はじめに
ハロメンと握手だなんて、してもらえるだけで有難くって、メンバーの印象に残ろうとか認知されようだなんて、これまで思ったこともなかったのに、小片リサさんの印象に残りたくて、今回、あくまで偶然からとはいえ、意図したことではなかったとはいえ、結果として「あざとい」仕儀に至ったことを心から懺悔します。ごめんなさい。
といったわけで、つばきファクトリー初となるリリースイベントに、行ってきました。
ミニアルバムのリリイベなので通常のシングルよりも若干お高めなこともあり、握手は2回と決めていたのに、偶然からの流れで小片リサさんの印象に残ろうという「あざとさ」に落着してしまった結果(後述)、なぜか追加で余計に握手してきた投稿者です。こんばんは。
謎の美女である小片リサさんについては、これまで、歌割りを終えたタイミングだったり、MC の切れ目なんかで、微妙にステージ袖まで視線を走らせているところを散々目撃してきたわけですが、ついに今回、ステージ脇に仮設されたPAブースのスタッフさんと若干打ち合わせ的な会話をこっそりしているところを直に目撃してきましたよ。
つばきファクトリー初のリリースイベント
つばきファクトリー初のリリースイベントが、2016年5月18日、川口駅から少し歩いたショッピングセンター、アリオ川口 の1階センターコートの仮設ステージにて開催されました。パシフィコ横浜の ひなフェス会場でも先行して販売されていた、つばきファクトリー初のミニアルバムである『つばきファクトリー SOUND+VISION Vol.1』のリリースイベントということで、埼玉はアリオ川口まで、会社帰りにダッシュで行って参りました。
『つばきファクトリー SOUND+VISION Vol.1』の発売記念握手会といえば、パシフィコ横浜での早朝握手会も記憶に新しいところです。その早朝からの握手会でも、想定以上の大人気ぶりを証明した つばきファクトリーでしたが、このリリースイベントの公式告知においては、こんなことが注意喚起されていたり。
※徹夜は絶対にしないで下さい。夜間、警備員が巡回し徹夜での参加とみなされた場合、イベントには参加できません。
通常の会社勤務を終えてダッシュで川口に向うつもりの投稿者は、そんな警戒までしなきゃいけない程なのかとビビリながら、あの横浜の様子ならば有り得るかも?とも思いつつ、せめて握手だけでもできればいいやと、(のんびり会社を終えてからイベントに向うという自分の意気地のなさから)イベントのミニライブやなんかは、まともに鑑賞できなくても仕方ないと覚悟して電車に乗ったのでした。
ネット上の情報によれば、正しく当日の午前中から参戦した猛者たちが優先エリアの最前を確保していた模様。
19時スタートのギリギリ間際にアリオ川口にすべり込めた投稿者は、まったく「優先」になっていない優先観覧エリアが埋まっているのを見て取ると、握手券を入手した後は、2階や3階を攻めてみますが、こちらもすっかり埋まっています。つばき、やっぱり大人気です。当記事中のこの段は、以下に続くミニライブのレポの「視線」が偏向していることを釈明するため、投稿者自身が変則的な位置からイベントを見ることになった経緯を記述しようとするものなんですが、そうした文脈というか構成を乱してでも、ここで挿入しておきたい。つばきファクトリー、やっぱり、大人気です。
たとえば池袋のサンシャイン噴水広場の吹き抜けだったり、たとえば後楽園ラクーアのイベントスペース向かいの通路だったり、そうした定番どころで先輩グループがリリイべしてる場合と比べちゃうと、さすがに2階~3階から眺めてるギャラリーは薄いけれど、それでもギリギリにやってきた呑気なファンが場所を確保できるほど甘くはありません。
人気沸騰中であることは嬉しいことであるとして、問題は、優先観覧エリアの後方スペースに素直に入ったなら、ステージがまったく見えないということ。
というわけで、元の脈絡に戻ると、下記に挿入した図のような隅っこの場所で、真横から仮設PAブースの後ろからステージを臨む位置に、ようやく落ち着いた次第。
そんなわけですので、終始メンバーの(レトリック的な修辞ではなく)横顔のみを観覧してきたというわけですが、そのおかげで、冒頭で触れたように、小片リサさんのスタッフさんとの会話を目撃できたということでもあったりします。
イベント概要とミニライブのセトリ
そんなわけで、ステージの真横から、文字通り、メンバーたちの横顔を観覧することになったミニライブ。その構成とセットリストは、こんな感じです。
私がオバさんになっても
— 自己紹介トーク —–
気高く咲き誇れ!
青春まんまんなか!
— 感想トーク —–
キャベツ白書~春編~
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握手会
最後のご挨拶
メンバーたちは、『キャベツ白書』の MV の、私服風の衣装で登場です。
この、しっかり育てられたお嬢さん的な、落ち着いた私服風の衣装、良いですよね。
いきなり小片リサさんに注目しております
最初に先輩が歌い継いだ楽曲のカバーを2曲披露してから、メンバーがそれぞれに、自己紹介と「つばき」の紹介トークに移ります(それにしても『私がオバさんになっても』の破壊力たるや!)。「名前だけでも覚えて帰ってください」とばかりに。
つばきファクトリーが結成されて初めての公式なステージだった昨年5月は渋谷公会堂での New Fes にて、その「つばき」というネーミングに込められた想いといった「大人が作った文章」を、一生懸命暗記してきては、がんばって客席に向けて再現しようと苦労する小片さんの姿が愛らしかったわけですが、このリリイべで自分たちを紹介するにあたって、そのまんま、寸分違わずに(とちったり、噛んだりする部分まで)“上手にちゃんとお伝えできない” 様子をきっちり再現してしまった小片さん。可愛かったです。
上記のとおり、投稿者は、ステージの真横から観覧していたわけですが、メンバーたちは投稿者から遠い位置から年齢順に並んでおり、このご紹介トークで、順次お話するメンバーに対して、小片さんは、ちゃんとそのメンバーの方を向いて(「うんうん」とか細かく薄いリアクションをしながら)聴いています。つまり、何が言いたいかというと、わたくしは結果的に、都度、小片さんと正面から目が合っているかのような形で、このトーク部分を観覧できたというわけでした。いや、ほんとうに、ごめんなさい。
細かい部分で滲み出る仲の良さ
終わりのトークで、メンバーがそろって「つばきファクトリーでしたあ」と締めるところ、リーダー理子ちゃんがタイミングを上手に知らせられなかったか、あるいは声が小さくて、おしゃべりしていた(こんな、わずかなタイミングをつかまえて「おしゃべりしてる」のも凄いけども)希空ちゃんと安美ちゃんに届かず、本来ならばそこでパンパンと手を叩いて「ほらリーダーが何か言ってるよ!」と注意を促すはずの岸本ゆめのさんも(ステージに一列で整列中だから)為すすべもなかったせいか、この「つばきファクトリーでしたあ」が上手くいかず、希空ちゃんや安美ちゃんが、人差し指を出して笑いながら、理子ちゃんに向かって「もういっかい、もういっかい」とでも言っているかのようにしていたどころか、理子ちゃん自身も笑いながら「もういっかい、もういっかい」ってやってたのは、メンバーたち同士の雰囲気がそのまま出ているようで、とても微笑ましい場面でした。
これまで散々、初々しい透明感、みたいに形容してきた つばきファクトリーメンバーですが、どうやら、けっこう仲良しみたいです。嬉しいですね。
「気高く咲き誇れ」で縦一列になるところ、仮設ステージの奥行きが狭くて、メンバーの間隔が詰まっちゃった結果、新沼希空ちゃんのポニーテールが顔に触れるもんだから、そっと希空ちゃんの背中を押す小片さん。
なんかもうね、メンバーが仲良さそうだって嬉しくなる以上に、希空ちゃんのポニーテールが顔に触れてるのが羨ましかったり、小片さんに背中をそっと押されるのが羨ましかったりと、いったい自分は誰にどんな立場で感情移入しているのか、それすら複数の軸がめまぐるしく移り変わる、非常に気持ち的にも忙しい観覧となりました。なんか、めっちゃ得した気分です、わたくし。
横顔を見てきたメンバーたち
そんな次第で、真横から主に横顔ばかりを眺めてきた今般のリリイべにて、だからこそ気づいたこと。
つばきファクトリーって、どこか控えめながら、とても美しい印象があったんですけど、それはきっと、みんな小鼻がつんと上を向いてるから。もちろん他のグループにも、愛らしいとか可愛いとか「推し」といったレベルを超えて、ちゃんと客観的にも「美しい」メンバーって、名前を挙げることはできるわけですけれども、それぞれに特徴的なビジュアルの造作があって、それぞれ個性的なわけですが、つばきファクトリーの場合は、全員が全員、鼻頭がツンと上を向いています。なるほど、美しいわけです。
これは、きっと、10代後半の若々しい今現在よりも、年月を重ねて、ひょっとして30代くらいになってこそ、その美しさが際立つビジュアルなんじゃないかな、と。このあたり、素人ながら、是非とも投稿者の観察を信じて欲しいところです(そうやって「つばき」への注目をわずかでも獲得しようという姑息な作戦)。
芯の揺るがぬ「ほっこり」リーダー 山岸理子
山岸理子さんは、どことなく顔が細くなって色っぽくなっています。
理子ちゃん、きっと美人になるとは思ってましたが、早いっす。私が隅っこから見てたからってわけじゃないけれど、正面以外のいろんな方向へ気を配って、ニコニコしていたのは、ほんとうに可愛かったです。
上述のとおり、吹き抜け部分から2~3階まで、たくさんの人が集まっていて、他のメンバーも、そんな上階のファンのみなさんに視線を投げたり手を振ったりはしてはいます。でも、そんな具合に、上階だったり隅っこだったりに気を配った上で、改めて正面にきちんと向き直っていたのは(つまり、ある方向や場所だけでなく、常にステージ全体に配慮していたのは)理子ちゃんが一番に目立っていました。やっぱり、リーダーなのは正解なのかもね。
握手会では、「つばき、応援してますね」と言ったら、もう文字のとおりに、ぱあっと表情を明るくして「ほんとですか!」って喜んでくれました。理子ちゃん、可愛かったです。
良い奴だとしか思えぬ 谷本安美
谷本安美さん、良い奴だとしか思えません。
鼻頭がツンと上を向いているのが明瞭なのが谷本さんで、実際、おとなしく佇んでいたら、飛び抜けた美形です。でも、おとなしく佇んでいないのが谷本さん。めっちゃ可愛いです。ビジュアルの造形は「美しい」方向に強く踏み出しているのに、表情の動きが、とんでもなく「可愛い」です。
ミニライブ中、ちょっと、つまずいてコケかけてましたけど、「そんなことはなかった」かのように知らんぷりをするんじゃなく、自分で笑っちゃってるところ、表情がほんとに生き生きしています。
握手会では、(Dマガの握力測定では一桁代の結果だったくせに)一番に強く手を握ってくれ、一番に目を覗き込んでくれます。でも、握手の列が続いてるのに、途中で両手を上にあげてノビをしちゃてコリをほぐす仕草をするのは(お仕事としては、やっちゃいけないんでしょうけども)可愛らしすぎます。
均整のとれた美しさへ進化中 岸本ゆめの
岸本ゆめのさんは、ひょろっとした長身が、良い案配に落ち着いてきて均整のとれた美しさへ進化中です。
黒髪のロングをストレートに下ろしていて、きしもっちゃん、とても美しかった。
自分でも「お猿の物まね」を持ちネタにするくらい、お猿さん顔という自覚があったりする模様ですが、あのね、ほんまに岸本さん、可愛いです。眼福です。
我が同志のベリヲタのみなさまへ。
きっと、Berryz工房の、2014年のライブの現場や DVD Magazine(それは、2014年の春ツアーを追った Vol.39 や、秋ツアーを追った Vol.42) にて、研修生時代の岸本ゆめのさんを知っておられるかと(秋ツアーには岸本さんは帯同していないけれど、大阪公演で差し入れに来て、清水佐紀さんと絡んでいる様子が Dマガには収められてます)。その岸本さんを想定しているなら、「それは違う」と。
是非、いずれかの機会を捉えて、リアルな2016年の岸本ゆめのさんをその眼でご覧になられますようにと、切に訴えておきます。
ハローの「アイドル然」とした「衣装」じゃなくて、私服風のお召し物だからこそ、その飾らぬ感じの佇まいが、あまりにも可愛く美しいことに、はっきり言って、驚かされるレベルです。
キラキラの奥が深い 浅倉樹々
ハロメンの顔がちっちゃいことには慣れていたはずなのに、それでもビビるのが浅倉樹々ちゃん。樹々ちゃんも、ちっちゃいながら、とってもバランスが良くて、今回の私服風の衣装が映えます。動画や写真の印象と、リアルの印象が一番違うのも樹々ちゃんかも。ほんとにキラキラしています。
握手会では、その直前の岸本さんと握手している参加者さんを待ってるときと、参加者さんがいざ自分の目の前に立ったときと、そして手を握った時の、それぞれのキラキラが全部違っていて、樹々ちゃんのキラキラの奥の深さにもハマらざるを得ないところ。
樹々ちゃんだけ記述が薄いようですが、これ、浅倉樹々さんについては、もうキラキラしていた、とこう書くことに尽きるというか、そのキラキラ具合以外に、神々しいまでのアイドル・オーラ以外に、書くべき事がないというか、そのくらいキラッキラなのですよ、ほんまに。
美しさを秘めた天然娘 新沼希空
きっと「つばきの美しさが本領を発揮するのは30歳を過ぎてから」とか思い定めた投稿者ですが、そのピークは、あるいは40歳すぎかとも思わせる造形の整い方をしている新沼希空ちゃん。40歳を過ぎても、まるで衰えを見せぬ女優さんとか(原田知世さんあたり?)を想定していただければ、と。その数日前に前髪をパッツンしたことをブログでお知らせもしていましたが、ほんまに可愛らしいし、繰り返し、きっと将来大美人に成長すると思います。
そんな希空ちゃんは、よく視線が定まらず、謎な方向に視線をさまよわせているとも、多くの同志によってレポされてるところですが、思うに、普通よりも視野が広いというか、現時点での場の進行のメインどころについては視野の隅で捉えておいて視野の中心では次の動きにあらかじめ注目しているというか、そんな希空ちゃんなりの(希空ちゃんにとっては)しっかりした脈絡に基づいた(希空ちゃんにとっては)意味あるリアクションをしているようにも思います。
か、可愛かったです。
握手会では、小片リサさんから新沼希空ちゃんへという流れに、手元を見るために視線を落とす、そのコンマ数秒が惜しい状況だったために、なんと希空ちゃんの手をつかみ損なうという失態を犯す投稿者でしたが、その空を切った手を、定型的な動きを乱してまで、ちゃんと探してつかまえて、握手してくれた希空ちゃんです。ありがとう。
それに、後述する小片さんとの会話に乗っかってくれて、これも嬉しかったです。ありがとう、希空ちゃん。
さらに、投稿者のいた位置からたまたま見えたことですが、イベントのすべてが終わって、これまた仮設のバックヤードに引き上げるという場面、BGMとして『青春まんまんなか!』が流れていて、最後尾のメンバーが戻ってくるまで開け放たれていた仮設バックヤードの扉の向こうで、「まんまんなか」の振り付けを地味に雑に再現していた希空ちゃんです。その楽しげな表情も(それがバックヤードだってこともあって、もう「今日のお仕事終わりっ!」ってタイミングだったこともあってか)めちゃくちゃ可愛かったです。
美しさを形容する言葉までもが謎 小片リサ
そして、ゆっくり「美しさ」を顕にしつつある小片リサさん。
ブルーの淡いチェックのミニワンピで、大人っぽく緩めに巻き巻きして、まことに美しい。
いや、なんというか、派手めに大文字で「美しい」と正面から大書するような感じの「美しさ」ではなく、控えめに、気づかれぬように隅っこで、密かに咲いている、おとなしい美しさというか。もう、誰かほんとに、言葉を発明してください。
そんな小片さん、2~3階のファンのみなさんへも、(自分の胸元で小さく薄く)手を振っているところ、握手会の列で自分の前に新しい参加者さんが立つたびに、小さく目を見開こうとするところ、めちゃくちゃ可愛かったです。
たいへんにマズい兆候です。誰ひとり察していないであろうから、あえて自ら明らかにしてみますが、投稿者は、昨年の4月にハロ!ステ上で清水佐紀さんから結成を告げられた、その時点から、実はどうにも小片リサさんが気になってしょうがないところ。
ここは、投稿者の「さゆヲタ」仲間であるバスツアー同室組も、「ベリヲタ」友達である熊井ちゃん推し仲間も読んでいるというのに、なんだか小片リサさんの、控えめながら明らかな美しさから目が離せません。
そのうち、本来のキャラかも知れない負けん気の強さだったり腹黒いところ(そのように投稿者は観察中)が前面に出てきたり、トレイニー時代からのファンの間から漏れ聴こえてくる “案外、はっちゃける人” という評判が確かめられたりするようなことになったならば、いろんなものを持って行かれてしまうかもしれません。たいへんにマズい兆候です。
そして握手会の顛末を
リリイべのラストは握手会です。これまでも、ちらちら言及してきたように、握手会の並びは年齢順。山岸理子ちゃんからスタートで浅倉樹々ちゃん終わりという順番。
優先エリアとステージの間の部分に待機列を作るくらいしか誘導がなかったのに、ある程度の面積を占めていた優先エリア内に自然に列が形成されていく不思議も、これはハロヲタの紳士・淑女ぶりが際立つところです(いや、マジで)。
今、「紳士・淑女ぶり」と書きました。ええ、けっこう女性のファンが目立ったんですよ、今回のリリイべ。
すでに単独ライブも重ねファンとの交流も積んできた先輩グループならいざ知らず、未だメジャー・デビューもしていないグループの、その初めてのリリイべだというのに、若い女性ファンが目立つというのは、なんだか つばきファクトリーの明るい未来を暗示しているようで、嬉しいことです。
と、そんな次第で、自然発生した待機列が、スタッフの誘導列とゆるやかに融合する蛇行した握手待ちの列から、先行する参加者と握手するメンバーの様子をゆっくり眺めることすら可能だった握手会は、リリイべにつき、比較的高速ながら、剥がしはゆるやかで、上記に樹々ちゃんのところで、「参加者さんを待ってるときと、参加者さんがいざ自分の目の前に立ったとき」と書いたように、お目当てのメンバーの前で粘ることが可能な(だから一律なリズムで流れずに参加者のダマができて、メンバーが「待つ」タイミングができる)くらいの流れでした。
定形の流れからの謎の逸脱と、それに応じてくれたメンバーたち
ここで、一巡目では、全部のメンバーに対して「デビュー待っていますね」という定型句を楯に、匿名ファンとして、つつがなく握手会をやり過ごしていた投稿者は、何を思ったのか、二巡目の握手で、うっかり小片リサさんに対して、「次の池袋での舞台を観に行くね」と、そういう余計な(しかも伝達に時間がかかる一定の意味内容を含んだ)言葉を発しようとします。いや、ほんとに何を考えていたんだか自分。
そしたら、握手の距離で、しっかりこちらの言うことを聴こうとしてくれる小片さんの愛らしいお顔立ちに脳の認知機能の大部分を消費していた投稿者は、こんな簡潔な文言すら満足に発話できずに噛んでしまいます。「次の、『続・11人いる!』も…」と言おうとして、「じゅ、じゅう、じゅっ」と、言葉が突っかかってしまいます。
そしたら、ちゃんと何を言おうとしたのか理解してくれたらしき小片さんは、「11人いる、ですね?」と微笑んでくれます。と、そのタイミングで剥がされる わたくし。
この失敗(?)を取り戻すべく、やむなく追加購入して、あらためて握手券を入手し、三巡目の握手に挑むことになります(いや「別に無理して挑まなくても」とは、今になってこそ思い至るところですけども。この件、噛んでしまったセリフで押すことによって小片さんの印象に残れるのではないかという、あざとくも厭らしい判断が無かったと言ったら、それは嘘になるかとも思うんですが、現場では、こんな理路整然とした思考経路をたどったわけではなく、あくまで「噛んじゃった」ことに真っ赤になって、衝動的にリベンジに向かった次第。ごめんなさい)。
あらためて小片さんの前に立って、こんどはしっかり「11人いる!」と発話する投稿者ですが、「観に行きますね」が言えずに、小片さんと二人して「11人いる!11人いる!」と何度か繰り返して、小片さんは微笑んでくれて、そして私は流されていきます。
…そしたら、お隣の希空ちゃんが、ガッツポーズをしながら「11人いる!」と、乗っかってくれました。
これを、どのようにみなさまにお伝えしたもんでしょう。
希空ちゃんが可愛かった? 希空ちゃんがのっかってくれて助かった? メンバーが、ちゃんと応じてくれて嬉しかった?…どう工夫してみても、この状況と感覚をお伝えできない気がしております。たいへんにマズい兆候です。なんだか、すみません。
小片リサさんだけじゃなく、どうも つばきファクトリーにまるごと大事なものを持って行かれた気もする投稿者でした。
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つばきファクトリーこそ、ハロプロの数年後を見据えて厳選された最終兵器だと、そう投稿させていただいたこともありました。今更ながら、その正しさに自分でビビっているところ…と書くと、さすがにこれは調子に乗り過ぎでしょうか。
椿の花言葉は、赤い椿が、「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」。白い椿が、「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」。ピンクの椿が、「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」。
なるほど、謙虚で気取らず慎み深く控えめながら、しかし完全な至上の美しさであると。
かつて「サンクユーベリーベリー」という演目に託して、Berryz工房の活動停止からその継承という流れを、これ以上ないくらい相応しいタイミングと透明さで受け止め表現してみせてくれた つばきファクトリーです。
今また、ファンが思わず、切ないくらいの気持ちでその未来を期待する「つばき」ファクトリーは、そのネーミングもメンバーの選抜も、これが「計算」なんだとしたら、まことに恐るべきところですね。彼女たちのこれからが、本気で楽しみでなりませんね。
それにしても、つばきファクトリーについてレポするたびに、なんだか謝ってばかりいるような気もしますが、それだけ気持ち的に追い詰められている証拠かも。
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