『Berryz工房20周年記念バスツアー in 山梨』信頼に裏打ちされた楽しさに涙

はじめに
Berryz工房のバスツアーに行ってきたよ!

きっと、こう言う(↑)ことでわかってくれる同志も多いのではないかと思っております。

もちろん、Berryz工房は、2015年3月3日の武道館公演をもって無期限活動停止に入り、その後(最年少の梨沙子さんを除いて|梨沙子さんも一瞬だけファンイベントをやったけども)それぞれ個別に活動しながら、順次、芸能活動を停止して、今では、須藤茉麻さん、夏焼雅さん、熊井友理奈さんの3名が活動するのみ。それも、それぞれ茉麻は舞台の女優活動がメインだし、雅ちゃんは MSMW など M-line での音楽活動中心、熊井ちゃんはモデルやタレントとしてテレビにも出演しつつ、時折、ディナーショーなどを開催してくれています。つまるところ、Berryz工房は、依然として活動停止中であるというわけです。

が、やっぱり「Berryz工房のバスツアーに行ってきたよ!」って言わないではいられない。ええ、ほんまに、Berryz工房のバスツアーに行ってきたんですよ。

あんまりにも楽しかったし、そしてファンを信頼してくれているのか、それとも自分たちがファンにかけてる “圧” に自信があるのか、現役当時からもファンとの距離が非常に近かったことを思い出させてくれる、もう「Berryz工房のバスツアーに行ってきたよ!」と言わないではいられない楽しい体験だったのでした。

距離の近さと超楽しかったこと

どこがどんな風に楽しかったのか。
それはもう、全部が極上の楽しさだったと言う他なく、すっかり気難しく嫌な糞ジジイに育ちあがってしまった報告者も、ツアー中の2日間は、終始ニコニコしていたほどなんですけれども、この極上の “楽しさ” は、どうしても主観的なものなので、以降の全記述に “それはそれは、あまりにも楽しくて、日常に戻ってこれないくらいでした” という形容が必ず伴っているものと思ってくださいと注意喚起しつつ、基本的には特別な場合を除いて、特に「楽しかった」という記述はしない方針で。

むしろ、ある程度、客観的にお伝えできる “距離の近さ” について述べたいところです。
だってね、もう、すぐそこにメンバーがいるんですよ。それは、たまたま近くを通りかかったとかいうレベルではなく、ほんの数十センチ先にいるメンバーが、ちゃんとこちらを認知してくれて、その上で、しっかり会話が成り立つというものだったりします。いや、ぶっちゃけ、ハロプロのメンバーを半ば神々しく仰ぎ見ている報告者からすれば、信じられない神々の降臨ですよ!奥さん!

たとえば1日目の『信玄餅詰め放題イベント』について

詰め放題の信玄餅、賞味期限が翌日までってことで、そんなに沢山ゲットしても食べ切れないから、正直、あんまり前向きではありませんでした。メンバーともそんなに接点はないだろうとも思ったし、きっと大部分の時間を工場見学とかお土産購入といったところに充てられるのだろうと思っていたし。しかし、そんなバスツアーに慣れている無駄な諦念は、良い意味で裏切られます。メンバー、私たちと一緒に詰め放題にチャレンジしてます。

詰め放題だからっていうことで、詰めるだけ詰めようとして、既定のビニール袋に収まり切れなかったならば、はみ出た分は自腹で購入ですよ、ってレギュレーションの元、熊井ちゃんが自腹ピンチに陥りそうになっては、それを茉麻が大笑いしています。あんなに美しく、あんなに可愛く、あんなに圧のある、華やかな女優とタレントが、きゃあきゃあ言いながら、自腹は嫌だよ!とか叫びながら、大騒ぎしています。

そんな熊井ちゃんと茉麻は、もちろん、私たちツアー参加者が整列して詰め放題にチャレンジしているところに(学校の生徒の列に相対する先生の教壇のように)対峙するように配置された位置で(わたしたちと一緒に)きゃあきゃあ言ってるわけですが、こちらも詰め放題をやりながら、気が付くと夏焼さんがいません… とか思ったら、急に後ろを華やかな金髪の可愛い生き物が通って行きます。マジか!

もひとつたとえば1日目の夕食後のイベントでも…

いかにも盛沢山で、夕食後にはなんと7つもの出し物があった次第ですが(詳細は後述の時系列での報告箇所にて)その中に、超長文の伝言ゲーム対決ってのがありまして。対決はツアー参加者同士のグループ対決ではありますが、伝言された結果(各食卓テーブルの最後尾の参加者がスケッチブックに描く)を読み上げたりするのに、スタッフがスケッチブックを回収してステージに待機していたメンバーのところに持って行く前に、夕食会場(=イベント会場)をメンバーがぐるぐる回って直接スケッチブックを読んだりしてるんですよ。

夕食会場(=イベント会場)は旅館の畳敷きの大広間だったので、メンバーたちは、衣装は衣装なんですが、足元はスリッパで、ペタペタと、あちこち動いてまわってるんですよ。まあ、雅ちゃんが、ちっちゃくて可愛かったし、茉麻は安定の客イジりだったし、熊井ちゃんは大きかったけど可愛かったというわけで。(何を隠そう、私、スケッチブック係だったので、どんだけメンバーが近かったか記述不能なレベルなんですわ。だって、”そこにいる” んですもの!|ほかに言いようがない)

さらにたとえば2日目の午前、過去のバスツアーでも訪問した懐かしの『ハイジの村』でのこと

そこではグループ写真撮影や 二択のBKウルトラクイズといったイベントが開催されると同時に、Berryzメンバーの “晴れ女パワー” も見せつけられた次第ですが、そうした公式のイベントについては後述するとして、イベント終了後に私たち参加者がバスへと戻る『ハイジの村』内の動線が、イベントを終えて退出するメンバーの動線と同じであったことをお伝えしたい。

だもんだから、メンバーがあちこちで記念写真を撮っているところに、うっかり “追い付いて” しまって、メンバーたちが退出しちゃうまで、その場で待機してなきゃしょうがなかったり、熊井ちゃんと茉麻が顔出しパネルで遊んでいるところに出くわしてしまったり、小さなハイジの象と雅ちゃんが遊んでいる場面と遭遇してしまったりします。スタッフさんから「ちょっとお待ちくださいね」などと言われる前に、私たちツアー参加者は、必要以上にメンバーと接近してしまったりしないように、許された場面以外で不用意にメンバーに話しかけてしまったりしないように、みんな、非常に抑制された行動をとるわけですけれども、うっかり “遭遇” してしまうことが、あまりに頻繁なので、なかなか『ハイジの村』から出られないという羽目に。

そして、しつこくたとえば、2日目の『ブルーベリー狩り』イベント

それこそ、ほんの数センチ先にメンバーがいる… っていうか、仕切りもスタッフによるガードも何もないまんま、ほんまに “一緒に” ブルーベリー農園に散らばるメンバーと参加者です。わたくしなど、熊井ちゃんが「ほら、これ甘そうだよ」と示してくれたブルーベリーを摘まんだりしつつ、「熊井ちゃん、ブルーベリーは食べられるんだね」と声をかけるや、あまりにも普通に「食べれる食べれる♪」と応じてくれる始末。

そんな傍らを夏焼雅さんが「ブルーベリー食べ過ぎて舌が紫だよ」と愚痴りながら通り過ぎており(ほんまに、すぐ後ろを通り抜けていく雅ちゃん)どなたかが「メンバーカラーじゃん!」と声をかけるや、「メンバーカラーだよ♪」と笑って雅ちゃんが応じるなど、ちょっと距離が近いにも程があろうかと言うべきところ。

ついでに申せば、この日のブルーベリー農園は、雨の後ということもあって、バスの2号車(何を隠そう、わたくし2号車乗車組)のタイヤがぬかるみに大きくはまり込んでしまい、いろいろ得難いアクシデントが発生しておりました(ツアーということを思えば、安全第一ではあるので、場合によっては以下の記述は微妙に不適切かもしれませんが)。

しかし、そのアクシデント対応に、スタッフさん以上に走って対応しようとしていた須藤さん、我々がバスを降りるや、大変だったねえと茉麻手ずから摘んでくれたブルーベリーを手渡してくれたりします。いろいろな観点から、いろいろに語ることが可能なアクシデントではあったところ、当欄の趣旨から、ここでは “にもかかわらず、かえってメンバーと近くで接する機会が増えたのよ” と強調したいところ。

信頼がつなぐ Berryz の眼にも涙

上に極々一部のみ、いかにメンバーとの距離が近かったかを点描してみましたが、繰り返し、その全ての場面が、ちょっとこの世のモノとも思えぬほどの楽しさであったことは付記しつつ、何よりも、そうした距離の近さが可能になるには、メンバー側が、わたしたちツアー参加者を信頼してくれているからだという点に触れないわけにはいかないところ。

今般のツアーには、とあるサプライズ企画が盛り込まれておりました。
それは事前のツアー仕様として参加者へ配布された封筒に同封されたもので「メンバーへのメッセージカードを準備してきてくださいね」というもの。メンバーに秘密にするために SNS などへの投稿は禁止ですよって注意喚起があったりして、ツアー中に添乗員さんが集めて、メンバー宛の冊子にするというもので、2015年の Berryz工房の沖縄ツアーでも7人宛に実施されたものと同じようなサプライズ企画です。

ちなみに9年前の際には、当時の2ch に「みんな、どんなメッセージを書くつもり?」みたいな書き込みがあって、いきなり速攻で周囲から集中砲火を浴びていましたが、今回は、そうした粗忽者は居なかった模様。

このメンバーにとってのサプライズは、2日目の午後、スッペシャルライブのアンコールのタイミングで、スタッフさんの主導により、バスの各号者の代表者がきっかけ出しをして、全員でコールしてから、メンバーにメッセージ冊子が渡されるという段取りなんですけど…

最初、アンコールで一曲歌って、順当に当日のライブの感想を語ろうとしていた熊井ちゃん、さすがに20年選手ってこともあって、客席から代表者がきっかけの「ちょっと待ったーー!」との声出しをしても、全然素知らぬ顔でご挨拶を進めようとして、最終的に、スタッフから参加者まで、全員でメンバーたちの20周年をお祝いしてくれているんだと理解した途端に、急に表情を歪めて泣き出します。わたくし、こんなにも美しい “歪んだ” 表情は見たことがありませんでしたよ。

熊井ちゃんが最初にご挨拶しようとしていたタイミングだったから熊井ちゃんが正面からサプライズを浴びてしまって、そのまま熊井ちゃんがお礼のコメントを語ります。曰く「個々に活動していく中で辛いこともあるけど、みなさんからの声援が、わたしの力になっています。また宝物が増えました」って。

でね。
そのお隣で、あんなにクールでゴージャスな夏焼さんも泣いてます。
もちろん、余裕で客席をイジりまくっていた須藤さんも。

そのままライブを終えてお見送り会へと進行しますけれど、ここは、報告者であるわたくしだけでなく、かつて、これほど(お見送りの短い時間で)メンバーと意味あるメッセージを送受できたお見送り会はなかったのではないかと思えるほどです。

… 異様に距離が近いと述べました。
それこそ、タレントとファンという関係において、芸能の常識からすれば、あり得ないほどの距離の近さだと述べました。それはきっと、メンバーが、20年におよぶ活動を通じて、自分たちを応援してくれているファンのことを信頼してくれているからなんだろうなと強く強調しておきたいところです。

もちろん、私たちもまた、メンバーが私たちを信頼してくれているということを信頼しているわけで。

ええ、もう一度、みなさんにご報告です。
Berryz工房のバスツアーに行ってきたよ!
めっちゃ、楽しかったよ!!
って。

須藤茉麻・夏焼雅・熊井友理奈 Fanclub Tour in Yamanashi トラベリーズ.com 20th

はい、そんなわけで、2024年の6月29日~30日の土日に、『Fanclub Tour in Yamanashi トラベリーズ.com 20th』と称して、須藤茉麻さん、夏焼雅さん、熊井友理奈さんによるファンクラブ バスツアーが開催されました。

Berryz工房のバスツアーとしては、2015年の沖縄以来9年ぶり、熊井ちゃん単独のバスツアーとしても、2019年の北海道ツアー以来5年ぶりとなります(記事末 関連リンク参照)。ついでに、3月の3人のライブ(参考「Berryz工房、20年の履歴に並走できた喜びを満喫した 20th Anniversary Live~そのすべての愛にサンキュー~」)以来ならば3か月ぶりにお会いできました。ちなみに、ツアー2日目のスッペシャルライブは、この3月の横浜ライブのときの衣装だったですよ。

そんなお久しぶりとなった Berryz工房のバスツアーの模様を以下に記述していきます。
すべての場面で、超距離が近くて、異様に楽しくて、そうした楽しさの背後に、ファンを信頼してくれている姿勢が感じられることは述べた通りです。

補足ですが「#トラベリ」とか「#トラベリ20」といったハッシュタグを追えば、多くの参加者さんのリアルタイムの投稿も確認できると思うので、是非、当レポと併用されますように。

そんなわけで、以下。ちゃんとしたイベントの構成順というよりは、報告者の体験の流れに沿って。まずはページを切り替えて。

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