はじめに 2015年のサンクユーベリーベリー再演について
かつて自分たちが前に出て歌った曲を、若い後輩たちが歌っている。自分を慕ってもくれる可愛い後輩たちの晴れ舞台を、かつての自分たちに重ねながら、後ろから暖かく見守っている。 … …これは、言うまでもなく、つばきファクトリーの舞台『サンクユーベリーベリー』を支えた須藤茉麻さんのことです。
この『サンクユーベリーベリー』を観劇して、つばきファクトリーの初々しくも透明な愛らしさに接し、すっかり大ファンになってしまった報告者ですが、何より、そんな後輩たちが歌っているのを、おそらくは “かつての自分たちの姿を重ねながら” 優しく見つめていた須藤さんの姿にも大泣きしたのでした。だから、その舞台のレポで、こんなことを書きました。
はたして、須藤茉麻は、何を思うんでしょう。
エンタメアライブ レポ つばきファクトリー演劇女子部ミュージカル『サンクユーベリーベリー』レポ ~それは永遠じゃなかったとしても~
その、弁天女子学院と丸富高校の出演者たちが歌う様子を静かに見つめているのは、あくまで役柄としての六日坊主のキャラクターを演じてのものなんでしょうか。それとも、そこには少しでも須藤茉麻本人の気持ちが込められているのでしょうか。
その時の茉麻の心境はわからないままだけど、その盟友たる熊井友理奈さんが、その一端を明らかにしてくれたようにも思います。それは、Berryz工房活動停止から5年と5ヶ月を経た2020年8月8日、渋谷で開催された熊井ちゃんのバースデーイベントのとあるコーナーにて。
あの日のあのシーンをファンと一緒に、バースデーイベント2020
というわけで、2020年8月8日 土曜日@渋谷シダックスカルチャーホールにて、活動停止中Berryz工房の熊井友理奈さん、その27歳のお誕生日をお祝いするイベントが開催されました(誕生日そのものは8月3日)。
イベントは1公演目 “開場12:30/開演13:00″、2公演目 “開場15:00/開演15:30″、3公演目 “開場17:30/開演18:00” という3回まわしで開催されますが、新型コロナウイルス感染拡大防止対応としてシダックスホールの収容人員を絞っていたせいもあって、大落選祭となったようで、熊井ちゃんイベントの常連さんでも3公演とも当選している方は少なかった模様。
収容人員制限以上に厳しかったのが、参加者全員のフェイスシールド着用。
これが、一週間前の La Donna でのディナーショーと異なって、マスクの耳かけを通すことで装着する仕組みのフェイスシールドで、蒸れて曇って前が見えずに息苦しいという、非常に困った代物。さらに、後述するように、参加者の涙を誘発する企画が準備されていたものだから、息苦しくて前が見えないところへ持ってきて、涙を処理するために、フェイスシールド、マスク、眼鏡と、いろんなものがいろんなことになってしまっていて、たいへん対応に苦慮した次第です。
と、そんな(ある種、生理的に)厳しい環境であった一方で、従ってイベントの楽しみも、ずいぶん足を引っ張られかねなかったところ、それでも報告者を含む多くの参加者が、”素晴らしいイベントだった” と、どこかしら顔を上気させて渋谷を後にするほどの、極上のイベントであったのでした。
コーナー企画は3公演とも共通のイベント概要
そんな、あまりにも素晴らしいイベントとなった、熊井ちゃんのバースデーイベントの概要は3公演とも共通です。
イベント参加にあたってマスク着用やコールや声援禁止といった注意事項のアナウンスの後、熊井ちゃんが登場してきてからのオープニングトークから続けて、コーナー企画は3つ。
最初に、非常にファンとして心から嬉しい企画がありまして(後述)、続けて27歳にもなったので、もう、そのまま気持ちを表情に出すばかりでもあるまいと、大人な友理奈を目指す『めざせポーカーフェイス』のコーナー、事前に Webサイトを介して募集していた質問に答える『質問コーナー』と、トータルでコーナー企画は3つでした。
このコーナー企画も構成(順番)も、3公演とも同じ。『めざせポーカーフェイス』のコーナー終わりに茉麻のサプライズVTRが流れるのまで3公演とも同じでした(流れる茉麻VTRは、それぞれ違いましたけど)。
当然ミニライブはなかったけれど
熊井ちゃんは先週ディナーショーも開催したし、参加全員がフェイスシールド着用ってこともあるし、もしかしたらミニライブがあるかなあ…って思いましたけど、当然、新型コロナウイルス感染拡大防止ってことで、ミニライブはありません。一方、期待していなかったお見送りは、あったんですよ。透明ビニールシート越しで、熊井ちゃんとの会話は一切禁止ですけど。むしろ、これまた新型コロナウイルス感染拡大防止ってことで、参加者間の距離を大きく取ってゆっくり進行するもんだから、お見送りをしている熊井ちゃんをゆっくり見ていられただけじゃなく、お見送りでの熊井ちゃんとの対面も、過去最大のゆっくりで、たいへん嬉しい結果に。
このお見送りについては、熊井ちゃん的には恒例の「なんかすいませんねえ、上から」といったセリフに加えて、あまりにもゆっくりと、一対一の時間が取られていたことから、熊井ちゃんも「皆さんのランウェイ見てるみたい」とか言い出すほどでありましたよ。
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さて、その後述するとした泣かせるコーナーの紹介から先は、次のページにて。
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