Juice=Juice 金澤朋子、治療に専念するために11月の横アリのステージをもって、グループとハロプロから卒業

まさか Juice=Juice のオリジナルメンバーが植村あかり只一人になるとは、誰が予想しただろうか。

Juice=Juice オリジナルメンバーで2代目リーダーの金澤朋子の、Juice=Juice 及び ハロー!プロジェクト からの卒業が告知された。公式のサイトだけでなく、当人のブログでも、アナウンスされている。

メンバーの金澤朋子ですが、2021年11月24日に横浜アリーナで行われる
Juice=Juice単独コンサート『Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~』をもって
Juice=Juice及びハロー!プロジェクトを卒業することになりました。
急なお知らせとなりましたことをお詫びいたします。

公式サイト ニュース詳細 ​Juice=Juice 金澤朋子の卒業に関するお知らせ

私金澤朋子は11月24日(水)に横浜アリーナで行われる『Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~』をもって、Juice=Juice及びHello! Projectを卒業します。

Juice=Juice Official Blog ​金澤朋子

Juice=Juice は、11月に横浜アリーナのステージに立つことが予告されていたが、金澤は、持病の容態が安定しないことから、しばらく活動をお休みしていた。当初の告知では、金澤の休養は、様態をみながら数週間程度に収まる見込みで、現在敢行中の秋冬のハロコンともいうべき『続・花鳥風月』ツアーこそ部分的に欠場するものの、横浜の大舞台には復帰が間に合うものと見られていた。

しかしながら、思ったよりも体調は安定せず、医師からの勧告もあって、「活動から距離を置いてしっかり静養し治療に専念することが先決」との判断となったようだ。当人のブログの行間からも、このことは金澤本人にとっても苦渋の決断となったようで、「Juice=Juiceのコンサートをもって卒業したいという本人の意志を尊重」する形で、11月の横浜アリーナのステージが、金澤の卒業を見送るファイナルステージということになる。

このため、そのステージに向けた調整の意味もあって、『Hello! Project 2021 秋 「続・花鳥風月」』のチーム月公演も、すべて欠席となることも同時にアナウンスされている。

また、多くのファンは、そう遠くない(しかしこれほど直近だとは思っていなかった)金澤の卒業後は、M-line club に移籍して、ソロで芸能活動を続けるであろうと予測していたが、当人のブログや公式サイトでのアップフロントプロモーション代表のコメントなどから、当人も、事務所も、そのファンの予想が実現することを強く望みながら、しかし「現状では判断できないため、症状が改善され、落ち着いてから追々決めていくこと」になるとのことだ。

その後はソロで活動することが出来ればと思っておりますが、体調のこともあるので、これから慎重に考えて決めていくつもりです。どうかあたたかく見守ってくださると幸いです。

Juice=Juice Official Blog ​金澤朋子

金澤朋子は、ハロプロに加入してくる以前は、熱心なハロプロファンであったことが知られている。その経緯からも、当初 Juice=Juice が結成された際の “暴君” というキャラ付けは、様々な憶測を呼ぶことになった。しかし、初期のDVDマガジン上で告白しているように、実は嫌いな食べ物すらも、いろいろ気を使って正直に言えなかったというほど、むしろ “周囲が見えすぎるほど見えていた” 配慮ガールであった。初代のリーダーも含め、比較的豊富なエッグや研修生歴を持つ宮本佳林高木紗友希すらも、結成当初はなかなか周囲にも企画意図にも十分配慮できなかったこともあって、そのメンバー内にあって卓越した “社会性” から、場を取り仕切ることが期待された結果としての “暴君” であった。

その後、Juice=Juice は結成後3年を経ての初武道館を踏むまでに、過酷なライブハウスツアーを敢行するが、その辺りから、今回、治療に専念せざるを得ない持病がときおり顔を出し、何度かの体調不良に倒れることになる。しかし、そうした金澤の不調を、Juice=Juice というグループが一体となって何度も乗り切ることで、グループには得難い絆が醸成されたと、そう複数のメンバーが証言している。そして、個々のメンバーもそれぞれに成長し、グループとしての関係性も熟してくる中で、かつての “暴君” は、はっちゃけるメンバーたちにイジり倒される立ち位置へと移動していった。しかし、はっちゃけすぎてキャラがつかみ難いとまでされた宮本佳林にも愛され、ずっと後輩でありながら、これまた暴走しがちな松永里愛にも懐かれている様子が、それぞれにファンの語り草となるほど、懐深いお姉さんとしても知られた。

その周囲に配慮できる “社会性” とメンバーに愛されるイジられ具合から、大きなメンバーの変遷を経てきた Juice=Juice が、それでもグループとしての色合いをブレさせることなく一貫して揺るぎなかったことに、金澤のバックグラウンドでの貢献が大きかったことは、多くのファンも察するところだ。

公式のアナウンスの、次のような文章からも、ファンが察した通りの貢献があったことが知られよう。

2013年にJuice=Juiceの結成メンバーとして活動をスタートして以来、常に全力で活動してくれました。

公式サイト ニュース詳細 ​Juice=Juice 金澤朋子の卒業に関するお知らせ

ファンの心に明るいものをたくさん灯してくれた Juice=Juice。その活動に2013年から8年にわたって大貢献してくれた金澤が、順調に体調を安定させて、何らかの形でファンの前に戻ってきてくれることを祈りたい。

…なに、あれだけ(当の事務所すら巻き込んで)信じられていた25歳定年説すら、軽々と打破した金澤のことだ。きっと、難しい状況も打破して、自らの望んだ未来を手にするに違いない。

(文=椿道茂高)

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