浅倉樹々、これまでとは違った「強さ」と王道を見せてくれた 21歳のバースデーイベント2021

パフォーマー浅倉樹々

今回、引き当てた KT Zepp Yokohama の席次は、そんなにステージから遠いわけじゃなかったのに(KT Zepp Yokohama は床面がフラットで、1階席の遠い座席なら、2階席の方が角度がついてる分、見やすいくらいだったり)それでも登場してきた樹々ちゃんの、ちっちゃいこと

しかし、この樹々ちゃんのパフォーマンスが始まるや、ちっちゃいはずが、とても大きく見えます
テキストとしてのレポの性格上、記述の多くは、樹々ちゃんが語ってくれたことや、それを受けての報告者の印象が中心になっちゃいますが、何よりも報告者が眼から汗を出しそうになったのは、そのパフォーマンスのダイナミックスさと迷いのなさこそ。

以下に後述もしますが、樹々ちゃんの歌唱はとても素晴らしいです。モーニング娘。の小田さくらさんや元Juice=Juice の高木紗友希さん、そして元℃-ute の鈴木愛理さんのように、万全の信頼を込めて高らかに “歌姫” と形容されるメンバーたちに、あと一歩のところまで来てるかなって感じなんですが、何より、力強く、迷いなく、思いっきり浅倉樹々としてパフォーマンスしている、その姿にこそ感銘を受ける次第。

というわけで、セットリストを再度、掲載。

つばきファクトリー 浅倉樹々
バースデーイベント2021 2公演め セットリスト
01.『真夏の光線』(モーニング娘。)
02.『スクランブル』(後藤真希)
  ご挨拶 歌が好きって言ってくれて♪
03.『Rainy~雨に打たれて~』(キャナァーリ倶楽部)
  スペシャルゲスト キャリーカーで愛犬を
04.『気まぐれプリンセス』(モーニング娘。)
05.『禁断少女』(Juice=Juice)
06.『お願い魅惑のターゲット』(メロン記念日)
  皆さんからの「おめでとう」メッセージ ピックアップ
07.『Rainbow』(ハロプロ研修生)
08.『ロックの神様』(Buono!)

ご挨拶 自分へのツッコミと、ファンの皆さんの声と

最初に2曲を披露して(『真夏の光線』に続いて『スクランブル』を歌って)くれてから、ご挨拶のMCです。

いつもなら9月の初旬はまだまだ暑いからと、それで『真夏の光線』を選んでみたっていう樹々ちゃん、「夏、終わっちゃいましたね」って笑っています。この笑顔が極上であったことは言うまでもないから、以降も割愛するとして、「雨だし、なんなら寒いし」って、自分のコメントに、後から後から自分で突っ込んでます。この辺り、以前なら同じグループのメンバーに突っ込まれて樹々ちゃん本人は若干ムッとしたりしてたところ、自分で自分に突っ込んで、うふふって笑ってます。この笑顔が極(以下略)

続いて後藤さんの『スクランブル』を選曲したことについて、盛り上がる曲でしょ?っていう理由に続けて、樹々ちゃんは、こんなことを言ってくれます。曰く「このところ、私の歌が好きって言ってくれる人が増えて」と。

私も、ほんとに折に触れて思うところです。樹々ちゃんの歌声が素晴らしいって。

上に、小田ちゃん、高木さん、愛理さんの名前を出しましたけど、例えば歌唱のスキル的なところに注目するなら、それら文句のつけようのない “歌姫” たちには、現状で今一歩届かないところがあるとはいえ、何よりも、樹々ちゃんが歌い始めると、浅倉さんが声を発すると、会場の空気が変わるんですよね。ほんとに、聴覚だけで聞いてるんじゃなくて、身体全身で空気の振動を感じるように、よく “鳥肌が立つ” って言われますけど、皮膚全体が空気の振動に反応してる感じ。このまま研鑽を続けてくれたら、数年後には、私たちは、とんでもない歌い手を目にしているかも知れません。

そして律儀な樹々ちゃんも

3曲目には「キャナァーリ倶楽部」からの楽曲をチョイス。
この選曲について、樹々ちゃんは、こんなことを話してくれます。療養専念から復帰して、活動再開のソロトークイベントをやったとき、MCとしてキャナァーリ倶楽部から、モデルでもあり振付師でもある 高田あゆみ さんがやってきてくれたこと、それで仲良くなってキャナァーリ倶楽部の楽曲を聴くようになったこと、そこでカッコ良い曲だなって思って…と。

樹々ちゃんが療養から復帰してソロトークイベント行脚として、あちこちのレコード店を回っていたのは、もう、そろそろ2年前のこと。
そんなイベントで(しかも全部のトークイベントに参加してたわけじゃない)MCを勤めてくれた人の楽曲にまで、ちゃんと興味を持って確認してるあたり、真面目で律儀だなって思います。

それでチョイスした『Rainy~雨に打たれて~』について、歌詞の内容に感じるところがあったと、大人な樹々ちゃんですが、その歌詞の内容に「リアリティを感じた」と言うべきところ、「リアルティ?リアリティ?」と、若干言葉のチョイスに躊躇するところがあって、そう言いながらニコニコしてるのが可愛(以下略)

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続けて、スペシャルゲストの登場です。「おまえ、このイベントは樹々ちゃんが一人でやり切ったって、書いてたじゃん!」とお怒りの方もいらっしゃるかもですが、その詳細はページを切り替えて。

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