熊井友理奈、ちょっぴりスピリチュアルかつ切ない夏のカジュアルディナーショー~令和!ENJOY! My Birthday!!~

夏の切なさを象徴するセトリは Berryz工房夏曲押し!

夏といえば、(ほんとは一週間以上生きてるらしいと最近話題にもなった)セミの鳴き声が象徴するように、どこか “儚さ” が連想されますよね。個人的には『午後の水平線』といった、松岡直也のサウンドが思い浮かぶんですけど、夏の熱気がこもった夕刻の打ち水の向こうに広がる “暮れていく景色” が、日中の日差しの激しさの分だけ、”終わっていく一日” の寂しさを表しているかのようです。

その楽曲が表現するものが 歌詞やセトリの文脈や歌い手の表情などで十分に聴く者に伝わっているのに、あえて文章で、たとえば “アップテンポで軽快な楽曲の方が、なんとなく泣けるよね” と言ってしまうのは野暮ってものかもしれませんが、そうしないわけにはいかないくらい、セトリに組まれた楽曲から一見して伝わる印象とは異なる “切なさ” が強めだったのでした。

というわけで、”Berryz工房の夏曲” 押しということでお送りされた8月3日のセットリストを最初にご紹介。

令和!ENJOY! My Birthday!! 8月3日夜公演
01.笑っちゃおうよ BOYFRIEND
02.チュッ! 夏パ〜ティ(三人祭)
ハッピバースデー斉唱 14時8分産まれ
オリジナルカクテルで乾杯 熊さんバンドメンバー紹介【今、ハマってる食べ物】
ひい爺ちゃんの守護霊へ「今から歌うよ♪」
03.秘密のウ・タ・ヒ・メ
7月の思い出 大阪のお婆ちゃんの家へ向う途中のBGM
04.ピリリと行こう!
05.マジ グッドチャンス サマー
06.(アコースティック・バージョン)
誕生日の人確認から告知たくさん
07.男前
08.cha cha SING
09.恋の呪縛
10.すっちゃかめっちゃか~
↓↓↓アンコール↓↓↓
11.安心感
のど元まで出かかってるから、12月21日にディナーショーをやります!
12.愛する人の名前を日記に

恋愛未満の早熟なキャッキャウフフを見事に描いている『マジ グッドチャンス サマー』(なぜか菅谷梨沙子さんの印象が強めですよね)は、なんで、こんなに揺さぶられるんでしょうね。その歌詞の内容であるところの “恋愛未満の早熟なキャッキャウフフ” なんて、他にもいろんな曲で歌われる比較的よくあるモチーフでしかないのに、どうしてか『マジ グッドチャンス サマー』は、イントロだけで、ものすごく揺さぶられます。これは、ほんとうに謎。

他にも、『秘密のウ・タ・ヒ・メ』もそんな傾向が強めで、一時期の Berryz楽曲に、そういう “謎の揺さぶり” が強めな楽曲が多いのは、これは投稿者がベリヲタだから、なんでしょうか(それぞれのグループの楽曲に、それぞれ強力な “謎の揺さぶり” 曲があったりするもんだから、ハロコンとか ひなフェスとか、ある意味、怖いくらいですけども)。さらには、そうした楽曲が、あの独特な熊井友理奈さんの声で奏でられるのですから、このカジュルアル・ディナーショーは、何度通っても素晴らしい体験です。ほんま。

で、今般、特筆したいのが『』です。
それでなくとも名曲との誉れ高い『蝉』ですが、先に『マジ グッドチャンス サマー』について、そこで歌われる “恋愛未満の早熟なキャッキャウフフ” 自体はよくあるモチーフだと述べたように、『蝉』でも、帰省したか何かで田舎の生活を満喫しながら、しばらく会えないでいる恋人のことにも想いを馳せるという内容そのものは、特別、心に染み入る情景といったわけでもないはずで(一部に解釈されている “その恋人が本当は存在しない” 説は見なかったことにして)、事実、過去にこの楽曲が披露された際にも、その辺りのことに心が揺さぶられたわけでもなかったりします(歌詞に歌われる世界という点では、『BE』とかの方がずっと揺さぶられたりするのです)。

しかし、ある楽曲が聴く者の琴線に触れるっていうのは、歌詞に歌われる情景が感動的なものだからってわけでもないんですね。そのことが良くわかったのが、今般のアコースティック バージョンでお送りされた熊井友理奈さんの歌声による『蝉』披露だったのではないかと。素晴らしかったです。

ギターのリーさんがウクレレで伴奏し、その旋律が、熊井ちゃんの声を邪魔しない。
過去最高の『蝉』だったんじゃないかと思います。

もちろん、Berryz工房が活動停止していて、あの7人による全力での楽曲披露はもう叶わないという背景も手伝って、明るく元気な楽曲だからこそ切なさが滲むものとして、『すっちゃかめっちゃか~』といったものもセトリに組み込まれて…。
それがどうしてなのか、自分でもはっきりと言葉にはできないんですけど、今般のセットリストは、どこか切なさが、それも夏の終わりの水平線を遠く臨むような、夏だからこその切なさが色濃いものだったようです。

繰り返しますけど、素晴らしかった。

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素晴らしかった熊井友理奈さんの声と歌については、とうてい文字ではお伝えできないと降参しつつ、同じくお伝え困難なコミカルなトークについて、次ページへ。

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