『行くぜ!つばきファクトリー』、メンバーの魅力満開!秋の公開収録イベント

はじめに 『行くぜ!つばきファクトリー』とは?

スペースシャワーTVで放送されている、つばきファクトリーの冠番組である『行くぜ!つばきファクトリー』は、メンバーの魅力を引き出すという点では(内製のDVDマガジンから各種のラジオやグループ毎の番組などまで)多様なコンテンツが豊富なハロプロにあっても、ファンが “番組がメンバーを愛してくれている” と感じる点において傑出した番組として知られております。

それでなくとも つばきファクトリーを愛するファンであったわけですが、『行くぜ!つばきファクトリー』を視聴するや、ますますメンバーの魅力の沼に引きずり込まれるほど。現時点(2023.9.18)でシーズンⅣの「#43 シン・福田真琳 SP」までが放送されていますが、43回の放送(および、そのコメンタリー追加のリピート放送分)は、どれをとっても珠玉のプログラムとなっています。

リーダーの山岸理子さん、非常に初期の頃に、理子ちゃんだけ違う答えになるように設定されたドッキリ企画(「山岸にドッキリ」前後編)などもありましたが、そんな企画がないところであっても、みんなで答えを合わせる企画で、お菓子といったら?というお題でみんなが「どら焼き」と答えているところで「ドラえもん」と一人だけ違う答えを出してしまったり(「12人の答えが合うまで終われません!」)、メイウェザーをシャドーボクシングで倒してくださいってお題なのに蹴りを一発入れていたり(「やれんだろ!河西!」)、それでなくとも眠い・寝てた系のネタ多めの理子ちゃんは、なんとスタジオで、しっかり寝具でガチ寝というプチ企画もあったりして(山岸理子のご褒美ソロコーナー「スタジオで寝たい」)。「つばきファクトリー加入同期絆 No.1 選手権」では、昔の思い出として暗いことばかり思い出す辺りも、ファンの琴線に触れまくりです。

新沼希空さん、そんな寝てるリーダーを起こしに行くにあたって、髪飾りに鈴がついてるのを「すず、ついてんの~(汗)」とか、何かと発言の抑揚も、表情のリアクションも、むしろファンクラブイベントの現場以上に自然です。シーズンをまたいで複数企画された霊視鑑定では、いずれも最下位となって「かえりた~~い!」と泣いただけでなく、将来は「パー子さん」になっていると予言され、自身がメインのカジノ企画では、呼び鈴風のベルを空振りしがちであったりします。「つばきファクトリーランダムダンスチャレンジ」で迷子になってからの釈明シーンの愛らしさは多くのファンを虜にしました。

谷本安美さん、押し相撲対決で若きリトキャメにはしたない仕儀に及ぶだけでなく、リアルお芝居の順番待ちのタイミングで同じチームになった後輩の下〇身背面を触っているのがカメラに抜かれただけでなく、メンバーの匂いをかぎ分けるという異能を見せつけ、そのご褒美企画でメンバーを好き勝手にコーディネートしては(ファンが喜ぶ以上に)自分が喜んでおります(「タニモト・ガールズ・コレクション」)。他のメンバーの回答を「なにそれ、だっさ♪」と軽く DIS るかと思えば、希空ちゃんには冷たくあしらわれ、メンバー相互の関係性も見え隠れします。

岸本ゆめのさん、いろんな企画で司会進行をつとめてくれるだけでなく、案外、自分主体で前に出ようとする「突っ込みまSHOW」などよりも、企画に従順にしていて特にメインとなっていない場合の方が、たとえば他のメンバーの真似をする様子(「シャッフルファクトリー」)の方が面白かったりします。後輩たちに突っ込みのお手本を示すことになってしまって、後輩たちのモノボケを受け止めすぎて(「先輩たちを超えていけ!リトキャメダービー」)、大ダメージを負うなど、”前に出て仕切る面白大阪娘” になり切れぬ場面こそ豊富な岸本さんです。

小野瑞歩さん、新シリーズ継続のサプライズに「泣いちゃう」と可愛く言いながら、直後に(激辛麻婆豆腐の食器にサプライズが記されていた)「あ、辛っら!」と発するその低い呻きの落差に笑いが起こります。足の裏の皮がむけるようになったという樹々ちゃんに乗っかって尿素クリームの話題をだすなど、細かい技が光り、メインの進行に応じて着席のままガヤを入れる場面での些細な表情やコメントが印象的ですが、「なんだかんだ言ってわりと何でもできます!」と、全メンバーを向こうに回して、それぞれのメンバーの特技で戦ったりもしました(「検証企画!本当に瑞歩は何でも出来るのか」)。

小野田紗栞さん、もちろん “自分可愛い押し” で、あざとさレクチャー(「つばきファクトリーかわいい選手権」)から、先輩を超える企画での “かわいさのお手本” など、小野田さんの意図した押し出しに添う企画も多めですけど、たとえば「シャッフルファクトリー」で理子ちゃんに入れ替わって司会を担当している場面で、他のメンバーが前に出て来てカメラ正面で何かする際に、そっとしゃがんだり、立ち位置をずらしたりと、その場でメインに出てきている他のメンバーを気遣う仕草が目立たぬところで多くて、多くのファンの好感を獲得しています。

秋山眞緒さんは、過去の番組の履歴に題材をとったクイズ企画でも、自分たちの思い出をメインにした企画でも、普段から口にしているという “つばき愛” が疑われるような結果となることが多く、メンバーにもそこを強めに突っ込まれて、なぜか嬉しそうに笑っています。リトキャメが加入してくるまではグループ最年少だった秋山さん、近年では、その “照れ” をメインに据えた企画もあって(「まおぴんの!絶対に照れてはいけないBIG LOVE シチュエーション」)、ひとしきり照れた後に、希空ちゃんにパンチしたり、安美ちゃんの頭をはたいたりしておりました。後輩メインの企画にあっても、“はりきり度” が突出しており、希空ちゃんや岸本さんから「(ほんとに)行った…」と、笑われているのか称賛されているのか。

河西結心さん、何よりも、ドッキリ企画としての「やれんだろ!河西!」の奮闘&戸惑いぶりに、河西さんファンがどかんと増えたとも。だけでなく、たとえば「リトキャメダービー」などで自分に得票が入らなかった際に、「そして私はゼロ!」と(コミカルな表情芸込みで)自分からおどける様子が秀逸で、自分の特徴を面白おかしく他のメンバーがネタにする(カウボーイ仕草から「やれんだろ!」でのオリジナルダンスまで)様子を自らなぞっております。この「そして私はゼロ!」的な自虐系コメントは、このレポのテーマである公開収録イベントでも飛び出しましたよ。

八木栞さん、学力テスト企画でトップになり、つばきで一番頭が良いことになりましたが、発言が長いこと、その発言の前置きこそが長いこと、前に出ようとしては制せられることなど、なにかとおミソ扱いも多かったり(他のメンバーになり切る「シャッフルファクトリー」企画で、希空ちゃんになり切ることになり、さにこの定番フレーズに絡みに行こうとして、当の{豫風さんになり切っていた}希空ちゃんから「にゃんさん、出しゃばらないで」と制せられたり)します。八木メシがフィーチャーされた企画(「八木メシ頭脳パワー」)では、ほんとにマイペースで、制限時間内に3品作らなきゃいけないのに、1品めの卵焼きにほとんどの時間を費やして、残りの2品に対して、急にぞんざいな対応になったり。

福田真琳ちゃん、なにかと超然としているようでいながら、しかし意外にも、はっちゃけます。「加入同期絆No.1選手権」で、豫風ちゃんがトンチンカンな答えを出していたり、八木ちゃんが突飛な(加入時の思い出として「仲良くなり方」との)答えを出していたりするときの表情、「シャッフルファクトリー」で自分の真似をしてるメンバーのようすを見ている表情など、いやもう、何かとその場で展開されている企画をメタなところから見てる風の超然とした様子こそ目立つ真琳ちゃんですけど、そう思って見ていると、ガチで企画そのものに入れ込んでいるところが急に飛び出したりして、ほんとに予測不能ですね、真琳ちゃん、めっちゃ魅力的です。「豫風王決定戦」では「演じてみたい役は?」という出題について、当の豫風さんから「新沼さんが得意そう♪」と出されたヒントで「おばけ?」と答えて、新沼先輩から「ひどいよ!」と攻められていたり。催眠術でゆるキャラになったところは見てみたかったですけども。

豫風瑠乃さん、「豫風王決定戦」での破天荒な問題とお答えに、最年少で自由奔放かと思いきや、シャッフルファクトリーで真琳ちゃんの真似をするにあたって字も綺麗なら大人しくきちんと座っていられて、意外にも、しっかりしたところを見せます。チーム分けのくじ引きを、いったん引いた後で抽選箱に戻そうとしたり(「つばきファクトリーミニミニ運動会」)クレープをちゃんと裏返しできなかったり(「山岸にドッキリ」)と、幼いところが目立つようで、シャッフルファクトリーで安美ちゃんになり切った際の秀逸さ(でっかいくしゃみ)や、新シーズン発表サプライズで見事にクイズに正解するなど、その正体を見極め難いのは、魅力的なメンバーの証左かと。

あれ?
記事の前段として、つばきファクトリーの冠番組を紹介するだけで、けっこうな文字数を使ってしまっておりますが、そんな『行くぜ!つばきファクトリー』は、2023年9月17日の日曜日、公開収録をイベントという形で実施します。しかし、公開収録イベントの楽しかった様子は、レポとして従来のように記事にしたら、いずれ番組が正式に放送される際の大きなネタバレになってしまうので、ここは軽く「短報」にしたいところ… だったんですけども(汗)

行くぜ!つばきファクトリー 秋の公開収録イベント

そんな『行くぜ!つばきファクトリー』、現在(2023年9月)シーズンⅣ が放送されている次第ですが、この度、2023年11月から2024年3月にかけて新シーズン(シーズンⅤ)の放送が決定したことも、この公開収録イベント(第二部)でお知らせされます。上に記述したとおり、メンバーを愛し、メンバーの魅力をこれでもかと引き出すことで、番組それ自体がすっかりファンに愛されるに至ったわけで、この新シーズン決定はファン歓喜であったことは言うまでもなく。

というわけで、『行くぜ!つばきファクトリー 秋の公開収録イベント』が、2023年9月17日の日曜日、ところは大田区民ホール・アプリコ 大ホールにて、「開場 14:30/開演 15:00」と「開場 17:30/開演 18:00」の2回まわしで開催されました。

2回めのイベント終了後には、CD予約販売で特典券を購入した方へ「お見送り会」も開催され、イベント開始前には、AVR撮影体験ブースも登場しました。

AVR体験ブースは、自分(=ファン)が写っている画面に、映像上でつばきファクトリーメンバーが参加してくるというアトラクションで、なんだか、ほんとにメンバーと一緒にいるような気持にもなれるし(これは技術的なところとは違いますけど、メンバーの去り際の演技があまりに上手で)自分が登場人物の一人になれたようで、事前に思っていた以上に素晴らしいものでした。今後、技術が進んで、たとえばメンバーの香水の香りだとか微妙な振動(画像の中で自分が座ってる椅子にメンバーが触れたら、実際に座っている椅子も揺れるとか)が追加されて、その上、出来上がった動画が保存できるようになるなら、有料で数千円は取れるのではないかと。

さて、そんな公開収録イベントは、ミニライブ込みで1回あたりのイベントが2時間ほどという、通常のファンクラブイベントと比べても、サービス過剰なほど。2時間ずっと、あまりに楽しくて、今尚、報告者の顔面には笑顔が貼り付いている次第ですが、お見送り会まで含めて非常に満足度の高いイベントとなりました。

しっかり2回まわしのイベントは、1回めと2回で、しっかり企画も変えて来ており、過去の『行くぜ!つばきファクトリー』の企画をリベンジする場合でも、ちゃんと公演毎に別の企画を準備していて、その点でも非常に満足度が高かったんですけども、しかしながら、いずれ編集の上でしっかり番組として放送されることから、レポとして事前に内容を伝えてしまうのは深刻なネタバレとなるわけで、イベント概要とか、どんな企画をやったのかとか、その場面場面で、メンバーがどれほど愛らしかったかとか、一切、記述できぬ辛さ。

というわけで、なんとかネタバレにならない範囲でのレポを(今後同様な公開収録イベントがあった際に「行ってみよう」と思う方が増えるよう)試みる次第ですが、それは、とりあえず一回ページを切り替えてから。

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