熊井友理奈、Berryz工房の楽曲と一緒に人生を重ねていきたいカジュアルディナーショー ~ENJOY! クマスマス~

Berryz工房の楽曲と一緒に人生を重ねていきたい熊井友理奈さんは、そう述べます。

現役当時もそれなりに思うところがないわけじゃなかったけれど、リアルタイムで歌っていた頃にも Berryz工房の楽曲って良い歌が多いなあと、そう思ってなかったわけじゃないけど、年齢を重ねる毎に Berryz工房の楽曲に感じるものが変化してきている、と言います。この年齢になってみて、当時は感じることが出来なかったことに改めて打たれることも多いのだと、そう熊井友理奈さんは述べます。だから、Berryz工房の楽曲と一緒に人生を重ねていきたい、と。

熊井友理奈カジュアルディナーショー2018~平成最後のENJOY!クマスマス~

2018年12月22日の土曜日に、原宿はミュージックレストラン La Donna にて、活動停止中のBerryz工房メンバー熊井友理奈さんのカジュアルディナーショーが開催されました。

12月22日のディナーショーは「受付12:30/食事13:00/ショー14:00」と「受付17:00/食事17:30/ショー18:30」の2回まわし。

この12月には、初旬の12月2日にも、同じく活動停止中のBerryz工房からキャプテン清水佐紀さんをゲストに迎えてディナーショーが開催されましたが、この12月22日には、盟友ともされる須藤茉麻さんをゲストに招いての開催となります。本人たちも言ってましたけど、もう、シークレットにしておく意味もなく、あらかじめ予告しておいた方が、来てくれる方も楽しみにしてくれるから、どんどん言っちゃえって。

そんな熊井友理奈さん、地上波キー局の全国ネットでレポーターを務めたり、世界的なデザイナーのショーでランウェイを歩いたりと、タレントやモデルとして活躍していることを度外視しても、あまりにも美しいことは言うまでもないんですけど、しかし、茉麻と一緒だと、途端に(それでなくとも愛らしいのに)幼さが数倍増して、小さかった “あの頃” に戻ってしまうようです。美しい造形を “くっしゃくしゃに歪めて” 本当に嬉しそうに笑うことも含め、隣に茉麻が立っていると、あたかも、これが客前でステージに臨んでいるショーだってことを忘れているかのように、嬉しそうに、楽しそうに、そして幼い頃に戻ったかのように、愛らしい笑顔を自然に見せてくれる熊井ちゃんです。

その上で、そんな楽しげな様子のままに、まぁさんと一緒に歌えるのが嬉しくてしょうがないって感じで Berryz工房の楽曲を奏でてくれた、その最後のご挨拶で、繰り返し、Berryz工房の楽曲と一緒に人生を重ねていきたいと熊井友理奈さんは述べます。
年齢を重ねた今だからこそ、Berryz工房の楽曲に改めて感じるものがある、と。そのように Berryz工房の楽曲を歌える機会が持てるのもみなさんのおかげだし、中にはずっと小さい頃から見てくれてる方も居ますよね、と語りかけてくれます。あの頃に戻ったかのような表情を見せてくれると同時に、改めて最後のご挨拶に臨んで、”年齢を重ねてきた” ことに自ら言及して、そして、Berryz工房の楽曲と一緒に人生を重ねていきたい、と熊井ちゃんは、客席に向ってご挨拶するのでした。

そんな具合に熊井ちゃんが今般お送りしてくれたBerryz工房の楽曲は、こんな感じです。

2018.12.22 熊井友理奈CDS セトリ
01.真っ白いあの雲(Berryz工房)
–MC1 ご挨拶
02.君の友達(Berryz工房)
03.21時までのシンデレラ(Berryz工房)
–MC2 くまくまトーク リハーサルの話・イヤモニの話など
04.ROCKエロティック(Berryz工房)
05.Shy boy(Berryz工房)
須藤茉麻(トナカイの着ぐるみで)登場
熊井ちゃん・茉麻 客席降臨でクリスマスカードのプレゼント
茉麻のお着替えタイムをトークで “くまくま” つなぐ熊井ちゃん
→ 「最近、みなさんお元気ですか?」(会場大爆笑)
06.にぎやかな冬(Berryz工房)with 須藤茉麻
07.ぴったりしたいX’mas!(プッチモニ)with 須藤茉麻
–MC3 水分補給からの “くまぁず” トーク
08.この指とまれ! (Berryz工房)with 須藤茉麻
09.恋の呪縛(Berryz工房)with 須藤茉麻
10.スッペシャル ジェネレ~ション(Berryz工房)with 須藤茉麻
↓↓↓アンコール↓↓↓
11.ありがとう!おともだち。(Berryz工房)with 須藤茉麻
告知(くまぁずバスツアー)の後、茉麻を見送り
12.ガールズタイムス(Berryz工房)

相変わらずの “くまくま” っぷりの、ほんの一端を

上述のショーの全般に渡って、相変わらず “くまくま” していたのは、必ずしも “あの頃” に戻ったからではなく、熊井ちゃんらしさが変わらず全開だったと言うべきところかと。

自分で自分に言い聞かす熊井ちゃん
今般のディナーショーの副題は『ENJOY! クマスマス』。
ゲストでやって来た茉麻は(昼公演では)「クリクマス」だとか「クマクマス」だとか、なかなか正しく言えずにいるわけですが、実際、これが「クリスマス」と「クマスマス」が言い間違えやすいのはホントで、熊井ちゃんは冒頭のご挨拶では、昼も夜も “クマスマス” であることを自分で強調します。じゃないと、自分で決めたタイトルを、自分でも言い間違えるから(笑)。
挙句には、熊井ちゃん考案のオリジナルカクテルでの乾杯を “あれですからね、あれ” と、乾杯の音頭が「エンジョイ」であることすらも自分に言い聞かせている次第。
何より、このように、自分で自分に言い聞かせているという様子を客席が微笑ましく見ていること、このことを、ちゃんと意識して、そういうお互いの意図が了解できているという意味で、んふふふと楽しそうに目の奥で笑ってる姿が…、この「笑ってる姿が」を締める結の述語が「愛らしい」とか「可愛い」しか出てこない自らの語彙の貧困を嘆きたいほど。
乾燥機を洗濯機と言い間違える熊井ちゃん
汗っかきな熊井ちゃんは、イヤモニに汗が浸潤して壊れてしまったのだとか。
だから現在は、くまちゃんバンドにプレゼントされたという濃いグリーンのガチ私物イヤホンを使っているのだと(そういえば「くまさんバンド」か「くまちゃんバンド」かを決めたはずなのに、すっかり忘れてるっぽいですよね{詳細はリンク先で「くまちゃん」で検索})。
ガチ私物イヤホンで後がないから、これが壊れたらヤバイという熊井ちゃん。
そう思っていたところ、汗による水分の浸潤を防ぐために、楽屋にはイヤホンの乾燥機が備えられたとお伝えしてくれて、「みんなさん、イヤホンの乾燥機だなんて、あるの知ってましたか?」とか、「楽屋の装備がどんどん充実していく」とか、嬉しげにお話ししてくれる熊井ちゃんなんですけど、しばらく、その「乾燥機」を「洗濯機」と言い間違えていたところがポイント。
夜公演では、このイヤモニがどうなっているかが次回の見所だとか言います。
なにやら、なんらかのロケ仕事で、実際にイヤモニを組立てるようなロケに出たとも解釈できるようなことを言う熊井ちゃんですが、詳しくは語ってくれず、「次回のお楽しみ~~♪」とか言って喜んでます。
ロケといったら、夜公演では、どうやら番組の企画でニュージーランドロケに出かけたらしいことも口走りますが、これも、もったいぶる熊井ちゃんです。ちゃんと解禁されたら SNS でお知らせしますから、と。
個人的には、きっと忘れてちゃってお知らせしてくれない方に一万ペリカ。
熊井ちゃんを遅う怪奇現象(ついでに時空を操る熊井ちゃん)
このカジュアルディナーショーのリハーサルで、誰が操作したわけでもないのに、不自然に照明が明滅することがあったんだそうで。
なんでもこの数年、熊井ちゃんは毎年、元日には金縛りになっていたのだとか。だけど、この2018年には金縛りにあってなかったのに、「今朝!えっと、何て言うの?そのリハーサルの日にみんな戻って!で、今朝!」(リハーサルの日の朝ってことを言いたいらしいんだけど、どうしても、そのリハーサル現場の自分の主観から発言したいらしくて、リハーサル当日の気持ちから「今朝」と言いたくて、みんなをその時空間に連れて行こうとする熊井ちゃん)金縛りにあったの!と。なんとか金縛りから逃れてリハーサルに向ったのだけれど、照明が明滅するから、リハーサルに何かを連れてきてしまったのかと一人で勝手に恐くなってたのだと熊井ちゃん。
くまちゃんバンドのアラハタさん(キーボード)が「連れてきちゃったのかもね、おともだちを」と応じてくれると、発言者の意図になかった含意を勝手に読み込んで、「おと(音)もだち」だと解釈し、「わぁ、上手い!」と盛り上がる熊井ちゃん。

茉麻と一緒で “くまくま” っぷりも加速中

5曲目の『Shy boy』を終えたところで、トナカイの着ぐるみで客席から登場する須藤茉麻さん。熊井ちゃんも客席に降りて、茉麻と2人で一緒に、下に掲示するようなクリスマスカードを配布してくれます。茉麻はクリスマスカードを渡す都度「めりくりー♪」とファン一人一人に声をかけてくれますが、それに対抗するかのように、熊井ちゃんはカードを渡しながら「めりくまー♪」とか言ってまして。

客席の半分づつ分担してカードを配布する茉麻と熊井ちゃんでしたが、夜公演では、わたくし、ちょうど会場の真ん中近辺の席次だったことから、いったん茉麻からカードが配布されてから、「え?どこまで半分?」と迷った茉麻にカードを回収されて(ご理解いただけた通り、そのやり取りで茉麻と若干の言葉を交わす僥倖に恵まれた上に)、改めて熊井ちゃんから配布されるというラッキーがあったりなかったり。

もちろん熊井ちゃんの “くまくまトーク” は、茉麻と一緒で、一層、破壊力が増しています。

茉麻の突っ込みに困った熊井ちゃんは…
上述のように配布されたクリスマスカードには、「あなたの周りに たくさんのHappyが 訪れますように」と熊井ちゃんのメッセージが記されています。
夜公演で茉麻が突っ込んだのは、この「あなたの周り」に、”あなた” は含まれるのかということ。周囲だけが幸せになっても、このカードを受け取った当人は幸せではないかもしれないと。この突っ込みに、困ったのかどうなのか、熊井ちゃんが返したフレーズが、以下のとおり。
もう、まぁさんったらあ
茉麻のお着替えタイムをつなぐ熊井ちゃん
トナカイの着ぐるみから、深紅の肩だしドレスに着替えてショーに参加する茉麻ですが、この茉麻のお着替えタイムをつなぐ熊井ちゃん。
なんでも、久しぶりに料理に挑もうとして、ニンニクチューブをふったら蓋が外れて中身が飛び散り、顔にもかかったのだとか。その後、すぐお仕事だったので、とりあえず出発したけど、マスクの中で一人孤独に匂いと闘っていたと言います。仕事を終えて帰ってきたら天井にもニンニクが(熊井ちゃん曰く「やつが」)飛び散っていたのだけど、さすがにキッチンの天井には届かないと続けたところで、会場から「えーー!」と。
夜公演では、茉麻のお着替えタイムをつなぎかねて、話題に困った熊井友理奈さん曰く、「みなさんは最近お元気ですか?」と。もちろん会場大爆笑の巻ってことで。
アジフライに何かける?
6曲目『にぎやかな冬』の歌詞を受けて、これが今般のショーで忘れちゃならない一番大事なことだと断った上で、茉麻に問いかける熊井ちゃんでした。
アジフライに何かける?ソース(茉麻)
おもちは?醤油に海苔(茉麻)きなこと砂糖(熊井)
熊井ちゃん、お餅好きだもんね(茉麻)
カレーに醤油はあたりまえ?かけない(茉麻)
クリスマスの思い出は?
そのまま「まあさんのクリスマスの思い出は?」という話で、Berryz工房時代、みんなで歌ってた「クリスマスはハロリハ♪」という替え歌の思い出から、冬のハロコンのゲストの話など
クリスマスの思い出話続き。サンタさんが来ていたのはサンタ小学6年生まで。でも下に弟がいるから、弟への両親の対応を、熊井ちゃんはこっそり覗き見していたのだとか。
2018年はどんな年?からの客席イジり
夜公演にて。
2018年はどんな年?という話題で、茉麻の「今年は舞台をたくさん経験した」という応答から、セリフを覚えることについて熊井ちゃんが「どんな脳みそ?」「歌やダンスと違うの?」と問うくだりを経て、今年は(茉麻と熊井ちゃんが)たくさん逢っていたという話題へ流れます。
最近は2人で朝活もやって、朝早く起きてカフェで逢っていたという話から、「朝早くっていっても、みなさんにとっては普通ですよね、満員電車に乗って」と展開し、「満員電車、きびしいよね」と、ひとくさり客席をイジります。
続けて、もうすぐ平成が終わることに触れ、平成生まれの私たちからすれば、昭和のみなさんは…と、イジりを続ける須藤茉麻でしたが、そんな茉麻に向って熊井ちゃんは「もう、まぁさんったらあ」と。

果たして、この微笑ましさ、伝わっているでしょうか?

*****

そんな楽しいトークと懐かしくも嬉しい Berryz工房の楽曲がお送りされた楽しいショーは、来年2019年のディナーショーの予告と、くまぁず沖縄バスツアーのお知らせを告知して、最後のポラ撮影と握手会でお見送りです。

年齢を重ねて、改めて自らの来し方をふり返り自分と向き合っているであろう熊井友理奈さん。そんな一端として、これからも Berryz工房の楽曲と一緒に人生を重ねていきたい、と切々と私たちに伝えてくれました。そして、そんな一貫として、あんなにも “くまくま” と近況を語り、あんなにも くしゃくしゃな笑顔を見せてくれて、そしてお見送りでは “叱って下さい” とか言い出すわけのわからぬファンに向って、こんな表情までしてくれて…

こう続けると、投稿者が “面白がってる” ようにしか読めないかもしれません。でも、真意はそうじゃなくて、共に積み重ねた月日をふり返って語ってくれるOGメンバーが、こうしてファンに歩み寄ってくれる、その貴重さと有り難さを強調したいというのが本当のところです。

熊井ちゃんが述べる「これからも Berryz工房の楽曲と一緒に人生を重ねていきたい」というフレーズを(ある意味で)共有できることに、そんなタレントのファンとなれていることに、あらためて感謝したい気持ちです。こちらこそ、できればずっと、ファンとして一緒に人生を重ねて行ければと願っていますよ。

(文=kogonil)

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