Juice=Juice 金澤朋子、誕生日を迎えて、常識人らしく当たり前のように “定年説” を打破!

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ Juice=Juice の2代目リーダー金澤朋子が、2021年7月2日の金曜日をもって26歳の誕生日を迎えた。

これは特筆すべきことだ。
というのも、ハロー!プロジェクトに所属するアイドルは、従来、25歳をもって “定年” を迎えると、ファンに固く信じられてきたからだ。実際に内部の規定や当人たちの意識がどうであったかに関わりなく、ある時期から、ハロプロには定年があると見られるようになっていた。「内部の規定や当人たちの意識がどうであったかに関わりなく」としたが、ファンがそのように見ていることが一つの契機ともなってか、それにまつわる楽曲も作成されるなど、ハロプロ側でもある程度は意識されていたことだった。

定年というからには、どれほど人気があっても、どれほどグループに必要とされていても、半ば強制的に卒業させられ、次の新たな展開へと移行させられるということで、全体的に構成メンバーの平均年齢が高まる中、”リミット” である「定年」に近づいているメンバーの動向に、ファンは注視していた。そんな中、まさにその「定年」を踏み越えたのが金澤だという次第だ。

もちろん誕生日以降、衝撃の公式アナウンスがないとも限らないが、インスタライブや今後のイベントなども予定されているからには、ファンが驚く衝撃の展開といった可能性は少ないだろう。無事、金澤朋子は、まことしやかに観測されていた “ハロプロの定年” を踏み越えたと見て良さそうだ。

Juice=Juice の金澤といえば、ファンにも定着したキャラを活動中に大きく変化させたことでも知られる。当初は「暴君」として恐れられながら、Juice=Juice の活動が馴染んでメンバーとの関係性も深まる頃、何度かの体調不良を乗り越えて、今度はメンバーからイジられるキャラへと、過去に例を見ないキャラ変を経てきた。
しかし、このキャラ変の底流には一貫したものがあると見る向きも多い。当初の暴君キャラは、Juice=Juice の活動初期には金澤が状況を仕切ることが多かったからでもあり、その “仕切り役” も、他のメンバーが幼くて周辺的な事情へ配慮できなかった中で、金澤が例外的に比較的目配りが効いたことに由来している。昨今のイジられキャラも、幼さを脱した分だけ暴走しがちな他のメンバー(卒業までは宮本佳林、最近では松永里愛)の抑止役に回ることが多かったためでもある。要するに、初期の「暴君キャラ」も、最近の「イジられキャラ」も、金澤がかなりの常識人であることに由来するキャラ付けだと言えよう。

そんな常識人が、誕生日を迎えて “ハロプロの定年説” を打破した。
金澤朋子が、年長者に相応しい常識を踏まえて、この先もどんな展開を見せるか、やはりファンは注目している。

(文=椿道茂高)

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