つばきファクトリー 小野田紗栞、いろんな意味で完成度が高かった バースデーイベント2021、明日の紗栞は今日より綺麗!

『祝!二十歳』で攻めを緩めぬ小野田さんと守勢一方の秋山さん

最初のコーナーは、それこそ小野田紗栞さんの嗜好を120%満足させるような企画となっています。それは、20歳の成人式の前撮り写真やこの日に発売された自身のファースト写真集からのショットをスクリーンに映し出して、それらの写真をネタに、十二分に小野田さんが語り倒す【だけ】という企画。「祝!二十歳」とはよく言ったもので。

ただし、こんだけ小野田さんに配慮して満足していただけるであろう企画であっても、まだまだ さおりん にとっては足りなかった(から、上で「120%」と言ったのは不正確で)やっぱりまだまだ語りたかっただろうことはコーナーの終わりの発言(後述)に如実だったんですけども、まずもって小野田さんの自分ホメの発言を司会進行役が基本的にスルー気味なのが、全体の雰囲気として、めっちゃ面白かったのでした。

というわけで、以下の全部に記述について、「この写真をみて、まおぴん はどう思いましたか(可愛いでしょ?存分にその可愛いところを指摘して良いんだよ)」と攻める小野田さんと、基本スルーしながら、真正面から攻められてスルー出来ずに困り果てる秋山さんという図が、すべて付随していると思っていただければ。いや、下記の全記述っていうか、その小野田さんの攻めっぷりと秋山さんの守勢は、下記の一字一句にまとわりつくように濃厚に付随していると思っていただければ。

写真集で使われているという、山盛り生クリームのパンケーキと格闘する小野田さんの4枚の写真。生クリームを掬い取ろうと真剣な表情(ちょっと口が開いてる)については「これは見ないで」とか言ってます。小野田さんとしては、この写真が可愛いだとか、ほんとに最強に可愛いだとか、まおぴんはどれが好き?(もう「好き」前提で)とか、一瞬たりとも攻めを緩めません。オフショットではなく実際に写真集に使われてる写真だとか、小野田さんのトークが全然止まなくて…

秋山 「一枚の写真に話し過ぎだよね」
小野田「これで?」

このままレポを続けるか迷うほど、もう、全編、こんな(↑)感じ。

続いては、写真集より、白のワンピース姿で野外で撮影した1枚ショットを。
髪の毛が風になびいている自然光の写真で、小野田さんおっしゃるには「はい完璧!」とのこと。「まおぴんはどう思います?」という攻めに、毎度、超困り果てる秋山眞緒さんでした。

成人式の前撮りとして3つの衣装を着させてもらったという小野田さん、その第一弾として、ドレス&ティアラ のお姫様風の写真を披露します。この写真に絡んで、小野田さんは自分の左側からの写真が好きだと言います。お仕事での撮影のときも、カメラマンさんが右側からアプローチしてくると微妙に伏し目がちにして、左側からアプローチがあると眼を輝かせて満面の笑顔でリアクションして、そうやって “左側から撮って欲しい” ということを、それとなく伝えているとも言います。

そう小野田さんが話してくれることに、ようやく取っ掛かりを見つけた秋山さん、ホメどころがあったとばかりに勇んで発言するも…

秋山 「右も可愛いけどね」
小野田「そーなのよ!」

他にも、延々とスルーし続けるのは申し訳ないと思ったのかどうか、なんとかして小野田さんに満足して(黙って)もらおうと思ったのかどうか、いろいろとフレーズを捻り出す秋山さんですけども、ところどころ、綺麗な “やぶへび” 状態に。

秋山 「妖精みたいやな」
小野田「妖精?…よりは天使?」

その他、成人式の前撮り写真として、赤を基調の振袖と、紫を基調の振袖の写真を披露してくれます。紫基調の振袖写真、お団子を連ねた尻尾のような(失礼!)髪形で「流行りの髪形を取り入れて、将来見た時に、この時代はこんな髪形が流行ってたんだねってわかるように」したんだと、今の自分が明日の思い出になることを見越しての小野田さんの語りが続きます。…アイドルであること自体も、きっと将来、思い返して「こんなに可愛かった自分」を、今、一生懸命残しているのかなって思うと、かえって健気ですよね。まあ、その攻勢に押されっぱなしの秋山さんも、健気でしたけども。

そして上にも触れた、コーナー終わりの発言を最後に紹介して、この企画コーナー部分のレポートを終えようかと。ええ、秋山さん、絵に描いたような “げんなり” でございましたよ。

小野田「これ以外にも300枚あるから、後で一緒に見よう?」

すべて綺麗に構成されていた『教えて!さおりん先生』

続いてのコーナーは、さおりん先生が奏でるオルガン伴奏に合わせて大きな声で合唱するお馴染みの「さおりん合唱団」…は、このご時世、イベントのライブも着席観覧でお送りされるほどの感染症対策徹底につき不可能ながら、やっぱり さおりん先生のオルガン伴奏に合わせて “お遊戯” が客席に強制される『教えて!さおりん先生』なる企画。ステージ上に運び込まれたオルガンを、超ドレスに難渋しながら、さおりん先生が奏でるのは「どんぐりころころ」。これを伴奏として会場中でお遊戯大会、といった趣向です。

さて、客席の私たちがどんなお遊戯をしなければならないのかは、スクリーンに映し出される、場面場面の様子を撮影した、さおりん先生の連続写真によってレクチャーされます。同時に、秋山眞緒さんが代表となってステージ上で実演も。

さおりん先生、まずは練習… の前に、オルガンの調律にとりかかります。で、いろいろと音の出方を確かめながら、真顔のさおりん、「こういう時は顔見ないで」と。やっぱり、自分可愛い押しについてのメタな自己言及的な視線が明確で、なんか逆にファンの前でのアイドルとしての振る舞いが信頼できるってものです。さすが、さおりん先生。

無事、オルガンの調整も終わって、さてお遊戯の練習ですが、「お客さん、恥ずかしがってる」と不満顔の小野田さんに、秋山さん曰く… 

秋山 「私も恥ずかしいわ!」

伴奏に合わせたお遊戯だけでなく、どんぐりころころの「♪さあたいへん」で、驚く顔まで強制される我々ですが、みなさん、頑張って表情を造っておられるらしく(わたくし冒頭で述べた通り超後方の席につき不明)それを見て「きゃあきゃあ」喜んでる小野田さんだったのでした。

そんだけ MC 秋山さんにも客席に集ったファンにも、様々に強要しておきながら、いざ本番ってところで出だしの演奏に失敗する小野田さん。この一連の流れが非常に綺麗な落ちを見せただけじゃなく、演奏に失敗したことを秋山さんが突っ込むまえに秒速で小野田さんが満面の笑顔で言います。

小野田「はい♪ わざと~~♪」

*****

いや、自分可愛い押しを秋山さんにスルーされることを前提で、いろいろ攻めて「きゃはきゃは」笑ってるだけじゃなく、こうしてふり返ってみると、いろんなところが本気で完成度が高かったなと思う次第。小野田紗栞さん、ほんとうに見事に出来上がっていると言って良いかと。

しかし、本気でその完成度の高さが感じられたのは、続くミニライブのコーナーです。と、そちらはページを切り替えて。

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
詳しくはこちらを御覧ください『寄稿について

コメント

名前*必須