Juice=Juice、金澤朋子卒業にともない、3代目リーダーは植村あかり!「安心しないでください」の珍発言の裏には…?

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ Juice=Juice は、2021年11月24日の横浜アリーナ公演『Juice=Juice Concert2021~FAMILIA~金澤朋子ファイナル』にて、新メンバーを迎えての10人体制での初の(最初で最後の?)ライブを開催した。そして、この横浜アリーナ公演をもって、2代目のリーダーである金澤朋子が、Juice=Juice およびハロー!プロジェクトを卒業したことにともない、3代目のリーダーが指名された。それは横アリのステージで、卒業していく金澤が想いの丈を語るセレモニーに続けて、当の金澤から発表された。

3代目のリーダーは、唯一のオリジナルメンバーとなった植村あかり
繰り返し、唯一のオリジナルメンバーであることから、順当な抜擢とも思われるが、Juice=Juice と植村を知るものは、微妙な不安をかくさぬ向きもあるようだ。なにしろ、当の植村自身が「安心しないでください!だってリーダーが私です!」といった発言をするほど。

リーダー就任については、植村自身、ブログやインスタグラムで触れている。

オリジナルメンバーでは最年少だったあたしが先程3代目リーダーになりました!
いっせーのーで
びっくり!!!!
笑笑

Juice=Juice Official Blog 朋子。植村あかり

横浜アリーナ公演おわりました〜あんなに大きな舞台にたてたのは皆さんのおかげ!ありがとうございました!!!
そして朋子卒業おめでとう🌹今日もたくさん抱きついた!これからも大好きだぞ〜!!

#これからも甘やかしてね
#3代目リーダーなりました
#ぎゃーーーーーー

植村あかり インスタグラム 植村あかり インスタグラム

そうした “驚き” や “不安” の声が出るのは、植村が、ハロプロ史上屈指のビジュアルを誇る美少女である一方、こちらもハロプロ史上屈指のレベルでの “天然” な自由奔放さを誇るからでもある。こと “天然” ということでは、過去の先輩たちに偉大なる “天然” が多数在籍していたことを思い出すファンも多いだろう。メンバーを愛してやまぬファンすら脱力しかねない場面を披露する先輩には事欠かなかったハロプロだが、それでも、ステージ進行や企画意図に乗っかった上での “天然” であったことは外せない。その点で植村の場合、比較的、自由奔放さが際立つことで “危ぶまれて” いるのが特徴的だ。

それは、初代のリーダーであり姉とも慕う宮崎由加の2019年の卒業セレモニーにあって「特に言うことない」と公言するほどで、今般の「安心しないでください!」にも通じる。植村の自由さが、どこか “危ぶまれて” いるのは、アイドルとして安定的に活動してくれるのかどうか、ファンから見通し難いところにも関係しており、将来はトリマーになりたいという希望も隠さない。2016年のバースデーDVDにあっては、他のメンバーの定型的なフォーマットを大きく逸脱して、トリマー体験ロケを敢行する始末だ。

しかしながら、上に言及したDVDが2016年のものであるように、将来はトリマーになりたいとする希望も、実はずっと一貫している。その「自由さ」が危ぶまれたほどの植村は、しかし、同様に一貫して、むしろ危ぶんで見ていた一部のファンを驚かせるほど、Juice=Juice のステージに貢献してきた。今般の「安心しないでください!」にも、そう思えば、かえって植村の内心の自負が感じ取れるとするファンもある。

金澤が卒業した後の Juice=Juice には、それこそステージ進行を安心して任せられるような、しっかりしたメンバーが何人もいて、その点で、危なげなく見ていられることは言うまでもない。だが、この奔放な子犬のような自由さで知られる植村あかりは、実は、リーダーとしても信頼できる資質を、豊富に、隠し持っている。リーダー襲名が金澤から告げられたあと、メンバーたちから金澤へのメッセージを伝えるパートを、ごく自然に促して仕切ったように。

メンバーの変遷を経て、リーダーも3代目となった Juice=Juice。
新メンバーもグループ全体のパフォーマンスに参加して、いよいよ2022年に向けて、眼が離せないようだ。

(文=椿道茂高)

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