【ハイパーリンクチャレンジ2015】今年、印象に残った記事 by エンタメアライブ

1.自らが執筆・制作に関わった記事

道重さゆみ卒業公演リポートという名の2014年の娘。たちへの雑感と2015年のハロー!プロジェクトへの期待のようなもの … エンタメアーカイブ(旧エンタメアライブ)

執筆ではありませんが、制作・編集に関わった記事として。
以前のサイトにて公開された、名編集者「よーさん」こと石川洋さんによる、モーニング娘。道重さゆみ卒業公演リポート。石川さんは元々紙媒体の編集者で、コンサートのレポートを書くとしても、それは客観性を重視して出来事を記述していくタイプのものになるのが普通です。

ですからこうして「ステージ上の様子」の描写と同時に、「それを見ている私の心の動き」が書かれた文章というのはあまり書かれたことがないそうで、そうした貴重な文章を他媒体でなくこうして小さなWebメディアに残してくださったのは非常に嬉しいことです。私が石川さんから譲り受けた宝物のような記事だと思っています。

Webメディアの素晴らしさってこういう所でもあって、やる気や志さえあれば、個人や小資本でも、時には大手資本サイトに匹敵するような記事も誕生するということだと思います。そうした意味で、この記事はこの『ハイパーリンクチャレンジ』にとても相応しい。

2.他媒体で公開された記事

#037 室田瑞希「脳内ラジオドラマ ハロー!プロジェクト・デイズ 」(著:相沢 直) | LoGiRL|ロガール

ちょっと恥ずかしいんですけど、相沢さんがLoGiRLで書いてる『脳内ラジオドラマ』シリーズ、実は大好きなんですよ。本人には言ったことないけど。昔々のそのまた昔、テキストサイト時代に、自分と顔文字で抽象化された推しメンバーとの会話を書き連ねる妄想テキストというネタが流行って使い古されましたが、相沢さんはそれを2015年に極度に洗練された形で、しかも商業Webメディアで復活させちゃった。

でこの「脳内ラジオドラマ」というのは、文中に登場する主人公である「私」が、色んな年代の「私」になって、色んなシチュエーションでその回の主人公であるハロプロメンバーと他愛のないやりとりをするというネタなのですが、
・毎回違う設定
・特に深い仲になったりはしない
・それぞれの実際のキャラクターを大事にしている
という3点が毎回必ず守られていて、これが妄想の品質を支えているものと思います。妄想と謙遜しつつ、ある種の二次創作として成立していると言ってもいいでしょう。まあ多分メンバーが読んだら気持ち悪がられそうですが。

そんな中でもここで選んだ室田瑞希の回は、「物販でお菓子を売りまくった」という実際のエピソードをうまく転用した場面設定の妙と、「むろたんって実際にこんなこといいそう!」とうっかり感動してしまいそうなセリフ回しと、暗い青春を送ったヲタのご都合主義的ハートをくすぐるストーリーのバランスがとても良いのでセレクトしました。

選は以上です。来年は自分で執筆した記事も入れられるように頑張ってもっと書きたいなぁ、と思います。

番外・当サイト内の記事より番外

今年も、kogonilさん、プウク人間劇場さん始め、ゲストライターの皆さんに質の高いコラムを投稿していただきました。涙をのんで今回は見送ることとなってしまいましたが、2つほど印象に残ったものを上げるとするならば。

℃-ute 第三章の胎動 ~℃-ute 2015秋ツアー『℃an’t STOP!!』中間報告~
「℃-uteのステージには、ハローの全てがある」と断言するkogonilさんのレポですが、単なるレポにとどまらず、℃-uteの歩み、第二章を全て総決算したような重層的な内容です。

【レポ】12/1 宮本佳林BDイベント@CLUB CITTA’ 川崎 〜宮本佳林が完璧を求める理由〜
要約すると「宮本佳林ちゃんってほんっっっとにかわいい」ということなんですけど、それはどうしてなのか?宮本佳林ちゃんを見るとどうしてニヤニヤしてしまうのか?ということが、これを書いているプウク人間劇場さんがニヤニヤしていたであろうことが伝わってくる、秀逸なレポートです。

自分で書いたものとしては
【ライブレポ】アンジュルムツアー武道館『百花繚乱』福田花音卒業SP ~神童と謳われたアイドルのやっぱり非凡な卒業セレモニー~
がよく評価していただけました。まろの目にも届いているといいなぁと思います。

あとは
12/31卒業のモーニング娘。鞘師里保が本当は「ぼっち」でも「変態」でも「絶対的エース」でもなかったとしたら?
が、鞘師の見方について別の視点を提示できて良かったと思っています。コメント欄では若干炎上してますが、Twitterでは概ね好意的な反応が多い、というコントラストが印象的でした。(まあ実を言うとコメント欄は一人の人がHN変えて連投工作してるんですけど)今の時代にコメント欄にわざわざ投稿する人って、思いの熱や量が人より多いということなのかもしれない、と思っています。

年末のアウォードといえば

年末のアウォードといえば、Web界隈ではこの『ハイパーリンクチャレンジ』、ハロプロ界隈ではおなじみ『ハロプロ楽曲大賞』ですね。

しかし最近のハロプロではもう一つ、『ハロプロ男子校アワード』というのがあります!これは私が参加している『ハロプロ男子校’15』というネットラジオでやっている企画でして、ハロプロにまつわる「どぅーでもいいこと」や「ハロプロ流行語」などを持ち寄って品評しよう、という試みです。よろしくお願いします。

「ハロプロ男子校’15アワード」おたより募集中!
「どぅーでもいい大賞」「流行語大賞」「MVP」「フリー部門」※12月24日(木)いっぱいまで受け付けます!
ハロプロ男子校’15

(文=宮元 望太郎)


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