Juice=Juice 高木紗友希、週刊誌報道を受けハロー!プロジェクト及び Juice=Juice の活動を終了  今後の活動は「協議の上」

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ “Juice=Juice” にあって、今や、ハロプロで屈指の、従って現在の日本における女性アイドル界隈で、飛び抜けた歌唱を誇る高木紗友希が、急遽、ハロー!プロジェクト及び Juice=Juice の活動を終了する。

いつもJuice=Juiceを応援頂きありがとうございます。
メンバーの高木紗友希ですが、
ハロー!プロジェクト及びJuice=Juiceの活動を終了することになりました。

公式サイト ニュース詳細 高木紗友希のJuice=Juiceでの活動終了に関するお知らせ

この告知を受けて、すでに Juice=Juice の公式ページからは高木の名前が削除されている。

今般、「ハロー!プロジェクトのメンバーとして、自覚を欠いていると総合的に判断」された事案については、一部週刊誌が報道したことに基づいて「高木本人から急遽説明を受け」た結果であるという。

この高木の活動停止に伴い、次期シングルの発売延期が検討され、開催予定のオンライン個別お話し会は、高木以外のメンバーも含め、中止になる。

先ほど発表されました、高木紗友希のJuice=Juiceにおける活動終了に伴い、3月24日発売予定の14thシングル「DOWN TOWN/がんばれないよ」は、現在、発売の延期を検討しております。

このため、2/14(日)に開催を予定しておりましたオンライン個別お話し会は、メンバー全ての開催を中止させていただきます。

公式サイト ニュース詳細 ​Juice=Juice WithLIVEオンライン個別お話し会~2/14(日)イベント中止のお知らせ

また、公式のアナウンスに前後して、本人もブログを介してコメントを出している。

許してもらうことは出来ないと思うし、許してくださいとも言えません。私はどのような形で責任を取るべきか、そしてどのような形で恩返しをするべきかと考えた結果、このような形でご報告させていただきました。

Juice=Juice Official Blog 皆さんへ。 高木紗友希

高木が「許してくださいとも言えません」と述べるその「事案」そのものについては、ここで詳述するに及ぶまい。ただ今般の事例に関しては、確かに「アイドル」としてファンに向き合うにあたって決して破ってはならぬ約束を破ったとして高木に批判的な声もある一方、過去の同様の事例と比べても、むしろ同情的な声も多く、報道内容が明らかになってからも、慰留を強く求めるファンも多かったことが指摘できるだろう。

かつて Juice=Juice が主演したドラマの顛末を重ねて、応援してくれるファンに顔向けできないことをしてしまっては、どれだけ謝っても、もう活動を続けるのは難しいとする意見、そんな、いわば従来的な批判的意見に匹敵するほど、高木のステージ活動の継続を望む声が大きかったことは特筆しておきたい。

そう、Juice=Juice の高木といえば、そのステージ上で見せる斉唱の高らかさ、その歌唱の美しさによってこそ、Juice=Juice のファンを越えて、そして「アイドル」の可愛らしいルックスに惹かれるファンを越えて、多くの者を魅了した圧巻の歌姫であった。だからこそ、その歌声が、その発声が、こんなスキャンダルで失われることに耐えられないとする声が大きく、このことこそが、今般の件にあって過去の事例と比較しても、慰留を求める大きな理由だろう。

こうしたアイドルのスキャンダルを巡るファンの動向については、昨今、微妙な変化が見られると言って良い。
それは、高木が「アイドル」としてはそれなりの年齢であったことや、ハロプロのOGたちが「アイドルであること」について、積極的に物怖じしない発言を展開していることも影響しているだろう。

加えて、社会全体における「女性」の「労働」の取扱いが徐々に変化していることや、「性愛」に関しても従来的なステレオタイプが批判的な視線にさらされるといった視線の変化もあるだろう。その上に、ハロプロのOGたちの発言や活躍、そして高木紗友希が示していた圧倒的な歌唱力などが積み上げられて、スキャンダルそのものを重要視せず、そのステージ活動の継続をこそ希望する声が大きかったのだと言えよう。

そうであればこそ、公式のアナウンスに「今後の活動については、これから改めて協議の上決めてまいります」との文言が記されていることを重視したいし、そのことに希望をつなぎたい。

それにしても、個々の事例にあってやむを得ない経緯だとはいえ、長年ハロプロとグループに貢献しながら、最後の花道としての卒業ライブのステージを踏めないままに、活動終了していくメンバーが、このところ多くないだろうか。メンバー当人の改めての自覚も当然だが、それ以外の部分にも問題がなかったのか、そちらの総点検も期待したいところだ。

(文=椿道茂高)

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