ハロプロOGメンバーの完成度と美しさに驚き あの頃と現在を同時に想う M-line Special 2021 ~Make a Wish!~

宮本佳林、”はっちゃけ” の秘密が歌詞に託され?

レポは、ライブの楽曲を中心にお送りしたいし、”さゆヲタ” の自分としては、どこまでも可愛いさが際立った道重さんを語りたいし、”ベリヲタ” としても、美しく目が優しかった雅ちゃんを語りたいんだけども、しかしながら、やはりここは宮本佳林ちゃんさんの様子についてお伝えしないわけにはいかないところです。

昼公演、工藤さんと2人で披露する楽曲にあたって(セトリは後述)短いボブなのに、あえて可愛くツインテールで登場している佳林ちゃんです。楽曲披露後のMCで、工藤さんに「ツインテールしてますけど、大丈夫ですか」とか言われたら、急にツインテールをほどいて、めっちゃ髪をバサバサやってます。その、髪を(あえて一回激しく振り乱してから)整える際の、足の開き具合というか腰の落とし具合に、生半可なものではない勢いが読み取れたり。

昼公演終わりのご挨拶では、中野サンプラザの思い出を問われて、メンバー序列による楽屋格差に言及する佳林ちゃん。「下っ端の頃は~」といった発言について、道重さんに「したっぱ とか言わないの!」とたしなめられても知らん顔。ようやく「遂に2階を使えました!」とか言うわけですが、それまで上の階の楽屋を使わなきゃいけない時期は、階段を登るにあたって「メンバーのお尻を支えながら登る(から苦労じゃなかった)」的なことも言い出して、本来ならばそういう話題には敏感なはずの道重さんが、さすがに大人の配慮からか、「今の佳林ちゃんが言うと違う意味に聞こえるけど、佳林ちゃんっていつからこんなキャラになったの?」と、その話題を締めにかかる始末。それに応じて「もとから、こんな感じだった」とか言ってます、佳林ちゃん。

夜公演では、『ブギートレイン』について、新垣さんのバックダンサーを一緒にやったよねという思い出話をしようとする工藤さんに対して、「先にデビューしちゃってさ、わたしは工藤のバックダンサーもやったよ」と佳林ちゃん。工藤さんに「棘がある」と苦笑いされています。

と、このようにMCにあってもステージ終わりのご挨拶にあっても、安定の宮本佳林であったわけですが、そんな宮本佳林であればこそ、今般のステージで披露されたソロ曲『氷点下』に注目しないわけにはいきませんよね。

間奏の “ピキーン” とした氷のオノマトペを想起させるような高音部分での急な動きの転換も印象的な『氷点下』ですが、歌詞のなかで、”最初から温もりを知らなければ、氷点下を一人で歩いたって平気だった” といった趣旨が歌われる個所があります。「一人でも歩けていたの/君に触れて溶けたこの心/弱くなったの/弱くさせたんでしょ♪」と。

この『氷点下』の歌詞を思えば、上述したような安定操業の宮本佳林、その “はっちゃけ” 具合は、生身の宮本佳林を守るために、ステージ上の宮本佳林によって演じられるものだとも思えます。弱くさせられないために、心を(溶かさずに)あえて冷たく凍らせておくためのものであるかのように。それは全てのステージに立つ者にとって当てはまることでもあるんですけど、楽曲との合わせ技で、いかにも佳林ちゃんへの(ファン側の)見方に影響しますよね。

もちろん、そんな勝手な解釈は、当の佳林ちゃんにとって大きなお世話どころか、とんでもない誤解でしかなくて、平常運転の “はっちゃけ” こそが、そのまんまの宮本佳林であるかも知れず、だからこそ、こんなソロ曲を歌われては、ますます佳林ちゃんから目が離せなくなるというものです。

https://twitter.com/karin__miyamoto/status/1360875041710166016

ええ、そんな具合に、お久しぶりの楽曲とか、ソロの楽曲とか、それらとステージ上での振る舞いとの関係とか、それは上述の佳林ちゃんだけに限った話ではなく、やっぱり非常に見応えのあるステージだったと思います。実に。

MC補遺など 道重さんってもしかして…?

佳林ちゃんをメインに述べてしまったので、他に印象的だったメンバーの発言などを補遺的に。

  • 必死になってる雅ちゃん(昼公演)
    中野サンプラザといえば…という話題に、「ステージの袖から(仲間のパフォーマンスを)めっちゃ見ていて一気にメンバーがヲタ化する」と語る夏焼さん、道重さんに「それはハロコンの話題であってサンプラザだけの話じゃないよね」と突っ込まれるや、いや、やっぱり中野はステージも広いし…とか、なんだか急に必死に自分の発言を守ろうとする雅ちゃんでした。
    しかしまあ、このあたりの突っ込み、道重さんも切れ味が衰えていないところです。
  • 足がだるいとサンプラザだなあって思う道重さん(昼公演)
    佳林ちゃんの楽屋序列の話題を受けて、その話題が危ういところに流れそうなところを遮っての道重さんの一言。(ずっとモーニングだったからか)中野にエレベータがあることを知らなかったと言います。で、中野といえば、階段を使っているときの足のだるさだと。
    道重さんならば、足のだるさに言及したなら、先日のアクシデントに触れないでは済まさなかっただろうに、これだけで話を締めたのは、やっぱり佳林ちゃんの話を遮るためだったのかな?って。
  • うんうん頷きあってる雅ちゃんと二瓶さん
    MCでも終わりのご挨拶でも、小林さんが話しているときには、なんだかお互いに見つめ合って、うんうん頷きあってる雅ちゃんと二瓶さんでした。
  • 弟くんがモテモテな工藤さん(夜公演)
    バレンタインの思い出として、弟くんのことを語る工藤さん。なんでも弟くんがモテモテでバレンタインにはチョコをいっぱいもらってくるんだけど、わりと多めに食べないで残しちゃってるんだとか。で、「(チョコをくれた女子に)せめて感想だけでも言わないわけにはいかないから」ってことで、姉である工藤さんに試食を依頼するんだそうです。
    これは、弟くんがもらったチョコを食べるという工藤さんの発言が、「モテる弟くんを持った特権だね」という道重さんの感想につながって、そこで慌てて工藤さんが釈明した内容なんですけども、どうも雅ちゃんといい、道重さんの突っ込みを過度に恐れて防衛に回るって印象が強く、一方で、現役のころに直接に道重さんと共演した経験が少ない佳林ちゃんが平気でいるところを見ると、何かしらを雄弁に語っているような気もしますが、何が語られているのかは深く詮索しない方向で。
  • 「うちの須藤茉麻」を自慢する雅ちゃん(夜公演)
    バレンタインにメンバー同士でチョコを送ったり手作りのお菓子を披露しあっていたりした思い出を語るなかで、Berryz時代の須藤茉麻さんが、誰とも重ならないスイートポテトを毎回作って来ていて大好評だったことが自慢だったのだと雅ちゃん。
    そんな雅ちゃんに、「威を借るなんとかだね」と、さっそく一言チクリと入れてる道重さん。繰り返し、深く詮索しない方向で。
  • 6期のチョコ事情(夜公演)
    バレンタインにチョコ交換するって慣例を知らなかった6期は、チョコを持ってきてないことを叱られて(「教えといてよ」と思ったけれど、そうは言えず)コンビニに走ったという思い出を語る道重さん。
    そんな道重さんの披露するエピソードには、後輩たる工藤さんも、雅ちゃんも、特に何も突っ込まずにいるわけですが、この対称性については 深く詮索しない方向で。

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うっかりMCだけでずいぶんと文字数を費やしてしまいました。
肝心のセットリストなどは、ページを切り替えて。

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