つばきファクトリー史上最高(寒さ込み)を更新した「ららぽーと柏の葉」で、”永遠” に想いを馳せるリリースイベント

はじめに

浅倉樹々さん、元気そうでした。
参加できる曲数が限定的なのも相変わらずだし、他のメンバーが高いヒールの衣装靴を履いている中、樹々ちゃんだけがスニーカーだったし、握手会にも着席しての参加となりました。けれど、参加できる曲では力いっぱいダンスしていたし、底の平らなスニーカーでひょこひょこ歩いてる様子は可愛かったし、握手会では(寒いのに)嬉しそうに微笑みながらファンを迎えてくれました。
樹々ちゃんは、元気そうでしたよ。

はい、2018年2月18日の日曜日、千葉県 “ららぽーと柏の葉” にて、つばきファクトリーの3rd シングル発売記念のリリースイベントが開催されました。2017年の年末から予告されていた、千葉でのリリイべラッシュのその第三弾となります。
メンバーの浅倉樹々ちゃんが元気そうでしたよってことを、最初に、しっかり言っておこうと思いまして。
ええ、樹々ちゃんは、元気そうでしたよ

先々週の “流山おおたかの森S・C” でのリリイべで、公開リハーサルの途中から離脱してしまった樹々ちゃんは、先週のベルサール飯田橋ファーストでの個別握手会を始めとした諸々盛りだくさん会でも、一時的に途中離脱する場面がありました。ですから、たくさんのファンが(たとえ樹々ちゃんにのみ専心するファンじゃなくとも)樹々ちゃんのことを心配していましたから。

それでも、後述するように、公開リハーサルに向かうため屋外のイベントスペースに出てきたときにも、めっちゃ寒い上に激しい強風にさらされて、樹々ちゃん「ふおおお」とか叫んでましたから。詳述はしませんが握手会でも、ずっと笑顔でいてくれましたから。
繰り返します。浅倉樹々さん、元気そうでした。

リリースイベント in ららぽーと柏の葉

そんなわけで、千葉県の “ららぽーと柏の葉” にて2018年2月18日に開催された、つばきファクトリーの3rd シングル発売記念ミニライブ&握手会は、”①13:00~②15:30~③18:00~” の3回まわし。先々週の “流山おおたかの森S・C” でのリリイべよりはイベントの間に時間の余裕もあったので、わりと前説のお兄さんのおっしゃる通りに、”ららぽーと柏の葉” 施設内の飲食店で比較的腹一杯になったりならなかったり。
屋外イベントスペースの階段状になった後方が3階のフードコートエリアと直結してるのが、血糖値を気にするおじさんとしては望ましくなかったかもしれません。

そんな千葉県3回目のリリイべは「つばき史上最長の予約購入列に、つばき史上最高の予約販売枚数」だったとのこと(前説のお兄さんによる)。たしかに、発売予定時刻に ららぽーと に到着してみると、販売ブースへたどり着くのにちょっと迷っただけなのに、すでに長蛇の列で、寒風吹き荒ぶ中、過去のリリイべに例を見ないほど長時間並んだ印象があったりして。

公開リハーサルで荒ぶる樹々ちゃん

そんな、とんでもなく寒い中、順当に公開リハーサルが始まります。
公開リハでは『低温火傷』、『青春まんまんなか!』の2曲が披露されます。
(前日も過酷なスケジュールであったことから)若干ヒヤヒヤしていたけれど、冒頭で述べたとおり、問題なく浅倉樹々ちゃんも愛らしい笑顔を見せてリハーサルに参加しています。どころか、部分的に荒ぶってたりして。

この日、イベントが行われた屋外スペースの形状のせいもあるのか(階段状ですり鉢の底の位置にステージがあって風が集中する)とにかく寒くて、『低温火傷』の衣装で手袋にマントを装着しているとはいえ、メンバーたちは、露出の多い素肌にモロに寒風を浴びる形に。樹々ちゃんも、この日の個人ブログで、こんなふうに書いてくれています。

リハーサルで外に出た時
思わずびっくりしてしまいました。

つばきファクトリー オフィシャルブログ 本当の自分だから。浅倉樹々 より

とか「思わずびっくり」などと、おしとやかに控えめな表現を使ってますけども、現実には、スタッフオンリーと書かれた扉から出てきて、いきなり寒風にさらされるや、樹々ちゃんは「ふおおお!」と(比較的遠巻きに公開リハーサル待機していたこちらの耳にも、はっきり届くほど)叫んでまして。

浅倉樹々さんといえば、昨年2017年の中旬より腰の故障に悩まされ、十分に活動できない悔しさが前面に出がちではありますが、元々は(投稿者の見るところ)キラキラしたアイドルオーラをまとった つばきのエースであるという以上に、もうそんなアイドルとしての輝きなんかより以上に、けっこう自分の意見を押し通す意外な頑固者でもありました。応援イベントのゲーム企画で、おバカなところをメンバーにからかわれるとムッとしてたり。小片リサさんに「ご飯ばっかり食べてる」と突っ込まれても「そんな食べてない」から「みんなだってそうだよ」まで様々に抵抗したり(DマガVol.2)、つばき定食の買い出しにあたって披露した普段の自分の様子に対して「そうなの?」と突っ込まれると「そうだよ!」とキレ気味に返してみたり(DマガVol.3)。樹々ちゃんって、キラキラしたエースである以上に、案外、微妙に頑固なキレキャラだったりして(追加メンバーが参加してくる以前は)末っ子らしいテイストも発揮しつつあったのでした。ええ、投稿者の見るところ。

それが、昨年来の事情から、メンバーに庇われフォローされることを繰り返して、いつしか(あたかも、暴君からの前代未聞のキャラ変を遂げた Juice=Juice金澤朋子さんのように)穏やかな愛されモードが全開になっていったのは、もしかして、もしかしたら、アイドル活動を超えて、浅倉樹々さんという一人の女性の内面的な成長にも大きく寄与するところがあったのかなとか、そんな風に勝手に見ていたところなんですが。

が、この日のリリイべ、肌を突き刺すような寒風に襲われ、浅倉樹々さんは「ふおおおおっ!」と叫んで荒ぶっておりましたよ。
なんだか、そんな樹々ちゃんが、健気な庇護されモードの樹々ちゃんよりも、一層愛らしく可愛かったのは不思議だし、実に久しぶりな “荒ぶる樹々ちゃん” に接して、少し嬉しく思っていたりもするのでした。

とか言いつつ「荒ぶる樹々ちゃん」などという記述にご立腹な樹々ちゃんファンの方もおられるかと思う(危うい記述ではあるとの自覚はある)ので、慌てて追記すれば、このことは、いわば、周囲から守られ愛され支えられていることを自覚して少し大人になった樹々ちゃんの中には、あの以前の幼くも真っ直ぐでキラキラしていた頃の樹々ちゃんがスポイルされずに息づいていたことが垣間見えて、そのことが嬉しいと、そういうことが言いたかったのでした。
ええ、浅倉樹々ちゃん、元気そうでしたよ。

いくつかの注意事項など

あらまほしき整理番号を求めて何度か予約購入列に並んでいるうちに公開リハがスタートしてしまったので、とんでもなく近い場所から公開リハを観覧できる僥倖に恵まれた人々に嫉妬の視線を投げかけたりしつつ、 “ららぽーと柏の葉” 屋外イベントスペースは、イベント本番を迎えます。

この日のイベントにあっては、予約購入開始前から、次のような公式のお知らせが世に放たれたりして、ネットの一部に「つばき現場って、そんな荒れてるの?」という反応があったりして、なにかとザワついた雰囲気で本番待ちです。(当サイトの過去レポを見てもらえれば「荒れて」なんかないことは一目瞭然かと)

さて、そんな禁止事項は、結局の所、あんまりジャンプしたり大きすぎる声でコールしたりしないでね、ってところでして。統制のとれたジャンプ(=サンライズジャンプ)もNGということでしたけども、後述するように、この日のミニライブのセトリには『初恋サンライズ』は組み込まれておりませんでしたので、その心配はなく。
また過剰なコールは建物に響くということで、声出しは斜め45度で青空に向ってするようにとのインストラクションもあり。曲中のコールも、あんまり大きいのは困るとは言われているけれど、程度が見えないので一回やってみてから叱られたら考えます、といったスタンスで。

などと、いくつかの注意事項が事前にアナウンスされたけれど、それでも結局「みなさん、盛り上がる準備、できてますかーーー?」「うおーーー!」の応報でライブに突入しちゃうアルビ兄さんだったのでした。

リリースイベント第一部 声だしの希空と安定の安美

事前に「声出しは斜め45度で青空に向ってするよう」に注意されたミニライブ、第一部のMCパート(2曲目の『青春まんまんなか!』の後)で、この第一部の仕切り役だったと思われる新沼希空さんから、寒さを吹き飛ばすために “声だし” を要請されるという、なんとも困った仕様でお送りされています。
つばきのこと好きですかあ~~?」「うおーーーっ!」
また、つばきのイベント来てくれますかあ~~?」「うおーーーっ!」
と、愛らしい希空ちゃんの声で、しかもファンのみなさんが自分の発声に応じて反応してくれてるのが面白いらしく、ニコニコ笑いながら声だしさせられて、これだけで冥土の土産には十分すぎるくらいの楽しいエピソードとなったわけですが、話しはそこで終わらず。

第二部や第三部でも、小片リサさんから「みなさん、ちゃんと斜め45度で青空に向って声出してない」とか(遅い時間になって)「星空に向って(観覧車?)声出してくださいよ」とか、他のメンバーからも引き続き、今般のリリイベ声出しのレギュレーションに絡んで、しっかり客席をイジってきたメンバーたちだったのでした。

第一部 ミニライブ
01.春恋歌 —樹々ちゃん参加—
02.青春まんまんなか!
03.就活センセーション
04.ライバル(Berryz工房)
05.アレコレしたい!(Juice=Juice)
06.低温火傷 —樹々ちゃん参加—

そんな第一部では、つばきオリジナルの楽曲に加えて、Berryz工房から『ライバル』と、Juice=Juiceから『アレコレしたい!』をカバー。

こうしたカバー曲について、語りたいことは無数にある中で、それでも今回目を見張ったのは谷本安美ちゃんの安定感。2015年の4月に結成されてからしばらくの間、雅ちゃんと千奈美さんの『Green Room』などでレッスン風景などを配信していた頃は、あんなに危うげだったのに。『アレコレしたい!』の腰を両手でパンパンとはたきながらジャンプして位置をどんどん変えていくフリでも、安美ちゃんが楽しそうって以上に、なんだか安美ちゃんのダンスが安定してるもんだから、つばき全体としてもカバー曲って感じがしないほど。
あれから、もう2年半以上経つんですもんね。
谷本安美が つばきファクトリーのステージの要(かなめ)であるのは、その全てを飲み込む朗らかで安定したパーソナリティーによってだけではないようです。

リリースイベント第二部 技の小野瑞歩にやっぱり夫婦善哉

この日のリリイベ、野外ステージは階段状のスペースの底にあたる部分で、ステージとして何かしら設営されることはなく、大理石の地面そのまんまでパフォーマンスします。だから、いつもよりも衣装のブーツも滑りやすかったんじゃないかと。
そんな次第で、第二部の1曲目『Just Try!』では、つるっと滑っちゃう小野瑞歩さん。
ところが、やっぱりこうした些細なアクシデントがあってこそ普段見えないものが見えるってことで、ブーツの踵がつるっと滑っちゃって、本来の歩幅以上に大きく開脚しそうになる小野瑞歩さんですが、そのまま滑っちゃうとか、すてんとコケちゃうとか、そういう結果には至らずに、本来の歩幅以上に大きく一歩を踏み出したような形で踏み止まります(「やっちゃった」って感じでニコニコしながら)。

これは、率直にすごいと思いました。
思えば、リーダーの山岸理子ちゃんと同じく、幼少の頃からチームに参加していた小野瑞歩さんです。『Hello! Project DVD MAGAZINE Vol.56』にあっても、DISC2 で浅倉樹々ちゃん支援のために飛び出して来た つばきメンバー(山岸理子、岸本ゆめの、小野瑞歩、小野田紗栞)にあって、激しいオリジナリティで高く評価されて目立ったのは岸本さんでしたけども、樹々ちゃんの代わりにやっていたダンスを締める “終了” のポーズでは、小野瑞歩さんこそが端正で美しかったと思いませんか(なんちゃってBボーイ風のダンスチーム・テイストも加味しつつ)。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=COob20xLZB8]

 

そんな小野瑞歩さんの(知ってたはずの)優れた身体能力も顕わになった『Just Try!』のつるっとスベッた一幕でした。そんな第二部のセトリはこちら(↓)

第二部 ミニライブ
01.Just Try!
02.恋の呪縛(Berryz工房)
03.低温火傷 —樹々ちゃん参加—
04.ハナモヨウ
05.恋する♡エンジェル♡ハート(美勇伝)
06.春恋歌 —樹々ちゃん参加—

2曲目のBerryz工房からのカバー『恋の呪縛』を終えたMCでは、第一部の希空ちゃんの声出しを受けて、メンバーが声出しをしていくうちに、いつの間にか岸本ゆめのさんがポエムを。いろんなことを声出しするうち、謎のポエムを朗読しているかのような感じになってしまった岸本さんだったんですが、これを(そうとは意図せず)救っていたのは、やっぱり小片リサさん。

岸本「(声出し方向を空に向けていく中で)大切な人と青い空でつながってる
小片「はいはい

このあたりのコンビネーションは、前にも書いたことがありましたが、ほんとに熟年の夫婦を見ているようです。

リリースイベント第三部 ライティングの魔法と可愛いぞ小野田

つばき史上最長の予約購入列に、つばき史上最高の予約販売枚数だったとのアナウンスがあったのは、この第三部前のオープニングSE前。
夕刻の18時をまわってからのスタートとあって、周囲はすでにとっぷりと暗く。
ところがライティングが微妙で、ステージでパフォーマンスしていても、前列にせり出してくると、ほとんど照明が当たらないもんだから暗くてよく見えない始末。優先エリアの最前近くなら、そんなに気にならないところですが、この日の野外イベントスペースは広かったから、少し後ろの方で見てるファンにはステージの前半分がほとんど見えなかったんじゃないかと。
同じように握手会も暗くて、この日の第三部については、ライティングは明らかにミスっていたのではないかと思われるところです。

とか、いきなり苦言を呈したようでいながら、そんな具合のライティングだったもんだから、むしろ逆に、メンバーの顔の陰影がくっきりしていて、いつもなら照明に照らされるから明るくてわからないような影の部分が逆に鮮明で、だもんだから、どんだけ可愛いのかが、かえって明瞭だったりして。
いや、微妙なライティングによる陰影に映えるメンバーってのも、なかなか見応えがありましたよ。

第三部 ミニライブ
01.低温火傷 —樹々ちゃん参加—
02.気高く咲き誇れ!
03.春恋歌 —樹々ちゃん参加—
04.笑って
05.夕暮れ 恋の時間(スマイレージ)
06.元気ピカッピカッ! (モーニング娘。)

スマイレージの『夕暮れ 恋の時間』で、ラストの「私、よしっ!可愛いぞ」のセリフは、小野田紗栞さん。普段から自分可愛いと言ってることでも有名な小野田さんだし、かつての道重さゆみさんみたいにネタになるわけでもなく、わりとガチでメンバーからも呆れられている感じだったりもします(Dマガ以外にも多数証言あり)。それでも、そんな背景もあってか、この小野田さんの「私、よしっ!可愛いぞ」は、激烈に可愛かったことは事実です。びっくりした。
スマイレージのファンのみなさまには申し訳ないけれども、この「私、よしっ!可愛いぞ」のためだけに、小野田さおりんのために、この楽曲は つばきにくれないだろうか…ってほど。

最後のご挨拶で、千葉県でリリイベが出来て嬉しいと山岸理子ちゃんがご挨拶するも、同じく千葉県出身である浅倉樹々ちゃんのことを言い忘れたりして。そこを、しっかり「千葉県は樹々ちゃんもね」とかフォローしてたのが小片リサさん。さすが小片さんは、いろんなものが見えてるんだけど、樹々ちゃんのフォローに小片さんが出てくるって構図が、なんだか面白かったというか、ホッコリしたというか、心が一層暖かくなったというか、そんな感じで嬉しかったので、理子ちゃんグッジョブでした。

そして、最後の曲を控えて、なにやら準備運動を始めるメンバーたち(第一部や第二部には無かった場面)。その準備運動を主導したのも小片さんだったりして、ストレッチを終えて、やおら『元気ピカッピカッ! 』のイントロが流れてきたとき、目から汗が飛び出しそうになったことは秘密です。

楽曲に積み重なってゆくもの

そうなんですよ、今回も、つばきファクトリーは、いくつか往年のファンの涙腺に厳しい楽曲をカバーしてくれています。

そして、たとえば「ベリキューの楽曲だからではなく、つばき だから」こそ、こうしたカバー曲が嬉しいのだと述べたように、なんだか、つばきがカバーしてくれた楽曲には、その楽曲オリジナルな感動や、その楽曲を自分たちのものとして奏でてくれていたグループが紡いでくれた思い出に加えて、つばきファクトリーによって奏でられたということが、ファンが嬉しく思い出す新しい履歴として、積み重ねられていくようです。

たとえば『ライバル』。
もちろん、Berryz工房のライブでのあの場面やこの場面も、℃-ute が自分たちのイベントで、あえて Berryz工房のこの曲を選んで歌ってくれた場面も、すべて『ライバル』にまつわる思い出として、ファンの胸に蘇る履歴は、そりゃもう、とんでもないことになっているわけですけども。

そんな『ライバル』にまつわるあれこれとして、投稿者の場合、とりわけ印象深いのが、Berryz工房最後のDマガとなった『Berryz工房 DVD MAGAZINE Vol.43』のラストシーンです。最後の思い出造りにと伊豆へ向うバスの中で、カラオケでBerryzメンバーたちが歌ったのが『ライバル』だったわけですが、それがDVDのラストで、足湯だったり何だったりの本編に収まらなかったシーンをダイジェストで編集したバックに流れます。バスの中のカラオケのまんまで。
心が弱っている時に見てしまうと、もう何度も見てるのに泣いてしまう、非常に危険なDマガです。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=WnjmntyxH88]

 

そんな『ライバル』には、こうして今、つばきファクトリーが、寒空の下、きゃっきゃと嬉しげに楽しげにカバーしてくれたという履歴が積み重なっています。
大きく歌割りをもらっていた新沼希空ちゃんの愛らしい声も、しっかりと安定したダンスでパフォーマンスに(目立たないけど)ものすごく貢献していた谷本安美ちゃんも、『ライバル』にまつわるあれこれの一環として。

もちろん、オリジナルのBerryz工房も(今でも)大好きだし、つばきファクトリーも大好きだし、そんな つばきファクトリーが Berryz工房を、リスペクトたっぷりにカバーしてくれることも嬉しすぎて泣きそうなんだけど、そういった、それぞれのグループへの想いだったり、つばきがハローを継いでくれるってことじゃなく(そうした一切が嬉しく、切なく、ありがたいのは当然として)、そうじゃなくて、この場合ならば『ライバル』という楽曲それ自体に、ファンの思い入れという履歴が積み重なっていくことが、楽曲そのものが、その楽曲を具現化してくれるグループを跨いで、厚みを増していくことが、なんだか感動的だと思います。(そう思った途端に、そのように楽曲に厚みを提供してくれる Berryz工房や つばきファクトリーの偉大さが改めて認識できたりもして)。

なんだか、ちょっと寂しいんですけど、こんなことを思うのです。
アイドルには、グループには、メンバーには、いつか必ずお別れを言わなきゃいけない時がくるけれど、楽曲は、そうじゃないのかもしれませんね。

2月18日のリリイベ第三部、最後の『元気ピカッピカッ! 』のイントロが流れてきたとき、目から汗が飛び出しそうになったことは秘密です。

(文=kogonil)

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