BEYOOOOONDS と Juice=Juice、2つの武道館から2025年を展望する

BEYOOOOONDS CONCERT 2024 AUTUMN “DISCOOOOOTHEQUE BUDOOOOOKAN”〔承前〕

他のグループは楽曲やパフォーマンスのテイストこそ違っても、アイドルのステージングという大枠は外していないけれど、やっぱり BEYOOOOONDS だけは独特ですよね。

BEYOOOOONDS の独特さ

今回、ハロプロのファンである DJ 氏が、なにかとライブ中にも(メンバー側からの紹介もあって)絡みが多めでした。けど、DJ 風のステージ進行は最初からで、オープニングでは、メンバー紹介のところで、あれは、メンバーに「ジュテーム♡」って言ってるのか、ちょっと聞き取れなくて困惑した次第ですが、そんなところも含めて BEYOOOOONDS のステージは(他のハロプロのグループと比べても)独特です。

大きくは、ライブのラストで、それまで披露したすべての楽曲を短く繰り返すところ(前ページに掲載のセトリ参照)、そこで必ず「やってない」曲を含めてオフザケを入れるところ、場ツナギのコミカル VTR が、毎回、かなりハイレベルのものであること… など、BEYOOOOONDS のステージの大枠で独特なところはいくつも挙げられますが、やっぱり、なんといっても楽曲の独特さが群を抜いています。

元々、グループそのものが小劇団風のイメージを背負って、いろいろと “びよ~~~ん” と自由自在な編成を可能にするようなコンセプトでスタートしたグループ。実際、いろんな楽曲が、コミカルというか背景の物語を背負いすぎというか、その独特っぷりを指摘する声はなかなかに大きかったところ。

というわけで、その独特さについて印象的だったところをいくつか…

  • いきなり2曲目の『求めよ…運命の旅人算』など、算数の問題文を読み上げねばならず、単純な歌割を覚えるだけじゃないから、メンバーへの負担が大きいよね。
  • 求めよ…運命の旅人算』、問題の読み上げに従って会場の回廊部分に駆け出して、平井さん、ほんとにお疲れさま
  • 高輪ゲートウェイ駅ができる頃には』、なんか「♪別々の進路…」って思わせぶりだよね
  • 炊飯器先輩も含めてなんだけど(ほんとにご飯炊いてるし)、『Never Never Know~コメ派とパン派のラブウォーズ~』とか、なんか飯を喰うモチーフが多くない?
    いや、健康的で素晴らしいんだけれども!
  • Oh!カンターレ』からショパンの『幻想即興曲』など、小林さんのピアノは、楽曲のバリエーションってところでも、ほんとに貢献してるよね。
  • たとえば『Go City Go』など、こういうのが得意なら、歌詞の中にいろんな製品や企画を織り込むことができそうで、本気で BEYOOOOONDS こそ企業案件を募集すべきではって思います。

で、そんな独特なコミカルさに走るから、逆にそのために実力が際立つのが怖いよね。

独特だからこそ映えるその実力と美しさ

もちろんハロプロは、BEYOOOOONDS 以外のグループも、その実力派っぷりは明らかなんですけど、うっかりするとメンバーの可愛さや魅力に引っ張られてしまって、パフォーマンスの実力が目立たなかったりします。その点で、BEYOOOOONDS は、全般的なコミカルさ・小劇団風のノリであるからこそ、その実力が際立つという、その意味での独特の位置にあります。

上に点描したコミカルな印象が強い楽曲ですら、その上で、ちゃんと惹きつけられる旋律だったりするので侮れないですよね。『元年(六年)バンジージャンプ』など、“懐かしい” と思ってしまった自分にビックリです。さらには、個々の独特さを敢えて際立たせるコンセプトなのか、『We Need a Name!』じゃないですけど、平井美葉小林萌花里吉うたのの3名は、よくぞオーディションで見出したってところです。

ええ、実は2023年の代々木で、元℃-ute の鈴木愛理さんのバックダンサーとして登場した時に、その際に一緒にバックダンサーをつとめたモーニング娘。メンバーと並び立ったからこそ際立った平井さんのダンスの冴えに眼を奪われて以来、彼女のダンスには刮目しています(← 遅いって)。

新曲の『あゝ君に転生』は、MV でのダンスは、里吉先生の振り付けだとのことですし、ショパンのピアノ(小林さんのピアノ独奏!)から『アツイ!』のイントロへの繋がりがヤバかったですよね。SeasoningS の3人は、ほんとうによくぞ獲得できたと、今更ながら。

繰り返し、こうした独特の個々の技が前に押し出されるならばそれだけ、一方で個々の美しさも際立つってことで。一発目の『ディスコ・カーニバル』で、みんな綺麗なお姉さんになったねえ… って最初に思ったもんね。びっくりですわ。

美しいと言うなら… 江口紗耶

もちろん全メンバーが美しくて魅力的であることは、あえて言うまでもない前提であるとして… “美しい” というなら、それは江口紗耶さん。『眼鏡の男の子』での、ブレザー風の制服の頃から、整った顔立ちをした可愛らしい子だなと思っていたけれど、すくすくと(熊井ちゃんの後継者との声も上がるほど)背が伸びて、気がついたら、とんでもない美少女になっていて驚きます。

それはもう、3曲目の『WORKER賛歌』あたりで、スクリーンに抜かれる江口さんのところの紗耶さんは、もはや脚だけではなく、全身でこちらの眼を奪っていく美形であることが、あまりに明らかで。『Go Waist』のコミカル路線も、フィーチャーされて運動する江口さんが美しすぎるので、楽曲のコミカルな狙いが機能しないほど。

小林さんところの萌花さんのピアノにも刮目した『Oh!カンターレ』ですが、衣装チェンジした結果、一層、その美しい脚のフォルムが(以下、数行省略)た結果、やはり江口紗耶さんに注目しないではいられません。ってか、アンコール明けの新曲『Do-Did-Done』での衣装チェンジにあたって膝上のハイソックスが… …(以降、当サイトの品位のため、投稿された元原稿から十数行削除しました:編集部)

代表曲としての『灰toダイヤモンド』

取り乱しました、すみません。
あえて繰り返せば、コミカルなコンセプトが一貫しているからこそ、その実力が際立つのが BEYOOOOONDS だとは何度も強調しておきたいところで、その点で、『灰toダイヤモンド』のエンディングへ向けての歌唱の多重化が凄いっすよね。

*****

これも繰り返しになりますが、誰かが卒業するってわけじゃないので、コメントも平和に終わるかと思いきや… ってところで、メンバーのライブ振り返りのコメントを軽く拾って、18日の武道館についての報告を終えます。

清野桃々姫出会ってくれて、ありがとう 気付けば最後の十代
岡村美波声を聴かせて!
これからも成長した姿を見せられるように頑張ります
江口紗耶ツアーファイナルで武道館 なんか寂しい
西田汐里世界のどこかで誰かが応援してくれてると思うと力が湧いてきます
前田こころライブしてる時間は幸せな時間 みんな幸せだねって言い合えますように
里吉うたの踊るのが大好きなので、武道館で踊れたことが嬉しいです
島倉りか言って良い?始まる前、みんな泣いてたよね!だから私が最初じゃないんです!
小林萌花どんな辛いことがあっても、絶対に後悔させないので「優しい世界」に遊びに来てね
平井美葉また最高を更新しちゃったよ!次どうしよう!
高瀬くるみどのくらい楽しかったか、みなさんの声と拍手で教えてください!

ええ、BEYOOOOONDS にあっては、そのコミカルなコンセプトだからこそ際立つ実力… といったところで2025年のハロプロ展望を象徴させようかと思っていたんですけど、やっぱり島倉さんの急な涙から見て取れる内情にこそ、今後も眼を注ぎたいところですよね、ご同輩のみなさん!

*****

ものすごい余談ですが、かつて(数年前… そろそろ4年前?くらい)直行で取引先に出向いた報告者たる わたくし、とある都内の地下鉄の駅の出口(地上の出口)にて、ロケ先に出向くにあたって全員集合を待って待機している BEYOOOOONDS メンバーとスタッフに偶然出くわしたことがあります。もちろん(取引先に向かって急いでいたので)スルーして通り過ぎたんですけど、メンバーみんな、大きなスーツケースや旅行鞄を携帯していて… きっと、メイク道具だったり、もしかしたら衣装や小物なんかも、全部自分で一生懸命運んでいたんだなと思って… いや、これは余談でしたね。

Juice=Juice Concert Tour 2024 TRAINGROOOVE2 Special

というわけで、長らく療養に専念していたメンバーが2025年には帰ってくることも告知された Juice=Juice の19日の武道館について、そのセトリを掲示して、もう一度ページを切り替えますね。

Juice=Juice Concert Tour 2024 TRAINGROOOVE2 Special
2024年11月19日 日本武道館 開演18:00
オープニングダンス ロージークロニクルからの Juice メンバー登場
01・『トウキョウ・ブラー
02・『プラトニック・プラネット』 やはり妖艶
03・新曲『今夜はHearty Party』 初披露
04・ダンスパフォーマンス ロージークロニクル 
ロージーもダンスだけでここまで魅せるか!
↓↓↓Cute↓↓↓
05・『POPPIN’ LOVE』 江端さんの髪形が可愛い
06・『禁断少女』 この曲が「待ってました」に
07・『イニミイマニモ』 工藤・江端・川嶋
08・『ライバル』(Berryz)工藤・江端・川嶋 バック/ロージー
軽く泣いた
↓↓↓Active↓↓↓
09・『地団駄ダンス』 川嶋さんの “がなり” に
10・『ポップミュージック
11・『あばれてっか?! ハヴァグッタイ』 井上・有澤・石山
12・『This is 運命』(メロン)井上・有澤・石山 バック/ロージー
メロンってより、もはや こぶし
↓↓↓Passion↓↓↓
13・『ノクルチカ』 江端さん髪をまとめて
14・『全部賭けてGO!!
15・『Va-Va-Voom』 段原・松永・遠藤
16・『情熱エクスタシー』(℃-ute)段原・松永・遠藤 バック/ロージー
℃-ute の遺伝子
17・ダンスパフォーマンス ロージークロニクル 
なかなかの長尺
18・『Future Smile』 江端さん、また髪形が
19・『Never Never Surrender
20・『STAGE~アガッてみな~』 井上さんボイパ
21・『ナイモノラブ
22・『GIRLS BE AMBITIOUS
23・『プライド・ブライド
24・『Fiesta! Fiesta!』 ファイヤーボールの特効
↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓
25・『がんばれないよ
MC
26・『この世界は捨てたもんじゃない
27・『Goal~明日はあっちだよ~』 良い曲だね、実に素晴らしい
バックダンス/ロージー
ロージークロニクル ご紹介

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