つばきファクトリー 2年ぶりのイオンモールつくば での “秋の感謝祭”ミニライブ&握手会イベントは、やっぱり2年ぶりのソロ祭!

小野瑞歩の『ハピネス~幸福歓迎!~』

他のメンバーが緊張してるなか、意気込みを述べる最初のご挨拶でも「きんちょうしてない♪」とニッコニコだった瑞歩さん。ご挨拶のタイミングでも語ってくれて、当日のブログにも記してくれたように、研修生時代に同期とたくさん練習していたから、フリも身体に入っていたんだとか。

この『ハピネス』の歌詞に合わせたコールで、「みずほに出会えた」とか「みずほが美しい」とか、言ってもらえるかなあって思ってた小野瑞歩さん、そのまんまファンの皆さんが言ってくれて、嬉しかったとニコニコしています。

上に、新沼希空さんの声の可愛さが、過去一切のハロプロ楽曲遺産を、新たな輝きの下で再生させ、さらなる可愛さを付け加え得る貴重な特質だと述べた次第ですが、小野瑞歩さんの場合は、そのニッコニコによって、楽曲に新しい魅力を付け加えるのではないかと。いや、すっげぇ嬉しそうなんですもの。

小野田紗栞の『ドッキドキ!LOVEメール』

前回、2年半前のソロ披露のときも松浦亜弥さんの楽曲からチョイスした小野田さおりん、今回は『ドッキドキ!LOVEメール』をチョイスです。

前回は、空模様が怪しくて、はやくイベントを切り上げる必要があってか、アウトロを残してステージを、とっとこ降りてしまった さおりん ですが、今般、すごく堂々としています。そして、すごく堂々と可愛い子ぶっています。この当たり、投稿者は個人的に小野田紗栞さんを見直すというか、率直に尊敬するところがあります。はっきりとは明言しませんが、ここで、うっかり小野田さんが防衛的に自分を庇って、前に出るのを躊躇しちゃうようなことがあったなら、一気に崩れかねない…と、そう思うところもあって(ご理解いただけるものと思いますが)、だからこそ、このソロでの楽曲披露で、明るく、堂々と、余裕で可愛い子ぶってる様子に、率直に感嘆した次第です。

楽曲のチョイスには、もちろん松浦さんが好きってことも大きいけれど、「♪あなーたいっぱーい」っていうところ、”さおりいっぱーい” ってコールをして欲しかったと言う小野田さおりん ですけど、そう振り返りのご挨拶で述べるまでもなく、みんなに「さおりいっぱーい」ってコールしてもらっていて、ほんとに嬉しそうでしたよね。その、嬉しそうな笑顔が、あえて堂々と可愛い子ぶるまでもなく、実に可愛かったのは、こりゃ蛇足ってもんですかね。

谷本安美の『タチアガール』

安美ちゃんは、スマイレージから『タチアガール』をチョイス。この楽曲は、希空ちゃんのバースデーで聴いたところ(たぶん 2017年の希空ちゃんのバースデーですね)あまりに可愛いから自分も歌いたいと思ったらしいんですけど、歌い終わって曰く「いや~~、一人で歌うもんじゃないね」と。

意気込みのご挨拶でも「しんどいです」と言っていた安美ちゃん、手に歌詞を書いてカンペにしてたとメンバーから暴露されます。「みなさんは聴いてるだけだから良いですけどねえ」と、ファンに向かって何故かご立腹な安美ちゃんです。と、それほど緊張していたからか、曲が終わる前に、最後のフレーズを歌った後、めっちゃ嬉しそうな笑みを見せてくれます。安心したんでしょうね。

今般のソロ曲の企画について、最後のご挨拶で、他のメンバーも交えたところで、客席から「また、やって欲しい」との声が飛ぶも、一人表情を固くする安美ちゃんでした。岸本さんも「安美ちゃんが怒るから」とか言ってましたので、しばらくは、この企画はおあずけかも。

小片リサの『雨』

小片さんは、森高千里さんから舞美ちゃんが受け継いだ『』を披露します。
振り返りのご挨拶では、「リリイベだから、通りすがりの人とか、誰かに届けば良いなって」と思って、この曲を選んだとお話してしてくれる小片さんでしたが…

まあ、この『雨』を歌う小片さんが、美しくて

よく “美男美女ほど、似顔絵が難しい” って言うじゃないですか。ですから、ここでも、形容が難しいんですよね。『雨』を披露する小片さん、ただただ美しかった。

小片さんって、”まるちゃん” って呼ばれてるように、お顔がまあるいじゃないですか。スラっと足が伸びてる美脚なうえに、上半身がこじんまりと形よく均整がとれていて、ものすごくスタイルが良いところへもってきて、案外、顔がまるくて可愛いんですよね。頭蓋骨のお鉢が綺麗に丸くて、だから漫画で幼い子を描くときの描画の文法に則るような形で、頭が大きいから幼くて愛らしい(この点で、わたくし、小片さんって道重さゆみさんに似てると思っております)。と、文字数を費やしてみましたけど、小片さんは、丸くて可愛いと強調しておいて…

その上で、『雨』を歌う小片リサさんは、言葉をなくすくらい、美しかった。すばらしかったです。

山岸理子の『アダムとイブのジレンマ』

リーダー理子ちゃんは ℃-ute から『アダムとイブのジレンマ』を。

上に、小片さんの、美人さん【なんだけど】丸くて可愛い【けれども】めっちゃ美しい…という、何重にもアンビバレントな魅力について述べましたけれども、理子ちゃんって、ちっちゃくて、愛らしくって、目がくりくりしていて、ほんとに可愛らしい…んだけども、ガチで気合を入れてダンスしにかかると、ステージの上で、実際の3倍くらい大きく見えますよね。この『アダムとイブのジレンマ』も、ご存知のとおり、激しく大人で妖艶でダンサブルじゃないですか。そのオープニングで、ちっちゃいから、手足だって実際には背丈にみあった程度の長さでしかないはずの理子ちゃんなのに、全盛期の油が乗り切った時期の ℃-ute 楽曲を、オリジナルに勝るとも劣らぬ迫力で演じてみせます。

理子ちゃんのことを見つけたのが℃-ute のツアーでもあったこと、その℃-ute のツアーのDVD Magazine で、一緒に帯同していた研修生メンバー(こぶし浜浦彩乃)の誕生日のケーキを着ていたカーディガンにこぼしちゃってたこと、そして、つばきに選抜された時、「あのときのツアーに帯同していたメンバーで、デビューできていないのは私だけだった」と言って泣いていたこと…そんな経緯があるもんだから、理子ちゃんが℃-ute の曲を披露してくれるってだけで泣けてくる投稿者なんですが、実際の山岸理子のダンスは、そんな投稿者の甘っちょろい感傷を吹き飛ばすほどダイナミックです。すばらしかった。

…って、それほど迫力のダンスを披露しておいて、実は歌い出しの歌詞が出て来ずに内心焦っていたとは、終わりの振り返りのご挨拶で語ってくれたところ。「私、まだ緊張してる」って言いながら笑ってる理子ちゃん、可愛いですよね。

岸本ゆめの の『羨んじゃう』

同じく ℃-ute から、岸本さんは『羨んじゃう』をチョイス。
出る直前に英語の歌詞を忘れて大慌てだったとか、忘れた歌詞を尋ねても、小野瑞歩さんからは雰囲気で言ってるような答えしか帰ってこなかったとか(そう暴露されて、またもニッコニコな瑞歩さん)いろいろと内情を暴露するのは、岸本さん、大阪の血がなせる技でしょうか。

ただ、上の理子ちゃんもそうなんですけど(「歌い出しの歌詞が出て来ずに内心焦っていた」)、現場でリアルタイムで見ていた我々は、そんなメンバーの焦りを、ちっとも認識してないんですよね。その意味で、上手に隠してるというか、ミスをミスだと悟らせないというか、若く初々しいとばかり思っていた つばきファクトリーも、すっかりプロフェッショナルなんですね。

そんな つばきファクトリーにあって、ボーカリストとしては頭ひとつ抜け出している岸本さん、『羨んじゃう』における鈴木愛理さんのパートなんかも、まったく危なげなく、あの声量をそのままに、しっかり歌いこなします。思えば、この『羨んじゃう』も含めて、武道館での全シングル曲披露(9/5)から漏れた楽曲全制覇に挑んだ最後の “℃-uteの日” のイベントで、そのライブの様子をずっと見学していたのは つばきファクトリーだったのでした。

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3公演目のセトリのラストが『JUMP』であったことにも触れました。そのせいもあって(一日全部の印象が引きずられて)か、ソロの楽曲披露にあっても、どことなく℃-ute色濃い目なイベントであったようにも思います。

その結成にあたって、Berryz工房のスピリットを継承するとされた つばきファクトリーですが、参考記事に上げた通り、最後の “℃-uteの日” のイベントにゲストとして参加していたのも つばきファクトリーでした。投稿者は今でも、その “℃-uteの日” の飛天の間のパネルに、小片リサさんが “初めて買ったCDは『まっさらブルージーンズ』だった” と書いていたことを覚えています。

冒頭に、イオンモールつくば でのイベントということで、2年半前のイベントを意図的に踏襲してくれた、ということに触れました。最後の “℃-uteの日” から3年です。あの時、飛天の間に入る手前のイベントスペースで、ミニミニトークショーをやっていた可愛らしい後輩たちは、こんなにも堂々と先輩の楽曲を披露するまでになりました。実に感慨無量ですよね。

…毎度、”たかが” リリイべですけれど、つばきファクトリーのイベントは、ほんとうに、いろんなものを刺激されるので、お出かけする甲斐がありますよと強調して、散漫なレポを終えたいなと思います。お粗末さまでした。

スタッフさんによって浅倉樹々ちゃんのソロイベント情報がフライングされたことは、やっぱり秘密で。

(文=kogonil)

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