを「まあ、今、ちゃんと話せなかったわけですが」みたいに、ちゃんと自分で取り込んで、突っ込む余地を残さず、円滑に物事を進めます。
何の絵を描いてるでしょうか きちんとしてる可愛らしさ
続いてのコーナーは、山木さんのお絵かき企画。
スタッフが準備したお題をランダムに引いて、その場で山木さんがお絵かきして、何を描いているのかを参加者が挙手制で答えるといったもの。山木さんのお絵描き上手なことは、今更、言うまでもなく有名で、オリジナルグッズに採用されるだけじゃなく、TFMホールのお誕生日イベントでも、お迎えの絵画は山木画伯製作でしたもんね。
正解者には、山木さんお手製のカエルの折り紙がプレゼントされるという趣向。カエルの折り紙は、きちんと一つ一つ山木さんが目を描き入れてあって、ちゃんとジャンプするかどうか確認済みとのこと。
ただし、投稿者は座席の位置が悪く、場内の照明が壇上のホワイトボードにもろに反射していて、山木さんが何を描いているのか何一つ判別できなかったので(はっはっは)これは未確認。最後に正解した参加者さんのものだけが折り紙の材質の関係で(キラキラした銀色のカエルでした)ちゃんとジャンプしないのだとか。それを正解者さんに、ちゃんと伝えて「ごめんなさいね」とか言う山木さんです。
・・・なんだか、トークやイベントまわしが上手な分だけ、こういう「きちんとした」ところが、とっても可愛らしいですよね。普段は年上組で、お姉さん然とした立ち位置の山木さんですが、注意して見ていると、細かく可愛らしくて、実に微笑ましいです。
お題の中に「ハットリくん」というのがあって、山木さんは悩みながらアニメ名探偵コナンの登場人物、服部くんを描いた模様。ちゃんと参加者側から正解が出るあたりがすごいですが、お題がカタカナで書いてあったこともあり、名探偵コナンではなく、出題者の意図は藤子不二雄A先生の「忍者ハットリくん」であった模様。会場の微妙なザワつきに、すべてが終わってしまってから気づく山木さんですが、そのままで終わらせないところがさすがです。
後段の質問コーナーで、質問を読み上げられた参加者さんへ「ニンジャさん、どちらにいらっしゃいますかあ?」という呼びかけに、誰も挙手しないという場面がありまして。「ニンジャさんだから隠れてるんですねぇ…(こっそり)ニンニン」とか、嬉しげにつぶやいてみる山木さんです。
ってか、山木さんの年齢で「忍者ハットリくん」ってご存知なんですね。
意地悪な質問はしないでね
さてメインは、冒頭にも触れた参加者さんから寄せられる質問コーナー。
すべては記憶できていないので(イベントではメモったりせず全力で楽しむことに専念する派)とっても申し訳ないけれど、印象的だったものだけのレポートってことでご容赦願いたく。
好きな「お鍋」を問われて「脳内にレパートリーがない」とか言い出す山木さん。
質問の答えだけじゃなく、その答えにたどり着くまでの筋道までも、可愛らしいです。山木さんのボキャブラリーに「脳内」ってのが登録されていることが判明しただけでも、かなりの収穫です。
今現在の「ハロメンでの推し」を問われて、℃-ute の矢島舞美さん、Juice=Juiceの植村あかりさん、こぶしファクトリーの小川麗奈さんの名前を挙げて、ハロコンでは、ずっと見ているのだとのこと。そうしたチョイスについて、「私、もしかしたら美人が好きなのかも」と述べる山木さんです。
ということは、やっぱり山木さんも、道重さんのことは「美人だ」と思っているんですかね。そういう山木さんだって美人ですよねとか思ったり。
乗馬が特技でも趣味でもあり、お誕生日のイベントでは、そのきっかけが中学での乗馬部だったと述べたところから「中学で乗馬部があるなんて、やっぱりお嬢様なんじゃん!」というツッコミの余地を与えてしまった山木さん。将来、自分で競争馬を持つなら、どんな名前を付けるかと問われて、「やっぱり愛着のある名前が良いから」と、「さゆみん」と答えてくれました。
…山木さん、なんか…ありがとね。
ご挨拶と握手会 信頼してくれて、ありがとう
さて、繰り返し、山木さんはイベントのトークまわしが上手であると言及してきました。これが上手であればそれだけ、きちんとしている背後に、しっかりしてる表向きの顔の裏に、可愛らしいところが透けて見えることも(投稿者の主観とはいえ)繰り返してきましたが、山木さんは、こういうイベントでの参加者いじりも、たいへんに上手で、かつ上品です。
それこそ、山木さんが憧れている、あの人を彷彿とさせるほどに。
流暢でなめらかで滞りのないイベント進行について、山木さんは、「2回目だから緊張しなかった」と言います。やっぱりソロのイベントは慣れていないから、1回目のイベントでは緊張した、と。それでも、参加者のファンのみなさんが、とても暖かく迎えてくれたから、緊張はしたけど、なんとかやり切ることができた、と。そして、1回目のイベントで、参加者さんたちが暖かく迎えてくれることがわかったから、2回目の今回では安心してできた、と。
ほんとうに山木さんが緊張していたのかどうか、それは、どちらでも良くて。
実際に山木さんが緊張していようがいまいが、このように言ってくれることで、1回目の参加者さんへも、2回目の参加者さんへも(含む投稿者)ちゃんと礼が尽くされていて、まことに非の打ち所がないコメントかと思います。
2回目の参加者にとっては、目の前の山木さんが緊張しないで自然に振舞ってくれていることを喜べるし、それはファンのみなさんの暖かいお迎えのおかげなんだと、しっかり伝えている。そして、1回目は緊張したと差別化もしながら、緊張したけれど1回目の参加者さんが暖かく迎えてくれたから大丈夫だとわかったのだと、ちゃんと1回目の参加者さんへのフォローも入っている。
そして、しっかり緊張していた自分の様子もアピールできるし、誰も、どの回の参加者も損をしない、八方に目配りの効いた、すばらしいご挨拶かと思います。
さらに勝手な思い込みを続けるなら、そうした効果を山木さんは特に意識していない。イベントの円滑な進行に専念する中で、それこそ「脳内」でこねくりまわしていたイメージをなぞるところで自然に出てきたものだと思われ、そうした自然なご挨拶が、上述のように、ある意味で「推敲に推敲を重ね」たところで達成できるとは限らぬ完璧な配慮をともなっているという上品さ。
山木さん、とても、しっかり、きちんとしていて、上品で、そして、とても頭が良くて、だからこそ、とっても可愛いです。
そしてもう一つ、このイベントで印象に残ることは、スタッフが少ないということ。
しかも、少ないスタッフは、入場口に数名と、あとは会場の脇に控えるような感じで待機しており、登壇するメンバーと客席の間をブロックするような形で配置されたスタッフは皆無。
こうしたスタッフの人数と配置の上で、うら若い女の子が楽しげに客席のおっさんたちをイジってニコニコしていることは、やっぱり冷静になってみれば驚きです。しかも、イベント終わりには(その少ないスタッフによる、要所のみの誘導で)握手までしてくれるに至るや、あまりに当たり前になりすぎていますが、立ち止まって考えるに、これは凄いことなんじゃないかと。
やっぱり、スタッフ側とメンバーは、(諸々事情を斟酌した上で)ある程度、ファンを信頼してくれている、と思った投稿者でした。
繰り返し、そんな少ないスタッフと、要所のみの誘導で実施されたイベント終わりの握手会は、見方によっては危うい隙はいくらでもあるのに、ほんとに滞りなくにこやかな雰囲気のうちに進行します。メンバーからの信頼に、ファンの側も、やっぱり、きちんと応えています。繰り返し、立ち止まって考えてみるに、これはとんでもないことなんじゃないかと思うのでした。
*****
山木梨沙さん、客席からペンライトを振る側だったのに、自分もステージに立つ側を選んでくれて、ありがとう。
そして、自分が選んだそのステージの上で、今でも道重さゆみさんの名前をいっぱい出してくれてありがとう。
握手してくれて、ありがとう。
「また来てね」って言ってくれたから、また行きます。
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