熊井友理奈さん、ファンのみなさんを「キュン」とさせる? 【レポ】 熊井友理奈カジュアルディナーショー~Enjoy Sweet Time~ 2017.2.12

がんばれ、熊井ちゃん!

アイドルを応援するって、ときに不思議なことですよね。
応援しているアイドルに人気が出て、ドラマや映画なんかで活躍しちゃって広く一般的な知名度を獲得しちゃった結果、たとえばテレビにいっぱい出演するようになったとしても、そのテレビの収録現場はファンにとって接近不可能なわけで(たまに観覧可能な番組があったり、収録現場への参加がファンクラブ主催のイベントになったりもするけど)、慣れ親しんでいるファンクラブイベントのような形で当のそのアイドルの言動や立ち居振る舞いを仔細に愛でることができるわけでもなく、私たちファンに提供されるものは、そのアイドルの魅力についてろくに知りもしないディレクターのやっつけ編集の結果だけになってしまったりします。それでも、その応援しているアイドルがテレビに出演することを、ファンは喜ぶ。
イベントの抽選に当選しにくくなるどころか、これまでのように身近に近い距離で会いにいくことすらできなくなっても、それでも応援していたアイドルが、著名なタレントとして大きくなっていくことを、ファンは喜ぶ。
応援しているファンにとって必ずしも「得」にはならないどころか、場合によっては、これまで享受できていたコンテンツすら手に入りにくくなるというのに、応援しているアイドルが広い世界に出ていくことを、ファンは喜ぶ。

モーニング娘。の妹分だとかキャッチを付けられていた、ちっちゃい子たちのグループに、なんだか可愛らしい子がいるなあと見ていただけなのに、いつの間にか、その子は赤の着物がよく似合う美しすぎる女性に成長して、日本有数の観光地の観光大使に任命されるだけじゃなく、これまた日本有数のデザイナーのショーに連続で抜擢されて、世界レベルのステージへと活躍の場を広げつつあります。
同じグループのメンバーが、わちゃわちゃとガツガツと前に出ていくのを、後ろで控えめに、でも楽しそうに笑って見守っていた、あの子が。
なにやら一生懸命お話してくれても、そのお話が要領を得ず、ちゃんと伝わらなくて、それを面白がられていた、あの子が。

それは、嬉しいことでありながら、一抹の寂しさを伴います。
それこそ、ちっちゃかった親戚の子が、帰省するたびに、徐々に学校のことばかり話すようになって、いつしか学校の友達を優先して叔父さんには顔を見せてくれなくなるかのように。その成長の様子を嬉しく頼もしげに感じながら、同時に、少し寂しく感じるように。自分にとっての世界を優先することで、こちらにまとわりついてくることが少なくなることを、少し「肩の荷が下りた」かのように感じているときの寂しさにも似て。

アイドルを応援するって、不思議なことですね。

自分のメンバーカラーのペンライトをファンが掲げるライブの現場を「ホーム」と呼んで慈しんでくれるその子が、その世界レベルのブライダル・ショーに参加することを告知したブログ(『2月15日(水)2017 YUMI KATSURA GRAND COLLECTION』)で、「モデルとしての活動も頑張ります!!」と言うのならば、ええ、ファンとしては応援しないわけにはいきません。

熊井友理奈カジュアルディナーショー Enjoy Sweet Time

そんな(どんな?)わけで、活動停止中 Berryz工房の熊井友理奈さんのカジュアルディナーショー(以下CDS)が、原宿のミュージックレストラン LaDonna にて、2月5日に引き続き、2月12日にも開催されました。

冒頭で述べたショーのフライヤーが客席にあらかじめ配布されていて、ライブ途中のトークでは、その宣伝にも遺漏なく、モデルとしての活躍についても目を輝かせて語る熊井ちゃんです。
もちろん、Berryz工房時代からのファンが集まるイベントの場を「ホーム」と呼んでくれて、そんな場で、客席との呼吸を楽しんでくれる熊井ちゃんはそのままだとしても、それでもライブの合間にお話してくれるトピックが、少しずつ少しずつ、Berryz工房以後に徐々に重心を移していっているような気もした今般のCDSでした(個人の感想です)。

同時に、世界の舞台をも視野に収めながら、ゆっくりと自分の活躍の稜線をより遠くに展望しながら、それでも自ら「ホーム」と呼ぶステージで、ファンのみなさんをキュンとさせようとし続ける熊井友理奈さんです。

ファンのみなさんを「キュン」とさせることに挑み続ける熊井ちゃん

バレンタインも近いということで(Berryz工房にはバレンタインそのまんまの曲はないので)それらしく可愛らしい曲を選んでセトリを組んだという熊井ちゃん、ある曲の間奏のセリフで、是非とも集まってくれたみなさんをキュンとさせたいと。
しかし、すでに報告済の2月5日版では、意気揚々とキュンとさせるべく登場してきた熊井友理奈さんは会場のクスクス笑いに迎えられることになって、非常に(熊井ちゃんにとって)納得の行かない顛末となりました。

それならばと、改めて決意も新たに挑んだ今回の2月12日では、どうだったでしょうか。とりあえず、この2月12日のCDSで披露された間奏のセリフは以下のとおり。

昼公演 夜公演
あの、火曜日あいてますか? 今日は帰りたくないなあ~

昼公演の「あの、火曜日あいてますか?」における火曜日は、もちろん14日のバレンタインが意図されており、熊井ちゃん曰く「ひかえめ女子が、がんばった風」という設定でお送りされたセリフであったとか。
と、このように、しっかり設定まで固めた上で入念にセリフを練ってきた模様です。
そのようにして挑んだ熊井ちゃんの「キュンとさせ」の正念場、果たして見事客席をキュンとさせ得たのかどうか、その結末は… … …投稿者は、熊井ちゃんに申し訳なくて書けません

ただ、この場面での言い訳としてなのかどうなのか、こうしたキュンとさせるセリフについては、「言う担当が別にいたので(Berryz工房においては)」ということのようです。

今回のセトリの評判がよくて喜ぶ熊井ちゃん

そんなCDSのライブのセトリですが、まだ今回のCDSは大阪での日程を残しているので、やっぱりネタバレ回避のため、記事末の署名の下に配した動画リンクの下にこっそり置いておきますね。ネタバレしたくない方は、動画までたどり着いたら、その先をスクロールしないで下さいな。

CDSの終わりには、ポラ撮影と握手会のお見送りがあるのですが、そのタイミングで今回のセトリがとても良かったと熊井ちゃんに伝えていく参加者が多かった模様で、夜公演では「みなさん、気に入ってくれて嬉しい。ほんとに、嬉しい」と喜ぶ熊井ちゃんです。投稿者も、「ラストツアーを思い出したよ」とかお話してきました。

その、2014年のラスとなる秋ツアーにも含まれていた明るいカップリング曲の、その明るいが故に涙腺に厳しい楽曲も、間奏での「ぽいっ!ぽいっ!ぽいっ!ぽぽいっ!」とフってくれる熊井ちゃんが、その「ぽいっ!」って言う直前の口の形が、ほんとに熊井ちゃんらしくて、やっぱり楽しいのに泣けますよね。
こちらは個人の感想です。

セトリの後半には、かなり盛り上がる楽曲が連続するのですが、その盛り上がり曲の連続を歌い切る熊井友理奈さんの ”歌手としての成長” も、先の2月5日のレポでもお伝えしたところですが、改めて印象深かったです。「かーなたーー」(← あっ!)という部分が、バックの生バンドの演奏以上に伸びるわ響くわで、すばらしかった。
おそらく、夏焼雅さんや菅谷梨沙子さんが圧倒的すぎるが故に、そのために案外目立たなかったけれど、それでも歌割りもけっこう多めだった熊井ちゃんの歌の上手さに気づいていた方は多いでしょうし、あの高いとも低いとも言えない独特な声に魅せられた方も多いと思うところですが、今、CDSで見せてくれる熊井ちゃんの歌唱は、あの頃より、さらに数段レベルアップしています。
そんなに歌は上手じゃないと謙遜する熊井ちゃんに、会場中から「いやいやいや」というツッコミが入ったので(夜公演)、熊井ちゃんの歌唱力がレベルアップしていることは、これはファンの総意かと。
これは「個人の感想」ではなく、はっきり自信をもって断言してみました。

これまで何度も開催されてきた熊井ちゃんのCDSにあって、今になって改めて熊井友理奈さんの ”歌手としての成長” に注目するなど、投稿者自身の節穴ぶりに恥じ入る次第ですが、そうした「変化」は歌唱力の成長だけでなく。

やっぱり、いろいろお話してくれる熊井ちゃん

今日、朝来るときに電車の中で赤ちゃんに会ったから機嫌が良いとか、ライブ中のトークで、やっぱり、いろいろお話してくれる熊井ちゃんです。

いろんなお話の中でも、バレンタインいじり(男子の観点を知りたいと称し、学生時代のバレンタインの思い出を客席にふる)は、さすがに「ネタ」としてお気に入りになりつつある模様も見受けられつつ、生まれ変わって男子になったら「トラックで何トン分」というチョコレートをもらってみたいと言います。それが「私の生まれ変わったら、やってみたいことだ」と。なんせ「最近、チョコレート大好きすぎるんで」と。

レポーターとして出演している『王様のブランチ』でも、共演者同士でバレンタインのプレゼント交換のようなことをしたんだとか。そこで、同僚のレポーターにだったか、熊井ちゃんは「ブランチのオシャレ番長」と呼ばれたんですって。それが嬉しくて、家に帰ってからも家族みんなに(「ブランチのオシャレ番長」と呼ばれたことを)言って回ったそうですよ。で、ここ(CDSの現場)でもお知らせした、と。
うちにはいたから(Berryz工房のころにはオシャレ番長が別に居たから)」と。

また、そんなブランチでロケに出たとき、美味しいお店はプライベートでも行きたいからメモしておくんだとか。グッズの紹介でカレンダーを紹介するときに、みなさんは予定を管理するときには何を使ってますか?と問いかけ、自分は「手で書き込む」方が好きだから、手帳やカレンダーで管理していると教えてくれる熊井ちゃんですが(ついでに「私に逢いに来れる日に丸をつけたりしてね」と付け加え、そのセリフの方がよっぽどキュンと来るわ!って話は置いといて)、その美味しかったお店のメモは、スマホのメモ機能を使っているとか、熊井ちゃんについての無駄な知識がどんどん頭に入ってくるトークだったりします。

熊井ちゃんは、ブランチの午前の部と午後の部の合間の「ブランチ・ショッピング」の収録の裏話なんかもしてくれました。レポーターのリアクションが大きすぎると嘘くさく思っちゃうと言う熊井ちゃんですが、「ブランチ・ショッピング」でのリアクションには嘘はないのだとか。そういった一連のお話を締めるにあたって、「みなさん、”あー、まーた熊井ちゃんがオーバー・リアクションしてるなあ” と思って見ててください」と、結局のところ、「ブランチ・ショッピング」は「嘘の」オーバー・リアクションなのか、リアルなリアクションなのか、結局どっちなのか曖昧だったりするという、さすがの「くまくまトーク」が展開します。

そのように、自分で張った予防線を自分で踏み越えていくという「形式」の上では、やっぱり今まで通りの「くまくまトーク」ですが、その「内容」の面で、モデルとしての活動や「王様のブランチ」関連の話題が多く、それらに言及するにあたって「これまでのアイドルとは違って」と、無意識なのかどうなのか、これまでとの不連続性を強調する場面も多いようで、その意味でも、少し熊井ちゃんには「変化」が見られるように思います。

世界をめざせ!熊井ちゃん!

これまで投稿者が熊井ちゃんのイベントをレポするにあたっては、Berryz工房の活動停止以降ソロとして活動しながらも、緑のペンライトが輝く現場を「ホーム」と呼んでくれること、モデルとして活躍していることを報告するブログに「熊井ちゃんが遠くへ行っちゃうようだ」とのコメントがついたことを受けて、「私はどこにも行かないよ」と言ってくれたこと、このような ”Berryz時代と変わらぬ自分” をアピールしてくれる熊井ちゃんに注目し、そうであることを喜び、その側面に軸足を置いたレポを報告してきました。

熊井友理奈さんが Berryz工房を愛するファンの気持ちに寄り添うというよりは、むしろ、当の熊井友理奈さん本人が一番に今でも Berryz工房を愛していて、その「今でも、Berryz工房を愛している」という点において、ファンと熊井友理奈さんの眼差しの見つめる方向が一致していると。その意味で、一番にファンに近いところに居てくれるのが熊井ちゃんだ、と。

投稿者は、これまで、ことさら上述のような側面に着目しては、イベントのあれこれをピックアップしてきました。
しかし、述べてきたとおり、今回のCDSでは、タレントとしての活動やモデルとしての活動についてのお話が(少しずつ)多くなってきたようにも思います。
もちろん、Berryz工房が活動停止してファンのみなさんに直接感謝を伝えられるイベント現場はどうしても少なくなっちゃったと、そう寂しそうに話す場面もありましたし、これまで同様、今でも Berryz時代を愛し続けているところは如実に感じられたところです、もちろんね。それでも、タレントとしての私も、モデルとしての私もよろしくねと、「活動停止以降」に少しづつ比重が重くなって行きつつあるような様子も、同時に感じられるようになってきているようです。もちろん、現に Berryz工房は活動停止していて、熊井ちゃんはテレビタレントとして、モデルとして活躍しているわけですから、ファンのみなさんにお話する「ネタ」「中身」としては、現在の活動が中心になっていくことは、あたりまえでもあります。けれど、なんとなく投稿者が感じるのは、そうしたトークの「内容」についてのことではなく、そうした内容を述べるにあたっての、熊井友理奈さんの「姿勢」について。

熊井友理奈さんは、ちゃんと今回も語ってくれました。
これまでがあったから、これからもある」と。
Berryz工房としてアイドル活動をしていた頃を、その頃から応援してくれるファンの方々を、今でも変わらず大切に想ってくれていることを伝えてくれると同時に、その「これまで」に立脚しながらも、「これから」を展望していることもまた、熊井友理奈さんは伝えてくれました。「みなさんがいてくれたからこそ、これまでの私があって、これまでの私があるからこそ、これからの私も考えられる。その、これからの私も見ていて欲しい」と、そう熊井友理奈さんは語ってくれました。

この「これまでがあったから、これからもある」と語ってくれる熊井ちゃんは、これまで通りだったし、その語ってくれる「これまでがあったから、これからもある」も、これまで通りだったけど、これまでは「これまでがあったから」に力点があったものが、今回は「これからも」に重きが置かれていたという、その微妙な力点の差において、少し熊井ちゃんには「変化」が見られるように思っているのでした。

*****

過日、バスツアーの現場である宇治は平等院鳳凰にて、彼女のことを、熊井ちゃんのことを、ひとつも知らない修学旅行生が「誰?モデルさん?」「きれー!」とか言ってましてね。誰だかわからないのに「モデルさん?」とか出てくるあたり、ずっと応援していた私たちも誇らしいわけですが、だからこそ、かくも美しい熊井友理奈さんは、 ”ずっと応援していた私たち” という狭い枠から飛び出していくべきなのかもしれませんね。

むしろ逆に、私たちがあんなにも惚れ込んだ「アイドル」時代が、一人の魅力的な女性の人生の一場面であったことを、当のその女性と同じ目線で振り返ることができることを、それを指して「幸せなこと」だと我々は思うべきなのかもしれません。

それを「寂しい」と思ってしまうのは、もうしばらくの間だけ許してもらうことにして。

(文=kogonil)

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