【イベントレポ】ハロプロANNEX こぶし×つばき=Sweet♪ 4/20 in 横浜 ~ 「ベリキュー」から「こぶつば」へ。しかも本の水にあらず~

はじめに こぶし×つばき=Sweet♪

いやー、たぐっち先輩、めっちゃ可愛かったですね!

たぐっち先輩こと こぶしファクトリーの田口夏実さん、数年後には、きっとハロプロ屈指のビジュアルに成長していることでしょう。たぐっち先輩、すごい美人になるって、みなさん思いますよね。

思わず、みなさんに同意を求めちゃいましたけど、そんな、たぐっち先輩がめちゃくちゃ可愛かった『ハロプロANNEX こぶし×つばき=Sweet♪』に行ってきましたよ。

ハロプロANNEX こぶし×つばき=Sweet♪ とは

『ハロプロANNEX こぶし×つばき=Sweet♪』は、こぶしファクトリーと つばきファクトリーのコラボとして、4月18日~20日にかけて、それぞれ こぶしファクトリーから1名と つばきファクトリーから2名、研修生から1名の、4名のメンバーが登場するイベントです。
投稿者が参加した4月20日のイベントでは、こぶしファクトリーから田口夏実さん、つばきファクトリーから小片リサさん浅倉樹々ちゃん、研修生から一岡伶奈さんが登場。

こぶしファクトリーと つばきファクトリーがイベントでコラボするというので、大喜びで横浜へと駆けつけようと、お申し込みページを開いてみたら、なんと平日!
しかも開場が午後の5時台ってことで、これはもう、半休か仮○でも使わないことには(以下略)

そんな諸々調整も厳しかった『ハロプロANNEX こぶし×つばき=Sweet♪』ですが、もちろん幸せな気持ちを抱えて帰ってきた投稿者ですけども、一方で、(平日に仮○でも使わないことにはフル参戦が厳しかったという以外にも)徹頭徹尾、困惑して帰ってくることになります。困惑というか、そろそろ残りも具体的に見えてきた「人生」を目の当たりにしたと言うか。
以下、投稿者が参加できた4月20日の2公演の模様をレポしつつ、感じた困惑についても、適宜、混ぜ込みながら。

魅力的すぎる出演者たち 困惑その1

イベントが行われる「DMM VR Theater」に向おうと横浜駅の西口を出て相鉄の映画館に迷い込んでみたり、入場列の当選メールチェックのところに稲葉さんがいたから、空いてる方の列じゃなくて稲葉さんにチェックされる列に並んでみたりと、開場前から困惑の度を深めるハロプロANNEXです(投稿者が勝手に右往左往してるだけだとも)。

しかるに、この「こぶしファクトリーと つばきファクトリーがコラボする」というイベント、何が困ったって、登場してくるメンバーたちが魅力的すぎるってこと。

投稿者は、今まで固く秘密にしてきたから誰にも悟られていないと、これはもう満腔の自信をもって確信しているんですけど、つばきファクトリーの小片リサさんが気になってしょうがない日々を送っておりまして、4月20日も、小片さんに逢いたくて、いそいそと横浜西口へ向かったわけです。

ところが、どっこい。

先だっても、初めての女の子役を演じる小片さんを眼に焼き付けるべく向った池袋で、カントリー・ガールズの稲場愛香さんの熱演に魅せられてしまったように、初めての合同イベントで、きっと張り切って、それでも微妙に空回って謎な振る舞いも多くなるだろう小片さんの愛らしい姿を心に刻もうと向った横浜で、たぐっち先輩こと田口夏実さんの可愛らしさと、数年後に明らかになるだろう、その秘められた美しさに、すっかり心を打ち砕かれて帰ってきました。いや、たぐっち先輩、ほんとに可愛かった
研修生の一岡伶奈さんも、研修生の発表会だったり ℃-ute の春ツアー(ネタバレ回避のためレポ自粛中)帯同だったりで、ステージ上で、あんなに大きく見えるのに、握手の距離では、とっても小っちゃくてびっくりですし。また後述するように、浅倉樹々ちゃんの握手会での健気すぎる応答など、いろいろ心を打たれたどころか、撃ち貫かれて帰ってきました。

たぐっち先輩や浅倉樹々ちゃんに撃ち貫かれた心は、すでにあらかじめ小片リサさんによって、いろいろ打ちのめされ切り刻まれていたわけですから、もはや投稿者の心は風前の灯火です(ごめんなさい、本人が何を書いているか、わかっておりません)。
そんなわけで、開場と同時に参加者に配布されたメンバーの一問一答カードのスキャンなんかをおすそわけです。

kobtsub-20160420

ハロプロANNEX イベントの構成と概要など

イベントの前に、厳粛な表情で登場したメンバーたちは、熊本で発生した地震へのコメントを述べます。「私たちはパフォーマンスすることしかできないから」と。
この部分、いろいろ思うところもあり、ハロプロは、こういったことに毎回しっかりとした姿勢を示してくれており、一時期はライブ前の映像にも KANさんの『愛が勝つ』をアップフロント全員で斉唱するビデオが定番化していたように、今回の震災だけに限定されない部分もあるかと思うので、諸々展開したいところですが、やはり趣旨がズレるかと思うので、それは別の機会に回して、以下、イベントの構成をば。

イベントの流れは、2回公演ともこんな感じの構成です(下記囲み)。

  • オープニング 自己紹介などご挨拶
  • 劇場の特徴(3Dメガネなしに立体映像が楽しめる)アピール
    怒りをビームにサメを倒せ
  • 朗読劇
  • トークコーナー
  • ミニライブ
  • ホログラフィッククイズ
  • クイズ正解者への投票結果+ジャンケン大会
  • 握手会でお見送り

我らベリヲタにとっては懐かしくも嬉しいことに、Berryz工房のバスツアーでの「ファンの集い」といった場面でゲームの仕切りをしてくれていた、あの細身のメガネのスタッフさんがイベントを仕切ってくれます(Berryz工房活動停止後は、℃-ute ツアーのゲームコーナーの影アナ的MCをやっていたりしてた、あの人)。
Berryz のイベントでは「夏焼さん」とか「徳永さん」などとメンバーを敬称で呼んでいたスタッフさんは、今般のイベントにおいては、「小片」とか「一岡」などと呼び捨てだったりして、こういう細かいところで、いろいろ見抜くための手がかりが得られたりしますよね。どこまでもファンの側の勝手な思い込みでしかないとしても、これもまた、ファンとしての楽しみの一部ってことで。

DMM VR Theater のヴァーチャルリアリティ?

イベント会場となった「DMM VR Theater」は、3Dメガネを装着しなくとも立体映像が楽しめる最新の映像技術を駆使した特殊シアターということで、その特徴をアピールする演目が二つほど。こうした最新の演出をするためか、ステージが客席から遠くて、投稿者は夜公演ではAA列(前から2列目)だったのに、かなり距離がありました。

一つはメンバーたちが海の中にいるってことで、3Dの巨大なサメと戦うという趣向。最近あったお怒りエピソードを紹介し、その怒りをビームに変えてサメを倒すというもの。もう一つは3Dの立体として表示される文字を当てるホログラフィッククイズ。こちらのクイズは、誰が正解するか開演前に投票して、実際に正解したメンバーに投票した参加者さんから抽選でプレゼントというお馴染みの流れです。

怒りをビームにサメを倒せ(1回目)

夕方からの1回目の公演での「怒りをビームにサメを倒せ」で披露されたエピソードは、以下の通り。

一岡伶奈
お姉さんと一緒にお出かけした話。お姉ちゃんがアイスをひとくちもくれませんでした
小片リサ
百貨店で購入したマメを谷本さんに食べられた話。豆をほとんど食べられたので、また買いに行かなきゃ(真面目?)その豆売ってるお店、あとでメールするね(いや真面目?)
浅倉樹々
癖毛だから起きてすぐは、えらいことボンバーに。頑張れ私の頭皮
田口夏実
最近かけ算を覚えて調子に乗ってる妹に、かけ算で煽られる話。7×9 くらい、わかるわっ!(と言いつつ「7の段、苦手」とコソっと)

サメを倒すことができたのは一岡さんの怒りでしたが、まあ癖毛ってのは頭皮の問題なのか疑問な樹々ちゃんといい、ぼんやりとポイントは想像できるものの、結局、具体的にどのあたりが「お怒り」ポイントなのか、相変わらず謎な小片さんといい、なんだか つばき の不思議なテイストが堪能できるものとなりました。つばきファクトリーって、真面目で場慣れしていない感じを出しまくってるわりに謎ですよね。「真面目で場慣れしてない」感じと「謎」な感じは、二項対立的に互いに排除し合うような関係じゃないですけれども、とりあえず、どんな雰囲気を醸そうとも、そこに「謎」な感じが常につきまとうと言いますか。

一方、バーチャルに怒りを溜めるところにも気合いが入っていた たぐっち先輩ですが、このイベントで再会できたベリヲタ仲間によれば、場位置の関係からか、怒りのビームをチャージしている間もずっと、たぐっち先輩がサメに喰われているようにしか見えなかったとのこと。

怒りをビームにサメを倒せ(2回目)

2回目の公演で披露されたエピソードは、こんな感じ

一岡伶奈
山手線の電車の話。鉄ヲタとして、山手線の新型車両の話を長々としたくてたまらない様子。自分が山手線の新型車両にはまだお目見えできずにいる一方、電車が好きでもない つばきファクトリーの山岸理子ちゃんが新型車両に出会っているので、それを怒りに
小片リサ
私の机は物置じゃない。せっかく掃除して綺麗にしたのに、お父さんはゲームソフトを、お母さんはお歳暮などを置きに来るので
浅倉樹々
パパのいびきがうるさいと散々 dis った挙句、怒りをぶつけるビームの掛け声が「お父さん!お仕事お疲れさま!」って、なんて良い娘(笑)
田口夏実
いつも私のかばんに食べ物があると思うこぶしメンバーへ
確かに常備しているけれど、いつも食べ物があるわけではないのに、お腹が空いたら「たぐ~、なんかない?」とか言ってくる。「持ってない」って言うと逆ギレされてる

サメを倒すことができたのは、たぐっち先輩の怒りでした。

ここでも 「つばき」の披露したエピソードに注目したいんですけど、なんだか「プライベートのエピソード」をイベント用に持ち出してくるにあたって、微妙に無防備な感じがします。小片さんのパパってゲームするんだねとか、娘の部屋に普通にお父さんとかお母さんが出入りするんだとか、樹々ちゃんが寝ているところからはパパのいびきが聞えるんだねとか、同じくご家族関連のエピソードを披露していても、妹との微笑ましい確執ネタを危なげなく披露する たぐっち先輩と比べて、なんだか微妙に無防備な感じがしませんか?
そんなことが気になる投稿者がキモいだけってことなら、それはそれで納得ですけれども。

ホログラフィッククイズ

側面から表示され初めて、ゆっくりと角度を変えながら立体的に表示される文字列を言い当てるホログラフィッククイズ。事前に誰が正解するかを投票して、正解者へ投票した参加者の中から抽選で、その場でサインしたグッズをプレゼントという趣向です。
クイズコーナーのラストには会場全体で「じゃんけん大会」となり、あらかじめ準備されていたメンバー全員のサイン色紙争奪といった形に。

1回目の公演での、正解者予測一番人気は樹々ちゃん。立体文字の「桜吹雪」を言い当てたのは、たぐっち先輩。
2回目の公演での正解者予測一番人気は小片さん。立体文字の「新学期」を言い当てたのは、一岡さんという結果に。

先に紹介した海の底のサメ3DCGの場面では、ステージが客席から距離があったですけど、このホログラフィッククイズでは、メンバーはずっと手前の特設ステージに移動しており、距離が近くて、いつものハローのイベントっぽい感じ。
その特設ステージから当選者に自分のサイン入りの景品を渡そうとして、ステージの端っこから落っこちそうになる たぐっち先輩が可愛かったですよね(また同意を求めてみました)。いや、たぐっち先輩、ほんまに可愛かった

クイズを当てに行くべきところで「ちびすけ」とか、たぐっち先輩をイジりにかかる小片さんは、やっぱり本気をだしたら実は毒舌で腹黒く、だからこそ適切に場の空気を読める高スペックの片鱗を見せていたわけですが、こんなところで、つばきメンバーからもイジられる たぐっち先輩の懐の深いところ(?)も印象深かったです。
ってか、せっかく「正解者予測一番人気」だと知らされて、投票してくれた人のためにっ!と、気合いを入れてクイズに望んだはずなのに、まるで正解を目指さずに、一生懸命、さほど拾われるわけでもない たぐっち先輩イジりに精を出していた小片さんは、とことん謎ですよね。

  • こうした景品獲得的なところで、過去にとんでもない景品を引き当てていることを、どうしても我慢できずに、ここに書いてしまうテスト。
    2014年の道重さゆみさんのお誕生日バスツアーにて、クイズラリーの全問正解者140名(!)の中から抽選で5名だけに渡された、道重さんご幼少の砌のお写真がプリントされた、世界に6つしかないマグカップを引き当てたのは私です。はっはっは。

フリートーク/変な先輩

1回目の公演でのフリートークは、「私の周りの変な先輩」というお題。

一岡伶奈
変な先輩っていうか、不思議だと思うこととして、ライブ終わりで汗だくなのに良い匂いのする矢島舞美さん
小片リサ
カントリー・ガールズの船木結さんの話し方
「ありがとう」のあとに必ず「とんかつ」がついて「ありがトンカツ」
それが次第に「ありがとう」と言うべき場面で「とんかつ」だけになるので、最近ちょっと面白くなってきた
浅倉樹々
中学時代の吹奏楽部の先輩
親の教育もあって、後輩の私にも常に敬語だった先輩
そんな先輩が唯一敬語じゃなかったのは、卒業式で「おめでとうございます」に応じて返してくれた「ありがとう」の一言
田口夏実
Juice=Juice の高木紗友希さん
浜浦彩乃ちゃんを「はまちゃん」、小川麗奈ちゃんを「れなこ」と呼んでいるのに、私だけ「田口」呼ばわりで、これは差別ではないかと思う。どころか、自分がいないところでは、どうも「ちびすけ」と呼んでるらしい

ここでも、たぐっち先輩のイジられ属性は全開なんですけど、小片さんの証言から、カントリー・ガールズの船木結さんも小片さんにとっては先輩に当たるのは、あらためて「そりゃ、そうか」と思い知らされたところがあったわけですけども、そんな小片さんも、やっぱり たぐっち先輩はイジりに出るわけで、このあたりの研修生時代を引きずる先輩・後輩関係と「こぶつば」の上下関係って、やっぱり謎ですよね。
今後の味わいに期待したいところです。

フリートーク/人生最大のピンチ

2回目の公演でのフリートークは、「人生最大のピンチ」というお題。

一岡伶奈
鍵を忘れて家に入れない話
鍵を忘れて学校に行ってしまい、家の前の石段に座って5時から10時ぐらいまで(親が帰ってくるのを)待っていた。(善意で)声をかけてくれる人もいたけど、知らない人についていっちゃいけないと教えられていたので、一人で。
小片リサ
迷い込んできたインコのピンチを私が救った
「人生最大のピンチ」を迎えていたインコを私が保護したのであると自慢げ(笑
浅倉樹々
犬が行方不明
チャーリーが脱走した話だが、発見場所まで向った時間関係とか位置関係が不明。
田口夏実
お爺ちゃんの走りの早さにケガの痛さを忘れる
散歩中の犬のリードを私が手にとって歩こうとした瞬間に犬が走り出して、投げ出されてしまったところ、80歳くらいの足腰が弱いお爺ちゃんが猛ダッシュで走ってきて、私の無事を確認したあと、犬を追いかけるというお話し。

投稿者の好みを優先させてしまって非常に申し訳ないのですが、ここでも、一岡さんや たぐっち先輩のエピソードが、それなりに「お話」として構成されている一方、つばきメンバーの披露するエピソードの無防備さというか「ごろんと投げ出した」感には、注目したいところです。
こうしたエピソードの「無防備さというか「ごろんと投げ出した」感」って、お仕事や何かでプレゼンしたことがあったら実感できるかとも思うんですが、話してる当人が一番切実に、話している脈絡の落着のつかなさに、焦ったりヤバさを感じたりしてるんですよね。
トークコーナーでエピソードを自由に披露するって場面なのに、妙に足踏みしてステップを小刻みに踏んだりしているところは、そういう意味でも刮目です。誰とは言いませんが。

ミニライブと朗読劇

ミニライブは、1回目も2回目も変化なく、次の2曲を披露してくれます。

キャベツ白書~春編~
青空がいつまでも続くような未来であれ!(モーニング娘。)

1回目の時だったか、『青空がいつまでも続くような未来であれ!』の場位置移動で、たぶん誰かに踏まれたんじゃないかと思うんだけど、ローファーの靴が一瞬脱げてしまった樹々ちゃんでしたが、移動しながら見事にリカバーしていました。

『青空がいつまでも続くような未来であれ!』ってのもまた、不思議な曲ですよね。2012年の夏ハローのエンディングのように、大人数でステージ一杯になって斉唱されても響く一方、このように少人数で切々と歌われても響きます。ハローの楽曲は、ほんとに不思議です。
加えて、経験の浅いメンバーによって「だって、そう教えられたんだもん」的な歌詞を歌われると、けっこう刺さるものがありますね。しかもその「教えられた」ってことが、”小さなことでも心をつないで行こう” ってことだったりして、いや、ハローの曲はほんとうに不思議です。ってか、このイベントで、この選曲をしたスタッフさんを表彰したい。

朗読劇は、1回目公演の『Sweetエンジェルズ』と2回目公演のホラー『うしろにいる』。
『Sweetエンジェルズ』は、秘かに学園の平和を守っているというコミカルな学園活劇で、『うしろにいる』は、読んではならない本に(閉じ込められてた怨念的な?)まつわるホラーです。
『Sweetエンジェルズ』での、当人のアドリブであるという一岡さんのジャンプして去って行く際の「とうっ!」という掛け声の可愛らしさなど、お伝えしたいことは多々あれども、すでに十分長文になっているので、最後に、今般のイベント観覧で再会できたベリヲタ仲間との間で一致した感想を述べたいと思います。

小片リサさんの声と抑揚がすばらしい。

もちろんメジャーデビューして、つばきファクトリーとしての単独でのライブやイベントを心待ちにしているところですが、小片リサさんについては、演劇女子部としての活躍も心から期待したいところです。
プレイング・マネージャーの須藤茉麻さんの指導の下、謎で残念な振る舞いが、変態方向へと調教されるとなると、それはそれで見物であるという、ファン側の覚悟をも含めつつ。

握手とお見送り

最後に全員参加の握手でお見送りです。
前日のイベントまでは、あちこちのレポを見る限り、ずいぶんゆっくりお話しできそうな感じの握手会だなあと思っていましたけども、20日の公演では2回とも握手は非常に高速でした。ほとんどメンバーの前を通過してくるだけみたいな感じでしたよ。
ここも、いろいろ書いていると、長くなりすぎて終わらないので、強く印象に残ったことを一つだけ。

つばきファクトリーの浅倉樹々ちゃんに、「デビュー、待ってるからね」と話しかけたところ、元気いっぱい、しっかり目を見て「はいっ!」とお返事してくれました
これは危険だなと思っています。これでは、やがて開催されるであろう つばきファクトリーの個別握手会では、樹々ちゃんのブースにも入らないわけにはいかないじゃないですか。

*****

このように、ただただ登場するメンバーが愛らしく、可愛くて、文字列だけでは伝わりにくいとは思うものの、実に実に楽しいイベントでした。
イベントの演目やメンバーの表情そのものだけではなく、こぶし と つばき の微妙な上下関係へのフックがあったりと、この先のあれこれが、どこまでも楽しみになるようなイベントでもありました。

そう。こぶし と つばき のこの先が、どこまでも楽しみになってしまうイベントだったのです。こぶしファクトリーからは全員が参加しているわけではありませんが、それでも、上に無駄な長文で言及してきたように、こぶし と つばき の良い感じの関係が、あちこちで垣間見えるイベントとなっていました。これに投稿者は、実は、改めて困惑しています。

ハロプロANNEX 困惑その2:「ベリキュー」から「こぶつば」へ

「ハロプロANNEX」といえば、ベリキューのイベントが思い出されますよね。
ベリキューの合同イベントは、それこそ下手に記事中で言及しようもんなら、落しどころを見つけられずに超長文化することは必定なわけですが、少なくとも『Berryz工房×℃-ute=Sweet♡』と銘打たれたものだけでも、2012年と2014年に開催されています。
いずれもファンクラブ限定のDVDとして、後日物販されております。

2012年の年頭には、Buono! のフランス公演時に、Buono! 以外のベリキューメンバーが日替わりでTFMホールに登場するイベントが、ウェルカムボードも手書きにて、開催されています。
須藤茉麻・岡井千聖ペア、徳永千奈美・矢島舞美ペア、熊井友理奈・中島早貴ペア、そして清水佐紀・菅谷梨沙子・萩原舞トリオにて。
当時、熊井ちゃんと なっきぃ が披露してくれた『いつかどこかで』は、過去のあらゆるハローのイベントでの楽曲中でも、個人的にベスト5に入ります。

2014年の晩秋には、同じくTFMホールにて、メンバーの仲良し関係にスポットを当てて、徳永千奈美・矢島舞美ペアのイベントと、清水佐紀・萩原舞ペアのイベントが、それぞれ2回まわしで開催されています。
清水佐紀・萩原舞ペアのイベントにて、画伯対決の条件が必ずしも公平でなかったことから、ずっと舞ちゃん支持側で拍手していたら、微笑みかけてくれる舞ちゃんと一瞬だけ目があったようなこともあって、投稿者的にも懐かしい良い思い出だったりします(ってか、わたくし、全部のイベントに参加してたりして。はっはっは)。

さて、今般の、こぶしファクトリーと つばきファクトリーのコラボイベント、「ハロプロANNEX こぶし×つばき=Sweet♪」と銘打たれ、明らかに「ハロプロANNEX Berryz工房×℃-ute=Sweet♡」の継承が意識されています。

いや、何を今更と思われる方も多いでしょう。
そう易々と Berryz工房の復活も期待できなくなったわけだし、℃-ute は℃-ute で、何と言うべきか「℃-ute として独特の “ハロー色からの脱却” をはかっている」ようなところもあって(春ツアーのレポは、ネタバレ回避のため自粛中)、今や「ベリキュー」イベントは、いろんな意味で期待できないところがあります。
Berryz がいないってだけじゃなく、もはや ℃-ute が「そんなレベルのところにはいない」と言うか何というか…(詳しく書けなくて、ごめんなさい)。

そんな中で、こぶし も、つばき も、可愛くて、楽しくて、こうして「こぶつば」としてイベントを開催してくれるのなら、ファンとしては喜んでいれば良いだけなんじゃないかと。
ほんまに、その通りかと思います。投稿者は、ベリキューの思い出は大事にしながらも、それはそれとして、「こぶつば」のこの先を楽しみにして、ただただファンとして楽しもうと、もちろん、そう思っています。

けど、ちょっとだけ、どこか「ああ、もう、あの楽しかった、あのことは、むかしのことなんだな」と、もうベリキューは過去のことなんだなと、時間が流れていくことを自覚させられて、少し戸惑っているという次第です。
「さみしい」とか「残念だ」というのではなくて、そうではなくて、時間は着実に流れていくことを知らしめられて、「この先が楽しみだ」とか脳天気に言っている、その「こぶし」も「つばき」も、やがて「ベリキュー」と同じように流れ去って行くことまで見えるように思えて、ゆく川のながれは絶えずして」な方丈記な気分と申しますか。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
世の中にある人とすみかと、またかくの如し。

みたいな?

最大の困惑その3 批判覚悟でちょっとだけ

こぶしファクトリーの小川麗奈さんが、そのクールビューティーでありながら自由にポンコツなところが、しかも自分のポンコツっぷりをナチュラルに「意識していない」雰囲気までも、あのモーニング娘。6期メンバーである亀井絵里さんをどこか思い出させることについては、どうも、そう思うのは投稿者だけではないようです。

小川麗奈さんが亀井絵里さんの雰囲気に似ていると述べるのは、どうも、そう思っている方が他にもいらっしゃるみたいなので、むしろ賛同すら得られる可能性もあるとして。
これから述べることには、おそらく100人中、360人くらいが「てめえは!何を言い出した!!」とお怒りになるんじゃないかと。
ってか、書いている投稿者本人が「まてまて。俺は何を考えてる?」と思っていたりしないではない。

小片リサさんって、どことなく道重さゆみさんに似てませんか?

実は本気を出したら案外毒舌で、ツッコミ役なところも。舞台上の進行に対して何かしらリアクションしながら、同時に常に自分のリアクションの適否を「その場で」どう思われるかまで含めて自分で判定していたりする(だから謎な振る舞いが多い)ところも。左右に目線を這わせて、広い視野で自分が参加してるステージを第三者的に観察しているところも。
そんな毒舌で腹黒い本人の観点から見て、自分が要求する水準に、むしろ自身もまた達していないことがわかるもんだから、だからこそ、本来の自分の特性をステージ上で全開にすることに躊躇してしまうことも。
いわば、自分の実際の遂行能力以上に自分の批評能力が優れていて、その自分の批評能力の眼差しによって、自分自身の遂行能力が萎縮しているような、そんな<自分の中での堂々巡り>を抱えているようなところも。

上に述べたような、やっかいな<自分の中での堂々巡り>を、道重さゆみさんは、いつの頃からか克服し、軽やかに昇華して、不世出とも言われる伝説へと自分を彫琢していくことになりました。
自分が(その能力の高さ故に)抱え込んでしまった困難を克服し、それを踏まえるからこそ、道重さんが、前人未踏の水準へと自らを彫琢したように、同じように小片さんが自分を磨き上げることができるかどうか、それはまだまだ未知数ですが。
それでも、道重さんが抱えていた闇と同じ種類のものを小片さんも抱えているのではないかと、そのように投稿者には思える節があるのでした。
これまで。ええ、これまで。

今般のイベントで、気付いてしまいました。
左下から見上げた横顔の、小片リサさんの、少し頬がこけたようにも見えるアゴのラインが、道重さゆみさんに、似ていると。

はい。そうですね。
ええ、わかります。おっしゃるとおりです。
何いってんだ、こいつ?ってなもんですよね。わかります。私自身が、そう思います。

でもね。思っちゃったんですよ。
抱える闇の性質だけじゃなくて、左下から見上げるアゴのラインが、道重さんに似てるって。

*****

移り変わっていくのは川の流れだけではないようです。
ベリキューも、道重さんも、私が棺桶に収まるまで大事に抱えていくことは間違いありません。けれども、大事に大事に思い出をしまっておくのは、それはそれで、ちゃんとやっておくことにして。
いろんなものが移ろっていくし、そして自分自身も、その移ろいから超然としていることはできないのだなあと、あらためて「人生の奥の深さ」を味わっているところです。

以上、次の横浜赤煉瓦倉庫と、6月の池袋シアターグリーンに向けてアップを始めた投稿者がお送りしました。
あ、流れたってわけじゃないからね!(← こういうのを無駄な抵抗というらしいです)

(文=kogonil)

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
詳しくはこちらを御覧ください『寄稿について

Sorry, the comment form is closed at this time.