清水佐紀、結婚と芸能界引退をFCイベントで発表　お相手は一般男性

無期限活動停止中の Berryz工房キャプテン清水佐紀が、交際していた一般男性と入籍した。併せて、30歳を迎える2021年11月をもって芸能界から引退する。

この度、弊社所属タレントの清水佐紀が一般男性と入籍いたしましたことをご報告させていただきます。
また、芸能界を引退したいとの本人からの申し出を受け、2021年11月末日をもって専属マネージメント契約を終了する運びになりました事も併せてご報告させていただきます。

J.PROOM お知らせ　​清水佐紀入籍及び引退のご報告

私事ではございますが、この度、かねてよりお付き合いをしておりました一般男性の方と入籍致しました事をご報告させていただきます。
（中略）
また、併せてのご報告になりますが、今年11月に30歳を迎えるタイミングで、芸能界を引退する決断を致しました。

J.PROOM お知らせ　​清水佐紀入籍及び引退のご報告

上掲の通り、清水本人のコメントと供に、所属事務所からの正式な告知も公開されているが、このお知らせは、まず第一に、清水本人の口から、ファンへ向けて、対面で直接伝えられたことが特筆されるべきだろう。

このお知らせがアナウンスされたのは、Berryz工房の記念日である３月３日。この日、Berryz工房メンバーである須藤茉麻、熊井友理奈とともに、清水は、『清水佐紀・須藤茉麻・熊井友理奈FCイベント2021～普通、この日なしではやってらんないでしょ！？2～』と題されたイベントを横浜ランドマークホールで開催していた。オープニングで『BERRY FIELDS』を披露した後のトークコーナーで、清水は、かねてより交際中の一般男性と入籍したこと、30歳を迎える節目で芸能生活を引退することを、横浜ランドマークホールに集ったファンに向けて、自らの口で伝えたのだ。

当日のイベントは３回まわしで、３回とも、オープニングの楽曲披露に続くトーク部分で、清水本人の口からお知らせされたが、３回目には “１回目に初めてお知らせする前は、ほんとにドキドキだった” と笑顔も見せ、同席していた須藤も熊井も、”これまで培ってきたファンの皆さんとの関係があるから、ほんとに暖かい” とコメントする場面もあった。

そう、当人たちがそのようにコメントするほど、この、本来ならば衝撃のお知らせとなるべき告知も、意外と言って良いほど柔らかく、温かく、横浜に集ったファンには受け止められたようだ。

当欄記者が接触できた範囲で、引退してしまうことは寂しいが、結婚自体は祝福するというのがファンの基本的なスタンスのようだ。もちろん、「かねてよりお付き合い」というのが「いつからだ？」とか、ファンが抱く順当な疑問などは、ほぼ全員が脳内に浮かべながらも、あるいは、”まったく引退してしまうのではなく結婚してしまっても年に１回で良いから顔を見せて欲しい” とか、”当人のしたいようにするのが一番だ”といった微妙な温度差はあるものの、基本的に、清水の人生行路を祝福し応援するスタンスが、多くのファンに共有されているようだ。

当日、横浜のイベントに参加していた、あるファンの声を紹介しよう。

ええ、佐紀ちゃんが幸せになってくれることは嬉しいことです。でも、微妙にボディーブローのようにダメージが後から来ますね。
あ、いや、佐紀ちゃんが結婚したこと、今年の11月で引退すること、そういったことがダメージなわけではありません。…なんと言うか、ちゃんと時間が流れてるんだなあ、って、そのことが切なくて、少し寂しいんですよ。いつの間にか、私たちが愛していたアイドルたちは、ちゃんと大人になっていたんだな、って。

あの日、植えた “小さな夢の苗” は、大きく育って、しっかり愛を育んでいたようだ。

（文＝椿道茂高）