アンジュルム橋迫鈴、2027年春ツアーで10年過ごしたハロプロ卒業へ 芸能活動を離れ「新しい夢を見つけたい」

時間が経過し、慣れ親しんだ風景が移ろって行くのは、何度体験しても慣れないことであるようだ。ハロプロの新陳代謝をファンが実感するのは、必ずしも、新メンバーの初々しい笑顔に癒されることだけが理由ではなかったのだと、知らされることになった。

アンジュルムの橋迫鈴が、2027年の春ツアーで卒業することが明らかにされた。

2026年9月12日の土曜日、アンジュルムは2026年の秋ツアーとして『アンジュルム 2026 秋 風林火山・弐』の初日を、埼玉は 和光市民文化センター サンアゼリア 大ホールで迎えていた。その昼公演となるステージで、橋迫の卒業が告知された。

そして同日、夜半になって公式サイトでも告知され、本人のブログも更新された。

アンジュルム 橋迫鈴の卒業に関するお知らせ

アンジュルムの橋迫鈴ですが、2027年の春ツアーをもちまして、
アンジュルム及びハロー!プロジェクトを卒業することとなりました。

研修生時代から10年以上にわたり活動を続けてきた中で、
今後の自身の人生について考えるようになり、芸能活動から離れて新たな環境に身を置き、
一個人としてこれからの夢や目標を見つけていきたいという本人の意思を尊重し、卒業という結論に至りました。

公式サイト News アンジュルム 橋迫鈴の卒業に関するお知らせ

<本人コメント>
ハロー!プロジェクトで10年という長い時間を過ごして今の私が感じていることは、
もっといろんな世界を知りたいということです。
たくさんの素敵な音楽、人、景色などに触れ
ここハロー!プロジェクトでとても貴重な経験をすることができました。
これは、私の人生に大きな刺激を与えてくれて今の私を形成してくれました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ですが、ハロー!プロジェクトでは経験できないことがまだまだあって
私はそんな世界に興味があり
その為に、大好きなアンジュルムから離れ、
芸能活動とは異なる新たな環境に身を置いて新たな経験を積み、
新しい夢を見つけたいと思っています。

公式サイト News アンジュルム 橋迫鈴の卒業に関するお知らせ

皆さんへ 橋迫鈴

先ほど、お知らせがありましたが
来年の春ツアーをもってアンジュルム及び
ハロー!プロジェクトを卒業します。

自分の中で卒業を決めてから既に
カウンドダウンは始まっていて。

この景色あと何回見れるんだろう。とか
ここでライブするのは最後になっちゃう
のかな。とか常にそんなことを考えながら
活動をしていました。

アンジュルム オフィシャル ブログ 皆さんへ 橋迫鈴

橋迫鈴は、2016年にハロプロ研修生に参加。2019年よりアンジュルムのメンバーとして活動している。

橋迫が加入した当時のアンジュルムは、当時のリーダー竹内朱莉を始めとして、力強いステージで知られていたが、橋迫はあまりに細く、小さく、多くのファンから「あんな小さな子で大丈夫か?」と危ぶまれることになった。しかも加入の同期もおらず、当人も「心細く不安」である旨のコメントを発したこともある。しかし、そのリーダー竹内に懐くやいなや、むしろ好敵手として、バックステージでも果敢なバトルを繰り広げ、気がついたら多くの後輩を率いて、力強いアンジュルムのステージを牽引する中堅メンバーとなっていた。小さく細い新人さんが、”悪ガキ” として先輩からもファンからも認知されたかと思えば、いつの間にかアンジュルムのパフォーマンスを代表する中心メンバーとなっていたことに、改めてファンは驚くことになった。

また、無類の爬虫類好きとして個性的なペットを多数飼育していることでも知られ、家庭生活にあっては、兄とよく喧嘩しては泣かされていたという。橋迫は、そんな兄の結婚式に参加した際の大人びたドレス姿も公開していた。

小さい頃は喧嘩して泣かされていた兄の結婚式に、ドレスを着こんで参加したり、小さく細いことで心配されていたアンジュルムのステージで、いつしか後輩たちを率いていたり、橋迫鈴は、いろんな意味で文字通りの “成長” をファンに示してくれたメンバーだと言って良い。

9月12日の埼玉のステージでは、橋迫は、卒業後について「一旦、芸能活動に区切りをつけ」、新しい環境でさまざまな経験を積み、「新しい夢を見つけたい」という思いから決断したと説明。まだ卒業までは時間があるとして、それまではアンジュルムの活動を全力で頑張りたいという意志も示したという。

時間が経てば、見慣れた風景は少しずつ変わっていく。そして、そのたびに「あの頃のあの子が、もうこんなに大きくなったのか」と気付かされることになる。あの小さかった橋迫鈴は、アンジュルムのメンバーとして、堂々と2027年の春に卒業することを告知した。

(文=椿道茂高)

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