ハロプロのアイドルグループ BEYOOOOONDS は、BEYOOOOONDS それ自体の中に「CHICA#TETSU (チカ#テツ)」と「雨ノ森 川海 (あめのもり かわうみ)」という二つのサブユニットを含み自由に形を変えることが出来る、ビヨ~~~ンと変幻自在なユニットだ。…と、そのように述べた途端に、熱心なファンからは “正確な BEYOOOOONDS の説明ではない” とお叱りの嵐が降り注ぐだろう。
上記の2つのサブユニットが確定した後になって、BEYOOOOONDS には3名のオーディション合格組が新メンバーとして参加したからだ。この、平井美葉、小林萌花、里吉うたの の3名については、グループ加入の経緯から、なんとなく上記2つのサブユニットに属するメンバーとは別枠といった感じもあったが、後に『We Need a Name』なる楽曲が公開されるに及んで、はっきりと BEYOOOOONDS 内の第三のサブユニットとして意識されていた。
もちろん、『We Need a Name』という楽曲だけでなく、第三のサブユニットとしてまとまりながら、しかし、いつまで経っても名前がないということが、逆にオイシイと(当人たちによってすら)思われるようにもなった昨今、ついに、この3名にユニット名がプレゼントされることになる。
事務所社長と思しき声に促されるに先立ってナチュラルに仕切る平井や、何が起こるのかはっきるする前から何故か嬉しそうな小林、ツインテールが異様に可愛く表情が明るい里吉 …と、冒頭から個性的な魅力全開で登場してくる『We Need a Name』な3名。3月に発売になるセカンドシングルについてだと聞かされて集まった3名は、事務所社長と思しき声の軽妙・洒脱な誘導にしたがって、くす玉を割るなり、カーテンを上げるなりして、予定調和なドッキリに、しっかり乗っかることになったわけだが、その動画で明らかにされた第三のサブユニット名は、パフォーマンスに味をつけてグループに彩を添えるという意味を込めた “SeasoningS“。この新しいユニット名は3月のシングルから、ちゃんと記載されることになるという。
同時に、この3名の新しいサブユニットのリーダーにも、平井が指名された。
いきなりの指名に戸惑ったのか泣いている平井だが、リーダーとして「何をしたら良いのかわからない」とぶっちゃけながらも、これまでもハロプロ内で、そして BEYOOOOONDS 内で、自分たち3人が、それぞれ自主的にいろんなことを乗り越えてきたのだから今後とも変わらぬ感じでやっていけたら…という趣旨のことを語るに至って、ちゃんと名前がついて明確なサブユニットとして形が与えられる、そのずっと前から、この『We Need a Name』な3名の間には、ちゃんと自分たちなりの信頼感がしっかり醸成されていたことが伝わるようだ。
ハロプロや、ハロプロ内のグループに、参加することになった経緯は様々だとはいえ(かつ、対応にけっこうな時間がかかるとはいえ)アップフロントは、その経緯と個々の想いやファン側の目線などを十分に尊重してくれていると言えそうだ。思えば、合同オーディションのお知らせもあったことだ。BEYOOOOONDS の SeasoningS だけでなく、この先、Juice=Juice や つばきファクトリーに参加することになる未だ見ぬメンバーにも、きっと素敵なサプライズが待っているだろうことを期待したい。
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