1回目公演 ミニライブ&握手会
公開リハーサルが終わって、一旦メンバーはステージからは引っ込むんですけど、上述のとおり、ステージ横のスペースで溜まってメンバーたちは何やらやっています。そんな様子も可愛いんですけど、山岸理子ちゃん、岸本ゆめのさん、谷本安美ちゃん、秋山眞緒ちゃん、小野田紗栞さん、小野瑞歩さんあたりは、3公演とも、ステージ横のスペースであれこれやってるのが見えた(見せてくれていた?|見られていることに無頓着だった?)のに対して、小片リサさん、新沼希空ちゃんといったところは、何かと隠れがちで、こういうところも、けっこうメンバーの気質が垣間見えたりもするのかなって。
ミニライブの終盤には、リーダーの山岸理子ちゃんから、つばきファクトリー関連の告知があるんですけども、 “現在、絶賛開催中の秋ツアー” ってことを言おうとして、「ぜっさん、おこないちゅうの」とか言っちゃう理子ちゃんでした。しかも、自分で「おこないちゅう」と言いながら、なんかおかしいことは感じていて、「ぜっさん?おこないちゅう?」みたいなことになってるのが、あまりにも可愛すぎて、この、ちょっとした一場面だけで、はるばるつくば市まで出向いた甲斐があったかと。
そんな1回目公演のミニライブのセットリストは次のとおりです。
11:00~ ミニライブ セトリ |
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01.もうサイコー! (トロールズのテーマ) 02.デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい 03.うるわしのカメリア 04.ナインティーンの蜃気楼 今回だけ語りたかった:小片リサ|サッカーの話 05.初恋サンライズ 06.OK YEAH! (モーニング娘。) |
久しぶりの『うるわしのカメリア』が嬉しいですね。「わたしもなりたい大スター」とか、つばきファクトリーの “これから” が歌われるような歌詞でもあり、「永久にうるわし」って部分が『サンクユーベリーベリー』での「永遠じゃないから」という歌詞と対になっている上で、「少女はみなつぼみ」といった歌詞が、具体的な つばきファクトリーという実態を超えて、(世代交代を繰り返す)明日を常に夢見ている少女そのものの抽象的な実相を歌っているようで、実に つばきファクトリーにふさわしく、2年半前の結成記念日のイベントを踏襲してくれた、この日のリリイべにも相応しいように思います。
ってか、わたくしが『うるわしのカメリア』が好きなだけなんですけどもね。
小片リサ ツンデレの「ツン」攻略の糸口か?
4曲目を終えたところでのコーナー企画は、『今回だけ語りたかった』。
今回は、小片さんがサッカー愛を語ります。冒頭で曰く「さあ、みなさん、ついてこれますか?」と。
茨城県が第二の故郷だとまで豪語する小片さん、鹿島アントラーズへの愛を熱く語ります。
鹿島アントラーズのごく概略の歴史から、今現在、Jリーグを超えて鹿島アントラーズがいかに強いかといったことを要領よくまとめて語ってくれます。スタジアムで応援するときのTシャツからタオルからの正装具合まで語って、そもそもどうしてそんなに好きなのかというところで、両親がそろって茨城出身であること、物心つく前からテレビで鹿島の試合を見せられていたことなど、小片家事情にも踏み込んだトークを続けてくれて、あまりにも要領よく取りまとめたもんだから時間を余らせちゃって困った小片さん、「まだ?うそでしょ?朝、めっちゃ練習したのに」と。
アントラーズの歴史や現在の強豪っぷりに力点をおいて語った小片さんですが、メンバーからは思わぬ側面からの質問が飛びます。りさまるの両親の出会いに興味をもっちゃう岸本さんだったり。「同じ高校だったの?」みたいに踏む込む岸本さんに「ちがいます」と濁す小片さん。秋山まおぴんからの突っ込みに答えて、見る専門でサッカーをやったりはしないとも。なんでも、小片さんによれば、「すぐ、そこにある」鹿島スタジアムのモツ煮が美味しいんだそうですよ。
まわりがみんな「野球」が好きだから(メンバー内では谷本さんがそうだし、盟友でもある、こぶし広瀬さんも野球好きですもんね)、サッカーのことが話せて嬉しかったと小片さん、握手会で小片リサさんのツンデレの“ツン”成分強めなところを攻略しあぐねているファンの方には、鹿島アントラーズネタという思わぬ攻略ポイントが提供された形になったのではないでしょうか。いや、それで、あの強硬な“ツン”を攻略できるかどうかは知りませんけども。
3回目公演 ミニライブ&握手会
さて、メインイベントでもあるソロ楽曲披露の2回目公演は後ろに回して、3回目の公演について先に。そのセットリストは、こんな感じです。
16:00~ ミニライブ セトリ |
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01.就活センセーション 02.ふわり、恋時計 03.春恋歌 04.独り占め 今回だけ語りたかった:小野瑞歩|好きな音 05.三回目のデート神話 06.JUMP (℃-ute)|最後の「あお!」失敗 |
ラストに℃-ute からのカバーで『JUMP』を持ってくるのは、こういった通達が出てるタイミングで、意図的でもあったようです。イベントを仕切る前説のお兄さんによれば、通達では、こうした屋外の、店舗や近隣から距離のある、地べたでのリリースイベントであってすら、2020年からは一切のジャンプ行為は禁止されるんだとのこと。なので、迷惑にならない範囲で今年中に飛んでおきましょうと、この『JUMP』の選曲は、そんなわけで意図されたものであったようです。
でも、最後のキメのところでの「あお!」に失敗していまして。ちょうど良いタイミングで、つい、みんな(誰か言うなら後に続こうって感じの)”待ち” に入ってしまって、メンバーたちも”あれ?誰も言わないの?”って周囲を見回す感じで、希空ちゃんなんかも苦笑いしています(また苦笑いが可愛いんですよ)。
それで、そのリベンジってわけなのか、(握手会のみ残して)全部を終えてステージから降りていくときに、みんな「あお!」とか言いながら裏に入って行って、『JUMP』そのものでの失敗と併せて、かえって、楽しい一幕となりました。
あと極個人的に。
リーダーの理子ちゃんのことを、最初に “理子ちゃん” として見分けたのが2014年の『℃-uteの本音ツアー』(たぶん『五反田ゆうぽうと』だったかと)であったこともあって、なんか理子ちゃんが℃-ute の楽曲を歌ってくれるのが、個人的に胸に迫るものがあるのです…といったことは、2公演目のソロについてのところで改めて。
小野瑞歩 音フェチという新境地
コーナー企画『今回だけ語りたかった』は、小野瑞歩さん。テーマは“好きな音”について。
なんでも、小野瑞歩さん、音フェチなんですって。YouTubeなどの動画サイトで、よくお菓子作りの動画を見ているんだそうですが、それもお菓子作りのレシピに習熟しようといったつもりがあってのことではなく、お菓子を作ってるときにでる “音” が大好物なんだとか。「いや、そんなまっすぐ見ないで。なんか恥ずかしい」って、ジタバタしてる瑞歩さんですが、そりゃ、まっすぐ見ますって。
それでは私が好きな音は、どんな音でしょう、ってクイズに移行して、その音を自ら擬音で表現してみせるわけですが、「クヮッ!」とか「ンパア」とか、異様に難易度が高いものとなっていて、正解である「メレンゲを切る音」であるとか「バターを常温に戻してからホグしてる音」ってところに(正解そのものではないにしろ)肉薄していたメンバーたちは、どんな耳をしてるのかと驚きます。
って、「なんか恥ずかしい」とか言って嬉しげにニコニコとしたままドタバタしてた小野瑞歩さん、上記のクイズに谷本さんが「エビを油で揚げている音」と答えるや、「わたし、お菓子作りの動画って言ったよね?」と、急に真顔で厳しく応じるのが落差があって面白かったり。
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さて、そんな楽しいリリイべの、メインイベントとなったソロ曲披露については、次のページで。
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