アンジュルム 川村文乃、ラスト写真集のロケ地が示すその “覚悟”

その卒業のステージが武道館であると発表されたことも記憶に新しいアンジュルムの川村文乃、そのラストの写真集が発売されることがわかった。

アンジュルム 川村文乃写真集「permanent girl」発売決定!

11月28日(木)日本武道館のコンサートをもって、アンジュルム及びハロー!プロジェクトを卒業し芸能活動を終了する川村文乃のラスト写真集「permanent girl」が11月12日(火)に発売。

公式サイト ニュース詳細 アンジュルム 川村文乃写真集「permanent girl」発売決定!

その写真集は、特定の販売チャンネルでのみ入手可能なパターンとは異なり、一般書店での取り扱いがある一般販売となる(もちろん、従来の販売チャンネル毎の特典は、しっかり踏襲されている)。しかるに、現時点で公開されている情報からは、「アイドル人生を振り返るロングインタビューなどの読み物ページ」がある一方で、メイキングのDVDについては言及がない。

メイキングDVDが同梱されていない例は、必ずしもこれが初めてではなく、同梱のあるなしでヴァージョン違いとなるだけでなく、かつて活動再開後の道重さゆみの写真集に、メイキングDVDが同梱されていない例もあった。

タイトルアンジュルム 川村文乃写真集「permanent girl」
発売日2024年11月12日
仕様B5サイズ変形判・全120ページ
価格3,500円(本体3,182円+税10%)
撮影柿沼隆介
発行・発売オデッセー出版
販売ワニブックス

そうした販売チャンネルや仕様上の差異以上に眼を惹くのは、川村当人がリクエストしたという「故郷、高知県でのロケ」という点だ。

川村は、抜群のスタイルの大部分を占める脚部の美しさや、それが異様に映える衣装チョイスから、攻撃的で常に前に出ようとするグループのパフォーマンスを底支えするかのような、手堅く堅実なステージングなど、特筆すべきポイントや魅力は多いが、何よりも、多くのファンにとって、川村はある種の “覚悟” を持ってハロプロでのアイドル活動を行っていたという点が印象深い。

高知県のご当地アイドルとして活躍していたところからハロプロへの参加を希望し、切ない物語を伴いながらも、事務所のエライ方から「ハロプロでのデビューは確約できないよ?」と言われてまで、それでも飛び込んできた。そして、そうした経緯にも相応しく、グループのツアーの告知や、イベントの紹介などに、たとえばマネージャーなどから与えられた素材をそのままファンに伝えるのではなく、自分なりに工夫し、わかりやすくまとめた形で告知するなど、それこそグループのパフォーマンスを堅実にサポートする有能なメンバーとしてもファンに周知されていた。

そんな川村が、最後の写真集を撮影するのに選んだのは、アイドルとしての活動の締めくくりの場所に選んだのは、故郷の高知県であったということ。そのこと自体が、来る武道館でアイドルとしての活動を終えようとする川村の、人生の節目とでもすべき “覚悟” が、やはり改めて感じられるとする声もあるようだ。

アンジュルム川村文乃のラストを飾る写真集が、11月12日にリリースされる。

(文=椿道茂高)

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