【短報】つばきファクトリー、厳しい参加条件と炎天下でもファン歓喜のミニライブ&お見送り会イベント「再会」(8/10 としまえん)

つばきファクトリーが9月30日にリリースする新曲『断捨ISM/イマナンジ?』のリリースイベントが始まっています。

とはいえ、新型コロナウイルス感染拡大防止の対応策をとった上での、個別のお話会やチェキ会、サイン会などがメインで、あの “つばきリリイベ名物” とされたミニライブは開催できないでいました。しかし、ミニライブを開催しないまんまでシーズンを終えるわけにはいくまいと、むしろスタッフ発信で、おそらくは可能性が模索された結果、8月の炎天下、この8月末で90年以上の歴史に幕を下ろす “としまえん” にて、つばきファクトリーのリリースイベントが開催される運びになりました。

2020年8月10日、祝日となった月曜日、「としまえん それいゆ広場 それいゆステージ(屋外ステージ)」にて、つばきファクトリーのイベントが開催されます。このイベントに参加するには専用のチケットが必要でして。

従来、つばきファクトリーのミニライブ+握手会といったリリイベにあっては、当日、事前に告知された販売開始時刻に間に合うように、そのイベント会場に出向いて、優先エリア入場券や特典券(握手券)を、その場で、任意に購入することで参加できましたし、特にお金を使わなくても、ミニライブは観覧フリーだったり。しかし、今般は、優先エリア入場券や特典券(お見送り券)を購入するために、まず としまえん に入場しないといけないわけで、それ専用のチケット(「中島卓偉&つばきファクトリー リリースイベント入園チケット」、告知の翌日に中島卓偉さんのイベントは中止となり、つばき専用チケットとなった)を、専用サイト経由で購入しなければなりませんでした。まず、この段階でチケット瞬殺だったことは銘記しておくべきかと。専用サイトでお昼の12時から販売開始だったものの、ほとんど12時ちょうどにアクセスしながら購入できなかったファンの悲鳴がネットに溢れました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために参加人数を絞っているとはいえ、やはり久しぶりのミニライブということで、購入を希望した者が多かったようです。さらに、今回の としまえん でのリリイベは、やっぱりコロナ禍での「密」を避けるという趣旨から、従来のリリイベのように “ミニライブだけは観覧フリー” という仕様が外されまして、上述の専用チケットを購入していないと、そもそも観覧できないことになりましたので(一般のとしまえん入場チケットで入場して、優先エリアの外から観覧するってことがNG指定された)早々の予定枚数終了は痛かったかと。

さて、当日の「着席観覧券」/「お見送り会参加券」付CD予約販売開始時間は朝の9時と告知されますが、事前の待機列を7時45分に作りますと(後に追加で)告知されまして、当然、当日の7時45分の段階で、皆さん、とっくに豊島園駅前に三々五々(ソーシャルなディスタンスを保ちながら)集まっております。朝のこの時間で、すでに暑いわけですが。

着席観覧券は一回のお会計で1枚のみ、CDの予約数に応じたお見送り会参加券も、一回のお会計で2枚が上限と告げられます。当日の、もう煮えちゃうかと思うくらいの炎天下、延々待機して、ようやく購入できた着席観覧券ですが、これが非常に厳しい番号であったことから(チケットを確保したら涼みに行ってまったりしたかったのに)改めて炎天下の購入列に並びなおしたりしていたのに、これも早々に販売終了となってしまいます(500枚くらいしか発券されなかった模様)。

まあ、何が言いたいかというと、そんな苦労も厭わぬほど、みんな、つばきファクトリーのミニライブを見たかったってことが言いたいわけで。

実際の、ライブ観覧の「それいゆ広場」の様子は、こんな感じです。

フラットだから、会場中ほど以降の座席からは、ステージがあんまり見えないってこと以上に、ライブが始まる11時までの待機中は、ほんとに直射日光に焙られるような形に。朝から延々数時間に及ぶ異常な発汗で、すでに疲労困憊だったところ、さらに客席に通されてからも日光に焙られてヘロヘロです。それでもメンバーが登場してミニライブがスタートすると、なんとなく身体がリズムを刻みだすわけですから(ミニライブ観覧は着席でコール無しの指定)このあたりは、さすが つばきファクトリーかと。

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公開リハーサルから、ほとんどそのまんま一続きなくらいの感じで、お馴染みの つばきオリジナルSEが奏でられて、メンバーが登場します。この日のミニライブのセットリストは、こんなところ。

としまえん それいゆ広場 それいゆステージ ミニライブ
公開リハ ナインティーンの蜃気楼
01・断捨ISM ダンスが激しい
02・あすはデートなのに今すぐ声が聞きたい(スマイレージ)山岸・谷本・小野田
03・最高ミュージック(℃-ute)小片・新沼・秋山
04・夕暮れ恋の時間(スマイレージ)岸本・浅倉・小野
05・ナインティーンの蜃気楼
06・断捨ISM 二回目

新曲の『断捨ISM』は、ステージの上でも「密」を避けてソーシャルディスタンスを保ったパフォーマンスだったとのことで、本来のフォーメーションではなかったようです。それでも(後方の席次で遠目にも)ダンスが激しいのがわかります。今後のMVとか、めっちゃ楽しみです。

久しぶりに皆さんの前でライブができて嬉しいとのご挨拶もそこそこに、ライブ中に軽くさし挟まれたMCでは、大阪出身の岸本ゆめのさんが、この8月で閉園することから、自分にとっては最初で最後の としまえん になると言います。一方、東京出身の小野瑞歩さんは、としまえん にはたくさん思い出があるとのことで、そんな場所でミニライブが出来て嬉しいとご挨拶。

そんな風にメンバーがMCでご挨拶してる間も、新沼希空ちゃんは、ずっとユラユラ揺れてるし、他のメンバーのご挨拶中にも谷本安美ちゃんが虫に襲われて騒いでるし、相変わらずの通常運転であった つばきファクトリーです。

ミニライブ中盤、メンバーが3人ずつハロプロ曲をカバーしたのは、応援企画キャメリア ファイッ!vol.2@Mt.RAINIER HALL(2016年10月22日)、および初リリイベ行脚の 大宮ステラモール(2016年12月3日)でのミニライブの再現となりますから、ざっと3年10ヶ月ぶりです。

℃-ute カバー『最高ミュージック』で、まおぴん歌詞まちがえて小片姐さんに曲中の間奏部分で突っ込まれてたっぽいんですが、遠い席なので確信持てず、申し訳ない。

ダンスが激しいと上述した新曲ですが、なんだか樹々ちゃんの声がすごく印象的だったりします。こちらも楽しみです。

ミニライブを終えて、本日の感想を全員が述べて、久しぶりのステージは終了です。

新沼希空夏に野外でライブが出来て嬉しい
浅倉樹々皆さんの手拍子が楽しかった
小野田紗栞皆さんと一緒に盛り上がれて嬉しかった
小片リサ久しぶりに9人で
秋山眞緒マスクの中で笑ってるのが見えました
谷本安美いろいろ盛り沢山で楽しかった
小野瑞歩幸せでした
岸本ゆめの皆さんの顔見てライブって、こんなに楽しいんや
山岸理子暑い中、ありがとうございます

メンバーが一列に並んでいる屋外テントの前方を、かなり距離を空けて通過していく “お見送り会” も、ちゃんとメンバーの笑顔が見て取れて、やっぱり嬉しいものとなりました。

通常なら、こんな感じで3回まわしの公演が常態だったリリイベのミニライブですけど、この日は、お昼過ぎからインターネットサイン会を控えていただけじゃなく、こんな炎天下でのイベントですから、ファンにもメンバーにも、1回限りの公演となって良かったのではないでしょうか。

とにかく暑くて、めちゃくちゃ発汗して、帰宅したらヘロヘロだったので、そうであればこそ、こんな炎天下の中、しっかりパフォーマンスしただけじゃなく、ミニライブを終えてからもインターネットサイン会で明るく楽し気に振舞っていたメンバーたちに頭が下がる思いです。

次にいつ、つばきファクトリーのパフォーマンスに接することができるかわからない状態であることを、改めて強く残念に思う、そんな、短いながらもキラリと光るイベントとなりました。

(文=kogonil)

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