まずはイベントの概要を
この日(2018.2.22)ディファ有明に集った者の実感は、”この場にいることができて良かった” といったところだったのではないでしょうか。それはきっと、おそらくはファンだけの感慨ではなく。
つばきファクトリーがメジャーデビューを果たした記念の場所、ディファ有明。その思い出の場所で、デビュー記念日でもある2018年2月22日、つばきファクトリー念願のワンマンライブが開催されました。
それは、これまで積み重ねられたリリースイベントみたいに Berryz工房や℃-ute、スマイレージなど先輩の楽曲のカバーをセトリに組み込むことはせずに、そうではなく “オリジナル曲だけで勝負” する真正面からの つばき押しのワンマンライブ(一部インディーズ時代のカバー曲あり)。
どころか、未発表の新曲の初披露(『雪のプラネタリウム』)もあって、一部のファンは先走って「もしかしてアルバムが制作されてるんじゃ!?」と興奮する向きもあったりなかったり。さらには嬉しい単独ライブツアー決定のサプライズ告知もあったりしました(参考:「つばきファクトリー、デビュー1周年記念の単独ライブで念願のライブツアー決定!」)。
と、あれこれ述べる前に、まずは、そんなワンマンライブのセトリを含めた概要を。
01.I Need You ~夜空の観覧車~ —樹々ちゃん参加—
02.うるわしのカメリア
MC1
03.就活センセーション
04.Just Try! —こける小片—
05.気高く咲き誇れ!
06.春恋歌 —樹々ちゃん参加—
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MC2:キャメリアルーレット
清水佐紀お祝いメッセージからサプライズのツアー開催告知へ
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07.雪のプラネタリウム —未公開の新曲/樹々ちゃん参加—
08.私がオバさんになっても
09.17才
10.キャベツ白書〜春編〜
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MC3:キャメリア舞台裏どーでも良いニュース ベスト3
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11.低温火傷 —樹々ちゃん参加—
12.ハナモヨウ
13.笑って
↓↓↓アンコール↓↓↓
最後のご挨拶 —スイッチが切れる安美ちゃんとご立腹な希空ちゃん—
14.初恋サンライズ —樹々ちゃん参加—
というわけで、この記念すべき つばきファクトリー初のワンマンライブを、なるべく投稿者による叙情的な記述は抑えて(だって抑えないと、えらいことになるから)ライブ中のMCやコーナー企画などの模様を中心に、以下、叙事的にお伝えしたいなと思う次第。
念願の つばきワンマンライブ
文字通り待望の つばきファクトリーのワンマンライブ。ファンによっては「もう関東近郊なら、座間とかのホールでも埋まるんじゃないの?」とすら言われ、期待されていた つばき単独のライブ。それがついに開催されると告知されたのは2017年12月の池袋サンシャイン噴水広場でのリリースイベントでのこと。
それは、そのイベントのリリース対象であった 3rd シングルの発売日の翌日、メジャーデビュー記念日に当たる2月22日に、メジャーデビューをお披露目したディファ有明の地で開催されるとのこと。
応募の開始を待ち続けたファンには、いつものようにファンクラブを介して先行申し込みといった形ではなくチケットセンター経由での申し込みがお知らせされて戸惑う者も多かったことも、これまた一種味のあるエピソードとして、それぞれのファンがディファ有明にたどり着くまでの一コマとして記憶されたのではないでしょうか。
そんな つばきファクトリー初となるワンマンライブは、平日の木曜日。開場予定が17時30分、開演予定が18時30分という、どうにもギリギリ厳しい時間設定だったりします。
ライブスタートまでの点描
公式サイトのアナウンスから、この日のワンマンライブのチケットがあればライブ後の握手会にもそのまま参加できるもんだと思っていたら、ライブ前に握手会が開催される旨、別途ご案内されます。
「えっ?やっぱり握手会は、ライブのチケットとは別に参加券を入手しなきゃいけないの?」と、慌てたり驚いたり(結果、ライブ後の握手会は正しくワンマンライブのチケットに含まれていました。あくまでライブ前の握手会は、ワンマンライブとは別立てだった模様)。
ワンマンライブだけならギリギリ早引けで間に合いそうな時間設定だったのに「握手会参加券付CD販売は、15時30分からを予定しています」なんて言われちゃったら、もう “早引け” で済ませるわけにはいかなかったりして(秘密)。
後述する当日券申し込み列の長さから、おそらくライブ本体には落選していたファンも、この握手会を目指してディファ有明にやって来たのではないかと思ったり。
ライブ前の16時45分前後から開催された握手会、やっぱりファンのみなさん一様に軒並み「おめでとう」と声をかけていくからなのか、もうリーダー山岸理子ちゃんが泣きそうでウルウルしていたことは、あまりの愛らしさのため、是非報告させてください。ついでに、これから始まる待望のワンマンライブに懸ける気合いも気迫も違ったのか、このライブ前の握手会では、いつも可愛いメンバーたちが、普段の6割増しで美しかった印象です。
さて繰り返し、チケットセンター経由の申し込みが大落選祭りだったことを受けてか、当日の会場前には当日券を求める行列が、入場列に一時は匹敵しかねないほどの長さにまで伸びるほど。と、そんな当日券の待機列に並行して入場列が形成され始めたのは17時20分を過ぎる頃から。
真正面から直球勝負のワンマンライブ
ライブ前の握手会でのメンバーたちは、初ワンマンに懸ける気合いも違ったせいか、普段よりもずっと美しく可愛かったと述べました。
しかし、どうやら初ワンマンへ気合い十分だったのはメンバーだけではないようです。
ライブスタートと同時に、いきなり正面の大スクリーンに、MVではない、今回のワンマン用の特注と思われるイメージエフェクトが。この他、いろんなところで気合い十分な様子が見て取れたライブです。
初っ端の『I Need You ~夜空の観覧車~』は、冒頭のセリフを担当する谷本安美さんが最初一人だけで登場します(すぐに続けて他のメンバーも出てきますけど)。
安美ちゃん、ライブ後半のトークでは、この初っ端の登場が緊張したのだとケラケラと嬉しそうにお話してくれました(と、同時に最後のご挨拶での感動的ながらもコミカルな安美ちゃんの様子は後述)。そんなメンバーたちは、最初は、花柄をあしらった赤を基調とした丈も長めな麗しのワンピース姿にて。こちらの当日物販グッズの「ソロ2L判生写真」の左側の写真を参照のこと。浅倉樹々ちゃんも、一人だけ運動靴ということはなくって、みんなと同じ衣装のブーツを履いています。(樹々ちゃん参加曲については上掲の概要参照)
※ あちこちの動画で『春恋歌』衣装のものがありますが、これはライブ前のプレス向けリハの模様と思われます。ライブ前の握手会も『春恋歌』衣装だったし。ワンマンライブ本編の衣装は、物販写真の衣装でしたよ。
2曲目の『うるわしのカメリア』を終えて最初のMC。
リーダーの山岸理子ちゃんが仕切って、初めてのワンマンライブという記念すべき今日のために準備したことというテーマで。応じるのは秋山眞緒さんと岸本ゆめのさん。
秋山さんは今日のために「うめぼし」を食べてきたとのことで、「すっぱい、うめぼしパワーで頑張ります」とのこと。しかし、まおぴん、この先数年後の美人化が今から恐ろしいですよね。美しさでも、ダンスの切れ具合でも、もしかしたら、あと3年したら、かの矢島舞美さんを脅かすのではないかと。
岸本さんは「こういうイベントの前は緊張して眠れないってのが定番じゃないですか。でも、私はたっぷり9時間寝てきました」とのこと。
実際、メンバーたちも気合い十分、迫力十分だったみたいで、なんだかダンスの迫力も凄くて、このライブに懸ける意気込みみたいなものがステージからビンビン伝わってきます(マジです)。ライブ前の握手会でのメンバーたちは、普段よりもずっと美しく可愛かったと述べましたが、ライブが始まってからこそ、いつものリリイベ(であっても十分可愛く美しいメンバーたちだけど、それでも普段)よりも、ずっと美しく見えます(ええ、ほんとにマジです)。
気合いが入りすぎたのか『Just Try!』では、左右に分かれて対決風に整列するパートで、小片リサさんがステンとコケちゃってましたけど(それもまた可愛かったのはマジです)。
キャメリアルーレットからのサプライズ
いったんバックに引っ込んでいた浅倉樹々ちゃんも再度参加した『春恋歌』を終えて、そのまま9人でMCトーク第二弾。ここでお話してくれるのは新沼希空ちゃんと谷本安美ちゃん。希空ちゃんは「始まるまでは、あんまり緊張しなかったけど、結局、緊張した」と、何だか緊張したんだかしなかったんだか、よくわからないお話しを。安美ちゃんが初っ端の『I Need You ~夜空の観覧車~』の登場シーンが恥ずかしかったとお話ししてくれたのは、このタイミング。
ただ、この2人は、後述するように、最後のご挨拶で、お互いのキャラも顕わな実に愛くるしい様子を見せてくれることになります。
さて、そんな具合にメンバーがトークしてる上から “天の声” が被さってきます。
天の声は自称「つばきのすけ」とか(構成作家のアラケン氏)。その、”つばきのすけ” の導きで、ステージは コーナー企画「キャメリアルーレット」へと突入します。
これは、デビュー1周年のお祝いの品をルーレットで抽選という趣向。
ルーレットを廻すメンバーは厳選されたという3名で、ルーレットを廻した順に、秋山眞緒ちゃん → 新沼希空ちゃん → 小野瑞歩さん。その結果、というか顛末は下記のとおり。
秋山眞緒 メモリアルフルーツセット |
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秋山さんのルーレットは、こじゃれたフルーツ盛り合わせでストップ。 なんだか独り占めする気満々の秋山さんに、みんなで一緒に食べようと突っ込むのは “食事リーダー” でもある谷本安美さん |
新沼希空 ファンのみなさんの声援を独り占め権 |
ファンのみなさんの声援を独り占めってことで、会場がライトブルーのペンライト一色に染まって、みんで希空ちゃんに声援を。 ファンのみなさんからの声援を引き出すにあたって、定番の「愛知県出身~」といった自己紹介から、2月22日の「ニャンニャンの日」だからネコ耳風の髪型にしていたってことを、ここで初めて明かす希空ちゃんです。 当日のステージでは会場がライトブルー一色になるのが「恥ずかしかった」とジタバタしていた希空ちゃんでしたが、その日のブログでは、ちゃんと「嬉しかった」とも。 |
小野瑞歩 あの人からのサプライズお祝いVTR |
小野さんのルーレットでは、つばきのメンターでもある清水佐紀さんのお祝いメッセージVTRが。 このVTRを見るために、すっかり客席にお尻を向けてしまう9人どころか、そのまま客席に背を向けて座り込んでしまう者も。そんなお祝いメッセージは、そのまま、メンバーにとってもサプライズなお知らせへと連続していきます。 |
インディーズ時代のカバー曲ブロック
驚きのサプライズ告知もあった「キャメリア ルーレット」を終えてライブは中盤へ。
ここでは、インディーズ時代のカバー曲をまとめ打ち。
これが実にすばらしいパートとなりました。
その理由はいくつかあるけれど、やっぱり挙げるとすれば、2つほど大きめの理由が。
その第一は、やっぱり、このようにインディーズ時代のカバー曲をまとめて奏でることによって、その前後の(「後」は、この段階ではわからないわけだけど)デビュー後の真の意味でのオリジナル曲との対比を通じて、あの頃のパフォーマンスと今現在を対比させて、しっかりと “つばきファクトリーが結成された時からの時間の経過” がわかるようなセトリ配置になっていること。この辺りの機微については、個人的に泣けちゃう理由は何度か投稿したこともあったけども(参考:「その儚さに「ハロー継承」の切なさを見るリリイベ 【レポ】つばきファクトリー リリースイベント in 土浦イオンモール」)、大事なことは、つばきの上を通過していった時間の流れが可視化されることそのものではなくて、こういうセトリの構成を通じて、そういう効果を狙って、スタッフ側やメンバー側が、そんな演出を企んで、このステージを組んでいるということ。換言すれば、つばきがファンに向けて提供するエンタメの要素として、意図的に “流れていく時間と継承の図式” が、狙って企まれているということ。
そして第二に、そんな具合に狙って演出された効果を、しっかり発揮しているメンバーの力量(というか、時間を経て成長しているということ)が明らかである点。
とりわけ、この点で、後から つばきファクトリーに参加してきた、いわゆる2期メンバーである小野瑞歩さん、小野田紗栞さん、秋山眞緒さんのパフォーマンスがすばらしくて(もちろん初期メン6人もすばらしいのだけど)、秋山さんなんて、上にも触れたけれど、ほんとに、そのキレッキレのダンスも含めて、きっと数年後には、あの大先輩をこそ継承するのではないかと期待しちゃいます。まおぴん、そのルックスも、左右対称でシンメトリカルな美しさですからね。
その意味で『17才』のダンス、とりわけ背景に引いて客席に背を向けて後屈して腰を落として肩を上下させるフリは、見ていて目から汗が出てきそうでしたよ。
もちろん、『私がオバさんになっても』や『キャベツ白書〜春編〜』は直球ですから(繰り返し、上のリンクを参照して欲しい)。
あの頃はまだ つばきメンバーではなかった3人のパフォーマンスが、今となっては涙を誘うといった次第で、その意味で、もう一度、この投稿を再掲しておきたい気分。 →(参考:「つばきファクトリー『春恋歌』が奏でる “春を迎える切なさ” は、つばきファクトリーそのものでもある」)
でも、未発表の新曲『雪のプラネタリウム』なんかもあって、ほんとに、実はこっそりアルバムの製作なんかが進行中だったりしたら嬉しいな、と。
舞台裏どーでも良いニュース ベスト3
さて、そんな個人的に涙腺に厳しいライブ中盤を乗りきって、メンバーたちはお着替えタイム。再度、こちらの当日物販グッズの「ソロ2L判生写真」の、こんどは右側の白い衣装で登場です。
半分のメンバーがお着替え中、ステージには山岸理子ちゃん、岸本ゆめのさん、小野瑞歩さん、新沼希空ちゃんの4人が残って「キャメリア舞台裏どーでも良いニュース ベスト3」なる、ファンにとっては垂涎のトークを。
まずはこの4人で、ベスト3の第三位と第二位をお話してくれます。
どーでも良いニュース第三位 岸本ゆめの 忘れ物しすぎ 電車でリュックを |
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これが、ただの忘れ物ってレベルではなく、なんと移動の電車の中にリュックを忘れたり、タクシーの中に携帯を忘れたりするという激しい忘れ物で、もはや事故レベル。 仙台で電車の中に忘れたリュックは巡り巡って大阪まで戻って来たし、タクシーに忘れた携帯も戻って来たけれど、もう何度もやらかしてるので、戻って来てないリュックもあるのだとか。 最近は100均で調達した紐に携帯を結んで、忘れ対策に余念が無いのだとか。 |
どーでも良いニュース第二位 新沼希空 パジャマで楽屋入り でもオシャレだった |
2017年の名取のリリイベで、希空ちゃんがインフルで欠席しているときに暴露されていた件の詳報が来ました。 なんでもホテルのパジャマを着たまんま、お仕事に来ちゃったらしい希空ちゃん。それでも気がつかなかったのは、その日の私服にとてもマッチしたパジャマだったから。けっこうオシャレだったので、あのパジャマ欲しいと言い出す希空ちゃんでした。だけど「オシャレだったよね」と同意するのが岸本さんだったので、比較的微妙かと。「ホテルのものなんだから気をつけましょうね」と、ゆるく注意するのは、さすがのリーダー理子ちゃん。 |
と、どーでも良いニュースの第二位まで発表したところで、お着替え終わりのメンバーと入れ替わり。ステージには、小片リサさん、谷本安美ちゃん、浅倉樹々ちゃん、小野田紗栞さん、秋山眞緒ちゃんが着替え終わって登場してきます。
どーでも良いニュース第一位 浅倉樹々 天津飯事件 |
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とあるイベントのバックステージでのこと。中華の出前で、みんなでご飯を食べることに。 ところが樹々ちゃんだけ、ライスなしで麻婆豆腐しかお届けされず「ああ、私はご飯ないんだ…」と悲しんでいたら、なんとお隣の秋山さんが天津飯をおかずにして(本来なら樹々ちゃんのものであるはずの)ライスを食べていたと。そして、そこからのトークの応報こそ、このコーナーの白眉だったかと。その見所は個人的に以下の3点。
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番外 谷本安美 樹々ちゃん心霊事件 |
地方のホテルに泊まっていたとき、激しくドアがノックされたけど、出てみても誰もいないので、恐くなった浅倉樹々ちゃん、マネージャーさんに「幽霊が出た!」と訴える。 実はこれは岸本さんと谷本さんのイタズラだったのだが、樹々ちゃんがマネージャーさんに訴え出ちゃったことで、「叱られるんじゃないか」と、谷本さんも十分に恐い思いをしたんだとか。 |
この「キャメリア舞台裏どーでも良いニュース ベスト3」という企画も嬉しく、メンバーたちが、こうも達者にトークを転がす様子も嬉しいけれど、何よりもファンの知り得ぬ舞台裏で、メンバーたちが、かくも愛らしく日々エピソードを産出していることが、つばきファクトリーというチームが、しっかりとグループとして根付いているようで、まことに嬉しかった次第です。
もちろんのアンコールからのご挨拶
アンコールは、ディファ有明も揺れるほどの「つばき!つばき!」コールで。
アンコール後は、上述の白の衣装の上に、当日の物販Tシャツを着て登場してくれる9人です。最後には、しっかり樹々ちゃんも参加して9人で『初恋サンライズ』で締めてくれました。
一通り最後のご挨拶をして「つばきファクトリーでしたあ」と手をふりながらステージを降りていきます…けど、やっぱり、なんだか小刻みに謎の動きをして、なんだか鈴木愛理化してるというかライブ中の宮本佳林化してるというか、投稿者の地元の言葉で「はねこちゃ」してる小片リサさん。なんだか、とっても嬉しそうです。
初ワンマンってことで涙を見せるのではなく(ライブツアー決定のサプライズ告知では泣いてたけど)嬉しそうに、それでなくとも “まあるい” お顔を一層丸くして、ほんとに嬉しそうにニコニコして、謎の鈴木愛理的挙動を繰り返す小片さんは、とっても可愛くて。
最年少の秋山眞緒さんや、そんな秋山さんにまで楽屋では “赤ちゃん扱い” を受ける浅倉樹々ちゃんだったり、表情が愛らしく最近の口癖が「ばぶー」だという新沼希空ちゃんなど、”赤ちゃん風メンバー” にはコト欠かぬ つばきファクトリーですけども、もしかしたら、ある面では、一番に幼いのは小片さんかもしれませんね。
最後に、改めてお見送りの握手会です。
ディファ有明は、定員1273名ということで、ライブで疲れているというのに、普段のリリイベなんかよりもずっと大人数との握手のお見送りです(リリイベでは整理番号が多くても800番台なので)。
ここでも、初のワンマンに感涙に泣き濡れて…みたいなことはなく、なんだか “やり切った” 感じで頬を赤く染めて、ライブを終えたばかりだというのに、どことなくエネルギッシュなメンバーたちが、やっぱり一層美しかったです。
18時30分からスタートして、お見送りの握手会をのぞいて、ライブ自体は20時前後で終了。賞味1時間30分のステージを、自分たちのオリジナル曲だけでやり切ったメンバーたちは、この初ワンマンライブの大成功を大きな自信にして、この先のライブツアーでも、リリースイベントでも、それまでとは違った新しい躍進を見せてくれること間違いありませんね。
それこそ “つばきファクトリーが結成された時からの時間の経過” を知っているファンとしては、こうした画期を越えていく度に見違えていくメンバーたちってのは、まことに “冥利に尽きる” というものです。
さいごに 虚空を見つめる谷本安美と自信がついた新沼希空
とか、「”やり切った” 感じで頬を赤く染めて、ライブを終えたばかりだというのに、どことなくエネルギッシュなメンバーたち」とか、涙を見せるのではなく嬉しそうに謎の挙動に走る小片さんだとか、そんなことを述べておきながら今更ですけど。
最後のご挨拶での谷本安美ちゃんと新沼希空ちゃんのことは記しておかねば、と。
谷本安美さん、最後のご挨拶の途中で何度か電池が切れたように固まります。
これ、ご挨拶中に感情が高ぶってきて泣きそうだから、泣かないように我慢している+客席とかメンバーとか見ちゃうと、やっぱり感情が制御できないから、どこか遠くを見ている…って、そういう場面なんですけど、あまりに唐突に固まるもんだから、電池が切れたみたいで。ご挨拶の言葉の途中でも文節の切れ目でも何でもないところで、急に黙って固まる安美ちゃんです。
ステージのスクリーンにも、途中から、安美ちゃんの目元のアップが抜かれるようなスイッチングに切り替わったりして。
泣かないようにと固まっちゃう安美ちゃんって、それ自体が愛らしく感動的なんですけど、なんだか上述の次第で、安美ちゃんは、新しい技としての “泣き芸” を自家薬籠中のものとしているのではないかと。
新沼希空ちゃんは、デビューしてからの1年について、いろんなことを語ろうとして、話してるうちに泣いちゃいます。そんな泣きながら一生懸命語っている希空ちゃんに、横からチョッカイを出すのが、さっきまで固まってた谷本さん。安美ちゃんにチョッカイを出されて「今、話してるんだから!」と、希空ちゃんはご立腹で安美ちゃんをペシっと叩いたりなどしたりして(もう、この場面だけで嬉しい)。
そんな具合に乱れながらも、デビューしてから1年たって、わたしは少しだけ自分に自信が持てるようになりましたと、そうご挨拶を終える新沼希空ちゃんに、一番に大きな拍手をしていたのが谷本安美ちゃんだったということを明記して、しっかり特筆して、この、つばきファクトリー待望の初ワンマンライブのレポを終えようかな、と。
つばき、良いチームになってますよね。
価格: ¥ 1,728
出版社/メーカー: UP FRONT WORKS Z
発売日: 2018/2/21
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