はじめに
地面の揺れに対して堅固に拮抗する建物が、地震に強いってわけじゃないみたいですね。地面の揺れに合わせて建物自体もユラユラ揺れる方が、地震には強いのだとか。
何が言いたいかわかりませんよね。申し訳ない。
言いたいことは、ハロー!プロジェクトのメンバーたちの姿勢だったり、ハロメンたちへ賞賛の声を惜しまないファンの熱意だったりについて、です。
いろんなことに、驚いて、揺れて、慌てて、右往左往して、時には傷ついて、泣いて、翻弄され、自分の気持ちの動きに疲れ果て、自分の世界が壊されるように感じて、こんなことはもう嫌だと思って…しかし、それでも好きだと気づいたときの気持ちは、もう、ちょっとやそっとのことじゃ崩れない。
それは、ハロプロを愛する私たちの気持ちだけじゃなくて、それでもステージに踏みとどまると覚悟したメンバーたちもまた、そうなのではないかと。
そう思ったのは、2016年の冬ハローに参加してきたからなのでした。
懐かしのあの曲がいっぱい Hello! Project 2016 WINTER
1月2日から中野サンプラザでは、2016年の冬のハロー!プロジェクト コンサートが行われています。恒例となった夏冬のハロコンは、従来、2パターンの公演を交互に開催してきましたが、今年から一種類だけの公演に改編されています。その分、公演時間は2時間半超え。それに応じて、日曜日には一日3回公演という日程だったハードスケジュールも、2回公演ということになっています。
これがまた圧巻のお祭りというか、まことに楽しく、煌びやかで眩しく、すばらしいライブでした。
一種類だけのものとはいえ、公演ごとに異なるシャッフル・ユニットあり、楽しいMCあり、客席降臨ありと、サービス満点どころか、なんだか「竜宮城のタイやヒラメ」というか「天界の饗宴」というか、あるいは「神々の降臨」といった感じで、ほんまにハロプロのライブは、ここんところ回を重ねる毎に、まことにすばらしさを増しております。
こちらに、1月4日まで参加してきたので、今般の冬のハロコンで感じたことをお伝えしたいと思いまして。1月3日には、夜公演終わりでお疲れのところにもかかわらず、申し訳ないながらも、CD販促の握手会(モーニング娘。’16/握手の並び順で:生田衣梨奈、飯窪春菜、石田亜佑美、譜久村聖)にも参加してきちゃいました。
とはいえ、ハロコンは、まだまだ継続して全国を巡演し、日程もめっちゃ残っています。ですので、楽しみにしているみなさんの興を削がぬよう、セトリや回変わりユニットといったデータ的なものは掲載せず、やむを得ない場合を除いて、なるべく曲名を出さずに、レポートではなく、所感をメインとしたコラムとして報告したいぞ、と。
往年の名曲 ハローの楽曲の不思議さ
研修生選抜組によって、懐かしのユニットの曲が演じられます。
これが可愛かった。間奏部分の振り付けが可愛くてですね、加賀楓さんのダンスの様子も可愛くて。上半身の振り付けとは別リズムで、縄跳びをしているようにぴょんぴょん飛んでるんですよ。これ、リズムが違うから難しいと思いますが、見ていて、ほんとに可愛くて。
しかも、個人的なことですが、この演じられた曲、大好きなんですよ。
ハロプロの楽曲って、不思議だなって思います。
より個人的なところを続ければ、投稿者は長らくモーニングの道重さゆみさんだけを追っており、モーニングという「箱」だったり、ハロプロという枠全体に関心を移したのは、ずっと後になってからです。この懐かしのユニットの曲がリアルに現役だった時代は、私は、まだまだ道重さんだけを、しかも「可愛いな」というレベルで追っかけているだけだった時期にあたります。それでも、なんとなく覚えているし、気がついてみれば「好きな曲」なんですよね。ハローの楽曲は、ほんとうに不思議です。
その懐かしのユニットのこの曲は、大きく美しく成長したオリジナルメンバーによっても、つい最近、披露されたことがあります。それは、2015年2月28日の有明コロシアムでの「Berryz祭り」第二部にて。
当時の楽曲披露と、この美しすぎるほどに成長したオリジナルメンバーによる2015年版の披露とを比較して鑑賞するのも一興ならば、今般の2016年冬ハローにて研修生選抜組による披露と有明コロシアム版とを並べて見てみるのも一興です。
なんだか、とても楽しいし、嬉しいですよね。
楽曲が「なつかしい」だけじゃなく
他にも、今般のハロコンでは、懐かしの名曲がたくさん歌われます。
で、そんな懐かしの名曲、イントロが流れてきた途端に、往年のヲタのみなさんが、今ではすっかり鳴りを潜めたはずの、これまた懐かしの「ヲタ芸」を始めたり。
昨今の楽曲が奏でられているときには、普通にペンライトを上下させ、よきところでコールを入れて、楽曲のリズムにあわせて体を揺らしているといった感じでステージを楽しんでいたお客さんが、あるいは、メンバーのフリにあわせて普通にフリコピしていたファンが、往年の名曲が流れてくるや、いきなり腰を落として(狭い客席で左右に気を遣いながら)激しく上半身を前後させ、あの「ヲタ芸」を始めます。世を忍ぶ仮の姿では、きっと威厳も業績もあるだろう、そんなおじ様たちが。
いきなり前の列で始まった(数名による)「ヲタ芸」に、一瞬びっくりしましたが、懐かしの、あの名曲が奏でられるにあたっては、やはり不可欠でもあるのかと。
なんだか、微笑ましいし、ちょっと嬉しいし、楽しかったです。
あの頃に戻るのは、曲だけじゃないんですね。
往年の名曲によって「試される」現役メンバー
こうした、豊富な往年の楽曲って、ほんとうに財産だと思いますよね。
楽曲それ自体がすばらしいだけじゃなく、そして上にも述べたように、そんな楽曲に付随する思い出やなんかまで含めて、ほんとうに財産だと思います。
そして、そんな往年の名曲が、現役のメンバーによって、手を変え品を変えて、さまざまに復活して奏で直されるところは、まことにハロー!プロジェクトの醍醐味というべきです。小さかった頃に歌っていた楽曲を、何もわからないまま大人に言われるとおりに演じていたパフォーマンスを、美しく成長し、自分なりのやり方や客席との信頼関係を培ってきた今になって改めて本人が再演するのも見応えがあれば、先輩たちが奏でていた楽曲を、その背中を見ながら育ってきた後輩たちが、あるいは先輩の様子を話だけで伝え聞いていた後輩たちが、バトンを受け継いで再演するのもまた感動的です。
そして、先輩たちの楽曲を演じることは、同時に、後輩たちにとって自分の力量が試される場面でもあります。
上にも述べたように、先輩がその楽曲を歌った当時をリアルタイムで経験しているファンは、今でも多くが現場に通っているわけで、どうしたって「思い出補正」が入ったあの頃の先輩の姿と比較されるのは避けられません(ファンの側でも「比較する」のを避けようと思っても、脳裏に想起されちゃうのは、自分でも抑制できないですから)。だから、まったく先輩と「100%同じように」演じただけでは、劣っているようにしか見えないという、なんとも高い壁です。
しかるに、ほとんどのグループは、つい先ごろまで秋のツアーに従事し、冬のハロコンとほとんど同じ時期にはカウントダウンライブもスケジューリングされており、多くのメンバーは、所属グループのクリスマスイベントだのお誕生日イベントだので忙殺されていて、普通に考えれば、ろくな練習時間も取れないのではないかと懸念するところ。
それでも、往年の楽曲が奏でられるや、会場は、割れんばかりの拍手です。万雷の拍手です。客席から寄せられるそのアプラウズには、きっと「懐かしい曲が聴けて嬉しかった」という以上に、「あの楽曲を、よくぞここまで」という、今現在のメンバーたちへの賞賛が含まれていることでしょう。
個人的には、ももち先輩と譜久村聖さんがペアで演じた場面に、思わず涙腺が緩んだことをお伝えしたい。
別れを経験することによって刻まれる魂
さて、そんな2016年の冬ハローは、よくあることだと言ってしまうのは簡単ですけども、開演にいたるまでに、さまざまなことがありました。
2015年を通じて、かけがえのない大切なメンバーたちが、ハローから抜けていきました。ハローの一角としてその存在があたりまえだった Berryz工房は舞台を降り活動を停止します。グループからの卒業についても、「卒業」のその時まで、ゆっくり助走してくれて、ファンの気持ちが卒業を受け入れるまでの準備の時間を用意してくれたのは、アンジュルムの福田花音さんが唯一といってよく、モーニングの鞘師里保さんにしろ、同じくアンジュルムで2016年の春に卒業が発表された田村芽実さんにしろ、出し抜けとも感じられる告知に多くのファンは衝撃を受けたでしょう(含む投稿者)。
そして、痛恨といえばあまりに痛恨な、カントリー・ガールズの島村嬉唄さん。
かつて投稿者は、「卒業」について、いくつか投稿させてもらったことがあります。いずれもリニューアル前(旧エンタメアライブ)ですが。しかし、私は、どうやら非常に皮相なところでしか「卒業」を捉えていなかった模様です。
中野サンプラザに駆けつけたファンは、全員が、このことを知っています。
知った上で、Berryz工房や、鞘師さんや、福田さんや、嬉唄ちゃんのことを覚えているままに、めいめいの先行きを遠く見越しながら、現役のメンバーたちのパフォーマンスを見ることになるわけですね。
にもかかわらず、と言うべきかどうか、投稿者を含む多くのファンは、それでも示されるステージの様子に、圧倒され、喜び、楽しみ、あるいは涙して、現役のメンバーたちのパフォーマンスを賞賛することになります。そして、それには、そうであるだけの道理があると、投稿者は思います。
気がついたら背が伸びていたことに驚くように
カウントダウンライブでデビュー曲を解禁したカントリー・ガールズは、新しい7名体制で楽曲を披露します。
スキルだ、パフォーマンスだ、物語だと、好んで語られる(含む投稿者)ことが多いハロプロのなかで、「ただただ可愛いだけ」の一点突破が思わぬ功を奏したことで話題になったカントリー・ガールズにも、ついに「語るべき物語」が出来てしまったことを嘆く向きもあるけれど(そして、それは非常によく理解できるけれど)、今や否応なく「物語を背負ってしまった」メンバーたちの覚悟が見え隠れするステージには、ほんとうに刮目です。
微妙に「ももち化」が進んじゃって、山木梨沙さんも、稲場愛香さんも、すっかり「劇団ももち」と化している様子は、℃-ute の岡井さんが「これから辛くなるよ」と心配する(1月3日 昼公演MC)のも納得な様子ではあるのですが、投稿者が特筆したいのは、顔を真っ赤にするばかりだった森戸知沙希さんの腰の据わり方。
参加していないのに購入しちゃったFCバスツアーDVDでも、果敢に ももち先輩に食ってかかり、納得いかないことには、あくまで承服しない芯の強さを見せつけていた森戸ちゃん。「お客さんの前やカメラが入っているところでは猫をかぶっている」というメンバーによる森戸ちゃん評も腑に落ちる、骨のあるところを垣間見せていた森戸ちゃんです。今、初めて後輩を迎え、初々しさばかりが先走っていたあの頃に与えられた楽曲を演じる森戸ちゃんは、あんなにちっちゃかったのに、いつの間にか手足も長くバランスよく成長しており、実にしっかりしたパフォーマンスを見せています。
可愛いだけの一点突破が半ば成功していたカントリー・ガールズに、語るべき物語が出来てしまったことは、残念なことなのかもしれません。しかし、その物語を背負うと決めたとき、メンバーたちの姿には、可愛いだけでなく凛とした覚悟がただよい始めるようです。
2016年のカントリー・ガールズ、まさしく刮目です。
見送る者の覚悟
そんな覚悟すら見えると言っちゃうくらいのオーラは、カントリー・ガールズにとどまりません。
福田さんの卒業を経て、めいめいの卒業を控えるアンジュルムも、一本ビッと芯が通ったような、そんな印象を受けます。
結成からこの方、語り難かった紆余曲折のすべてを飲み込んできたオリジナルメンバーの堂々とした花道を経験し、今また、春に向けて、その「語り難かった紆余曲折」の中で、巡り合わせとはいえ、辛い経験を、いわば押し付けられてきた部分もあった2期メンバーの大事な一翼を担う者を送り出すことになったアンジュルムは、大迫力のパフォーマンスです。
楽曲に恵まれた?
たしかに『大器晩成』以降、「楽曲に恵まれた」と言って良いほどのキラーチューンばかりではあります。でも、上に述べたように、与えられた楽曲にメンバーは試されます。「恵まれた」ともされるような楽曲を得て、そのポテンシャルを十全に引き出しているのはメンバーたちです。
とりわけ、福田さんラストシングルとなる『ドンデンガエシ』は凄まじく、メンバーたちが左右に分かれて、ストリートギャングさながら対抗してバトルするような振り付けは、その歌詞とも相まって「圧巻」です。
℃-ute もまた、ものすごい存在感です。
いつの間にか「いつまでも ”妹ポジション” でいると思うなよ」とばかり、百花繚乱的な総出演のハロコンでありながら、℃-ute の存在感は他を圧しています。5人だけ、他のグループより背負ったオーラが違うようで。
後輩たちは上に述べたように、あらゆる点で成長し躍進し続けています。しかし、そんな後輩たちをまったく寄せ付けず、王者の風格の ℃-ute です。
投稿者は、実はベリヲタです。
ですから、このように書く事が身を切られるようであると、ご理解を賜りたいと念じつつ、Berryz工房が舞台を降りたことで、そうとは意識的に思ってはいないまでも、℃-ute は、明らかに新しいステージに足を踏み出しているように思えます。
ベリヲタを自認する投稿者は、そう認めることは身が引き裂かれるような思いだと繰り返しつつ、Berryz工房が舞台を降りたことで、℃-ute は強くなっています。とても。
ビジュアルとしても、パフォーマンスとしてもそうなら、何よりも、私たちが背中で語ると自覚しているかのようで。℃-ute は、今、とても、強い。
この「強い」と表現した内容を、どのように記述したものか、まことに困惑していることも併せてお伝えしつつ。
そして、鞘師里保を見送って魂が宿った『ENDLESS SKY』
そしてモーニング娘。’16 です。
そのガチなパフォーマンスを牽引した鞘師里保の卒業を経験したことで、遠く仰ぎ見る偉大な先輩を見送るのではなく、ともに「仲間」として切磋琢磨してきた(比較的)近しい者が自分より先に人生の決断を下したことを間近で見てきたことで、12人のモーニングが歌う『ENDLESS SKY』には、魂が宿ったのではないか。実にすばらしいパフォーマンスでした。
イントロ部分、石田さんや小田ちゃんら4名が前に出て身体全体で風にそよぐ羽を表現するようなフリも、小田ちゃんの歌唱も、譜久ちゃんの表情も、「wow, wowow, ENDLESS SKY」というラストのサビでの全員の斉唱も、「泣くわけないでしょ、泣くはずがない。自分で選んだ未来だから」という歌詞を歌うメンバーたちの顔つきも。
魂が宿ったと言うなら、鞘師さんのソロダンスのパートを引き継いだ石田さんが、いかにも強力です。
2015年12月7日の、モーニング秋ツアーの武道館から、ときに心配になりかねぬほどの気迫が感じられた石田さんでしたが、カウントダウンライブでのOGメンバーとの真っ向勝負もそうなら、ましてや今般のハロコンでの石田さんの様子には、鬼気迫るものがあります。
投稿者の印象としては、2014年8月2日の夏ハロー昼公演にて活動停止を発表してからのBerryz工房がそうであったように、ひとつひとつのステージを決して疎かにすまいと、指先どころか血管の隅々にまで意思を通わせているような、実に迫真のパフォーマンスです。
嬉しいときには「嬉しい」と陳述的に表明する前から嬉しさを溢れ出させて、身体全体で「嬉しい、嬉しい」と言っていた「あゆみん」こと10期メンバー石田亜佑美さん。その本人の意図を超えて、弾みっぱなしの心が溢れ出るところにこそ、謎の多い「だーいし感」の秘密が隠れていると投稿者は思ってきましたが、2016年は、多くのファンを魅了した、そうした「だーいし感」は、もしかしたら封印されるかもしれないなとすら思っています。
石田さんは、今や、意図して、モーニングの看板を背負うと決めたかのようですから。
エリポンと、はるなんと、ふくちゃんと そして石田さん
1月3日、4日は、モーニング60枚目となるトリプルA面シングルのCD販促ということで、握手会がありました。3日の昼公演、夜公演の後と、4日の昼公演の後の計3回。それぞれ回替わりで4名づつのメンバーが参加しての握手会です。
投稿者は、3日夜公演後の握手会に参加してきました。
握手してくれたのは、夜公演終了後の時間でも出席できるお姉さん組で、生田衣梨奈さん、飯窪春菜さん、石田亜佑美さん、譜久村聖さん(握手の並び順)。
飯窪さん、こちらが話しかける前に、はるなんの方から話しかけてくれます。
メンバーの側から積極的に話しかけてくれるのは、投稿者の経験範囲では、℃-ute の矢島舞美さんと、はるなんの二人くらいで、けっこう気持ちの隙を突かれますよね(余談ながら、一方で、こちらの発言を、時間がかかっても、ちゃんと待ってくれるのが、熊井ちゃんです)。すっかり、はるなんのファンになってしまうところでしたよ。譜久村さんも、疲れているだろうに、ニコニコ笑ってくれていて、とても可愛かったし、生田さんとこのエリポンも、ステージよりも一段リラックスした笑顔を見せてくれました。
そして石田さん。
石田さんと握手したのは初めてではないけれど(モーニングの個別にはそれなりに入っている投稿者です)、握手の距離で接する「あゆみん」、めっちゃ小さいです。
ステージでは、(上記のように)あんなにも気迫に満ちて大きくパフォーマンスしていた、あのメンバーが、こんなにも小さいなんて、知っていましたけれど、改めて驚かされますよね。
こんなに小さい身体の、いったいどこに、あんなに重たい看板や覚悟を背負う力が隠されているんでしょう。「だーいし感」こそ封印されるのかもしれないけれど、10期メンバー石田亜佑美さんの秘密からは、2016年も目が離せないようです。
最後に
先輩たちが奏でてきた往年の楽曲を、今現在の「後輩」たちが演じることに惜しみない拍手をおくるハローのファンは、ただ可愛らしいアイドルが懐かしい曲を演じてくれたから、それを喜んで拍手しているだけではありません。ファンの中で大きく育って補正された「先輩たちの思い出」を乗り越えて、それ以上の達成を示してみせるからこそ、懐かしの名曲を演じる「後輩」たちには、惜しみない賞賛が送られるのだと思います。
まったく同じように、ファンの中で補正された「思い」を乗り越えてみせるのは、仲間の卒業を見送ってなおステージに立ち、背負うと決めた覚悟を示してみせるメンバーたちも同様です。
大きな存在だった先輩や仲間を見送ったからこそ、単純なスキルを超えて、そのパフォーマンスに魂が宿る。その有様を見せてくれる2016年の冬ハローは、ハロプロが多くのファンの心を魅了して止まぬ秘密の一端を垣間見せてくれるかのような、そんな圧巻のステージでした。
今般のハロコンは、全国をめぐり、まだまだ日程は残されています。
みなさま、魂を宿したメンバーたちのステージを心に刻むためにも、お時間があれば是非とも足を向けてみてください。
すばらしいですよ。これまでにその気持ちが揺れ動いた分だけ。
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