その早すぎる旅立ちに悲痛な声がこだましている。
シンガーソングライターで『愛は勝つ』などの名曲で知られ、多くの楽曲をハロプロ関連にも提供(あるいはカバーさせてくれた)KAN氏が、永眠した。
かねてより難しい病気で療養中であり、公的な仕事は引いて療養に専念していた(ラジオのレギュラーもハロプロOGに譲っていた|「宮崎由加・小片リサ・入江里咲(Juice=Juice)が、STVラジオ月1パーソナリティに決定!」)が、11月12日、永眠した。通夜及び告別式は近親者のみで、すでに済ませたとのことだ。
KANに関するご報告
弊社所属アーティスト KAN(本名 木村 和)儀、かねてより病気療養中のところ、令和5年11月12日午後6時29分に永眠いたしました。
UP-FRONT CREATE ニュース KANに関するご報告
享年61歳。 ここに生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
公式にその旅立ちの情報が出るや、これまで仕事で関係があった芸能人やハロプロ関係者だけでなく、多くのハロプロファンも、追悼のメッセージを SNS にて表明している。KAN氏は、もちろん独立した一人のアーティストであって、作詞家や作曲家が楽曲を提供するのとは異なって、ハロプロとの関係も、そんなに頻繁だったりしたわけではないのに、KAN氏のファンだけでなく、ハロプロのファンからの追悼メッセージが多いことが際立つ。
思えば、2011年の震災にあっても、2020年からのコロナ禍にあっても、アップフロントグループは、所属タレント総出演で KAN氏の『愛は勝つ』を、広くファンを越えた層に向けて、消沈しがちな気持ちを奮い立たせて、世の中を支える多くの職業人に向けて、高らかに歌い上げていたことが思い起こされる。
エンタメ業界も、ひいては日本社会自体も、いろいろと問題点が指摘されている。もちろん、個々のファンも、それぞれにいろいろな問題だったり課題を抱えているだろう。そんな中、具体的な解決に至るためにも、何より気持ちを鼓舞することが第一で、だからこそエンタメの力は大きい。『愛は勝つ』という楽曲を私たちに残してくれたことで、KAN氏には、一介のファンの立場で、どれだけ救われたことか。
KANさんのご冥福をお祈りします。
どうか、安らかに。私もいつか、そちらに行く際には、きっと “愛は勝ったよ” とご報告できるよう。
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