ハロプロ現場、ジャンプは禁止でも写真撮影は試験的に許可! その効果は?

ハロー!プロジェクトのライブやコンサート現場で、ファンが客席からステージ上のライブやメンバーの写真を撮影してもOKであるとのアナウンスが出た。

ハロー!プロジェクトでは、ライブを楽しんでいただいている皆さんの思い出作りの一つとして、
以下の公演で、スマートフォン・携帯電話でのみ、試験的に写真撮影を許可することといたします。

ニュース>ニュース詳細 ハロー!プロジェクト公演 写真撮影について

写真撮影は、スマートフォン・携帯電話でのみとの制限がある一方で、「あくまで個人で楽しむための撮影」と明記されながらも、設定されたハッシュタグをつければ、SNSなどで共有することもまでも許可されているようだ。

ハロプロの現場については、長年、ファンを巻き込んで論争が続いていた “ジャンプ行為” について、最終的な公式の判断が下ったばかりだった。(参考|2020年、ハロプロ現場でジャンプ行為が全面禁止に!(2020年冬ハロコンの告知が公開)

この写真撮影の許可は、あくまで試験的な措置ということで、年内のライブが対象となる。その写真撮影許可のライブ現場と、ネット上で共有する場合のタグについては以下の一覧の通り。

日時会場公演タグ
12月4日(水) 国立代々木競技場第一体育館Juice=Juice Concert 2019 ~octopic!~#juicejuice
12月5日(木)国立代々木競技場第一体育館モーニング娘。’19コンサートツアー秋 ~KOKORO&KARADA~FINAL#morningmusume19
12月10日(火) 豊洲PITアンジュルム ライブツアー 2019夏秋「Next Page」~中西香菜卒業スペシャル~#ANGERME
12月26日(木)LINE CUBE SHIBUYAカントリー・ガールズ ライブ2019 ~愛おしくってごめんね~#country_girls
12月31日(火)中野サンプラザHello! Project COUNTDOWN PARTY 2019 ~GOOD BYE & HELLO!~#helloproject

営利目的の写真撮影は当然のこととして禁じられ、あくまで個人で楽しむための撮影であると明記され、撮影は公演中のみに限定されて、「画撮影、録音、一眼レフなどプロ仕様のカメラ・iPad等のタブレットでの撮影、フラッシュ撮影や付属レンズや自撮り棒など撮影補助機材の使用は禁止」とあり、あくまでスマホや携帯での撮影だけが、試験的に許可される。かつてのジャンプ行為と同様、撮影の際は周りの方々への配慮が求められ、「静かなシーンでの音を立てての撮影、頭上高く手をあげての長時間撮影など」には注意が喚起されてもいる。

この試験的な撮影許可に対して、たとえば物販会場に降臨したメンバーを撮影することができた SATOYAMA イベントでの事例を思い返して、「撮影できても、そっちに一生懸命になっちゃって、あんまり記憶に残ってないんだよね」とか、「遠い位置からの撮影では、あんまりいい写真は撮れないよね」といった声も聞かれる。他にも「ジャンプとはまた違った客席のいさかいの種になるのでは?」という意見もあり、ファンの間でも、必ずしも歓迎一色でもないようだ。中には、卒業という記念すべきイベントにあって「試験的」な試みが持ち込まれることに懸念を持つファンもいるようだ。一方、SNSでの共有も視野に入れて許可されていることから、自分では撮影しない者も、後日、誰かがアップした写真を入手できる(それを公式に半ば許容している)わけで、ライブ当日ではなく、その “後日” になって、その効用が明らかになるのではないかと観る向きもある。

いずれにせよ、公式のアナウンスにもあるとおり、2019年内の現場にて、ファンにとっても “試験的” な試みとなりそうだ。

(文=椿道茂高)

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