盛りだくさんで「愛させて!」 【レポ】カントリー・ガールズ&矢島舞美 富士登頂報告会:第3回 UTB NIGHT アイドル界の頂へ! 2016.9.22 恵比寿LIQUIDROOM

はじめに

いつもの「楽しかったよ、ありがとう」という定型的で当り障りのない握手会での対応を今回に限って変化させ(← すみません、魔が差しました)、ライブ終わりの販促握手会にて「可愛かったです、とても。きれいでした」とか話しかけてしまったところ、「!!、うえぇぇ!」と大慌てしてくれたカントリー・ガールズ森戸知沙希さんでした。めっちゃくちゃ可愛かったです。
しかもリキッドルームの構造上、握手ループの都度、階段を昇り降りさせられて日頃の運動不足の解消にもなるおまけ付き。

富士登頂報告会 第3回 UTB NIGHT

毎度、写真集やグラビアでお世話になっているワニブックスが発行しているアイドルグラビア雑誌『UP to boy』(UTB)の創刊30周年を記念するイベントが、2016年9月22日、恵比寿はLIQUIDROOMにて開催されました。
この、UTB創刊30周年記念の『UTB NIGHT』は、他の著名アイドルグループなどをフィーチャーして、すでに何度か開催されていた模様。上記の日程で開催されたのは、その『UTB NIGHT』の第三回。こちらに遊びに行ってきましたので、ご報告です。

第三回のお昼には、いくつかのアイドルグループの対バンライブが行われていたみたいです。投稿者が参加したのは、夜の部。我らがハロプロから、富士山登頂企画をUTBで連載していたカントリー・ガールズが、その企画の最終結果を報告するというイベントで、そのMCに、℃-ute から矢島舞美さんが招聘されるという豪華イベント。
題して、『第3回 UTB NIGHT~アイドル界の頂へ!スペシャル~

LIQUIDROOM2階の物販とアナザーショット

参加者それぞれ確保していたチケットの種類やその整理番号に応じて、順次呼び込まれてLIQUIDROOMの2階へ通されます。実際のライブ会場へは、整理番号順にゆっくりと通されるので、しばし2階の待機場所で滞留することになりますが、この場所で物販があって、富士山登山の模様のオフショットやメンバーが実際に使用した登山靴なんかが掲示されています。
このイベント限定のTシャツなんかもあったんですが、この段階で舞美ちゃんの赤のTシャツは、すっかり Sold out という状態(ぶっちゃけ、投稿者はそんなに悪い整理番号じゃなかったのに)。

この物販でゲット必須だったのは、一般発売もされている『カントリー・ガールズ 1st OFFICIAL BOOK』。イベント現場での購入には特典生写真付きだという以上に、およそ1時間にもおよぶ特典DVDがついていて、これが、昨今、おもしろさを増してグッズとしての魅力も増強中の、そこらのDマガを蹴散らす勢いで面白い(後述)ので、入手必須です。

第3回 UTB NIGHT~アイドル界の頂へ!スペシャル~ イベント概要

UTB誌上にて「えっ、本当に富士山に登るんですか?」として昨年の秋頃(UTB Vol.28 2015.10.9)から連載されていた企画の結果報告会、そのイベントの概要は、こんな感じです。

① オープニングアクト×2
② ゆるしてニャン体操
③ 富士登頂報告会
④ 富士登頂報告会クイズ
⑤ 抽選会(by 矢島舞美)
⑥ 『夏DOKIリップスティック』(by 矢島舞美)
⑦ カントリー・ガールズ ライブ

  1. 初めてのハッピーバースディ!
  2. ブギウギLOVE
  3. 涙のリクエスト
  4. 恋泥棒
  5. 浮気なハニーパイ
  6. 愛おしくってごめんね
  7. どーだっていいの

⑧ お見送りの握手会

① オープニングアクト×2

当日のお昼の部での優勝者だというアイドルグループが2組登場してきて、オープニングアクトを。
カントリー・ガールズと舞美ちゃんを求めてイベントに足を運んでいるはずのハロヲタたちは、オープニングアクトで登場してきたハロプロとは縁もゆかりもない見も知らぬアイドルユニットを、めっちゃ盛大な拍手で迎えます。初めて聴いたはずの曲なのに、「はじめまして」なはずのグループなのに、コールを入れる方すらいるほど。ってか、みなさん、実は広くアイドルヲタクであって、その一貫としてのハローってことだったりするんでしょうか。
いずれにしろ、ステージを暖かく迎える客席、というのは平常運転ってことで。

② ゆるしてニャン体操

登場してきたカントリー・ガールズ、「じゃあ会場を暖めるために」と、PMももち に促されるままに、まずは『ゆるしてニャン体操』から。カントリーでやるのは初めてだとか、これはももち先輩の談。
上記、『カントリー・ガールズ 1st OFFICIAL BOOK』付属の特典DVDでも、富士山5合目で出発前に気合い入れの『ゆるしてニャン体操』をやってる場面があって、森戸知沙希さんのフリが曖昧で間違えちゃったりしてるところが見所。しかるに当日LIQUIDROOMでは、そんなところは感じさせなかったところも見所かと。
はい山木さん、もっと色っぽく!」といった、ももち先輩の細かいぶっ込みも、かつてのBerryz工房であれば、ぶっ込みの仕方次第では、千奈美さん、茉麻、梨沙子さんあたりの激しい逆襲を招きかねないこともあったわけで、カントリー版との味わいの差も、ここは堪能したいところです。
佐紀ちゃんの「そこ言わんのかい!」は、新メンバーである船木結さんが継承なのかな。

③ 富士登頂報告会

MCの舞美ちゃんが艶やかな白のドレス姿で登壇し、UTB編集長なども登場し、メンバーは椅子に座って、VTRを上映しながら富士登頂報告会です。
この場面で上映されていた映像は、上記の『カントリー・ガールズ 1st OFFICIAL BOOK』付属の特典DVDのダイジェスト版。ですから、『カントリー・ガールズ 1st OFFICIAL BOOK』を購入すれば、この場面で上映されていた映像は、ロングバージョンで、まるっと鑑賞可能です。

④ 富士登頂報告会クイズ

一通り映像を見終えて、ステージ上は、その映像の中のシーンをネタとした「富士登頂報告会クイズ」に移り変わります。上手に進行できず、あまりにMCに向いていないと言うことで、舞美ちゃんはドレスの上から物販のTシャツを着込んでクイズに参加することになり(しかしニッコニコ)、仕切りは嗣永プロこと、ももち先輩が引き継ぎます。

クイズの優勝者には、UTBにてミニ写真集の発売というご褒美が。
クイズが残り一問となったところで、それまで全問正解だったのは山木梨沙さんのみ。他の全員が、山木さんに一問だけ足りない正解数で横並び。客席からも、お約束の「逆転チャンス」の声が飛びますが、ここで司会進行の嗣永プロは「いーえ、一問一点なのは変えません。厳正に行きます」と、あくまでクイズのレギュレーションを変更しない構え。そのまま「このままで最後の問題に行きます」などと状況を語りながら、ゆっくりと山木さんの周囲をうろうろするPM嗣永さん。そんな中、目をぱちくりさせて周囲を見回し、「これ、わたし、空気読んだ方が良いんですか?」と上目使いで聴いてみる山木梨沙さん
結果、山木さんは、上手に間違えてくれて(間違えちゃって「しまったあ~」ってリアクションまで込みで)、最終的に全員が同じ正解数ということになり、なんとご褒美のミニ写真集は全員が対象ということになって、カントリー・ガールズ+矢島舞美で、ミニ写真集がUTBの付録になるらしいですよ、奥さん!
私も?いいの?やったあー」とか大喜びだった大ベテラン、本来はMCのはずだった矢島さん、ほんとに愛らしいですよね。
嗣永プロと山木プロの空気を読み合っていることを過剰にステージからアピールする掛け合いも、益々磨かれている模様です。

8合目でリタイアしてしまった小関舞ちゃんは、矢島舞美さんのことが大好きなんだそうで、舞美ちゃんに「今度一緒に登ろうね」と言われ、あまりに嬉しすぎて気持ちが上ずったのか、上手に返せず「ひゃい」とか返事を噛んでいました。
その ”上手に返せず返事を噛む小関ちゃんが可愛い” ってだけで充実した一場面であるところ、舞美ちゃんに対してはにかむ小関さんが面白くないのか、舞美ちゃんに微妙に嫉妬する嗣永プロだったり、小関ちゃんに「今度一緒に登ろうね」と呼びかけるにあたり「藤井ちゃんとだったら絶対に登らないけど」と(また「矢島さんにとって私って特別なんですよ」と藤丼が喜んでしまいそうな)コメントを付け加える舞美ちゃんだったりと、盛りだくさんすぎて胸が一杯なシーン満載のコーナーでした。

⑤ 抽選会(by 矢島舞美)

カントリー・ガールズがライブの準備のため一旦ステージから捌けて、居残った舞美ちゃんによる、チケットの半券を使った抽選会が。
商品は、カントリー・ガールズ メンバーそれぞれの色紙や、舞美ちゃんの特別ポスター、富士山登山パネルなど。
舞美ちゃんの特別ポスターの抽選の際には「いらないとか言わないでね」とニッコニコなまま自虐な舞美ちゃんです。この日は、メインがカントリーで、自分はMCとして呼ばれているとの自覚が強めなのか、会場を埋め尽くすお客さんのほとんどがカントリー・ガールズのファンなんだという思い込みも強めなのか、自虐が多めの舞美ちゃんでした。いうまでもなく、舞美ちゃん目当てに恵比寿まで足を運んだファンも多かったと思うし、カントリー・ガールズのファンであることが第一義的なアイデンティティである者であっても、舞美ちゃんのニッコニコ笑顔のドジっ子MCには癒されまくりだったんではないでしょうか。
でも、かつて中島早貴さんのラジオに2週続きのゲストで登場した1週目のエンディングにて、「来週も登場しますので待っててね」とトークしながら、「待ってないって?そんなこと言わないでえ」とか言って喜んでましたので、実は矢島舞美さん、自虐が好きなんではないかと思ったり思わなかったり。

⑥ 『夏DOKIリップスティック』(by 矢島舞美)

抽選会を終えて、景品をゲットできなかった方へも全員へのプレゼントです、ということで、ここで舞美ちゃんが一曲歌ってくれました。9月5日の武道館のセトリにも、9月10日の飛天の3回まわしのセトリにも入っていなかった 『夏DOKIリップスティック』を。
いろいろ思いますよね。もしかして、来年の6月まで、 『夏DOKIリップスティック』を生で聴けるのは、これが最後かもしれないって、それは、どうしたって思いますよね。

艶やかな白いドレス姿(に、その上から何故かTシャツを重ね着していたけど)で、髪型もキメキメな矢島さんは美しいお姉さんでしたけど、髪の毛を切って、そしてニッコニコな感じで笑っていて、カントリーのメンバーたちにお姉さんとして接しながらも、同期の嗣永さんが居ることに安心してもいるようで、どことなく昔の面影が強めに漂っていた可愛らしい舞美ちゃんでした。

⑦ カントリー・ガールズ ライブ

それにしても、『初めてのハッピーバースディ!』や『浮気なハニーパイ』といった、かつての「カントリー娘」時代の楽曲が耳に馴染んでいるってのも不思議ですよね。『浮気なハニーパイ』あたりは、もうイントロが流れてきただけで「よしっ!きたっ!」って感じです。
投稿者は、道重さゆみさんを別格として、「ベリキュー」から「こぶつば」へと流れており、カントリー・ガールズについてはさほど熱心にフォローしてるわけではないんですが、それでも、このあたりが耳に馴染んでるってのは不思議です。ハローの楽曲は、ほんとうに不思議ですね。
さらに、腰の低めのツイストも、膝を支点に左右に足を振りながら、軸足のすり足だけで移動する様が見事すぎる『ブギウギLOVE』のテイストが、ちゃんとカバー曲である『涙のリクエスト』へと接続していて、すばらしかった。これ、60年代的なロカビリーな曲調が通底しているからって以上に、ちゃんとカントリー・ガールズのダンスやパフォーマンスのテイストが連続してるのが見事です。

そして、どうしたって島村さんや稲場さんを思い返さずにはいられぬ『恋泥棒』と『愛おしくってごめんね』。
思い返すことは、現役のメンバーに対しても、島村さんや稲場さんに対しても失礼なことだとわかっていても、それでも、脳裏に想起されちゃうことは意思の力では制御しようがなくて、不可抗力に近いです。それでも、しっかりセトリに組み込んでくるのは、今現在のカントリーの陣容に自信があるからかも。
メンバーが入れ替わっても、しっかり歌いこなしていることで、『愛おしくってごめんね』は、あの頃の、あのメンバーの代名詞ではなく、まさしくカントリー・ガールズの代名詞へと成長を遂げた楽曲となったかと。

⑧ お見送りの握手会

イベントのラストには、新曲の販促握手会が。
冒頭でも述べたとおり、投稿者は何度かループして、階段を昇り降りして運動不足を解消してみたり。
森戸ちゃんが、参加者さんの一言にしっかり耳を傾けているようで、みなさんのいろんな一言に、ちゃんと反応してアワアワしてるのが、ほんとに面白くて。
流しの握手会でしたから、自分の前の参加者さんへの反応も見えてるだけじゃなく、握手待機列が同じフロアで折り返しになっていたから、待機列が進む間も、ずっとメンバーの様子を見ていられるサービスっぷりだったもので。ですんで、つい悪戯心が出て、いつものような匿名的で当たり障りのない無難な定型文から逸脱して、森戸ちゃんに「きれいでした」とか言ってしまったんですけど、そしたら、森戸知沙希さん、大慌てでわちゃわちゃしてまして。可愛かったです。めっちゃ。

流しの販促握手会とはいえ、意外に流れはそんなに高速ではなく、しっかり各メンバーの愛らしい様子を網膜に焼き付けるだけの時間はありました。
何より、過去のこうした握手会では、「おうっ」とか「うむっ」といった感じで、臣民に対して睥睨する高貴なる身分の方といった雰囲気だった嗣永さんが、どことなく柔らかくなって、握手する投稿者に微笑んでくれました。危うく抑制していますが、「こ、こんなの、ももち じゃない!」と言い出しかねないところです。ええ。

変わり続けるメンバーたち

舞美ちゃんに昔の面影が強めにただよい始めたことだったり、握手会で嗣永桃子さんが微妙に柔らかくなっていたりと、何と言うのか、ちょっとも油断できないハロプロです。そんなに間を置かずに、それなりにイベントやライブなどをフォローしていたとしても、ほんの数日のラグで、見違えるような、全然違った顔を見せてくれるメンバーたちに、ほんまに一瞬も油断できませんね。

物慣れたお姉さん風をキープしながら、ところどころ嗣永プロにチクッと棘を刺したり、逆にぺちゃんこにされたりして大騒ぎして、可愛い側面を見せてしまったりする山木プロ(可愛いところを「見せてしまった」ようにするところが、最近、練り込まれてきたので、プロと敬称させていただく次第)も、デコマユが可愛らしすぎて、報告会クイズでマジックペンのキャップが開かないと困っていると、軽く嗣永さんに開けられてしまって「開けれないアピールはいいから」とか言われちゃう梁川奈々美名人も、安定のプロ具合というか名人芸ではあります。

その一方で、これまでも注目していないわけではなかったのに、どんどん新しい魅力を見せてくれるメンバーもいて、やっぱり驚かされますよね。
今回のイベントで投稿者が個人的に驚いたのは、森戸知沙希さんと、そして、なんと嗣永桃子さん。

ぱっつん前髪&黒髪ロングストレートの森戸ちゃん

前髪をぱっつんにして、トレードマークのポニーテールを封じ、ロングの黒髪をストレートに下ろして登場してきた森戸知沙希さん、そのものとして、あまりに可愛らしいことは言うまでもないんですが、ステージに登場してきた、その一瞬、「あれ?ちぃちゃんがいない」とか思ってしまって、目に飛び込んできた黒髪ロングをストレートに下ろしてる背の小さな子を見て、誰だかわからないままに、心臓がドキっとします。大脳で陳述的に認識する以前に、先に脊髄が反応してしまって、一瞬、身体が固まる感じで。
で、落ち着いて、ゆっくりステージを見直すと、ちゃんと森戸知沙希さんがいます。
ほんとに吃驚しました。

可愛いってだけじゃなく、何より、髪型を変えただけなのに、こうまで印象が違うとは。

あくまで投稿者の個人的な印象であったなら、レポで報告するべきことではないってことになるかもしれません。ただ、それほど、森戸知沙希さんが現在進行形で変貌を遂げつつあるのだという、その一側面として、受け止めていただければ。

かぶっていた猫を脱いだ森戸ちゃん

森戸知沙希さんが現在進行形で変貌を遂げつつあるのは、そのルックスだけではありません。あの、初めてのソロイベントで、一刻も早く帰りたくて耳を真っ赤にしていた森戸のちぃちゃんは、メンバーから「お客さんがいるところやカメラが入っているところでは猫をかぶってる。ほんとは一番うるさいし、一番はっちゃける」と指摘されてもいたところ、どうやら、その猫を脱いだ模様です。その証左を一例だけ。

報告会クイズの中で、いろいろトークが展開するところ、森戸ちゃんは年下の新メンバーを子供扱いしたがるのだと暴露されます。それに抗弁して曰く。

だって梨沙ちゃんが私のこと子供扱いするから!だから私は(年下のメンバーを)子供扱いしてるの!

そのように抗弁する森戸ちゃんに向って、山木プロは「ほら、すぐにそうやってムキになる。そういうところが子供っぽいんだよ」と、攻撃の手を緩めません。さすがプロ。
そうしたら、山木プロの攻撃に抗しきれない森戸ちゃんは、次のように拗ねます。

じゃあもう子供でいいもん!

森戸ちゃん、ルックスにおいてのみならず、これまで時折チクっと ももち先輩に毒を吐いていただけじゃなく、いろいろ被っていた猫を脱ぎ始めた模様です。

表情がやさしく柔らかくなった嗣永桃子

この子たちのことが愛おしくてなりません

そう後輩たちのことを述べたのは、2014年11月26日の横浜アリーナにおける道重さゆみさんでした。9期メンバーとして加入してきた鞘師里保さんを(ネタとしても)可愛がっているところは示しつつ、それでも『ハロプロ Time』などのバックステージ風景においては、新垣里沙さんと一緒になって、パフォーマンスのレベル低下を心配する「職業人」としての厳しさを見せていた道重さゆみさんでした。それがいつしか、後輩を愛し、後輩に愛され、過去最高の「幸せの風景」をモーニングのステージに創り出して、そして、こう述べたのです。「この子たちのことが愛おしくてなりません」と。

嗣永桃子さんも、プレイング・マネージャーとして、後輩の育成を「プロ」として期待される部分もあり、自身も大きく年の離れた若いメンバーに対して ”教え、諭す” 方向で接してきたところが大きかった。上手に自分の色を出しながらも、上手に後輩の見せ場を作ってあげて、その全部を、プロの職業人として、職務として、きっちりやり遂げてみせた嗣永桃子さん。
そんな嗣永プロが、そう、プロとして後輩に接していたハズの嗣永桃子さんが、いつしか、後輩たちのことが「可愛くてしょうがない」といった姿を見せるだけではなく、はっきりと言葉にして、そのことを述べるようにもなってきていることは、さほど熱心なウオッチャーでなくとも見て取れるところでした。
Dマガなどの、ちょっとした一場面であっても、カントリー・ガールズのメンバーたちが楽しそうにしている、そんな光景を、ももち先輩が嬉しそうに眺めている様子に、私たちはどこか慰められてきた部分もあったように思います。

今般、ステージのMCとして ℃-ute から矢島舞美さんが出張ってくれ、カントリーの後輩メンバーが矢島さんにキャーキャー言ってる場面も多々見られた次第。
そして、そんな場面で、どうにも面白くないと言った風に、あたかも舞美ちゃんに嫉妬するかのように、地団駄を踏むかのように足取りが荒くなる嗣永さん。自分が愛する後輩たちが自分ではない先輩に懐いていること、やっぱり、それが面白くない嗣永さんです。
「いやいや、そう見せるのも、劇団ももちの演目だから。それ、ももちの技のひとつだから」と思う方もいるでしょう。ですが、”自分ではない別のハローの先輩に懐くメンバーに地団駄を踏む ももち先輩” って図が、劇団の演目になり得るくらい馴染んだ図であるということ、それ自体が、嗣永さんのスタンスの変化を物語っているのではないかと投稿者などは思います。

そして投稿者は、繰り返し、販促の流しの握手の場面で、どことなく「柔らかくなった」ような印象を ももち先輩から受けています。

…まさか、芸歴14年にして、いまだ新しい印象とさらなる発展形を見せてくれるとは。
まさに、嗣永桃子さんのプロの技には驚嘆すると同時に、そうした新しい発展形が、上述のようなものであることから、ももち に対するこちらの印象も、どことなく「柔らかく」なってきたようにも思ったり。
髪の毛を下ろして、そうして見せてくれる新しい表情が、あの「ももち結び」を封じてみれば、かの『奇跡のDVD』で、レッスン中にお腹が痛くなって泣いてしまって、舞波と熊井ちゃんに慰められていた、あの頃の嗣永桃子さんの横顔を彷彿とさせるようでしたから。

*****

述べてきたように、いかにも「盛りだくさん」な構成でお届けされた UTB 創刊記念イベントは、メンバーの印象すらも、いまだに発展途上であるということまで含めて、その魅力もまた「盛りだくさん」であることを示す、すばらしく楽しいイベントでした。

カントリー・ガールズ+矢島舞美のミニ写真集、楽しみですよね。

(文=kogonil)

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