残念なのか、そうでないのか、評価の難しいお知らせが７月29日の夜半に飛び込んできた。
先だってハロー！プロジェクトのアイドルグループ、アンジュルムに所属する伊勢鈴蘭がコロナに感染したことがお知らせされたが、その影響で、同じくアンジュルムに所属する佐々木莉佳子が濃厚接触者と判定されたとのことだ。
その後、ハロー！プロジェクトメンバー全員がPCR検査を実施し、全員陰性との診断結果を受けておりますが、保健所の指導による濃厚接触者判定の結果、佐々木莉佳子が濃厚接触者に該当致しました。
公式サイト ニュース詳細 アンジュルム 佐々木莉佳子に関するご報告
これが残念なお知らせである理由は、濃厚接触者との判定で、佐々木の体調に異常がなくとも、やはり活動は大きく制限されるからだ。佐々木は、アンジュルムとしてのアイドル活動の傍ら、モデルとしてもしっかりとした地歩を固めており、先だっては著名な女性誌の専属が決まったところだった。その佐々木が、しばらくの間は活動自粛となってしまうのは（佐々木のモデル活動がハロプロの願ってもない告知活動ともなっていただけに）やはり痛恨といったところだ。
一方、これが残念なお知らせではないと言える理由は、第一に、佐々木が濃厚接触者に留まったことだ。伊勢の感染発覚の直前まで個別系イベントを開催していたアンジュルムに感染者が続発することも、最悪の事態として想定できた。それが幸い…と言って良いのかどうか、１名の濃厚接触者に留まった。
第二に、伊勢の感染発覚から、多くのファンは、他のメンバーへの感染の有無から今後のイベントなどの開催の可否まで、続報を待っていたが、それが特にアナウンスされていないことから、アップフロントの検疫体制・防疫体制を疑問視する声まで上がっていたところ、しっかりと事務所は「ハロー！プロジェクトメンバー全員がPCR検査を実施」しており、そこで、しっかり陰性との判定が出た上で、さらに「保健所の指導」に従っていることが明らかになったことが挙げられよう。
確かに佐々木の活動制限は残念なことだし当人も痛恨だろう。
だが同時に、ハロー！プロジェクトが、コロナ感染を最小限に留め、わずかな被害のみで切り抜けられそうなことが、この一連のお知らせによってファンにも明らかになった。
佐々木の知らせが出た同じタイミングで、モーニング娘。’21 の横山玲奈についての告知も公開されて、むしろ、メンバーへのワクチン接種が、しっかりと進捗していることが知らされた形だ。
今後とも、イベントやライブへの参加にあたっては感染予防を徹底すべしと、多くのファンも、改めて気を引き締めることにもなったのではないだろうか。
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