はじめに
独特の魅力と彼我の時間の流れの差と
変顔レベルで顔を歪ませて泣いてる写真が頻出しましたけれども（第二部）、その、ぐしゃぐしゃに顔を歪ませている写真すら（いや、そんな写真こそ）可愛いのは、どうしたもんでしょうか。いや、今「可愛い」とタイプしましたけども、その感情の現われ具合とか、その対象のヴァリエーションとか、もっと多彩に “可愛い” を表現できないものかと。「可愛い」以外に、いろんな “可愛い” を表現できる形容詞や副詞のヴァリエーションが圧倒的に足りませんね、日本語。そんな具合に日本語に苦言を呈したくなるくらい、もう変顔じゃね？ってくらいに顔を歪ませて（兄との喧嘩に負けて）泣いてるのが、そんな歪んだ顔の写真が、めっちゃ可愛いんだから困ったもんです。
だからといって、幼い頑是ない小さい子って意味で可愛いばっかりでもなく、当日は、ベージュをベースに複数のリップを重ねて独特の色合いを出したのだ（第一部）ともいう橋迫鈴さん、顔立ちが整っていて、もうしばらく、あと何年かすれば、びっくりするくらいの美形に成長するのではないでしょうか。… ほんとに、日本語の語彙の不足を痛感します。
そんな、形容に困る可愛らしさの鈴ちゃん、こちらが変わらずに、ず～～～～～っとファンをやってる間に、ハロプロに憧れて光の中に足を踏み入れる（第六十夜 小野瑞歩） … どころか、こちらが延々とファンをやってる間に産まれて、ようやく自我を目覚めさせたような、そんな子が、いまやメンバーですよ。後輩までいたりして！
そんな鈴ちゃんは、こちらから見れば、つい先日研修生になったばかりのような印象もありますが、しかし、アンジュルムに加入することが決まる前の頃は、「もう研修生も辞めようかと思っていた」のだとか。…アンジュルム加入が2019年で、研修生になったのは2016年です。その間、延々と変わらずに、ずっとファンであるこちらからすれば、2019年も2016年も、そんなに大きな差はないような気もします（だってね、ハロマゲドンが2002年で、ライバルサバイバルが2010年、道重さん卒業が2014年で、Berryz工房の活動停止が2015年、℃-ute 解散が2017年ですからね…）が、その間の “３年間” という月日は、2005年産まれの鈴ちゃんにとっては、決して、短い時間ではなかったというわけです。
自我が芽生えて、ようやく、この世の中に “ハロプロ” というものがあると知覚した頃には、こっちは、すっかり何年も（あるいは十何年も）変わらずに現場に通ってペンライトを振っていたってくらい… そんな子が、それでも、こう言います。
曰く「ホールツアー、やっとできました」って。
実際にグループとして活動していて期待以上だったり期待外れだったりしたことはありますか？という質問に応じての答えです。ごく普通のテンションで、シレっと答えていましたが、第二部の長くもない半生の振り返りを踏まえて、改めて、彼我の時間の流れ方に思い至って、けっこう胸に響きますよね。
彼我の違いは、時間の流れ方だけではないんでしょうけれども。（過去の千夜一夜レポ参照）
ハロショ千夜一夜 第七十九夜 アンジュルム 橋迫鈴
というわけで、毎度、イベント進行をつとめる事務所のエライ人の導き宜しく、個々のメンバーの（そうでなければ知り得なかった）魅力に迫れるイベント、ハロショ千夜一夜。
2022年５月10日に開催・配信された、その第七十九夜は、アンジュルムから橋迫鈴さんの登場です。個々のメンバーの魅力に迫れるって以上に、このところ、上に述べたような意味での、胸に響く、遠い目をしがちな、”人生” レベルのあれこれに打たれる意義深いイベントとなっております。
これまで大阪店からのジョイントでの千夜一夜には登場経験があるけれど、秋葉原店には初めて来ましたという鈴ちゃん、そんなハロショ内をプレゼント用の写真を選ぶためにチョコチョコ歩いてる後ろ姿すら可愛いのは困ったもんです。
定例の、拡散・実況推奨のハッシュタグは「#愛すべきべきHumanLife」ということで、これでは、先々、イベントの様子を検索しようとしてもアンジュルムの新曲についてのツイートばかりがヒットしてしまうのではないかと心配しつつ、だからこういうレポもネットに放流しておく意味も少しはあろうかと。
そんなわけで、ページを切り替えて次のページで第一部「橋迫鈴に50の質問」、さらにページを切り替えて最後のページで第二部「もっともっと知りたくて～橋迫鈴～」の具体的な内容を記述いたします。
Sorry, the comment form is closed at this time.