モーニング娘。’21 佐藤優樹、いよいよ勝負の22歳を迎える

モーニング娘。’21 の10期メンバー佐藤優樹が、5月7日をもって22歳を迎えた。
佐藤は現在、“過敏性腸症候群”による症状の再発のためライブへの出演を見合わせているが、それでも天衣無縫というか天真爛漫というか、時折ブログを更新して、健在ぶりをファンに示してくれている。

今日はお風呂はある前に捨てちゃうリップで
少しあそんでから寝ます!!!!

モーニング娘。’21 天気組オフィシャルブログ ばいばい!笑 佐藤優樹

そんな佐藤が22歳の誕生日を迎えたことでファンがざわめいているのは、ファンに根付いている、とある記憶による。それは『つん倶楽部』でのハロプロプロデューサーつんく♂による発言に由来するものだ。

つん倶楽部とは、ハロプロ誕生15周年記念の特別企画で、つんく♂が、ひな壇に着席しているハロプロメンバーと、あらかじめ設定されたトークテーマに従って、あれこれ自由にトークするという企画。この映像については『Hello! Project DVD MAGAZINE Vol.33』および『Hello! Project DVD MAGAZINE Vol.36』に収録されている。つんく♂によれば、ファンクラブのみなさんをご招待してイベントにしてしまいたいとの意向もあったようだが、不測なイレギュラー発言が流出することを恐れたスタッフ側の掣肘もあって、クローズドに収録されることになったという。当時のハロプロメンバーから、なんと研修生まで、いくつかのグループに分けて、つんく♂が楽し気にトークしている模様が楽しめるDVDとなっている。

問題は『Vol.33』に収められた、とあるグループセッション。そこには、当時のモーニングで最年長となった6期メンバーの田中れいな道重さゆみが参加しており、後輩の様子を聞くという体裁で、あれこれと当時の9期、10期メンバーの話題が持ち出されていた(ガチのKYだと評される生田衣梨奈など)。派生する形で、列席していたスマイレージ新メンバー(当時)や、ベリキューのお姉さまたちから、その奔放すぎる振る舞いについて、面白おかしいトークネタという体裁ながら、むしろ、やんわりと苦言を呈されていたのが佐藤だった。列席メンバーからの(私はこんな迷惑を被りましたといった)暴露に乗っかって、モーニング内での騒動についても道重や田中からのトークが飛び出す中、田中れいなの「つんくさん、凄いコ入れましたね」との発言を受けて、プロデューサーつんく♂は、つぎのように述べたのだった。

賭けやな

さらに続けて、次のようにも発言している。

アイツの勝負は22(歳)やな

もちろんハロプロのファンに周知されるとおり、加入当初からの(若干対応に困るような)天衣無縫な振る舞いもそのままに、佐藤はモーニングのステージを牽引するダイナミックで迫力のあるパフォーマンスを誇るようになっている。

昨今では、そうしたダイナミックさと自由さ、天真爛漫さと圧巻の客席煽りに加えて、時折見せる憂いに満ちた表情が、ファンからも「えっ?これが まーちゃんなの?」と驚かれるほどの美しさであることも、広く知られ始めた。

さらにはステージで披露するピアノの素晴らしさや、その練習の真剣さ、ひいては大学に通っていることなど、北海道の大地が育んだ当初の自由闊達さを超えた、様々な(ファン側の想定を裏切る)魅力に満ちていることでも、佐藤は特筆すべきメンバーでもある。

そんな佐藤が、いよいよ勝負の22歳を迎えたということで、この先のモーニング娘。ひいてはハロプロに、どんな化学変化がもたらされることになるか、佐藤に専心するファンならずとも刮目だ。はたしてこの “賭け” の勝敗の行方やいかに。

(文=椿道茂高)

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