Hello! Project 2022 Spring CITY CIRCUIT つばきファクトリー PARADE、苦節7年にして単独で立つ聖地中野サンプラザ

ダンサーでもありアスリートでもあり 山岸理子

理子ちゃんが場位置移動で走ってるよね、ってことは述べた通りです。そんな理子ちゃん、さすがにダンサーとして、肢体の動きは(繰り返し、あんなに小っちゃいのに)パキパキとしていて素晴らしいんですけど、理子ちゃんに歌割のない場面で表情を見てると、時折、苦しそうな感じで口から息してるんですよ。

…いかにステージでのパフォーマンスが身体的に厳しいものかってのを伝えて余りあります。理子ちゃん、おつかれさま!

DVDなどでは他のメンバーによって “普段の山岸理子” がガラッパチであることを暴露されてもいる理子ちゃん(もっぱら新沼さんによって|つばきファクトリーDVD MAGAZINE Vol.16 CM)、ライブ終わった後に「うぇ~~い!」とか雄叫び上げてるのかと想像したら可愛くてひっくり返りますよね。

2014年の℃-ute ツアーに帯同していた時から、ステージ上の理子ちゃんを見てきましたけど、山岸理子さんの肢体の動きは、延々見ていても、まったく飽きませんね、と付記しつつ。

実は要(かなめ)のサブリーダー 新沼希空

最期になんかコケてたっぽいんだけど大丈夫だったのかな。

結成当時からメンタルの安定度では(自称他称を問わず)定評のあった希空ちゃん、実はパフォーマンス的にも、一番安定しているんじゃないでしょうか。『今●だけ浮かれたかった』でも、あの泳ぐようなバックダンスは、希空ちゃんに眼が釘付けです(そうでなくとも希空ちゃんに釘付けってことは置いておくとして)。今般、中野のステージには段差が数段準備されていて、理子ちゃんをセンターにメンバーがぐるっと取り巻いてからの流れで、希空無双とも言えるくらいの “『今夜だけ』後半の展開” は見られなかったけれど、やっぱり個々のダンスの安定度が抜群です。

そして、横顔が幼くて(おでこが出っ張り気味だから、赤ちゃんみたいなんですよね)アヒル口の発展形ともいえる希空口が愛らしくて、もう、ずっと見ていたいですよね、希空ちゃん。

ご挨拶にも “あいうえおきそらん” を持ってきた希空ちゃん、定型的なところに落ち着いて、あんまり冒険しないような印象もあります。そしてその印象を裏付けるかのように、きちんとしたパフォーマンスを崩しません。… でもね、ず~~~っと見てると、たま~~に、希空口な口元がもにょもにょ動いてたり目線が全然違うところに向かってたりして、ほんとに見ていて飽きません、希空ちゃん。

どこを見て良いのか困るくらいの美形で 谷本安美

武道館直前スペシャルでは、新メンバーから直して欲しいところとして「お〇触らないで」と指摘され、その詰問に対して「なんで?」と応じていた谷本さん、”美女の皮をかぶったオッサン” とまで言われておりますが、衣装のパンツスタイルとも相俟って、別に露出が多めってわけじゃないのに、なんだか視線のやり場に困ります。

その一方で、メンバー相互のアイコンタクトを一番楽しそうに。
わたくし、すでに述べたように、ライブ観覧中、基本的にはずっと新沼希空さんを眼で追っておりまして、その希空ちゃんが急に表情を崩してとびっきりの笑顔になったかと思ったら、たいてい、そんな希空ちゃんの目線の先には安美ちゃんがいるんですよね。

瑞歩さんが言うように、ここまで来るのに つばきファクトリーには、いろいろありましたが、その “いろいろ” も、全部、安美ちゃんがケラケラと笑ってくれていたから乗り越えられてきたのかなと。客席からの視線のやり場には、やっぱり困るとしても。

端正な男前はギャップの前フリ? 岸本ゆめの

長身を活かしたダイナミックなパフォーマンスこそ、つばきファクトリーにあって岸本さんの独壇場だと思っていたんですけど、これ “過去形” だと思ってたんですよ。他のメンバーがどんどんスキルを向上させてきて、みんながみんな、素晴らしいダンスメンとなっていくにつれ、岸本さんの特徴が失われてきてるかな、って。

ごめんなさい、全然、そんなことなかった。まったくもって私が間違っておりました。やっぱり圧巻です岸本さん。衣装の男装風なところも相俟って、めっちゃカッコいいです岸本さん。

そんなカッコいいパフォーマンス中、岸本さんは、怖いくらいに真面目な表情を崩さないんですけど、それがフとした(メンバーとアイコンタクトが正面からマッチしたりした)折に、急にニッコ~~っと微笑むのも、ほんまに魅力的です。

やっぱりエースが私の定位置 浅倉樹々

樹々ちゃんの声、なんらエフェクトがかかってるわけでもないし、かつての(我が愛する)道重さゆみさんのように常に加工されてるってわけでもないのに、樹々ちゃんが一言発すると、ほんとに空気が変わります。不思議なのは、ご挨拶のトーク的なところで樹々ちゃんが何を言おうと、そういう(空気が変わるような)ことはなくて、あくまで楽曲で歌唱中にのみ起こる現象だったりします。別のところを見ていても、ふと “何事?” って注意を惹かれて見れば、樹々ちゃんの歌割だっていうことの多さよ。

すでに述べたように、わたくしはライブ中、基本的にはずっと新沼希空さんを眼で追っているわけですが、これを引き剥がしてまで意識を持って行かれるのが浅倉さんの歌。
ダンスパフォーマンスのまとまり具合も、発声した際のその声質による空気の変化も、表情の愛らしさも、そして滲む汗の飛沫すらも、樹々ちゃん、どれをとっても、実に素晴らしい。まさにエースの風格です。か、か、可愛いしね。め、めっちゃ可愛いからね

魅力的な笑顔の背景は? 小野瑞歩

瑞歩さん、綺麗になりましたね。
小野瑞歩さんについては、歌唱力っていうかパフォーマンス中の声の響きが大成長で、しばらく前から、つばきのステージを支える歌唱メンバーとしての地位も確立したやに思っておりましたが、いや、綺麗になったなあ…

何より表情がすばらしい。
小野さんの笑顔は、自ら(副耳と並ぶ)チャームポイントだと公言してるところですけど、ほんとうに見るものを惹き付ける魅力にあふれています。美しい笑顔… っていうか、笑顔の在り方それ自体が端正です。

繰り返しになりますが、今でも生配信などで「おがちゃん」の名前を出してくれるのは瑞歩さんです。そんな、どこか慈悲深く世話女房風の人柄だからこそ、なんだかその端正な笑顔が、いかにも眩しく感じられます。

無表情すら可愛い私 小野田紗栞

終わりのご挨拶で、せっかく試みてたウィンクに気付いたお客さんが少なくて憮然としたところも、『だから●んなんだ!』の冒頭部分で謎のダンスを踊りながら無表情に決めてるところも(参考|つばきファクトリー「2nd STEP」Teaser Movie Vol.2)、 “こんなに可愛い私” とは程遠い表情をする小野田さん、しかし、ちゃんと可愛いのが驚きです。

いや、無表情だと、いつものように「私って可愛い~~」と言いながら敢えて表情を造ってるのとは違って、造形が整ってることが、逆に明確に見えますよね。

理子ちゃんや岸本さんが、研修生時代からの道のりを振り返って、”やっと自分のグループで中野に立てた” とご挨拶したことは述べた通りですが、つばき楽曲をパフォーマンスしながら、細かく場位置を変えてる小野田さんを見てると、初めて研修生になりましたってご挨拶していた8年前を思い出します … もう、8年です。… しかし小野瑞歩さんといい、このところ、みんな、どんどん美形になってませんか?

ステージから飛び出しそうな勢いで 秋山眞緒

秋山さん、ダンスが凄くて。
まおぴんは以前からダンスが得意ってことだったですけども、その分、蹴り足だったり、肩から動いて肘を何度も突き出すような、いくつかの “ダンスであることが映える” 特徴的な動きにあたって、勢いがある分だけ、その蹴った足や突き出した肘に、ボディ全体が引っ張られるようなところも見えましたけど、今や、すっかり “ちゃんと秋山眞緒が繰り出す動き” として、落ち着いてきました。落ち着いてきた上で、迫力のあるダイナミックな動きってことで、圧巻でございます。

述べたように、今回、かなり恵まれた席次をいただいたんですけど、その分、たとえば秋山さんがダンス中に前蹴りみたいなフリをしてたら、そのまんま蹴られそうで思わずのけぞったりした報告者です。もうステージから飛び出しそうな勢いです。
その上で、ご挨拶のトークなんかでも、なんだか一番に飾らず自然に発言してるようで、愛らしいところもまた圧巻ってことで。

自然体が一番クレバー? 河西結心

ハロプロに参加してくるまでに芸能活動の履歴があるメンバーは、もう珍しくありませんが、ドラマ出演歴があったりと、ハロプロ前の経験が厚めな河西結心さん。わたくし、河西さん本人も、そこらへんをしっかり自覚して、それなりに自分の押し出しを(過剰にならぬよう、かといって埋もれぬよう)上手にコントロールしていると見ていましたが…

ご挨拶で偉人の名言を述べることをシリーズ化するのも、新人さんらしい拙さを演出していて、なかなかクレバーだなと思っていましたが、そのメモを手に書いていることまで自分でイジってくるとは。クレバーの度合いをこそ見誤っていたかと。

かといってパフォーマンス中は、安心して見ていられるってどころじゃなくて、先輩たちとのアイコンタクトすら楽し気で、いつの間にここまで溶け込んだんだと思いつつも、楽しそうにパフォーマンスしている姿を見せてくれるのは、やはり嬉しいですね。

一生懸命で健気で素直で 八木栞

八木ちゃん、パフォーマンス中には、表情の変化もありつつ、なんか一生懸命な感じが伝わって来て、とても愛らしいです。
正面から見て造形が美しいってだけじゃなく、横顔がどこか幼く、口元が微妙に幼児のようで、それらは可愛いというだけではなくて、なんか一生懸命さが伝わってきます。

眼が大きいからか、どこか思いつめたような印象も強めで、上に述べた一生懸命さとも相俟って、健気な印象が強めですけども、同期とアイコンタクトした時に、ぱあっと表情が崩れるのが、ほんとに素直で魅力的です。

いろんな私を知って欲しいと言いつつ、ご挨拶で、きちんと「アナと雪の女王」に触れて、ミュージカル推しっていう自分を揺るがせにしないところも(なんだか一生懸命に言うことを考えて来たんだろうなあって思えて)健気さと素直さを増幅しています。

3年後のハロプロの中心で輝く 福田真琳

真琳ちゃん、まずもって顔がちっちゃいことから、ステージ衣装に身を包んだときのバランスというか押し出しというか見映えというか輝きが、はっきり、群を抜いています。

ダンスも歌も、先輩たちに伍して遜色なく… ってか、それぞれ(特に歌唱について)驚くほど短い期間にハロプロの第一線に並ぶほどの力量を示していますが、それらが眼に入らないくらい、福田真琳としての佇まいというかスッと立っているその姿そのものが、あまりにも映えます(いや、ほんまに!)

なんというべきか言葉を探せなくて困惑中ですが、パフォーマーというわけでもなく(いや、繰り返し、かなりハイレベルですけども)美形というわけでもなく(言うまでもなく、めっちゃ整ってますけども)そういった “属性” によるのではなく、あくまでも福田真琳として、きっと数年後のハロプロのセンターで輝いているんじゃないかと。ステージに立つべくして産まれたっていうような気がします、真琳ちゃん。

3年後のハロプロのパフォーマンスを牽引する 豫風瑠乃 

真琳ちゃんが、その「福田真琳としか言いようのない在り方」で突出しているとするなら、瑠乃ちゃんはパフォーマンス面で、数年後のハロプロを引っ張っているだろうと。声量も、肢体の動作も、どれをとっても、ほんとに最年少で、ほんとに14歳かと、こちらの “眼” を疑うほど。

繰り返し、終わりのご挨拶で、自分が中野サンプラザに立っていることについて抱く想いを上手にちゃんと言葉にできないくらい、それほど幼いことは(その見た目からも)あまりにも明瞭なのに、その本来の幼さを置いて行くくらいのパフォーマンスです。ベストパフォーマンス賞は伊達じゃないかと。

定番フレーズでもある「がんばるのーーーー!」も、そのセリフを放った直後、「あれ?いま、わたし、これを言って良かったのかな?」とでも言いたそうに、「あれ?もしかして叱られる」って感じで周囲を見回してる一瞬が可愛いですよね。

*****

個々の印象を述べようとして、それでも多用してしまった「可愛い」ですが、まあ今更言うまでもなく、全員が見ていて泣きそうになるほど可愛いもんだから、困ったもんですよね。

というわけで、基本的にレポとしては以上でお終いってことで、最後に、全体のまとめと、そして中野公演のセトリ(と関連リンクなんか)を掲示します。そのセトリ掲載の前に最後のページ区切りを入れておくのでネタバレが嫌な方は、ここで。

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