元 Juice=Juice の初代リーダーで、卒業後は郷里の石川県に軸足を置いて芸能活動を継続してきた宮崎由加、先日懐妊を報告していたが、このほど無事に第一子を出産した。当人の各種 SNS で報告されている。
出産まもないということもあって、今しばらくの間はお休みを継続するようだが、SNS は更新すると明言しており、今後も芸能活動は継続するとの約束はそのまま守られるようだ。
ご報告です♡
先日、無事に第一子を出産しました
宮崎由加オフィシャルブログ ご報告です♡
(中略)
お仕事はもうしばらく
お休みさせていただきますが
SNSはちょこちょこ更新します
2013年に Juice=Juice のメンバーとしてデビュー(それ以前から「SATOYAMA movement」でも活躍)した宮崎は、その純朴で初々しいキャラクターで注目を集めた。何度かこのサイトでも言及したことだが、初めてファンの前に姿を見せた頃は、かつての地上波で放映されていた SATOYAMA 関連の番組で、地域おこし協力隊の取材ロケに(モーニング娘。や℃-ute の大先輩たちと一緒に)出かけては、カメラに向かっての自己紹介にすら口ごもる純朴さが印象深かった。
モーニング娘。の先輩たちやベリキューの先輩たちは、多くは幼い頃から芸能活動を志していて、ファンの前にお披露目されたその初期から(スタッフによるシナリオがあったとはいえ)物怖じせずステージに慣れた押し出しだったこともあって、宮崎の初々しい戸惑いこそが好印象だった。その後、”あざかわ” というオリジナリティを発揮するだけでなく、Juice 三代目の植村あかりをお世話しながら躾けるなど、ある意味で、ベリキュー世代以降のハロプロの醍醐味を凝縮したような履歴を辿ることになった。
そんな宮崎が、ついに出産を経て母になった。
ハロプロのすべてを創出したと言って良いつんく♂は、2014年に10年目を迎えた Berryz工房へ送った祝辞の中で「一般にアイドルというのは4年」と述べていた(← だからこそ10年続いた Berryz工房にリスペクトという趣旨)。それから10年以上を経て、今や、結婚、懐妊、出産を経ても、それでも変わらずメンバーを愛し続けるファンとの関係が変わらない例が増えている。
ハロプロは、その旗艦たるモーニング娘。を筆頭に、加入と卒業を繰り返し長く続くことを前提にしている。そのためもあって、いわゆる “卒業後” のアイドルのセカンド・キャリアについても(事務所もファンも)敏感なところがあるが、ソロのアーティストとしての道を見据える例と並んで、こうした結婚と出産を含んだプライベートの幸せを赤裸々にファンに公開しながら、変わらぬファンとの関係を取り結ぶ例も複数見られる。
今やハロプロとそのOGについては、タレントのセカンド・キャリアというだけに留まらず、「推すこと」の人生レベルでの継続性や、働くことの意味合いを、芸能という分野を超えて、啓蒙的に例示しているとさえ言えるのではないだろうか。
Juice=Juice 初代リーダー宮崎由加が、無事に第一子を出産した。
コメント