2022年の冬のハロコン『Hello! Project 2022 Winter~LOVE & PEACE~』は、順調な滑り出しを見せたかに思えたところ、感染力が強まったとされるコロナウイルスの変異株の影響で陽性反応を示すメンバーが相次ぎ、公演自体の中止が続いていた。
1月後半の愛知公演(1/23 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール)から大阪公演(1/29・30 オリックス劇場)、2月に入ってからの中野公演(2/5・6 中野サンプラザ)と、都合11公演が中止となっており、ハロプロだけに限らぬ全国的な感染者増加の傾向を鑑み、今後の公演日程が危ぶまれていた。しかし2月の9日になって、11日の金曜日・祝日に予定されていた宮城県は仙台公演(仙台サンプラザホール)は、予定通り開催されることが正式にアナウンスされた。
今週の開催について協議した結果、
公式サイト ニュース詳細 「Hello! Project 2022 Winter~LOVE & PEACE~」2/11(金・祝) 仙台サンプラザ公演の開催について
2月11日の仙台公演については予定通り開催することと致します。
ただし、手放しで喜べないのは、この仙台公演開催のお知らせが、ハロプロ研修生の出演見合わせと、OCHA NORMA に所属する石栗奏美の濃厚接触者認定を知らせる告知の中で明らかにされたことにある。
ハロプロ研修生については大事をとって出演を見合わせることにいたします。
公式サイト ニュース詳細 「Hello! Project 2022 Winter~LOVE & PEACE~」2/11(金・祝) 仙台サンプラザ公演の開催について
またOCHA NORMA石栗奏美も濃厚接触と弊社で認定、出演を見合わせます。
ハロプロ研修生メンバーの半数と、OCHA NORMA 石栗奏美は、濃厚接触者ということで、上記の仙台公演には参加しないとのことだ。
もちろん、予定通りの開催を喜びながら、同時に、スタッフやメンバーの安全を祈りつつ、出演できないメンバーのファンにとっては辛い決定となったことは言うまでもないだろう。これまでの中止となった公演にあっても、メンバーやスタッフの安全を最優先する決定を支持する声にまぎれて、長年のファン歴の中でも過去最高の席次を見送らねばならなかったファンの痛切な嘆きが見られたように。
それでも、このアナウンスからは、明るい展望が見えるような材料も、いくつか拾うことができる。
- 定期的なPCR検査を行っていること
- 濃厚接触者との判定は自主認定であること
- 従って、メンバーやその周辺の感染拡大への意識が、かなり徹底されているであろうこと
- 他のグループのメンバー、スタッフは一切接触が無かったこと
- あくまで「大事をとって」の判断であること
また、そもそも、自主的に濃厚接触者と判定したメンバーのみがアナウンスされていることから、上に引用した記事以降は、ハロプロ内に陽性者は出ていないことも推察できる。
もちろん、感染防止こそ最優先されるべきだし、そのことがなくとも、仙台公演の前日には、太平洋側に広く記録的な大雪の予報も出ており、コンサート参加にあっては、十分な注意が必要であることには変わりない。
それでも、多くのファンは(いろいろと難しい状況があれども)何かと前のめりになってもいるようだ。たとえば、この3月以降、2年近くにわたって封印されてきたハロプロ各グループの単独ホールコンサートツアーの予定が告知されているが、そのホールツアーの当落が先日通知されたところでは、あちこちで落選祭が大々的に開催されており、間接的に、いかに多くの希望者が殺到したかを知らせてくれている。
まずは、諸々の情勢を見ながらも、2月11日の公演は予定通り開催されることになった。冬のハロコンの今後の日程も、ハロプロ内の陽性者の帰趨も、3月以降の各グループの単独ツアーの動向についても、今後は短いスパンで慎重に事情の変動をチェックしたいところだ。
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