麻布十番 京風うどん店『京寿々』の閉店のお知らせにハロプロファンも騒然

ハロプロ界隈に切ないお知らせが飛び込んできた。

ハロプロのファンにも親しまれていた京風手打ちうどんのお店、アップフロント本社が入居する赤羽橋からもほど近い麻布十番の『京寿々』が2020年の12月末をもって閉店するのだという。

その理由は明らかにされていないが、やはり新型コロナウイルスの蔓延による自粛の影響で、都民の外食の足が鈍ったことの影響が及んだことは否めないのではないかと観測されている。

ハロプロのファン「にも」親しまれていたというのは、この京寿々を舞台として、いくつかの配信番組をまたいだ(『GNO』 → 『ハロ!ステ』)ハロプロのお料理企画が展開されていたからで、多くのハロメンにとっても慣れ親しんだお店だったという次第。

最近でこそソーシャル・ディスタンスの関係で出演するハロメンは一人となっているが、かつては、いろんなアングルでその組み合わせが話題になるメンバーがペアで登場しており、お料理に取り組むという企画趣旨以上に、どんなメンバーが誰との組み合わせで登場してくるかもまたファンの注目を集めていた。とりわけ、Berryz工房が活動停止して以降に、夏焼雅とカントリー・ガールズ嗣永桃子が登場した回は、今尚、語り草になっている。

そして何より、多くのファンにこの京寿々閉店のお知らせが衝撃を与えているのは、多くのハロメンを迎え入れてきた “くろっき” こと黒木料理長の存在が大きい。

配信番組をまたいでお料理コーナーが親しまれるにつれ、家では料理をしないとか、どんな趣味を持っているかとか、黒木料理長の個人情報がハロプロファンに徐々に周知されていっただけでなく、黒木調理長が如何にして料理の道を志したかまでもが広く知られるようになった。

それというのも、黒木料理長の配信番組から染み出る人柄が愛されたことが大きい。ハロメンが料理するコーナーなのに「ケガさせちゃ、ならねぇ」とばかりに、自分でサクサク料理をしてしまうことも、そうやって料理を自分でやっている最中も、ゲストのハロメンを決して手持ち無沙汰で放っておくわけではなく、何かと(困った半分、嬉しい半分といった感じで)話しかけていることも、ファンに好感を持って迎えられた理由だが、何よりも、ハロプロのメンバーを、大切に大事に扱ってくれたこと、メンバーに大人として、しかしそれでも可能な限り丁寧に接しようとしていることが、液晶の画面を通じてファンに伝わったことが大きい。

その親しまれ方たるや、いつかパシフィックヘブンのイベントに参加したついでに京寿々に行こうと思っていたのに残念だという声以上に、京寿々の閉店後の黒木料理長の身の振り方を心配する声が大きいほどだ。中には、今後のハロプロのツアーに帯同してもらって、ケータリング部長として活躍してはどうかという声もある。お店自体は閉店しても、黒木料理長がハロメンをもてなすお料理コーナーの配信は続けて欲しいというファンすらいるほどだ。

実際、2020年末の年越し蕎麦の帰趨以上に、京寿々が閉店した後のお料理コーナーがどうなるかは予断を許さないが、それでも繰り返し切ないことに、多くのファンに親しまれた、パシフィックヘブンからもほど近い麻布十番の京風手打ちうどんのお店『京寿々』が2020年の12月末をもって閉店する。可能ならそれまでに是非一度、黒木料理長お手製のうどんランチを味わいたいものだ。

(文=椿道茂高)

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